大国支配に対立:テヘラン・サミット 2012.8.26

 2012-08-27
26日から、イランの首都テヘランで、非同盟国会議(NAM:Non-Aligned Movement)のサミットが開催される。

<大国支配に対立する勢力:非同盟国会議>

非同盟国会議(以後NAMと略す)とは、東西冷戦時代からの大国が支配する世界に対し、どちらの陣営にもつかないと宣言する国々の集まりのこと。弱小発展途上諸国の声を、国際社会に反映させることを目的として、1961年に設立された。

NAM参加国は年々増えており、現在、国連加盟国の3分の2を占める120カ国、世界人口の55%が参加していることになる。国連以外では最大の世界組織である。

NAMの発言力は、徐々に大きくなってきており、2009年、カイロでのサミットでは、”ニュー・グローバル・オーダー(新世界秩序)”樹立を宣言している。

NAMが対立するのは、アメリカ、ロシアといった大国だが、ヨーロッパ連合、イスラエルも含まれる。日本もNAM参加国ではない。一方、NAM参加国は、イランやエジプトなどの中東諸国やアフリカ諸国、中南米、アジアの国々。

また、NAMには、加盟国ではないが、オブザーバーが17カ国あり、その中に中国が含まれている。
(添付地図Wikipediaより:紺色部分は参加国 うすい青はオブザーバー国)

NAM地図

<最も対立的な国イランが議長国>

NAMの国際会議は3-5年に1度開催される。この8月26-30日の弟16回サミットは、今、核兵器開発問題で、世界とまっこうから対立しているイランの首都テヘランで開催される。今後3年はイランが議長国となる。会議ではシリア情勢にも言及するとみられ、注目されている。

*ブログ内取材記事「イランがめざすもの」参照

<テヘラン・サミットに参加するかしないかが問題となる人々>

1.バン・キ・ムーン国連総長

アメリカとイスラエルは、国連総長の立場でこのサミットに出席することは、イランに経済制裁を貸している国連の方針と逆行することになると、強く反対してきた。しかし、ムーン国連総長はその反対を押し切り、出席を決めている。

2.ハマスの指導者イスマエル・ハニエ

イランは、ガザ地区ハマスの指導者イスマエル・ハニエを会議に招いた。ハマスをテロ組織と認定するアメリカ西側諸国に対抗するものである。これで困るのがパレスチナ自治政府のアッバス議長。西側の支援なしには生きのびることができない。苦渋の決断だったと思うが、アッバス議長は、ハニエ氏が来るならサミットには出席しないと発表した。

今回、エジプトのムルシ新大統領も出席することになっている。エジプトもまた西側からの支援が必要不可欠だが、同時にイスラムの立場も守らなければならず、イスラエルとの関係も含めて、綱渡り状態である。
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シリア:24日だけで、330人死亡(1日の死亡者数最大を記録) 2012.8.26

 2012-08-27
シリアで24日、1日の死亡者数としては最大となる330人を記録した。うち200人は、ダマスカス郊外で発見された遺体群の数。シリア政府軍が、激しい空爆の後、戦車と地上軍を投入し、反政府勢力とみられる市民を至近距離で殺害する”虐殺”を始めていると分析されている。

現在の戦況は、シリア政府軍がダマスカス中心部をおさえてじわじわと周辺へ反撃しているもよう。8月に入ってからの死者は3700人を超え、すでに一月の死者数では最大となった。周辺諸国への難民の数は、さらに増えて20万人。
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イスラエル軍兵士の現状:憎しみのないところに憎しみがうまれる 2012.8.26

 2012-08-27
今朝、Yネットニュースに、一瞬出た記事(すぐに取り下げられたということ)。イスラエル人自身の調べによると、イスラエル軍に従軍した兵士約300人が、西岸地区での任務中、パレスチナの子どもたちへの暴力を経験したと証言。

たとえば、西岸地区ではいきなり、5才の子どもに銃をつきつけなければならないことがある。普通の家族たちを一つの部屋に押し込めて見張りをする、など。最初は、「何かおかしい」と思っていても、そのうちなれてきてしまう。そうしたことをしていても、パレスチナ人の石投げやテロはおさまらない。やがてなんのためにこんなことをしているのかわからなくなるという。

