FC2ブログ

米経済制裁前夜で緊張するイラン情勢 2018.8.6

 2018-08-06
1)アメリカの経済制裁開始前夜

トランプ大統領がイランとの核合意の離脱を宣言してから90日になる8月6日、イランへの最初の経済制裁が発動される。続いて180日後の11月5日には、原油の輸出制限を含むあらたな経済制裁が課される予定。

https://www.cnbc.com/2018/05/08/here-are-iran-sanctions-returning-after-trump-leaves-nuclear-deal.html

イランでは、通貨価値が急激に下がり、その経済はすでに大打撃を受けている。また、深刻な干ばつもあいまって、テヘランを含む各地で、時々に反体制デモが行なわれている。

先週金曜には、テヘランから100キロ地点で、反体制デモの500人が、シーア派イスラムの神学校を襲撃したが鎮圧された。デモは発生しているが、まだアメリカとイスラエルが期待するような、現イスラム政権を揺るがすほどのデモにはなっていない。

また、アメリカは各国にもイランからの輸入停止を要請しているが、中国は、それに同調せず、イランから継続して石油を輸入することを明らかにした。

今後、アメリカの経済制裁がどの程度、現イスラム主義政権打倒への圧力として効果を発揮するのか、まだ、予想もつかないといったところである。

https://www.aljazeera.com/news/2018/08/china-rejects-demand-reduce-iran-oil-imports-report-180803145824860.html

2)ホルムズ海峡閉鎖を示唆か

トランプ大統領は、いよいよイランへの経済制裁を始めるにあたり、「今、イランの経済は最悪だ。もしイランが話し合いたいというなら、無条件で会う。」とメディアを通じてよびかけた。

これに対し、イランは、「アメリカとの話し合いは、アメリカが2015年の核合意に戻ることが条件だ。」として、これをすかさず一蹴した。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/250025

さらに、イランは、ホルムズ海峡に近いペルシャ湾で大規模な海軍演習を行った。ホルムズ海峡の閉鎖を示唆したものとみられている。ホルムズ海峡を閉鎖されると、日本をはじめ世界各国への原油の供給に大きな影響が出る。

イランのザリフ外相は、「イランはアメリカより2000年も前から存在する。アメリカはここから7000マイルも遠くにいて、我々の庭でどうふるまったらよいのか、わからないようだ。」と言い放った。現時点では、アメリカの経済制裁をやりすごす自信があるようである。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5321966,00.html
カテゴリ :イラン情勢 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

イラン情勢その後 2018.7.11

 2018-07-11
イランでは、アメリカが核合意から離脱し、8月から徐々にイランへの経済制裁を再開し、11月からはいよいよイランからの原油の輸出に制裁ををはじめると発表してからすでに経済への大きな打撃が始まっている。

国内では反体制のデモや、労働者のストも頻発しているが、これらは今の所、武力で鎮圧されている。

イランは、2015年の核合意ー包括的共同行動計画(JCPOA)を、維持するためには、アメリカの経済制裁による経済の打撃をヨーロッパに補うよう要求している。もしそれが実現しないなら、イランも合意から離脱する、つまり、イランは核開発を再開すると脅迫している。

2015年にイランとJCPOA核合意に至ったのは、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、ロシアの6カ国である。アメリカ以外の5カ国は、イランとの合意が崩壊しないよう、打開案をイランに提示したが、イランのロウハニ大統領はこれを不十分だと受理しなかった。

フランスのマクロン大統領は、ヨーロッパだけで、11月までに、イランが要請するような経済の補填は難しいとの見解を述べ、イランに対し、(合意を離脱するといった)脅しはやめるべきだと逆に釘をさした。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5305096,00.html

