ハマスとイスラム聖戦が停戦を宣言 2018.7.15

 2018-07-15
金曜夜から始まったガザとイスラエルの軍事衝突は、イスラエル市民4人が負傷したことから、戦火の拡大が懸念されたが、エジプトと複数の国々の仲介により、ハマスとイスラム聖戦が停戦を宣言。土曜午後11時現在(日本時間朝5時)、一応の静けさが戻っている。

ハマスとイスラム聖戦は、イスラエルの空爆が衝突の原因だと主張したとのことだが、エジプトが、「イスラエルは、容赦なくエスカレートさせる用意をしているから、もし戦火の拡大を望まないなら、ガザの方が先に攻撃を停止しなければならない。」と説得したもようである。

イスラエル軍によると、攻撃が始まってからの24時間で、イスラエルに発射されたロケット弾や迫撃砲は約160発(100発は土曜午後3時以降)。アイアンドームが約30発を撃墜し、その他は、空き地や道路などに着弾した。

スデロットでは、ロケット弾の破片が家屋に飛び込み、中にいたイスラエル人家族4人が負傷(軽傷から中東度)。続いてシナゴーグの建物も被害を受けたが、当時だれもいなかったため負傷者はなかった。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5309726,00.html

https://www.haaretz.com/israel-news/gaza-rocket-israeli-army-renews-strikes-on-hamas-targets-after-overnight-flare-up-1.6270173

ガザでは、死者は2人(15歳、16歳)で、負傷者は12人。イスラエル軍による空爆は40箇所と、規模は大きかったが、ターゲットが、ハマスの放火凧関連指令部や、訓練場などの施設であったことと、周辺住民には攻撃の忠告を出していたことから、人的被害が以前より少なかったとみられる。

https://www.aljazeera.com/news/2018/07/smoke-rises-gaza-israeli-military-renews-bombing-180714112426621.html

イスラエル政府は、日曜、今後の対策を協議することになっている。
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緊急:南部で警報鳴り通し:ガザへ大規模攻撃中 2018.7.14

 2018-07-14
土曜正午半から午後4時現在までに、50発以上が、アシュケロンなどを含む南部地域に向けてロケット弾、ミサイルが発射され、現在、警報がなりっぱなし。住民はシェルターから15秒のところで待機することや、屋外での100人以上の集会、ガザから7キロまでは500人以上の集会は中止するよう指示されている。

イスラエル軍は、白昼の攻撃では、2014年のガザとの衝突、ツック・イタン(境界の崖作戦)以来の規模となる空爆を、ガザ各地で行なっており、テレビでは、継続してニュースが流されている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5309726,00.html

https://www.mako.co.il/news-military/security-q3_2018/Article-ae58a3754a89461004.htm?sCh=31750a2610f26110&pId=948912327

<これまでの経過>

ガザからの焼夷凧などに攻撃がいっこうにやまず、焼失した農地は一つの市ほどにもなった。これを受けて、イスラエルは、10日火曜、ガザの主な貿易口カレン・ショムロンを閉鎖(人道支援物資は対象外)。いわば経済制裁にふみ切っていた。

それから3日後の金曜、ガザ国境では、パレスチナ人が凧だけでなく手榴弾などをイスラエル軍に向けて投げつけてイスラエル軍と衝突となり、パレスチナ人(15)が死亡。イスラエル軍司令官一人が中東度の負傷を負った。イスラエル軍関係者が負傷したのは初めてである。

夜中になり、イスラエル軍は、ハマスの攻撃拠点、地下トンネルへの空爆を実施。この直後から、朝6時までに少なくとも31発のロケット弾が、ガザからイスラエル南部に向けて発射された。このうち少なくとも6発をアイアン・ドームが迎撃している。

https://www.jpost.com/Israel-News/IAF-strikes-terror-tunnel-31-Hamas-rockets-fired-on-Israel-overnight-562473

ガザからの攻撃は土曜朝6時にいったんやんだが、正午半ごろから再びロケット弾が連続して飛来。ガザ周辺だけでなく、アシュケロン、スデロットなど南部の少なくとも16地域で警報が鳴り続けている。アイアンドームによる迎撃は、少なくとも10発。