イスラエル人は、18-19才で徴兵され、十分な心理的準備がないまま西岸地区へ派遣される。憎しみに満ちたパレスチナ人の目をみるうちに、落ちこんで自殺するか、心に彼らに対する憎しみを持つようになると報告していた。

この記事からわかることは、まだ10代の若いイスラエル軍兵士が、自分も死ぬかも知れないという恐怖の中で、パレスチナ市民に対し、特に子どもたちに対して暴力をふるわなければならない、またふるってしまうことがあるということである。

それが、パレスチナの子どもたちだけでなく、イスラエル軍兵士の心にも重大な傷を残す場合があるということである。(*これは一部の兵士のことであり、すべての兵士に当てはまるものでないことに注意してください。)

憎しみのなかった心に憎しみが生まれる・・・。ちょうどリバイバル・ジャパンに、イスラエルの中高生と従軍したビリーバーの青年の証の記事を執筆したところでこの記事に遭遇した。次号リバイバル・ジャパンを参照にしていただければ幸いである。
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シリアの化学兵器と米ロの対立 2012.8.23

 2012-08-23
シリアはサリンガス、マスタードガス、シアンガスなど、世界一の化学兵器保有国と言われる。これらが、反政府勢力に対して使われること、またアルカイダや、ヒズボラの手に渡ることが非常に懸念されるところである。

アメリカのオバマ大統領は、シリアのアサド政権に対し、「化学兵器の使用はもはや許容の限界を超えている。アメリカは注意深く監視している。」と、化学兵器使用時には軍事介入も辞さないとの意味合いを含む表明を行った。

ロサンゼルス・タイムスによると、アメリカは実際に、万が一の場合に備えて小さな規模のチームをシリア領内へ派遣する具体的な計画を立てているという。

<西側と共産圏の対立>

これに対し、ロシアのラブロフ外相は、安保理承認なしの、アメリカの単独軍事介入は認められない。」と牽制。ロシアはあくまでもシリアへの軍事介入には反対するもようだ。

するとイギリスが、アメリカに続いて、シリアの化学兵器に対する懸念を表明。アメリカ、イギリスに、フランスも加えた3首脳は、今後シリアのスムースな政権移行について協力する方向で電話会談を行った。

すると中国が、「西側は、化学兵器を理由に、軍事介入しようとしている」と非難。あくまでも国連の仲介による停戦を目指すべきと語っている。

<シリア現地では・・・>

こうしている間にも人は死んでいる。シリアでは、ダマスカスなどの激戦で、昨日も全国で180人以上が死亡。先日、日本人女性ジャーナリストの山本さんが死亡したが、今日もダマスカスでジャーナリストが一人死亡した。

これまでにシリアで死亡したジャーナリストや現地ブロガーは54人に上っており、シリア政府軍がメディア関係者を狙っているとの分析もある。

シリア国内には、支援がとどかない120万人の避難民がいる。先月だけで、国連は82万人もの人々に食糧支援をした。
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シリア内戦、レバノンへ波及、死者7人 2012.8.23

 2012-08-23
レバノン北部とシリア国境の町で、レバノン第二の都市トリポリ(人口20万人・地図参照)で、昨日より、スンニ派イスラムと、シーア派イスラムのアラウィー派(アサド政権)が撃ち合いの戦闘をはじめた。これまでに7人が死亡。70人以上が負傷した。

トリポリは、シリアと同様、多数派のスンニ派イスラムの中に、少数のアラウィー派が住んでいる町。今回の戦闘は、昔からある軋轢に、シリア内戦が火をそそいだ形だ。

レバノンのミカリ首相は「よそ(シリア)の戦争にまきこまれないようにと警告してきた。愚かな争いは止めるように。」とトリポリの人々に呼びかけた。
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シリアで日本人女性ジャーナリスト死亡 2012.8.21

