ネタニヤフ首相:ギリシャ訪問 2017.6.16

 2017-06-16
ネタニヤフ首相は、昨日より、ギリシャのテサロニキを訪問。ギリシャのチブラス首相と、2国間で、外交、エネルギー、ビジネスなど様々な分野で、協力活動を行っていくことで合意した。

その後、キプロスのアナスタシアディス大統領も加わって、天然ガスの海底パイプライン(2200キロ)建設に関しても話し合いが持たれた。

ギリシャとキプロスは、かつてはイスラエルとの関係はよいものではなかった。しかし、ここ数年、ギリシャとキプロスの経済が非常に悪化するのと同時に、イスラエル沖では天然ガスが発見され、3国はこの天然ガスの供給をめぐって、昨年、急接近したのである。

今では、3国で共同で軍事訓練をするほど、関係は深まっている。


http://www.timesofisrael.com/netanyahu-in-greece-med-pipeline-would-be-revolution/
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イスラエル日本学会:日本イスラエル国交65周年 2017.6.16

 2017-06-16
イスラエルにはイスラエル日本学会(IAIS)があり、2-3年ごとに、日本を研究する学者たちが、日本の文化、ビジネス、政治、アートなど様々な角度から日本に関する研究発表を行っている。

出資は、国際交流基金と日本大使館、つまりは日本外務省で、今年6月11-13日の3日間、ハイファ大学、エルサレムのベツァレル・芸術大学が中心となり、カンファレンスが行われた。ハイファ大学だけでなく、ヘブライ大学、テルアビブ大学からも教授や学者たちが招かれていた。

日本からは、在イスラエル日本大使の富田浩司大使はじめ、慶応大学教授、阪大教授、また今回は特にベツァレルアカデミーと提携を始める東京芸大の教授や学生さんたちが参加していた。また福島原発の今を発信しつづけている日本人活動家らも発表した。

今年は、特に平成時代がテーマになり、戦後昭和から、日本がどう変わってきているのか、どこへ向かっているのかなどが、多角的に論じられた。

政治経済では、バブル後の日本は、グローバルゼーションの波に乗り遅れたために、ビジネスが悪化の一途をたどっていると指摘された。

具体的には、日本の大企業が、市場を国内にのみ求める傾向にあり、海外への進出を真剣に求めていないこと。また、海外に進出した際に、現地の会社を買収せず、また、現地の人材を徴用することもしないため、失敗するケースが多いという。

こうしたグルーバリゼーションへの乗り遅れと、製造業の減少、また高齢化で労働力の低下などから、日本の将来は明るいとはいえない、と警鐘を鳴らした。日本を愛するイスラエル人学者たちが頭を揃えて、どうしたらよいのかと、懸念してくれていた。

しかし、国力は低下しているものの、日本の文化への注目度はむしろ上がっているということだった。私たち日本人はあまり気にもしていないが、イスラエル人の目からみると、日本文化は独特で、奇妙な点もあり、だからこそおもしろいようである。

特に日本には「かわいい」という感覚があるが、これを正確に表現する英語、ヘブル語表現はない。カンファレンスでは、心理学的視点なども含め、「かわいい」とは何か、詳しく、かつ細かく研究されていた。

「かわいい」は、日本では、警察などのイメージを変えたり、購買意欲を伸ばすなど経済効果もあげている。このため、日本の文化外交でもさかんに使われているようである。(イスラエル人の方がよく知っている。。。)

しかし、稲田防衛大臣が、文化外交だとして、「かわいい」コスチュームに身をつつんでいる写真に、イスラエル人たちは、驚愕していた。イスラエル人にとって、防衛大臣は、ハードボイルドでしかありえないからである。

それにしても、ハマスやヒズボラ、イランばかりを論じているのがイスラエルでない。日本の「かわいい」まで細かく研究しているという、この余裕がなんとも面白かった。

<国交65周年:リブリン大統領との交流会>

カンファレンス後、日本大使館が、キングデービッドホテルに主要な教授たちと、リブリン大統領を招いて、両国の国交65周年を記念するレセプションを行った。

リブリン大統領は、日本の「金継ぎ」をあげ、壊れたところに金で継ぎをすることで、以前より美しいものになる。そういう経験は両国が共有するものだと述べた。(GPO報告)