今のところ、ロケット弾やその破片は、無人地帯に落下しており、被害は報告されていない。ガザ側でも今の所、負傷者の報告はない。

イスラエル軍は、ガザ住民に対し、アラビア語で、大規模な攻撃になること、軍事施設から離れるよう警告を出し、ガザ全体で大規模な空爆を始めた。白昼に行われる攻撃としては、2014年のガザとの衝突以来の規模となっている。

新しい情報が入り次第、お伝えする。
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ガザ焼夷凧への対処:カレン・ショムロン検問所閉鎖 2018.7.11

 2018-07-11
ガザ周辺に焼夷凧や風船が飛来して、イスラエルの畑で火災が発生する事件は今も連日続いている。この100日あまりで、焼失した範囲は、2万8000デュナムで、ネタニヤ市やレホボト市の大きさに匹敵するという。

イスラエルは、今ドイツなどを介して、ハマスと人質の交換交渉を行っていることから、焼夷凧攻撃への武力による反撃は行っていない。

しかし、イスラエルは、昨日から、焼夷凧への報復として、ガザへの最大の物資搬入の検問所カレン・ショムロンを閉鎖を開始した。これにより、ガザからの輸出入が停止する。これは、ガザのビジネスが麻痺することを意味し、ハマスに大きな打撃になるはずである。

ただし、建築物資以外の食料や医療物資、特別な必要のあるものについては制限しないとしている。

建築物資の搬入を停止するのは、ハマスがいまだに地下トンネルにそれらを使っているからである。イスラエルは、ガザとの国境に地上だけでなく、地下数十メートルにおよぶ地下バリアの建設を余儀なくされている。

ハマスは、イスラエルが非人道的なことをしていると国際社会に対して訴えている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5307164,00.html

<ガザからフロティーラ>

この2ヶ月の間に、ガザからパレスチナ人が船で、イスラエル軍の海上封鎖突破を試みて、イスラエル軍に止められるという事件が2回発生している。これに報復するためか、イスラエルは、漁業可能範囲を17キロから11キロに制約する方針も打ち出した。

ハマスがいなくならない限り、ガザの人々の生活に改善はない。悪化する一方である。イスラエルとしては、ガザ内部の人々によってガザ内部からハマスが妥当されることを望んでいるのだが、そのような動きは今のところなさそうである。

それにしても、ガザ地区との紛争はまったくながら終わりがない。逆にそこまでイスラエルを憎み続ける方が難しいのではないかと不思議に思わされるほどである。。。
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終わらないガザの焼夷凧・南部国境での衝突 2018.6.30

 2018-06-30
ガザとイスラエル南部との国境では、29日金曜も、パレスチナ人約2000人が、6箇所に分かれてイスラエル軍に火炎瓶を投げるなどして衝突。パレスチナ人2人(13歳、24歳)が死亡した。

同時に、焼夷凧や風船も飛来し、金曜だけで、イスラエル南部で15箇所で発火。消防隊が四苦八苦させられた。

昨日木曜には、複数のパレスチナ人が、イスラエルへ侵入しようとしたため、戦車が戦車砲を発砲し、17歳が死亡した。水曜にも、防護壁を壊してイスラエルへ侵入しようとしいたパレスチナ人らがいたため、イスラエル軍が発砲。3人が負傷した。

焼夷凧や風船は、日々飛来し続けており、木曜にも20箇所で発火。畑地が焼失している。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5298845,00.html

イスラエルのメディアで、「サムソンはどこにいる」というものもあった。

(古代イスラエル人とペリシテ人の時代。聖書によると、イスラエル人のサムソンが、狐を使ってペリシテ人の畑を焼くのだが、デリラに騙されて力を失った後、ペリシテ人に捕まり、ガザへ連れて行かれる。力が回復すると、ガザで大勢のペリシテ人を殺すことになる)

火曜、イスラエル軍は、ガザで、焼夷凧や風船を指導しているとみられるハマス指導者所有の車両など数カ所を空爆した。すると、ガザからイスラエル南部へロケット弾13発が撃ち込まれた。

