移住を断るデンマークのユダヤ人コミュニティ 2015.2.17

 2015-02-17
昨日、ネタニヤフ首相が、デンマークやヨーロッパのユダヤ人に集団移住をすすめたことは昨日、お伝えした通り。

これに対し、デンマークのユダヤ人コミュニティは、その申し出に感謝しつつも、「私たちはユダヤ人だが、デンマーク人だ。テロに屈しての移住はしない。」として、移住はしないと返答した。

デンマークの首相も、「デンマークのユダヤ人はデンマークに所属する」として、デンマークから出て行かないようにと語った。

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ヨーロッパのユダヤ人に集団移住呼びかけ:ネタニヤフ首相 2015.2.15

 2015-02-16
デンマークの主都コペンハーゲンで発生した銃撃テロ。14日(土)、言論の自由を訴える集会を開催していたカフェへが銃撃され、市民1人が死亡したのに続いて、その夜15日深夜過ぎに、シナゴーグが襲撃され、ユダヤ人のボランティア警備員1人が死亡。警察官2人が負傷した。

被害にあったシナゴーグでは、この日、80人が出席して、バットミツバ(12才女子の成人式)が行われていたが、幸い、襲撃は内部にまでは至らなかった。犠牲となった警備員は、ダン・ウダンさん(37)。母親がデンマーク人、父親がイスラエル人だった。

犯人は犯行後、徒歩で逃亡。大規模な捜査が行われていたが、数時間後、家に帰って来た犯人を警察が呼び止めたところ発砲したため、その場で射殺された。2件の銃撃事件が同一犯によるものかどうかはまだ確定していないが、可能性は高いとされている。

朝のカフェで標的になったと思われる人物は、預言者モハンマドの風刺画を書いた人物であり、以前から殺害予告されていたことと、その後、襲撃されたのがユダヤ機関であったことから、政治的背景、つまりはテロとの味方が強まっている。

コペンハーゲンでは、現在、相当な数の警察官を配備して警戒態勢を続けている。

バットミツバに出席していたラビは、「ユダヤ関係施設の警備強化は、以前から訴えてきた。パリでの銃撃事件のあと、警備は強化されたが、十分ではなかった。」と語っている。

Yネットによると、デンマークにいるユダヤ人は7000人。このうち5000人がコペンハーゲンにいる。デンマークでの反ユダヤ主義は、昨年のガザ紛争以来、特に悪化しているという。

<リーバーマン外相・ネタニヤフ首相コメント>

リーバーマン外相は、事件を受けて、「イスラム過激派と、欧米。自由社会との戦いにおいては、まずユダヤ人が狙われる。ユダヤ人がこの戦いの最先端にいるからだ。各国は、非難決議やラリー(デモ行進)ではなく、イスラム過激派を根から壊滅させる対策を講じるべきだ。」と訴えた。

ネタニヤフ首相は、今週の閣議開始にあたり、「ヨーロッパで、再びユダヤ人が、ユダヤ人だからという理由で殺された。ヨーロッパでのこうした反ユダヤ主義行為は、これからさらに悪化すると思われる。

各国が治安強化をはかることは大切だが、ヨーロッパのユダヤ人は、大挙してイスラエルに移住すべきだ。」との声明を出した。またネタニヤフ首相は、ヨーロッパとウクライナの移住促進プログラムに新たに1億8000万シェケル(約54億円)の計上を議論するとしている。

http://www.jpost.com/Israel-News/Netanyahu-to-European-Jews-Terror-attacks-in-Europe-will-continue-Israel-is-your-home-391049

ユダヤの家党のナフタリ・ベネット党首は、「ヨーロッパでのイスラム過激派の台頭に大変懸念している。イスラエルはユダヤ人社会の自衛をある程度助けることはできる。しかし、ヨーロッパにいるユダヤ人の保護の責任は、最終的にはその国の政府にある。