 2012-08-21
時事通信によると、日本通信社アジアプレス所属のビデオジャーナリスト、山本美香さん(45)が、激戦地となっているシリアのアレッポで、政府軍の攻撃を受けて死亡した。遺体は自由シリア軍(反政府勢力)によってトルコに搬送され、在日トルコ大使館によって、身元が確認された。

山本さんは、山梨県出身。放送局の記者を経てフリーとなった。コソボやボスニア、アフガニスタンやイラク戦争など様々な戦地に出向いてビデオカメラで取材し、2003年には国際報道の分野で賞も受賞。気鋭のジャーナリストだった。

アサド政権は、最初から現在に至るまで、基本的に外国からのメディアの入国を拒否している。しかし、多くの命知らずのジャーナリストたちが、自由シリア軍(反政府勢力)の協力で潜入し、報道を試みている。
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イスラエル防衛関係者が、超正統派のチーフラビにイラン攻撃を相談 2012.8.21

 2012-08-21
イランを攻撃すべきかどうかで揺れるイスラエル政府。ハアレツ紙によると、イスラエルの防衛関係者が、ユダヤ教超正統派チーフラビ、オバディア・ヨセフ師(91)を訪れている。

オバディア師は、いわば現在の大祭司的存在。イスラエル政府は世俗派だが、イラン攻撃に関しては、オバディア氏の賛同を得たいと言う者もあれば、そうでない者もいる様子。

オバディア師は先の安息日の説教において、「今イスラエルがどんな状況におかれているか知る必要がある。今は神の前に祈るときだ。」と語ったという。

一方、野党に転向したばかりのモファズ・カディマ代表は、イラン攻撃を推進するネタニヤフ首相に対し、「イラン攻撃は、益よりも害の方が大きい。いったいなんのためにイランを攻撃するのかその理由を説明せよ。」と首相につめよったという。
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シリア情勢:国連停戦監視団撤退 2012.8.20

 2012-08-20
国連安全保障理事会の決定により、国連停戦監視軍300人が19日をもって撤退となった。内戦が激化する一方で、”停戦監視”の意味がなくなっているため。代わりに、今後の交渉拠点として、国連事務所がダマスカスに置かれる。

これまで停戦を目標に活動していたアナン元国連事務総長も8月末をもって辞任する。代わってアルジェリア出身のベテラン外交官ブラヒミ氏(78)が、戦闘停止に向けた努力を続けることになる。

国連停戦監視軍の撤退は、シリア市民にとっては強烈な「見捨てられ」感となる。またこれほどの無秩序に対して、国際社会は何もできないというメッセージを発することになり、戦闘が激しくなるだけでなく、世界的テロ活動を助長することにもなりかねないと懸念されている。
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エイラットにミサイル防衛システム配備 2012.8.20

 2012-08-20
エイラットでは今月、爆音が聞こえ、人のいないところにミサイルが着弾していたことがわかった。シナイ半島の治安が悪くなるのを受けて、イスラエル南端の都市エイラットにミサイル防衛システムが配備された。
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アラブ人リンチ犯行グループ逮捕 2012.8,20

 2012-08-20
先週木曜夜中過ぎ、エルサレムの目抜き通りシオン広場でアラブ人少年ら4人が、ユダヤ人少年らにリンチされた一件。被害者のアラブ人少年(17才)は重傷で、エルサレムのハダッサ病院の集中治療室で治療を受けている。意識は戻ったものの記憶喪失がある様子。あとの3人はのそのいとこで、軽傷のみ。

イスラエル警察は土曜、19才のエルサレム在住ユダヤ人少年を逮捕。続いて日曜、13,15,17才の少年3人と、15才の少女1人を逮捕した。いずれもユダヤ人。3人は、今も拘置所で拘束されているもよう。逮捕された5人は未成年であるため、刑務所には入らず、少年院などで対処されることになると思われる。

<週末前の夜は別の顔:エルサレム>

エルサレム新市街。日中は、観光客や親子連れ、高齢者が目立つ普通の町だが、夜、特に安息日前の木曜、金曜になるとまったく違う顔になる。バーなどが開かれ、通りには、10代とみられる少年少女が集中してたむろする。シオン広場には通常パトカーが配備される。(写真)その中で、ハバッド派などユダヤ教正統派が、”悔い改めへの伝道活動”している姿もみられる。