国交65周年ということは、日本は、建国後5年しかたっていない時期のイスラエルと正式な国交を結んだことになる。
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今日:六日戦争から50年 2017.6.5

 2017-06-05
今日6月5日は、ちょうど50年前の1967年に六日戦争が勃発した日である。*5/24の統一記念日はユダヤ歴による記念日

神殿の丘を征服し、エルサレムが統一されたのは、3日後にあたる6月7日。戦争が終わった6月10日、イスラエルは、シナイ半島、エルサレム、ヨルダン川西岸地区、ゴラン高原を征服し、中東の地図は大きく塗り変わった。

しかし、この地域は、実際のところ、638年から今にいたるまで、十字軍とイギリス統治時代をのぞいては、基本的にイスラムの支配下にあった地域である。

日本史でいえば、大化の改新、飛鳥・奈良時代以降、つまり日本史のほぼすべての時代、ずっと基本イスラムであったということである。それをたった六日で覆した六日戦争というのは、歴史的をはるかに超えて、奇跡そのもであったといえる。

したがって政治的には、いくらこの地域を征服したとはいえ、全世界のイスラムを敵に回す恐れがあり、大々的な勝利宣言を出すことに慎重になったというのが、当時のイスラエル政府の判断であった。

しかし、このときのあいまいが、今に続くパレスチナ問題の元凶になったといわれている。

あいまいな形で征服した地をとりあつかったことで、後に国際社会からは、イスラエルは「占領」していると非難され、エルサレムを統一したことも国際法上、違法と言われる。

そういうわけで、50年たった今、イスラエルでは、「イスラエルは戦争に勝ったのかどうか」とか、「六日戦争はまだ終わっていない。」などと議論されるようになっている。

*六日戦争について

5日、BBCは、この戦争に関するビデオを出したが、6月5日にイスラエルが、エジプト空軍基地を先制攻撃した、というところから始まっていた。なぜ先制攻撃したかというところは完全にカットされている。

http://www.bbc.com/news/av/world-middle-east-40136166/six-day-war-what-happened-in-60-seconds

実際には、当時エジプトは、イスラエルに対する挑発をし続けており、アラブ4カ国軍が国境に迫っていて、総攻撃されることはもはや時間の問題となっていた。そのため、イスラエルは、攻撃されるのを待たずに先制攻撃することにより、圧倒的不利を有利に変えたのであった。

https://www.youtube.com/watch?v=H1-ZZObkSI8 六日戦争をアニメーションで説明

http://www.sixdaywarproject.org 六日戦争を時間を追ってビデオで紹介するサイト

<国連のイスラエル偏見を指摘:ヘイリー米国連代表>

六日戦争以来、50年もくすぶっているパレスチナ問題において、イスラエルは常に悪玉となった。国連では、イスラエルを非難する決議が圧倒的に多いという、非常に不自然なことがずっとまかり通っている。

ところが、今年、それをはっきりと指摘した人がいた。トランプ政権が、国連のアメリカ代表として指名したヘイリー代表である。

ヘイリー米国連代表は、国連の人権保護委員会についての記事の中で、「この委員会では、”人権は守られている”と記録されているイスラエルを非難する決議を70以上出している。

一方で、”人権は守られていない”と記録されているイランへの非難決議は7回しか出されていない。何かがおかしいのは明らかである。」と主張した。

ヘイリー代表は6日、ジュネーブでの人権保護委員会でこの件について発言するみこみ。その翌日7日には、就任後初のイスラエル訪問が予定されている。

http://www.jpost.com/Israel-News/Nikki-Haley-UN-must-stop-wrongly-singling-out-Israel-for-criticism-494670