今後のイランの出方に関する見通しについて、イスラエル国家治安研究所(INSS)の所長で元イスラエル軍諜報部長官のアモス・ヤディン氏の予想は以下のとおりである。

8月から始まるトランプ大統領の経済制裁が、イランへの圧力となって功を奏した場合、好ましい結果とそうでない結果が予想される。

好ましい結果は、①イランが、さらに確実な核放棄にむけた合意内容への変更に応じる。②今のイスラム政権が倒れ、民主的な政権に交代する。

好ましくない結果は、③アメリカの経済制裁耐えながら、アメリカ抜き5カ国と現在の合意を維持してトランプ大統領の任期が終わるのを待つ。④今の核合意の期限は10−15年なので、そこまでただただ耐えて、再びウラン等の濃縮を再開する。

最悪のパターンは、⑤イランが合意から離脱し、ウランの濃縮を強行的に再開する。ヤディン氏は、この最悪の可能性は5%以下だとしながらも、決して否定できないと警告する。

今後、イランがどのように出てくるのか。中東のいかなるエキスパートも予想できないようである。

<石のひとりごと:現実味おびてくるエゼキエル38章(聖書)>

エゼキエル38章には平和に住んでいるイスラエルに、ペルシャ(イラン)を含む多くの国々を従えて、北の果ての国(ゴグ)から大軍勢が攻めのぼってくることが預言されている。エゼキエル書はこの時、イスラエルに大きな地震が起こると書いている。

イスラエルは、今、南北に危機をかかえながらも、市民生活においては、建国以来、おそらく最も平和で繁栄した時をむかえている。

そのイスラエルが今一番、神経をとがらせているのが北部情勢で、その中でも、最も得体のしれない動きをしているのが、北の果ての国ロシアである。そのロシアは、シリアとイラン(ペルシャ)に大きな影響力を持ち始めている。

北の果ての国ロシアが、諸国を従えてイスラエルに攻め入る形や、イスラエルに大きな地震が発生する可能性まで重なって、いよいよエゼキエル38章が現実味を帯びてきているようである。まだ読んだことのない人はぜひ。
カテゴリ :イラン情勢 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

どうなるイラン!?革命軍台頭か 2018.6.30

 2018-06-30
イスラエルとアメリカは、今のイラン政権が倒れ、近代的な民主国家に生まれ変わることを望んでいる。イスラエルのネタニヤフ首相は、水技術を提供するとして、イラン人自身が現政権を打倒するよう呼びかけたりしている。

しかし、実際には、今のイラン政権の後には、同じく冷酷なイスラム主義軍で知られるイラン革命軍(カリスマ性を持つと言われるカッサム・スレイマニ将軍)が政権を取るのではないかとの予測が出てきている。

エジプトでは、エジプト軍の長であったシシ将軍が、クーデターの後、大統領になり、イスラエルとの関係が改善したという例もあるが、イラン革命軍は残酷で知られるため、イランが今後どうなっていくかは、まったく不透明である。

<窮地の現イスラム政権>

イランの現政権は、シリア内戦に介入しため、非常に多くの軍事費を費やすことになり、イラン経済に大きな打撃となった。これにより、国内外の投資家がイランからいっせいに手を引いたため、2017年だけで、300億ドル(石油輸出の75%)を失うこととなった。

これを受けて昨年12月から、労働階級の市民200万人が、全国各地で、シリア内戦への介入へ反対を訴える反体制デモを展開。

市民は、いつもの「イスラエルに死を」ではなく、「ハメネイに死を」「バシル(イラン革命軍の部隊の一つ)に死を」と叫んだ。現政権は、これを、イラン革命軍を使って、暴力的に10日間で鎮圧した。

しかし、この次に女性がヒジャブの着用強制に反対する平和的なデモを展開。同時に様々な職業の労働者がストをおこした。この時も革命軍が対処している。

こうした中、5月、トランプ大統領が、イランとの核合意からの離脱と経済制裁の再会を宣言。イランの経済はさらに悪化した。これに追い打ちをかけるように、アメリカが、日本はじめ各国にイランからの石油輸入を、11月までに全面停止するように求めている。

イラン通貨が大きく下落した(1ドル=42000リアルが90000リアル)24日の翌25日、イランでは再び市民によるデモが、首都テヘランで行われた。

https://edition.cnn.com/2018/06/27/middleeast/iran-protests-analysis-intl/index.html