DSCN5641 (小)

通常、イスラエルの世俗派の若者の夜は遅く、夜10時以降に外出するのも普通。週末前の木曜(日本でいえば金曜)や金曜では、特に夜は遅く、そのまま朝方まで騒いでいる者も少なくない。当然アルコールや麻薬も出回っていると思われる。

<ネタニヤフ首相、アッバス議長に謝罪>

西岸地区でパレスチナ人のタクシーに手榴弾が投げ入れられた事件。被害者は重傷で、ハダッサ病院で手当を受けている。こちらの犯人はまだつかまっていない。ネタニヤフ首相は、アッバス議長にラマダン明け例祭の祝辞とともに、この一件について謝罪。犯人を徹底的に処罰すると伝えた。

しかしこの後にも、ユダヤ人がパレスチナ人の車に投石する事件が発生し、犯人はまもなく逮捕されている。
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イランの悪口極まる:反イスラエルラリー 2012.8.18

 2012-08-18
http://www.youtube.com/watch?v=7AtwCJkZwOg 

イランのアフマディネジャド大統領は、テヘランでの反イスラエルラリーにおいて、「シオニスト(イスラエル)は人類のしみ。癌。細胞が(パレスチナに)一つ残っただけでも、また同じことの繰り返しになる。完全に消し去ってしまわなければならない。」と公言、悪口を極めた。

またレバノンのヒズボラは、「イスラエルの要所をロケット弾で攻撃する用意がある。ターゲットは少なくても、実行すれば大勢のイスラエル人の死につながり、イスラエルは地獄になる」と語った。これは、イスラエル南部ディモナにある核兵器(イスラエルはその所有を肯定も否定していない)保管地をさしているものと思われる。
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ユダヤ人がアラブ人をリンチ 2012.8.18

 2012-08-18
16日夜、エルサレムの中心地シオン広場で、木曜夜、多数のユダヤ人の10代の少年たちが、3人のアラブ人少年(同じく10代)らに対し、罵声を浴びせて暴行を加え、一人は意識不明の重体となった。救急隊が駆けつけたときには、犯人らはすでに逃走していたが、目撃者によると、リンチのようだったという。

この前日、西岸地区ではパレスチナ人のタクシーに手榴弾が投げ入れられ、子ども2人を含む6人のパレスチナ人が負傷した。6人はエルサレムのハダッサ病院で手当を受けている。負傷者の証言によると、犯人は、キッパをつけた(ユダヤ人)若者たちだったという。

イスラエルの治安組織は全力を挙げて犯人の捜査にあたっているが、西岸地区ユダヤ人入植地の過激派であるとみられている。
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明日、国際反イスラエル・ラリー 2012.8.16

 2012-08-16
明日、イスラム教徒は、1ヶ月に及ぶラマダンの最終の礼拝日(金曜日)を迎える。それに合わせて、今年もイランが中心となり、世界中で「アル・クッズ・デー」と呼ばれる親パレスチナ、反イスラエル・ラリーが行われる。

このラリーは1979年、イラン革命をおこした故ホメイニ師が、全世界のイスラム教徒(シーア派が中心)に対し、「ラマダン月の最終の金曜日は、特にパレスチナ人を覚え、反イスラエルを呼びかける日」と創設したもので、以来、イランを中心に世界各国で毎年行われている。

開催国は、イランの他、レバノン、シリア、イラクなどのアラブ諸国、イギリス、フランス、アメリカ、ドイツ、シドニーなど世界各国の主要都市。どの都市でも数千から数万人の群衆となり、明日世界中で、反イスラエルスローガンが叫ばれることになる。今年の反イスラエルラリーでは、特に世界のイスラムの一致が呼びかけられている。

反イスラエルラリーを前に、今年もイランの最高指導者ハメネイ師が「シオニスト(イスラエル)は、地図から消え去る。」と宣言。イランの将軍も「イスラエルは破壊されなければならない」と語った。