<ネタニヤフ首相・西アフリカを訪問>

国連は、多数決が原理の組織である。その国連ではどうしてもイスラム国が多数派なので、理屈はどうあれ、常にイスラエルに勝ち目がないのである。

パレスチナ自治政府が、国へのアップグレードを目的に、イスラエルとの直接交渉をスキップして、国連へ嘆願書をもちこんでいるのもこのためである。

そこでネタニヤフ首相は昨年からアフリカ諸国に目をつけている。多数の国からなるアフリカ諸国(54カ国)の中から、イスラエルに友好的な国をできるだけ増やすことができれば、国連で有利になるとみこんでいるのである。

そのためイスラエルは、貧しいアフリカ諸国の技術支援などに投資しはじめている。結果、すでにトーゴ、ギニア、ガーナなど西アフリカ諸国が国連においてイスラエルに有利な票を投じるようになっている。

http://www.jpost.com/Israel-News/Netanyahu-Africa-key-to-UN-support-for-Israel-480999

ネタニヤフ首相は、4日、ECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)からの招致を受け、この会議で演説するため、ステイニッツ・エネルギー相や、ウリ・アリエル農業相を伴って、1日だけの予定でリベリアを訪問した。

ECOWASが、アフリカ諸国以外の首脳を招致するのはイスラエルが初めてである。

ただし、ネタニヤフ首相招致に同意しなかったモロッコは、大統領が欠席し、他の複数の国も出席代表のレベルを下げるなどしたもようである。

しかし、開催国のリベリアでは、ネタニヤフ首相は暖かく迎えられた。イスラエルは、リベリアに2000万ドルの太陽エネルギー施設への投資を約束し、ECOWASにもこの先4年で、加盟諸国のための、エコエネルギープロジェクトに10億ドル以上を投資すると約束した。

ネタニヤフ首相はWCOWASにおいて、こうした支援をする代わりに、国連ではイスラエルに好意的な票を投じてほしいということをはっきりと述べている。

なお、西アフリカは、昨今、猛威をふるったエボラ熱の収束が、昨年宣言されたばかり。今回イスラエルが多額の支援を決めたリベリアは、貧困率80%ともいわれ、世界で5番目に貧しい国。シエラレオネも、貧困から世界で最も寿命が短い国である。

http://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/To-avoid-bumping-into-Netanyahu-Moroccan-king-cancels-participation-in-Africa-meeting-494642

余談になるが、こうしたエコエネルギー支援は、地球の温暖化を防ぐだけでなく、政治的な利点を生み出す可能性もあるということのようである。

パリ協定を蹴ったアメリカはそれを放棄したわけで、今後、アメリカに変わってこの分野で進出するとみられる中国のアジアでの動きが注目される。
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ワンダーウーマン:レバノンで上映禁止 2017.6.2

 2017-06-02
アメリカ映画ワンダーウーマンは、スーパーマンの女性版だが、その主役を務めているのが、イスラエル人女優のガル・ガドットさんである。健康的で、かわいらしさもある非常に美しい魅力的な女性である。

ガドットさんは、この映画に抜擢されて以来、自分がイスラエル人であること、2人の子供をイスラエルで育てていることも隠していない。

そのため、レバノン政府は、この映画の上映禁止を決めた。主演女優が正式には交戦国であるイスラエル出身であるということが理由である。

しかし、前作はレバノンでも上映されている上、今回の作品もトレーラーはすでにレバノン内で広がっていたため、残念に思っている人もいるようである。

http://www.bbc.com/news/world-middle-east-40114370
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アメリカはイスラエルと共に立つ:トランプ大統領訪問 2017.5.23

 2017-05-24
トランプ大統領が、昨日22日正午すぎ、直前の訪問国、イスラエルとは国交のないサウジアラビアから、エアフォースワンの初の直行便でイスラエルに到着。2日間の公式訪問を終え、翌23日の今日夕方、もうまもなく空港からバチカンへ向けて飛び立とうとしている。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/229992

