スーパーで恐ろしいナイフテロ:イスラエル人店員重篤 2017.8.6

 2017-08-06
2日、テルアビブとアシュドドの中間にある町ヤブネのスーパーマーケットで、店員のニブ・ゲル・ネヘミヤさん(42)が、品出し作業をしていたところ、パレスチナ人に後ろから上半身を刺され、重篤となった。

スーパーの防犯カメラには、上半身や首、頭など15回もさされながら、必死に抵抗するネヘミヤさんの様子が記録されていた。病院に搬送されたネヘミヤさんの状態は落ち着いてはいるものの、命の危険はまだあるという。

テロリストは、その場から逃亡しようとしたが、付近にいた市民の男性らが取り押さえた。男性たちは、テロリストに馬のりになり、警察が来るまで確保したが、怒って、テロリストを何度も蹴ったり、警察が来ると「頭を撃て」と叫んだりしていた。その様子もまたビデオでネットに流されている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4997705,00.html

テロリストは、ヘブロン近郊のパレスチナ人の町ヤタ出身のイシュマエル・アブ・アラム(19)。現在取り調べ中で、イスラエル軍は、アブ・アラムの実家の強制捜査に入ったもよう。

<パレスチナ人テロの元凶:テロで高額給与>

若いパレスチナ人の一匹狼的なテロが止まないことの原因として、パレスチナ自治政府が、イスラエル人に対するテロで、殺されたり、刑務所に入れられた場合、高額な給与を受給していることが指摘されているが、その額が昨年度より増えていることがわかった。

パレスチナ・メディア・ウオッチによると、テロ行為に及んだ場合の報酬は、月2800シェケル(子供が5人の場合)だという。これでは、貧しく、将来に希望を持ち得ないパレスチナ人のテロがまったく減っていかないのも無理はない。

しかし、8月、その支払いの財源を国際社会が作っていると指摘された。

パレスチナ自治政府のHPによると、こうしたテロリストへの給与に当てられる2017年度の予算額は3億4500万ドル。これは、パレスチナ自治政府が受け取ることになると予測される海外からの支援金6億9300万ドルの半分にも及ぶ。

先月末、イスラエル国連代表のダニー・ダノン氏は、この問題を安全保障理事会に持ち込んだ。この時、2003年、10歳の時に、パレスチナ人の自爆テロで、両目視力を失ったオラン・アルモグさんが証人として訴えている。(このハイファでのテロではイスラエル人21人が犠牲となった)

http://www.timesofisrael.com/after-halamish-attack-israel-demands-un-address-pa-terror-payments/

しかし、パレスチナ自治政府からすれば、イスラエルがこれを”テロ”と呼ぶ方がおかしいと反論する。イスラエルの”占領”に対する抵抗運動を”祖国”のために実行した者なのだから、”社会保障”を出すのは当然だというのである。

イスラエルはこれに対し、パレスチナ自治政府にかわって代理徴収している税金の返還金から、2億8500万ドルをカットする法案を審議している。

これに先立ち、アメリカでは、2016年3月にテルアビブで自国民テイラー・フォースさん(29)をパレスチナ人のテロで殺害されたことから、”テイラーフォース法案”が審議されている。

テイラー・フォース案が法律になった場合、アメリカはパレスチナ自治政府への支援金を全面的に停止することになる。8月3日、この法案が次の段階へと前進し、実施に一歩近づいた形だ。

しかし、この法案について、イスラエル軍のエイセンコット参謀総長はじめ、親イスラエルのロビー団体は、必ずしも効果的とは限らないと懸念を表明している。停止することで、パレスチナ自治政府を危機に追い込み、テロはさらに増える可能性があるからである。

http://www.timesofisrael.com/pa-payments-to-prisoners-martyr-families-now-equal-half-its-foreign-aid/
タグ :