<イランの反イスラエルデー>

国際反イスラエルデーの創始国イランでは、2005年、100万人以上が、イラン全国でのラリーに参加し、「アメリカに死を!イスラエルに死を!」と叫んだ。

2009でも、同様の100万人規模のラリーとなったが、この年、反イスラエルラリーに乗じて、テヘランで約10万人が立ち上がり、反政府運動「反アフマディネジャド」運動を行った。少なくとも10人が逮捕され、運動はイラン政府によってまもなく鎮圧された。

*世界中が、パレスチナを抑圧するイスラエルだと叫ぶのだが、ムハンマドが昇天したというエルサレムの神殿の丘は、確かに様々な規制はあっても、パレスチナ人たちが自由に礼拝できる状態である。添付写真は先週金曜日。神殿の丘に大勢のパレスチナ人が、ラマダンの礼拝に来ている。神殿の丘内部にイスラエル軍兵士の姿は見えない。


神殿の丘2012ラマダン3

神殿の丘2012ラマダン4
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エジプト軍シナイ半島に駐留(イスラエルとの和平条約違反) 2012.8.16

 2012-08-16
シナイ半島で、テロリストの掃討を続けているエジプト軍が、イスラエルとの和平条約に違反して軍をシナイ半島に駐留させている。この件について、イスラエルに連絡はないという。

エジプトのムルシ大統領は、14日、メッカでのイスラム・ソリダリティ・カンファレンス(国際イスラムサミット)において、「パレスチナ人の問題は最優先課題。これが解決するまで、エジプトがイスラエルとの関係を正常化することはない。」と語った。
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国際イスラム・サミット、シリアを除名 2012.8.16

 2012-08-16
OIC(Organization of Islamic Cooperation イスラム国際協力組織 加盟57カ国)は14日、メッカで開かれたイスラム・サミットにおいて、内戦で自国民を虐殺しているシリアを除名、速やかな政権委譲を求めることで合意した。

こ会議には、イランの代表団の他、エジプトのムルシ大統領も出席している。
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北米より新移民350人到着 2012.8.16

 2012-08-16
イスラエルをとりまく状況が緊張している中、先月に引き続き、北米より350人が、北米移住促進ユダヤ人組織(ネフェシュ・ベネフェシュ)の特別機に乗って、イスラエルのベングリオン空港に到着した。今回もほとんどが若い世代で、移民早々従軍する人が130人。

新移民たちは、「イランの攻撃が怖くはないか」との問いに、「イスラエルへの移住は私の夢だった。」と語っている。
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準備不足のイスラエル 2012.8.13

 2012-08-13
イラン、シリア、エジプト(シナイ半島)など日々緊張が高まっている中東情勢。20年前の湾岸戦争の時と違ってイスラエルは戦いに突入する準備ができていない。以下に今の現状と、イスラエルの準備状況についてまとめた。

1.イラン

核兵器疑惑の続くイランだが、いよいよ核弾頭(爆弾)完成に近づいていると言われる。イスラエルのネタニヤフ首相とバラク国防相は、これまでよりも強い言葉で、イスラエルがイランを攻撃する可能性について世界に発信している。

しかし今回、世界はこのイスラエルの警告にほとんど耳を貸していない。本当にイスラエルが攻撃を実行するとは考えていないのか・・・。しかし、攻撃しないとも言い切れず、微妙な状況が続いている。

なお、実際にイスラエルがイランへの攻撃を実行した場合、イスラエル国土は、イランからのミサイルの雨となり、イスラエルとアメリカが反撃するなど、地域をまきこむ戦争に陥ると思われる。

<どうしたらイランの核開発を止められるか>

これまでのところ、アメリカ、EUともかなり厳しい経済制裁を行っているが、イランの方針を変えるには至っていない。昨日、イランのタンカー36隻が船旗を無断でタンザニアと偽って原油の輸出をしていたことがわかった。経済制裁には抜け道もあるということである。