トランプ大統領については、外遊直前に、イスラエルのスパイからの機密情報をロシアに漏洩したとのスキャンダルが報じられ、両国の関係が懸念される動きもあった。

しかし、イスラエル政府は、就任後初めての外遊でイスラエルを訪問先に含めたというこの訪問自体が、それを否定するよい証になっていると主張。今回のの訪問を、”Ever Stronger”(これまでよりも強い(友好関係))と名付けて、トランプ大統領を迎えた。

トランプ大統領もまた、イスラエルでは、ユダヤ人にとって大事な場所である嘆きの壁、ヤドバシェム、そして、最後の記者会見を、イスラエルにおけるユダヤ人の3000年の歴史を裏付けるイスラエル博物館で行い、イスラエルへの友好関係の深さを証しした。

イスラエル博物館での最後の記者会見は、ネタニヤフ首相との共同会見で、政府閣僚、チーフラビや各宗教指導者が集められる中で行われた。

トランプ大統領は、ユダヤ人の聖書時代以来の長い歴史と、苦難の中から帰還した経過への理解と感動を語るとともに、治安情勢においても、理解を示し、「このドナルド・トランプは、イスラエルの滅亡を言い続けるイランに、絶対に核兵器保有を許さない。」と宣言した。

最後には「アメリカはいつもイスラエルと共に立つ」と約束。何度もスタンディングオベーションを受けた。具体性には欠けたが、イスラエルのユダヤ人にとっては、非常に心温まるメッセージであったと言える。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4966290,00.html

滞在28時間という非常に短い訪問であり、特に具体的なことが決まったわけではなかったが、注目点は多数あり、イスラエルでは”歴史的”と評される訪問となった。イスラエル滞在中のトランプ大統領の動きと、特に注目された点をまとめた。

<イスラエルでの行程>

1)22日(月曜)


到着した22日、空港での歓迎式典(約45分)の後、そのままヘリコプターでリブリン大統領官邸を訪問(約45分)。その後、プライベートで、旧市街へ。

歩いて聖墳墓教会(キリストの墓とされる地の教会)を訪問。同教会では、6つの宗派が常に争っているので、どのようにトランプ大統領を案内するのか注目されたが、そこからユダヤ地区まで歩いて出て、駐車場から、車で嘆きの壁へ向かった。

夜には、キング・デービッドホテルで、ネタニヤフ首相と会談、記者会見の後、首相官邸に移動して、ネタニヤフ夫妻との夕食会となった。

http://www.jpost.com/Israel-News/Hours-before-Trump-arrives-updated-visit-schedule-released-492495

2)23日(火曜)

翌日は、午前中に、ベツレヘムでアッバス議長と約1時間面会し、記者会見を終えると、ランチもそこそこに、メラニア夫人や家族たちとともに、ヤド・バシェムの記憶のホールでの献花と記念式典(30分)に出席した。

トランプ大統領は、ここで、家族でただ一人生き残ったマーゴット・ゴールドステインさんから、その妹(16歳でナチの犠牲で死亡)エステルさんのアルバムのコピーを授与された。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4966252,00.html

そこからイスラエル博物館へ直行し、まとめの記者会見を行い、そのまま空港へ直行。バチカンへ向かった。

<注目された点>

1)現職米大統領では史上初:嘆きの壁訪問

現職のアメリカ大統領として、嘆きの壁を訪問したのは、トランプ大統領が初めてである。

旧市街は、東エルサレムであり、国際社会ではまだイスラエルの領地とは認められていない。そこをイスラエル公式に訪問した際に訪問すると、旧市街はイスラエルの領地と認めたととられる可能性がある。

このため、これまでの大統領は嘆きの壁を訪問しなかったのである。

さすがにネタニヤフ首相の同伴は断ったものの、トランプ大統領はキッパをつけて、嘆きの壁に手をおいて、しばらく立ち、願い事を書いた紙を残した。トランプ大統領は後に、この時、「神の知恵」を祈ったと語っている。