ハマスの資金ルート摘発 2017.8.6

 2017-08-06
イスラエルの国内治安組織シン・ベトが、トルコを発した資金がガザを経由して、ヘブロンに到達するルートが存在すると発表した。

報告によると、このルートが始まったのは2016年初頭。トルコにあるハマスのオフィスから、マネーロンダリングのシステムでガザを経由してヘブロンに、これまでに20万ドル(2億円以上)が到達していたとみられる。

ヘブロンは、パレスチナ自治政府の中で、最もテロリストを排出している町である。

このルートに関わっていたパレスチナ人2人は、シャリート兵士と交換に釈放された1000人のパレスチナ人テロリストだった。

http://www.timesofisrael.com/israel-breaks-up-alleged-hamas-turkey-hebron-money-laundering-ring/

それにしても、ハマスの打倒イスラエルへの執念は終わることがないようである。実際、ハマスはそのためにだけ存在しているのであり、ガザの独立や市民生活の改善など、まったく興味はない。イスラエルは、この終わりなき憎しみにつきあわなければならない。

ガザのハマスとの間には無人地帯とフェンスを設置したが、すると、その下を掘って入ってくるので、次に地下にまでフェンスを増設しなければならなくなった。

さらに、シナイ半島からも、ハマスやISISが、地下に穴を掘って入ってくるので、シナイ半島との間の長い国境のフェンスにも地下フェンスを増設することを検討している。言うまでもなく、これには莫大な資金が必要になる。イスラエルにしてみれば、とほうもない迷惑である。

自国民を犠牲にしてまでイスラエルを憎み、殺すことを最優先する。そこまでのイスラエルへの憎しみのエネルギーは、いったいどこから出てくるのかとあきれるほどの超・執念である。
タグ :

神殿の丘問題:その後 2017.8.2

 2017-08-02
神殿の丘問題は一応の解決となったが、ヨルダンとの関係は続いてぎくしゃくしている。アンマンのイスラエル大使館で、イスラエル人警備員がヨルダン人2人を殺害した(正当防衛の可能性)ことがまだ解決していないからである。

現在、アンマンのイスラエル大使館は閉鎖されており、今のところ、大使がヨルダンに戻るみこみはたっていない。

1)ヨルダン人殺害のイスラエル人警備員:命の危険で逃亡か

ヨルダン政府は、この警備員がネタニヤフ首相にまるでヒーローであるかのごとく迎えらえたことに非常に立腹している。イスラエルに引渡したものの、公正な捜査と処罰がなされるよう、要請している。

ヨルダン市民はもっと立腹している。金曜には、1994年にイスラエルと交わした和平条約を解消せよと、激しい反イスラエルデモも発生した。

その後、ヨルダンの新聞社が、「ヨルダン人2人を殺したイスラエル人の警備員」として、警備員の本名と写真がついているIDをそのまま掲載し、イスラエルの犯罪といった内容の記事を公表するに至った。

警備員ジブ・モヤルさんとその家族は、命の危険から、自宅を出て、現在、どこかに身を隠しているという。

なお、イスラエルは、巻き添えで、死亡したヨルダン人の大家で医師でもある男性については、補償金を支払うことになっている。

http://www.timesofisrael.com/israeli-guard-in-amman-embassy-affair-named-as-ziv-moyal/

2)暴動を扇動容疑でパレスチナ人33人連行

神殿の丘問題では、各地で暴力的な衝突になり、警察官らも負傷している。イスラエルがそれをそのままにしておくはずがない。31日の報道によると、治安部隊は、東エルサレムのパレスチナ人居住区各地区に踏み込み、暴動を扇動した容疑のある33人を連行した。

その中には未成年(13−17歳)7人も含まれていた。

http://www.timesofisrael.com/police-arrest-33-suspected-of-instigating-temple-mount-riots/

3)神殿の丘で働くZAKA隊員は祭司

イスラエルでは、テロ事件などで血まみれになった遺体や現場を片付けるのは、聖なる祭司の仕事と位置づけられているため、ZAKAと呼ばれる超正統派のボランティア組織が担当することになっている。