軍事攻撃について、専門家は、「たとえ今イランの核工場を爆破したとしても、その後に開発を再開するだけで意味がない。サイバー攻撃や科学者の暗殺で、開発を若干送らせることも可能だが、それも抜本的な解決にはならない。」と言っている。

イランの核開発を止める唯一の方法、それは、イランの最高権威者であるハメネイ師が自ら、止めることである。世界は、その道を模索しなければならない。

<対立の図式>

イラン、シリア、レバノン(ヒズボラ)ロシア 北朝鮮/ 対 /イスラエル、アメリカ、EU諸国、湾岸アラブ諸国

*そのイランだが11日、北西部でマグニチュード6.3の地震が発生。捜索活動が続いているが、これまでに227人の死亡が確認されている。1万6000人が避難所生活を強いられている。(2003年のイラン南部ボムの地震では3万人が死亡・イランは地震が多い)

2.シリア

シリアの内戦が混迷を増している。先週政府軍がアレッポの要所を奪回し、激戦となっている。ダマスカスでも大きな爆発があった。金曜には、ヨルダン領内でも衝突があったもよう。死者の合計はこれまでに21000人。

難民はさらに増え、現時点で15万人が周辺のトルコ、ヨルダン、レバノン、イラクの国境に設置されたキャンプで避難生活を送っている。最も難民を多く受け入れているのがトルコで、その数50000人にのぼる。アメリカは、これまでに難民支援金として8200万ドルを供出している。

シリアには、現在、アサド政権を支援するイラン革命軍兵士数千人、対する反政府勢力の中にはアルカイダの存在が目立ち始めている。時間がたつにつれて、シリアの外からのテロリストがより複雑で危険な状況を作り始めている。

アサド大統領がいよいよ追いつめられた場合、化学兵器を使う可能性が高いとして、イスラエルはじめ、ヨルダン国王もその懸念を表明している。


*シリアは1982年、現アサド大統領の父ハーフェズ・アサド大統領の時に、ハマ虐殺で、シリア市民(スンニ派)20000人を殺害している。この時、化学兵器を使ったいう報告もある。

また、シリアへの圧力を軽減するため、イランがヒズボラに命じてイスラエルを攻撃させる可能性もある。

<対立の図式>

イランと西側の対立と同様の対立の図式だが、シリア問題についてはトルコが大きく関わっている。現在、アメリカとトルコが協力して反政府勢力を支援しながら、アサド政権が倒れた後の対処について協議している。
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イスラエル国土防衛の現状 2012.8.13

 2012-08-13
<携帯を通じた警報システム>

イランからのミサイル、核弾頭、シリアからの化学兵器など、いつ何時イスラエル国土を巻き込む戦闘も否定できない現状を受けて、イスラエル国防軍は、全市民に携帯を通じて危険を知らせるシステムを構築中で、今週いっぱいテストが行われる。

ガザ周辺地域ではすでにこのシステムが使われており、国防軍から、シェルターに入れという緊急指令の他、いつまでシェルターで過ごすのか、シェルターから出てもよいのかなどの通知が市民に配信されている。

こうした通知はショックが大きく、パニックになってもいけないので、17才以下の子どもには配信されない。大人が受信し、それぞれの親が子どもを守るシステムだ。

<なおざりのシェルター(防空壕)>

かつては、すべての家屋の近くにシェルター(防空壕)を作ることが義務だった。しかし、平和が続くと、その規制がゆるみ、シェルターのない家が増えている。

全国的に見ると、約170万人、人口の40%がミサイル攻撃や空襲があっても入れるシェルターを持っていない。また、町の経済力によってシェルターの配備に差が出ていることがわかった。貧しい町ほどシェルターが完備されていない。

またシェルターがあっても物置になっており、実際には使えないシェルターも多い。(Yネットニュースによると、現存するシェルターの60%がこの状態)

<テルアビブ>

ユダヤ人が世界一集中して住んでいるテルアビブだが、ハアレツ紙によると、人口約40万人のうち、シェルターに入れるのはその1割の4万人しかないことがわかった。テルアビブ市が、規制をなおざりにしてきたため。