では、デモを行っている市民たちが、現政権の後に、何を望んでいるのだろうか。

エルサレムポストが、イランの野党系メディア(視聴者150万人)が、行った調査として伝えたところによると、次期政権にだれを望むかについて、59%は、イスラム革命で追放されたシャー・パーレビ国王の息子をあげ、イスラム政権になってからのハタミ大統領と答えた人は2%に過ぎなかった。

イラン国民は、イスラム革命以後も、国王の時代(アメリカより)の方がよかったと思っていると言えそうである。

<台頭する革命軍>

現政権は、革命軍がデモを鎮圧するたびに、様々な特権を与えた。このため、革命軍、特にその指導者のスレイマニ将軍が、政治的にも力を持つようになっているという。

イラン革命軍は、1979年のイスラム革命の時に設立された、イスラム主義軍で、通常のイラン軍の3倍の予算を使う、いわば政権を擁護するエリート軍である。

これに対抗するのが、イスラム社会主義をかかげるMEK(イスラム人民戦線機構)だが、MEKは、国王が治める王政には反対しているため、今のデモに参加する人々に受け入れられることはない。

また、デモ隊が主張するのは、現政権が、ヒズボラの他、ハマスなどパレスチナ勢力に予算を回していることなのだが、MEKは基本的にパレスチナ組織を支持する方針をとっている。

したがって、デモを行っている市民には、現政権に対する対抗馬がいないということである。

今の危機に対し、たとえ政権交代が避けられなかったとしても、現政権は、無難に、革命軍のスレイマニ将軍に政権を譲りわたして生き延びる道を選ぶ可能性が高い。

イスラエルとアメリカは、イランの現政権が交代することを望んでいるのだが、それが良い結果をもたらすかどうかは、どちらかといえば、悲観的という見方もあるということである。

https://www.jpost.com/Middle-East/ANALYSIS-How-Irans-Revolutionary-Guard-justifies-the-crackdown-560938
カテゴリ :イラン情勢 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

ネタニヤフ首相のイラン包囲網 2018.6.12

 2018-06-12
アメリカが2015年の核合意から離脱し、厳しい経済制裁を再開すると発表してから、イランの経済はすでに厳しい状況になりつつある。

これに乗じて、ネタニヤフ首相が、防衛、外交だけでなく、イラン市民に直接訴えるなどのイラン包囲網を、積極的に展開している。目的は、イランをシリアから撤退させるだけでなく、現在のイスラム政権を内部から打倒することのようである。

1)シリア領内のイラン基地攻撃

イスラエルがシリア領内にあるイランの軍事基地を破壊する作戦に出ていることはお伝えしている通り。

2)ロシアの協力でシリアのイラン軍撤退へ働きかけか

この機に乗じ、ネタニヤフ首相は、ロシアのプーチン大統領と緊密に連絡をとり、イスラエルのイラン軍関係基地への攻撃を黙認してもらうことに成功している。

また、シリア領内で、イランが勢力を伸ばしていることを快く思っていないロシアにとりいり、イランを含むシリア領内にいる外国勢力を、すべて撤退させる案が浮上している。

なお、これについて、シリアのアサド大統領は、そのような合意がイスラエルとロシアの間にあるという事実はないと否定している。

3)ヨーロッパ諸国に核合意からの離脱を訴え

さらにネタニヤフ首相は先週、ドイツ、フランス、イギリスを訪問。訪問先で、アメリカに続いて、イランとの核合意から離脱することを要請した。

ネタニヤフ首相は、BBCでのインタビューに応じ、アメリカが離脱した今、イランとの合意は終了したとの見方を明らかにしている。

https://www.youtube.com/watch?v=22QO6Jhcqz0

しかし、3国は基本的に、イランとの核合意は維持する方向である。   

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/247234

4)「イラン人に命を」:イラン市民へ水リサイクル技術を提供

10日、ネタニヤフ首相は、イラン市民に対し、イスラエルの水のリサイクル技術が多くのイラン人の命を救うとビデオメッセージで訴え、その技術に関するウェブサイトをペルシャ語で立ちあげたと呼びかけた。