しかし、今回のように、神殿の丘で遺体を、イスラエル側で処理するのはZAKAとしても初めてのことであった。先に述べたように、超正統派は、ユダヤ人が神殿の丘へ入ることを禁じている。

神殿の丘で死者が出た場合、本来なら、ワクフの連絡でパレスチナ人が片付けるのだが、今回は死者がイスラエルの警察であり、死亡したテロリストの遺体もイスラエルが一時保管することになっていたため、ZAKAが入らざるをえなかった。

このため、ZAKAは、とりあえず、特別にミクベで身をきよめた隊員一人だけを神殿の丘に派遣して、対処したという。

しかし、今後、こうした事件が神殿の丘でも起こりうるということをかんがみ、隊員が神殿の丘の入る際に特別な靴をはき、最小限の移動範囲でどう動くかなど、細かい定めと準備が検討されるという。

神殿の丘にはいる隊員をコハニム(家族名がコーヘンで祭司の家系に属する人)に限るとはいまのところ言われていない。

http://www.timesofisrael.com/priestly-squad-formed-to-deal-with-bodies-in-future-temple-mount-attacks/
タグ :

神殿の丘:静かな金曜日 2017.7.30

 2017-07-30
木曜、イスラム教徒が神殿の丘(アル・アクサ)での祈りを再開したところ、中で治安部隊との衝突となり、パレスチナ人の負傷者が100人以上出た。このため、警察は、翌金曜日イスラムの祈りに、50歳以下の男性が神殿の丘へ入ることを禁止した。

このため、再び大きな衝突になることが懸念され、警察は、旧市街内外で警戒にあたる治安部隊の数を大幅に増強するとともに、祈りの時間前後は、周辺道路を閉鎖して警戒にあたった。

この日、昼の祈り時間にダマスカス門に行ってみた。ダマスカス門周辺は、柵が張り巡らされ、車両は通行止めとなっていた。

暴徒対処班と見えるフル装備の国境警備員が数十人ならんでいる前には柵があって、そこから先へは進めないようになっていた。柵の反対側には、国境警備隊とにらみ合う形で、パレスチナ人男性数百人集まっていた。が、その数は、予想以上に少ないように見えた。

チャンネル2はじめ、メディア関係者は、ほとんど、国境警備隊の側にいた。ヘルメットをや防弾チョッキ姿でばらばらとカメラを構えて立っている。その数十メートル背後には、暴徒を蹴散らすための大きな馬と、騎馬上でフル装備の警察官が5人、控えていた。。

やがて、イスラムの説教者が叫ぶように何かを語り、パレスチナ人たちは、にらみつけるような顔で、腕組みをしながら、それに聞き入り、時々、男性の幅のひろい合唱のような声で、いっせいに「我々の血と霊でアルアクサを解放する」と叫んでいたが、やがてばらばらと祈りの体制に入った。

すると、国境警備隊員たちが、重そうなヘルメットを着用し始めた。通常、祈りが終わったときに、衝突が始まるからである。治安部隊の中には、少なくとも3人は美しい女性隊員が男性隊員と同じ重装備で立っていた。

イスラムの祈りは5分ほどで終わる。パレスチナ人たちが、祈り終わって、ばらばらと立ち上がりはじめると、緊張が走った。しかし、見ていると、後ろの方から順に、ばらばらと、しかしさっさと男性達が背を向けて帰っていくのが見えた。

「ではみなさん、祈りましょう」とか、「今日の祈りは終わりです」とかいう合図もなにもなく、「終わり・・?」という感じである。10分もすれば、3分の2ぐらいのパレスチナ人はいなくなっていた。治安部隊も、重そうなヘルメットをはずし、振り向くと、騎馬隊もいなくなっていた。