メラニア夫人も女性セクションで一人で壁の前に立った。上級顧問のクシュナー氏とイバンカさんや、同伴のティラーソン国務長官ら政府高官も同様に嘆きの壁に立った。

その後、トランプ大統領は、西壁専属のラビ・ラビノビッツと、西壁遺産基金のモルデハイ・エリヤブ氏から、歴史的な説明を受け、ラビたちとともに、詩篇122編「エルサレムの平和のために祈れ。おまえを愛する者が栄えるように。」と、詩篇121編を朗読した。

ラビたちは、トランプ大統領の名前と、「この古代の書が、あなたを守り、全世界を守れるようにしてくれます」と記入した詩篇の書を贈答した。

この嘆きの壁への訪問について、トランプ大統領は、ネタニヤフ首相との共同記者会見において、イスラエルは「美」と「神の霊」に満たされている国だと語り、嘆きの壁で受けた印象は一生のこるものとなったと語った。

これは、実質、トランプ政権は、嘆きの壁は、ユダヤ人の聖地であると認めたということである。昨今、ユネスコが「ユダヤ人と神殿の丘、嘆きの壁」とは無関係、さらには「エルサレム」自体がユダヤ人とは無関係と示唆するような採択をしたことに反する動きである。

そういうわけで、イスラエルでは、トランプ大統領の嘆きの壁訪問は、イスラエルでは、歴史的訪問と高く評価されている。ネタニヤフ首相も、感謝を述べた。

http://www.jpost.com/Israel-News/Politics-And-Diplomacy/An-historic-day-at-the-Western-Wall-493588

2)イランについての共通の認識を表明

リブリン大統領、ネタニヤフ首相との共同声明の中で、トランプ大統領は、明確に対イラン政策で、イスラエルと共通の認識であることを明らかにした。

「イランには核兵器を絶対に持たせてはならない。2015年に、オバマ政権が主導して導いたイランと世界諸国との合意は危険である。」と語っている。

合意によって、経済制裁が緩和され、多額の資金がイランに流れた上に、合意期限が切れた際には、イランは自由に核兵器開発を再開できる可能性が残されているからである。

トランプ大統領は、イランについて、また過激派勢力との戦いにおいて、アメリカとイスラエルとの深い友好関係を強調するとともに、平和は実現できると信じていると語った。

https://www.youtube.com/watch?v=7iBV3iAek1M

3)中東和平において2国家解決へのこだわり表明せず:平和の実現への希望的楽観を表明

トランプ大統領の中東和平への意気込みは、米大使館のエルサレム移動が先送りになるなど、就任当初よりはかなり尻すぼみになったが、それでも、両者の会話再開への意欲がなくなったわけではない。

トランプ大統領は、ネタニヤフ首相との共同会見において、イスラエルとパレスチナの問題を解決するのは世界で最もタフな問題だとしながらも、「今、和平推進への変化のチャンスの時が来ていると期待する。」と、解決に向けた楽観的希望を述べた。ネタニヤフ首相もこれに同調した。

何をもって、チャンスの時と言っているのかだが、まずは、トランプ大統領が、これまでになかった新しいタイプの大統領であるという点があげられる。

実質優先、柔軟変化、何をするのか予測不能ということから、リスクがあるものの、何か新しい手を出してくるかも。。との期待感もなきにしもあらず。。。である。

その一環か、トランプ大統領は、オバマ前大統領のように、2国家共存を目指すということはいっさい言わず、成功するならなんでもよいという態度である。

また、イスラエルの前に訪問したサウジアラビアで、イスラム諸国指導者50人と対話し、トランプ大統領が、歴代大統領よりもイスラム社会に受け入れられ始めている・・・と考えられる点である。(後述記事参照)

イスラエルにとっては、トランプ大統領が”触媒”となり、湾岸イスラム諸国との国交が正常化することは、有益なことであるし、そうなれば、パレスチナ人も、経済的にも依存しているアメリカや湾岸諸国の手前、イスラエルとの妥協に応じる可能性がないとも言い切れない。

トランプ大統領の楽観スピーチが、ただの楽観で終わるのか、本当に事が動くのか。イスラエルでは、懐疑的ながらもとりあえず今は、期待の空気になっている。
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