迎撃ミサイルが作動するなどして、人的被害はなかったが、住民たちは夜中1:40以降、「ツェバ・アドン」というサイレンでシェルターへ駆け込んでいる。ハマスは、「イスラエルが暴力をエスカレートしたので、防衛した。」と世界に訴えている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5297490,00.html

<イスラエルの対処:ガザのための港をキプロスに?>

ガザの焼夷凧については、ハマスにやらされているだけではないと言われる。貧困と、長年、ガザから自由に出入りできない状況から希望をなくした若者たちが、率先して実行しているというのもまた間違いではない。

*ガザからの出入りは、イスラエルの検問所2箇所と、エジプトの検問所1箇所だけである。エジプト側はしょっちゅう閉鎖されるので、現在、最も物資の出入りが多いのは、イスラエルのカレン・ショムロン検問所である。

人口200万人のガザの状況は日々悪化しており、今の状況に対し、武力で叩くのか、逆にガザの状況を改善して、愚かな行為をやめるよう導くのか、イスラエルでは、論議が続いている。

こうした中、イスラエルは、現在、イスラエルを経由して、陸路でガザへ搬入している商品や人道支援物資を、イスラエルを経由しないでガザへ搬入するための港をキプロス島に設立する案を、メディアを通して明らかにした。

これが実現すれば、イスラエルの包囲により、ガザの住民は事実上、監獄に入れられているという状況ではなくなる。

当初、ガザへの人道支援に反対していたリーバーマン防衛相もこれを推進し、すでにキプロスとの話をすすめているという。

ただし、この案は、ハマスが2014年の戦争以来、今も引き渡さないイスラエル兵2人の遺体と、ガザへ迷い込んだイスラエル人とを返還するならという条件つきになるみこみ。

ガザの生活環境は、すでに崩壊直前であり、ハマスは、まだイスラエルからの正式な申し入れではないとしながらも、興味を示しているようである。

一方、パレスチナ自治政府は、イスラエルとは、いかなる交渉もするべきでないという姿勢を崩していない。しかし、今のガザの困窮は、自治政府がハマスに対する経済制裁を継続しているからなので、ガザとしては、自治政府のいうことを聞かなければならない理由はないわけである。

この案が発表されたのは、トランプ政権の中東和平を担当するクシュナー大統領補佐官とグリーンブラット中東和平特使らが、関係諸国を歴訪後、ネタニヤフ首相と会談した直後であった。

このため、この案の背景には、トランプ政権が勧めている中東和平案(まだ明らかにされていない)がからんでいるとみられている。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Israel-announces-plan-to-relieve-Gaza-isolation-by-building-port-in-Cyprus-560859

<トランプ政権の中東和平担当者らの中東巡回>

トランプ政権の中東和平担当・クシュナー補佐官とグリーンブラット特使らは、サウジアラビア、カタール、ヨルダン、エジプト、イスラエルと巡回訪問を行った。この間、ネタニヤフ首相も、ヨルダンのアブダラ国王を訪問している。和平案が動いているのは確かだが、まだその中身は伏せられたままである。

パレスチナ自治政府のアッバス議長は、トランプ大統領が、エルサレムはイスラエルの首都と認めて以来、アメリカとは断絶している。このため、クシュナー氏らの訪問も受け入れなかった。

クシュナー補佐官は、パレスチナの新聞のインタビューに応じ、「アッバス議長が交渉の席につくなら、アメリカはいつでも応じる用意がある。」とし、それでも応じないなら、アッバス議長が応じる応じないに関わらず、まもなく公に発表すると語った。

また、アッバス議長の意見は25年間変わっておらず、なんの成果もあがってこなかったとし、和平を実現する気があるのかどうか疑問だと語った。

インタビューの記事は、一面トップで報じられ、パレスチナ人聴衆にアピールした形となった。

https://www.reuters.com/article/us-israel-palestinians-kushner/trump-adviser-kushner-criticizes-abbas-says-u-s-peace-plan-near-idUSKBN1JJ16D
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凧からロケット弾へ:緊迫するガザ・パレスチナ情勢 2018.6.20

