シリアとレバノン(ヒズボラ) 2012.8.4

 2012-08-04
シリアでは、アレッポとダマスカスでひっきりなしに爆音が聞こえ、激しい戦闘が続いている。ダマスカスでは、パレスチナ人難民キャンプが爆撃され、21人が死亡した。

反政府軍も本格的な武器で応戦しており、3日だけで死者は120人に上る。数ヶ月前からアメリカが、自由シリア軍(反政府勢力の一派)を軍事的に支援しているもよう。

<シリアがレバノン国境に地対空ミサイル配備>

戦闘が激しくなる中、3日、シリアがレバノンとの国境付近に、地対空ミサイルを新たに設営していることがわかった。


レバノン国境にミサイル基地があるということは、万が一ヒズボラとイスラエルが交戦状態に陥った場合、化学兵器を含むシリアの武器が簡単にヒズボラの手に渡ることを意味する。

この情報を伝えたのはヒズボラ関係の情報筋であったため、シリアとレバノン(ヒズボラ)の間になんらかの軍事的な合意があるのではないかと懸念されている。

イスラエルの国連大使は、国連総会において「世界はシリア、ヒズボラ、イラン三者協力の危険性に気づくべきだ」と訴えた。

<アナン特使辞任>

シリア問題の特使として尽力していたアナン元国連総長が、8月31日をもって働きから解かれることになった。シリア情勢が悪化の一途をたどり、もはや仲介ができる様相ではなくなってきたためである。

<国連総会による決議>

アナン氏辞任の翌日、国連では事務総会が開かれ、加盟193カ国が、殺戮続くシリアへの非難と、何の介入もできていない国連安保理への非難、また先月アラブ同盟が出した停戦案に関する決議を行った。

結果、賛成133、反対12、棄権31の圧倒的多数で可決。バン・キ・ムーン事務総長が、シリア政府と安保理に対する非難声明を出すとともに、シリアには、政権移行を強く訴えた。*安保理と違って、事務総会決議に実効力はない。

この決議に反対したのは、ロシア、中国、シリア、イラン、北朝鮮など。ロシアは、反政府勢力だけを支援するのは、一方的で和平につながらないとして、この総会決議を批判した。

<ロシアのアサド政権支援>

そのロシアだが、4日、アサド政権からモスクワに派遣された使節団の要請に応じ、シリアから原油を購入、代わりにガソリンなど石油製品をシリアに輸出することを決めた。実質シリアへの経済支援ということになる。シリアは、昨年、混乱が続く中で、ロシアから10億ドルにも及ぶ武器を購入している。ロシアとシリアの関係は深い。
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イラン問題再燃-イランを攻撃するのはアメリカか!? 2012.8.4

 2012-08-04
イランの核兵器配備に関する情勢が再燃しはじめ、イスラエルが9月、10月にも攻撃するのではといった記事が出回っている。

しかしアメリカのパネッタ国防秘書が先週、イスラエルを訪問。改めて、「アメリカはイランに核を保有させない。」と、アメリカの対イラン政策の確実性を明らかにした。実際、アメリカは先週、イランに対する経済制裁を開始している。

現在、湾岸地域には、アメリカをはじめ、イギリス、フランスも戦艦を配備しており、海空双方からイランの動きを権勢中。西側諸国が対イラン体制を本格的に固めている。

こうした世界情勢から、イランをイスラエルがあえて単独攻撃するよりもむしろ、アメリカに攻撃してもらう方が賢明だと考えるのが自然である。今後ネタニヤフ首相とバラク国防相が、どこまでアメリカを信頼し、どう決断するのか、注目されるところである。
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エジプト新内閣発足 2012.8.2

 2012-08-04
2日、エジプトでムルシ大統領が選出されてから、1ヶ月。ようやく大臣35人からなる新内閣が発足した。対立が懸念されていたエジプト軍のタンタウィ長官は国防相に就任。経済相を含む7人が前暫定政権からそのまま留任している。

ムスリム同胞団には5つの大臣職が割り当てられた。女性は2人で、一人はキリスト教徒。注目されていた首相にはイスラム主義者のカンディル氏。

カンディル氏には、政治経験があまりないことと、イスラム主義者であるころから、世俗派には不評だったが、ムルシ大統領は、能力を見て指名したと主張する。
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タル法、期限切れ 2012.8.2

 2012-08-04
ユダヤ教超正統派神学校の学生の徴兵を免除してきた法律・タル法が、7月31日をもって期限切れとなった。政府がまだタル法に代わる新しい法律を打ち出せていないため、現行では、超正統派髪学校生にも徴兵が課されることになる。

バラク国防相は、8月1日、イスラエル軍に対し、タル法が制定される以前の法律(1968年の時点)に基づいて、超正統派の徴兵に関するマニュアルを提出するよう命じた。これは、政府がタル法に変わる法律を制定するまでの暫定処置となる。

法律としては打ち出せていないがネタニヤフ首相は先月、「国民一律、平等な徴兵制を」との訴えを退け、超正統派の要求をほぼ飲んだ形での徴兵制の方針を固めている。

当の超正統派神学生だが、大部分は従軍を拒否している。しかし中には「従軍中にも祈れる。」として戦闘部隊に志願する超正統派の若者もいる。
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エルサレムでもゲイ・パレード 2012.8.2

 2012-08-04
先月テルアビブでゲイ・パレードが行われたが、2日、エルサレムのゲイ・パレードが行われた。参加は4000人。経路には、キング・ジョージストリートが使われた。

同時に正統派居住区のメア・シャリームでは、数百人が集まって「イスラエルはHOLYランドであって、HOMOランドではない。」と叫んだ。虹色の旗を掲げるカラフルなゲイたちと、白黒に身を包んだ正統派たちとで、対照的な一日になった。
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