そのうち、柵の端の方で、治安部隊が、パレスチナ人のIDをチェックし、男性達を通し始めた。もう終わった、危険は去ったので、神殿の丘へも入ってOKというわけである。

やはりすべては30分もかからなかった。1時20分ぐらいまでにはすべてが終わっていた。この日、ダマスカス門だけでなく、ライオン門でも衝突はなかったと伝えられていた。アルアクサ(神殿の丘)への入り口からは、パレスチナ人が何の障害もなく出入りしている様子が、テレビで報じられていた。

その翌日土曜日も、神殿の丘では、”イスラエルに勝利した”祝賀だったそうだが、衝突はなく、祈りが終わると、群衆はすんなり帰っていったという。平穏が2日続いたことから、こんどこそ、本当に一段落かと報じられている。

さらに、イスラエルとの治安協力を保留にしていたパレスチナ自治政府も、イスラエルとの治安協力を全面的に保留としていたが、徐々に元に戻すという。

http://www.timesofisrael.com/security-cooperation-with-israel-to-resume-gradually-pa-official-says/

今回、意外に速く、今の所、危機を回避したようであるが、背後でトランプ政権が何らかの介入をしていたようである。Yネットによると、ヨルダンのアブダラ国王が、アメリカに、早期の沈静化に向けた介入に感謝したと伝えている。何をしたかは不明。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4995745,00.html
タグ :

西岸地区・ガザ地区・ヤッフォでは衝突 2017.7.30

 2017-07-30
エルサレムでは、比較的静かな週末であったが、西岸地区、テルアビブのヤッフォ、ガザ地区では、パレスチナ人と治安部隊との衝突があった。

1)西岸地区

金曜、エルサレムから南へ約30分の入植地グッシュ・エチオンのテロが多発するジャンクションで、パレスチナ人(24)が、をナイフで刺そうとして、射殺された。

この他、ベツレヘム、ヘブロン、ナブルス、カルキリヤなど西岸地区各地で、投石や催涙弾を伴う衝突があり、暴徒に紛争して暴徒に紛れ込み、逮捕するイスラエルの特殊部隊が撮影されたりしている。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4995798,00.html

パレスチナメディアによると、神殿の丘問題が始まってから、イスラエルとの衝突で死亡したパレスチナ人は13人に上る。(イスラエル人の犠牲者は5人) イスラエル軍によると、今週西岸地区各地で暴力的なデモに参加したのは1000人ぐらいだった。

http://www.maannews.com/Content.aspx?id=778404

この他、いちいち報告されていないが、イスラエルの治安部隊は、西岸地区では、様々な踏み込み捜査を継続して行っており、逮捕者が出たり、武器、未登録の車両などの没収が、定期的に行なわれている。

2)ガザ地区

ハマスがイスラエルとの国境へ集結せよとの指令を出していたが、フェンスをはさんで、イスラエル軍と衝突となり、投石したり、燃えるタイヤを投げつけたりしたため、イスラエル軍が実弾で反撃。

数十人が負傷した他、ガザの少年(16)が死亡した。イスラエル兵も1人は投石にあたって負傷。一連の衝突で、パレスチナ人4人が逮捕された。

*旧市街含むエルサレム市内の警備は国境警備隊(警察)だが、ガザや他国との国境の場合は、イスラエル軍が警備にあたる。

http://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/One-killed-in-violent-clashes-in-Gaza-amid-Temple-Mount-tensions-501047

イスラエル各地では、様々なカイタナ(夏休みキャンプ)が行なわれているが、夏キャンプハマス流という記事があった。軍隊の軍事教練そのものである。ここで、イスラエルへの憎しみを身につけてしまうのである。

http://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/In-Pictures-Summer-camp-Hamas-style-501026

3)ヤッフォでの衝突

テルアビブのヤッフォでは、土曜早朝4:30、犯罪グループが撃ち合いをしているとの通報があった。警察がかけつけ、犯人らを追いかけて、銃撃戦となり、1人(21)が死亡、1人が負傷した。

午後になり、早朝の上記事件現場にて、アラブ系市民らがデモを行った。ヤッフォは、住民の約3分の1がアラブ人である。最近は緊張が高まっていたという。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4995780,00.html
タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