 2018-06-20
ガザから危険な凧やバルーンがイスラエル南部に飛来し、被害を及ぼし続けている。この週末も、48時間で40カ所が火災の被害を受けた。このため、イスラエル軍は、月曜、ハマス拠点8カ所に空爆を行った。この際、ガザからロケット弾による反撃があった。続く日中には、凧やバルーンによる攻撃が続いた。

このため火曜夜、イスラエル軍はさらにガザのハマス関連11カ所への空爆を実施した。この翌水曜深夜以降、今度はガザから45発に及ぶロケット弾がイスラエル南部地域に撃ち込まれた。

アイアン・ドーム迎撃ミサイルシステムが、多くを撃墜し、人的被害はなかったが、いくつかはエシュコル地方に着弾。道路や、幼稚園近くにも着弾し飛散した金属破片で窓が割れ、建物にあとかたを残している。

この攻撃に対し、水曜夜間のうちにイスラエル軍もガザのハマスや地下トンネル施設など25カ所への空爆を行った。

イスラエル南部住民は、これまで凧による攻撃に対し、政府がなまぬるい対処しかしておらず、南部住民を見捨てたも同然だとの批判を出していた。このままガザとの戦争に発展していく可能性が懸念されている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5292044,00.html

<ハマスの新戦略か>

今回、ハマスは新しい戦略に出ているとの見方がある。

まずは凧による攻撃があるから、イスラエルが反撃として空爆するのだが、それに続くガザからのロケット攻撃は、イスラエルの攻撃に対する”反撃”に見えるのである。実際にはイスラエルの空爆が反撃なのだが。。

最初が凧攻撃であるのに対して、イスラエルの反撃は戦闘機なので、国際社会からの同情はハマスに集まると予想される。

そのためか、イスラエルの空爆は現在、ハマス関連施設だけで、実際に凧をあげている地点は狙わない方針をとっている。それをすると、若者たちが死傷する可能性があり、そうなると、本当に大きな戦争へと拡大し、国際社会の非難はイスラエルに集中することになる。

このようにイスラエルが大きな戦争を避けようとしていることを読んだハマスが、これを手玉にとり、イスラエルの空爆があってからロケット弾を発射して、いかにも”かわいそうな反撃”にみせかける新しいパターンを始めたと分析する記事もある。

イスラエル国内には、凧を飛ばせないよう、そのサイトを攻撃するべきだとの意見もあるが、非常に難しい状況であり、知恵が必要になっている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5292185,00.html

<ガザのハマスにイランの影?>

ガザのハマスの動きが、これまでよりアグレッシブになっている気配がある。ハマスは、これまでカタールを最大の支援国としていたが、そのカタールがサウジアラビアなど湾岸諸国から、村八分にされ、今は向いにいるイランと組むようになった。

ハマスは、2011年、シリア内戦の際に反政府勢力の側についたことでイランからは見捨てられたのだが、カタールの動きに合わせて、イランとの関係を回復。ハマス指導者の一人シンワルは、昨年、ハマス最大の支援者はイランであることを明らかにしている。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Renewed-Hamas-Iran-ties-make-risk-of-two-front-war-more-realistic-542362

こうした中、アメリカが大使館をエルサレムに移動させると発表したことを契機に、国境でのデモが発生するようになったわけだが、5月14日に米大使館の移動が完了し、ラマダンも終わると、ガザ市民たちの参加はなくなり、士気もおちているようだとの報告もあった。

今は、過激な者たちだけが、焼夷力のある凧やバルーン、コンドームまでバルーンにしたてて、イスラエル南部へ飛ばし続けている。

こうした流れからすると、もはやハマス自身の能力を超え、ましてやガザ市民の思いとは別の次元で、イランがハマスを動かして、イスラエルを攻撃させているのではないかと思われなくもない・・・。(石のひとりごと)