イスラエルがいつでも受け入れる用意をして待っていることを知らないユダヤ人はいない。ユダヤ人自身が、こうした攻撃は単発ではないことに目覚め、イスラエルへ帰還することを決めなければならない。」と語った。

また、「国際社会は、自由世界の最先端で戦っているイスラエルを助けるべきであって、その手を縛り上げることではない。」とも語っている。
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ブリュッセルのテロ・犠牲者はイスラエル人 2014.5.27

 2014-05-27
24日、ブリュッセルのユダヤ博物館でのテロで犠牲となった4人(1人は病院で死亡)のうち、2人はテルアビブから観光に来ていたイスラエル人のエマニュエルとミリアム・リーバ夫妻(共に50歳代)だった。あとの2人は博物館スタッフ。夫妻の葬儀は27日に行われる。

この事件を受けて、まだイスラエルにいた教皇フランシスは、「憎しみに満ちた反ユダヤ主義に深い悲しみを覚える。あわれみ深い神に犠牲者を覚え、負傷した人々の回復を祈ります。」とコメントしている。

<EU議会選挙・極右政党が議会入り>

このテロの翌日、ブリュッセルを含むヨーロッパでは、EUの議会選挙が行われた。その結果、フランス、ドイツ、イギリス、ハンガリー、オーストリア、ギリシャなどで極右政党や右派政党が議席を伸ばしたことがわかった。

ヨーロッパのユダヤ人コミュニティは、反ユダヤ主義の台頭を懸念している。一方で、こうした右派政党が、ヨーロッパで進出しているイスラム勢力に歯止めをかけるのではないかと期待するヨーロッパ在住のユダヤ人も少なくないという。

全体的に、ドイツのユダヤ人は楽観的で、フランスのユダヤ人の方が危機感が高いという。フランスからのイスラエルへの移住は年々増加傾向にある。
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ユダヤ博物館でテロ/3人死亡:ブリュッセル 2014.5.25

 2014-05-25
24日午後4時ごろ、ブリュッセルにあるユダヤ博物館内で、銃撃テロが発生し、3人(男性2人、女性1人)が死亡、1人が重傷となっている。現場にいた容疑者1人は逮捕。一人はまだ捜索中。

まだ断定はされていないが、反ユダヤ主義暴力の可能性があるため、警察は、全国のユダヤ関連施設などの警護を強化している。ベルギー在住のユダヤ人は、約4万2000人。このうち、約半数が、主都ブリュッセルに住んでいる。

ネタニヤフ首相は、「ユダヤ人とその国に対する暴力には終わりがない。」と事件を激しく非難する声明を出した。

ブリュッセルでは、この翌日にあたる今日、政府、地方議会、EU議会の選挙が行われる。警察は警備を強化している。
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ウクライナ:ドネツク暫定政府がユダヤ人を脅迫か 2014.4.18

 2014-04-18
ドネツクのウクライナ政府関係庁舎を、親ロシア派が占拠して暫定政府を立ち上げ、ロシアが介入寸前と緊迫しているウクライナ情勢。17日、ジュネーブでケリー国務長官、ロシアのラブロフ外相、EU、ウクライナ暫定政府(キエフ)の代表が、緊急の会議を開いた。

会議は夜までかかったが、17日夜、”ケリー国務長官が、非合法の組織の武装解除と公共施設の明け渡しを含む6項目で同意したとの共同声明を出した。実行されれば、緊張緩和につながる。しかし、実行されるかどうかが問題だとケリー国務長官。

こうした状況の中、ドネツクの”暫定政府”が、ユダヤ人に手渡したとされる文書が問題になっている。

文書はドネツクのシナゴグ周辺で配布されたもので、暫定政府の旗印とともに「ユダヤ人市民は、ユダヤ人であることを自己申告せよ。もし応じない場合は、財産を没収の上、追放する」と書かれている。

暫定政府は関与を否定しているが、いずれにしてもこうした文書が出回っただけでユダヤ人を恐れさせるには十分である。
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