ネタニヤフ首相がイランの気象関連組織の情報として語るところによると、イラン人口の96%が、干ばつによるなんらかの被害を受けている。

またイランの農業相によると、イランの5000万人が、環境による被害で移動を余儀なくされているという。ネタニヤフ首相は、これを現イラン政権の失策だと訴えている。

イラン政権は「イスラエルの死を」と叫ぶが、イスラエルは、「イランの人々に命を」と叫ぶと2分あまりのビデオメッセージをユーチューブで流した。

https://www.youtube.com/watch?v=1qZORdDEc3Q
カテゴリ :イラン情勢 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

イランとの衝突:その後 2018.5.21

 2018-05-21
アメリカが今月8日、イランとの核合意からの離脱とイラン、ならびにイランに対する厳しい経済制裁を再開すると正式に発表して以来、イスラエルが、シリア領内のイラン軍関連施設を何度か空爆して大きな打撃を与えた。

最後は18日。シリア中央地域で大きな爆破が確認された。この爆破で、アサド政権軍関係者11人が死亡した。イスラエルによるものかどうかは不明だが、スカイニュースによると、ロシアの迎撃ミサイルS300と同様のイラン製迎撃ミサイルが爆破されたと伝えている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5264326,00.html

こうした攻撃で、イラン軍関係者の死者は50人近くになるとみられる。(正確な数字は不明)

このため、イラン、もしくはその傀儡のヒズボラのイスラエルへの反撃が予想され、イスラエルは警戒を続けている。もしこの地域から戦争になれば世界大戦にまで発展することも懸念されたが、今の所、イラン、ヒズボラからの反撃はなく、平穏は維持されている。

その理由と今後の見通しについて、軍事評論家ロン・ベン・イシャイ氏の記事を参考にまとめた。

<イラン窮地!?>

イシャイ氏の分析によると、トランプ大統領が、イランとの核合意から離脱し、経済制裁の再開を宣言し、イスラエルによるとみられるシリア領内イラン軍事施設への攻撃で、イランがこれまでになく窮地に陥りつつあるようである。

1)イランに経済危機再来の恐れ

アメリカがイランへの経済制裁を再開すると発表した翌日、イラン通貨リアルが急落し、記録的な安値となった。イラン国民の中には、経済危機再来を懸念して、銀行の預貯金を引き出しに走った人もいたという。

さらにトランプ大統領が、イランとの取引を継続するビジネスや国にまで、段階を追って、経済制裁の幅を広げると言っているため、各社がイランから手を引き始めている。

これについては、日本企業にも影響を受け始めており、ガソリンの値が上がってきているところである。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00029541-mbcnewsv-l46

こうした状況が長く続けば、2013年の核合意以前のような経済の停滞を招き、今のイラン政権を揺るがす可能性も出てくる。アメリカとイスラエルは、イラン人自身が、今のイスラム政権を覆すことを奨励しているところである。

2)イスラエルによるイラン軍関係施設破壊

イスラエルは、10日、ゴラン高原にイランからミサイルが20発打ち込まれた(イスラエルに被害はなし)として、大規模にシリア領内のイラン軍関係施設50箇所を空爆、破壊した。

これに先立つ9日、ネタニヤフ首相は、モスクワでの軍事パレードに西側指導者として唯一出席し、プーチン大統領に会っている。このため、プーチン大統領は、イスラエルが、イラン製対航空機迎撃ミサイル(ロシアのS300に類似)を含む軍事施設を大規模に破壊することに合意を得ていたとみられている。

さらにこの時、プーチン大統領は、ネタニヤフ首相に、最新式迎撃ミサイルS300の販売を保留にする約束までしたと報じられている。。

つまり、シリア領内で、イランの軍事力が、ロシア以上に強大になってくることを、ロシアが歓迎しているわけではないということである。これは、イランにとっては大きな打撃であったはずである。