<西岸地区でハマス20人検挙>

ハマスの攻撃性の悪化は西岸地区でもみられる。イスラエル軍は、エルサレムやテルアビブでの爆破テロを企てていたハマス・グループを、ナブルスで検挙したと発表した。

検挙した爆弾は10キロ、15キロとかなり大きく、スマホによる遠隔操作で爆破できるものであったという。検挙されていなかったら、大惨事になるところであった。

西岸地区においてもハマスが、真剣にイスラエル攻撃を計画していることは明らかだと、シンベト(イスラエル諜報機関)は語っている。

こうしたハマスのテログループ(17人)は1月にも西岸地区で検挙されている。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Security-forces-foil-Hamas-cell-planning-significant-attacks-across-Israel-560186

<シリア情勢との関連>

イスラエルは、今、シリア、イランとの対峙を含む北部と、南部のガザ情勢と2つの局面に立たされている。この両方にイランが関係しており、どちらかで火の手が上がれば、両方に対処しなければならなくなるとみられている。

南部ガザ情勢が緊迫している今、北部シリア情勢もまた緊張が高まり始めている。

シリアでは、南西部、つまりはイスラエル近い地域にいる反政府勢力に対し、アサド政権軍とその背後にいるイランが協力して、大きな攻撃を計画していると伝えられている。

イスラエルの要請を受けて、ロシアが、シリアからの外国勢力をすべて追放する方向で働きかけるというような話もあったが、アサド大統領はロシアはそのようなことは考えていないと否定。ヒズボラもアサド大統領が望むならいつまでも駐留すると言っている。

徐々に北部国境に近づいてくるイランに対し、イスラエルは、密かにシリア領内への攻撃を続けるほか、できるだけの対処を行なっている。(前回のネタニヤフ首相のイラン包囲網を参照)

アメリカの情報によると、19日、イスラエルは、シリア領内にいるイラク軍(イラン支援による武装軍)を攻撃したもようである。これにより、イランから地中海への通路が妨害されたとのこと。

あまりニュースにはなっていないが、イスラエルは、その生き残りをかけて、シリア領内ですでにイランとその関係勢力に対し、十分、武力行使を行っているようである。

https://www.jpost.com/Middle-East/Iran-News/Cutting-off-Irans-road-to-the-sea-in-Syria-560304

*元イスラエル閣僚がイランのスパイ!?

イランとの関係が緊張をましてきたこの時に、元ラビン政権下で、エネルギー/インフラ相であったゴネン・セゲブが、イランのスパイ活動をしていたと疑いがあるとして拘束された。

調べによると、セゲブは、2012年にナイジェリアでイランとのコネクションを持ち始めた。イスラエルのエネルギー関係や治安情報をイランに流していたとみられているが、逆に、イランの情報を得ようとしていたと主張している。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5290624,00.html
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アッバス議長83歳 2018.6.20

 2018-06-20
アッバス議長は、83歳の高齢である。5月末、一時的に病院で手当てを受けている。気管支炎だったと伝えられている。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/246564

そのアッバス議長に対し、11日、ラマラでは、アッバス議長が、ガザへの給与支払いを差し止めていることに反対するデモが発生した。

アッバス議長がガザへの支払いを差し止めたのは、ハマスの力を弱体化させるためだが、ハマスはイランなどから資金を得ているため、実際に影響を受けているのは、一般のガザ市民だけである。

デモに参加したのは1500人ほどで、パレスチナ自治政府とアッバス議長に、ガザへの支払いを再開するよう、要求した。

ガザ市民の生活がますます困窮する中、UNRWAも、ガザへの支援を削減すると発表している。トランプ大統領がUNRWAへの送金を停止して以後、ヨーロッパなどが穴埋めを試みたが、やはり足りなかったとみえる。

https://www.i24news.tv/en/news/international/176877-180611-hundreds-rally-in-ramallah-demanding-abbas-lift-sanctions-on-gaza

そう遠く無い将来、西岸地区のパレスチナ自治政府は、次のリーダーになると思われるが、PLOにそれらしき人材はいない。

もしアッバス議長が倒れることがあれば、次にハマス、ひいてはイランが西岸地区にまで入り込んでくる可能性があるとして、イスラエル国内では、とりあえずは、アッバス議長を維持させる方がよいのではないかとの意見もある。

とはいえ、いずれは必ず来るアッバス議長の退陣。その後どうなるのかはまったく予想もつかず、混乱が予想されるというのが現状である。
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