3)ヒズボラの新体制で、イスラエル攻撃抑制か

レバノンでは、7日、9年目となる総選挙が行われた。結果、ヒズボラの議席は変わらなかったが、現アオウン大統領の党で、親ヒズボラ派(シーア派勢力)が21から29と大きく議席を伸ばした。(129議席中)

一方で、元ハリリ首相(スンニ派勢力)が33から21と大きく議席を失った。これが意味するところは、もはや、ヒズボラとレバノン国家が一体化したということである。これはイスラエルには好都合である。

これまでの体制であれば、もしヒズボラが攻撃してきた場合、イスラエルは、レバノンを相手にしないよう、注意して攻撃しなければならなかった。しかし、これからは、ヒズボラとレバノンを区別しなくてもよいということである。

ヒズボラが、イスラエルに向けたミサイルを15万発保持していることをイスラエルは知っているので、イスラエルは、もし一発でも撃ちこんでくれば、イスラエル軍は、絨毯のように南レバノンへ攻め入って一気にヒズボラを叩くと警告している。

この脅迫もあり、ヒズボラからの攻撃も今の所、抑止が効いているようである。

ただし、イランが、本来の目的をあきらめたとは考え難いので、油断は禁物だと、Yネットの著名な軍事評論家ロン・ベン・イシャイ氏は記事をしめくくっている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5259200,00.html
カテゴリ :イラン情勢 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

イランへの警告?シリア原子炉破壊(2007)はイスラエル 2018.3.31

 2018-03-31
20日、イスラエルは、2007年にシリアの原子炉が空爆で破壊されたことについて、イスラエルの攻撃によるものであったことを認め、攻撃映像を含む詳細を公表するに至った。

それによると、イスラエルの諜報機関は、2005年から、シリアが、北朝鮮の技術支援で、プルトニウム濃縮の原子炉を建設しているとの入手。

2年かけて確定したが、アメリカ(当時ブッシュ大統領)が攻撃を拒否したため、2007年11月5-6日の深夜、イスラエルの戦闘機8機が、シリア領内に入り、この施設を破壊した。

その後シリアが内戦に入ったことを思えば、もしこの時、この攻撃が実施されていなかったら、シリア内戦の混乱の中で、ISが、原子炉を持つようになっていた可能性も否定できない。いわば、中東、世界の運命を変えたとも言える。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5182507,00.html

イスラエルは、1981年にも、イラクの原子炉を電撃的に攻撃破壊し、その後起こりうる危機を阻止している。

<なぜ今?公表の意義>

今回の情報については、実際にはすでに海外メディアが報じていた内容で、それをイスラエルが確認し、認めただけということである。

なぜ、このタイミングで、空爆を認めると公表したかだが、イランへのメッセージであると考えられている。アメリカが、5月の期限を前に、イランの核合意からの離脱を検討していること、また、アメリカが、核実験を繰りかえす北朝鮮との対話を検討している中で、核問題の深刻性をアピールしたともみられる。

今回、イスラエルが破壊したと認めたシリアの核施設には、北朝鮮の科学者が関わっていたと伝えられている。

もし万が一、アメリカが5月、イランとの核合意から単独離脱し、これに反発したイランが、逆に核兵器開発へ動き出すことでもあれば、イスラエルは躊躇せずにこれを武力阻止する用意があると主張したとも考えられる。

こうした中で、ガザとの対立が発生しており、イランがガザのハマスを利用し、イスラエルとの発火点を作ろうとしているのかもしれない。

これに先立ち、クエート系メディアによると、イスラエルがアメリカから購入した最新式戦闘機F35、2機がイラン領空を飛行したとの情報もある。イスラエルとイランの関係は、いよいよ緊張してきたようである。

http://www.jpost.com/Middle-East/Report-Israeli-stealth-fighters-fly-over-Iran-547421

<アメリカがイラン人ハッカー9人を公表>

アメリカは、23日、イラン革命軍の要請により、世界230大学から、貴重な情報や資料を盗み出し、収益を得ていたとみられるイラン人9人の名前を公表した。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5191945,00.html

なお、イランのリラはここ半年間、最安値を記録しているという。
カテゴリ :イラン情勢 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