またテルアビブ市内には公共のシェルターが約400カ所あるが、係官が回って鍵を開けるだけで24-48時間かかるという調査結果が出た。これではいかなる攻撃にも間に合わない。

<ガスマスク不足>

1991年の湾岸戦争の時は、ほぼ全市民にガスマスクが配布され、イスラエル軍からは、いざ化学兵器が撃ち込まれた場合にどう動けばよいのか、徹底したマニュアル指導が行われた。そのため、実際にスカットミサイルが着弾した時も市民はあわてずに密閉した部屋に入り、パニックにはならなかった。

ところが現在、シリアやイランからの同様の攻撃の可能性がある中で、ガスマスクを持っている市民は60%。これから全市民に配布するだけの、ガスマスクを製造、配布するのに2-3年はかかると計算されている。*ガスマスクは海外から注文できず、国内で生産するしかないため。

今、もし本当に戦争になったら、イスラエル市民の多くが逃げる場所もガスマスクもないというのが現状である。
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エジプト:ムルシ大統領本領発揮しはじめる!?2012.8.13

 2012-08-13
シナイ半島で武装組織に16人の警察官を殺害され、本格的軍事的にシナイ半島の治安に乗り出しているエジプト。武装組織を空爆し、多数のテロリストを逮捕している。

またガザの地下トンネルを使ってシナイ半島に出入りしていることがわかり、エジプトはトンネルの閉鎖を行っている。こうした強行とも言える徹底した軍事行動により、大統領の力を誇示し、「救世主のムルシ(大統領)」のイメージが打ち出された形となった。

<元軍最高評議委員会・タンタウィ国防相を更迭>

元ムバラク政権下で働き、政権が倒れたあとは軍最高評議会として国を治めたタンタウィ氏。いったん国防相に任命したムルシ大統領が昨日、突然同氏に対して定年退職するよう命じた。タンタウィ氏とともに軍のNO2も更迭された。タンタウィ氏は、続けて大統領アドバイザーになるが、実質は更迭である。

<大統領に権威を与える新憲法を発布>

大統領の権威を制限する前の憲法は、上記軍最高評議会が暫定的に発布した物だった。ムルシ大統領はタンタウィ国防相の更迭とともに、前の憲法を廃案とし、新しい憲法を発布した。

シナイ半島の混乱に乗って、ムルシ大統領がエジプト政権を一掃した形である。イスラエルは、ムスリム同胞団の背景を持つムルシ大統領とエジプトの動きを注意深く見守っているところで、そろそろムルシ大統領との会談をするべきではないかとの意見も出ているところである。
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ダマスカス大学のドルーズ学生80人、ゴラン高原へ生還 2012.8.9

 2012-08-09
シリアの首都ダマスカスの大学に留学中だったドルーズ族学生約100人のうち、80人が7日、ゴラン高原の自宅に無事帰還した。(2012年7月31日の記事参照)

学生たちはダマスカスの様子について、全員が「メディアは実際の10%ぐらいしか報道していない(もっとひどいということ)」と語っているという。

生還した学生たちは非常に恐れており、PTSD(心的外傷ストレス症候群)に陥っている者もある。ダマスカスにはまだ20人ほどが残っていることになるが、自ら残って反政府軍と共に戦っている者もいる。

<シリア内戦その後>

シリアでは、ダマスカス、アレッポの2大都市を中心に激しい戦闘が続いている。アレッポでは、政府軍が戦車を含む地上軍を送って血みどろの戦いになっている様子。

一昨日、アサド大統領は、イラン政府高官のジャリリ氏と共にいるところをテレビで放映し、イランとの深い友好関係をアピールした。しかし、シリアでは一昨日、ヒジャブ首相が離反し、アサド政権に大きな打撃となったところである。
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エジプト軍がシナイ半島空爆 2012.8.9

 2012-08-09
4日、シナイ半島、ガザ国境ラファ付近で、イスラム武装勢力*に警察官16名を殺害されたエジプト。ムルシ大統領が、無法地帯化しているシナイ半島の安定化に乗り出した。

*この武装勢力は、この直後奪った輸送車でイスラエルでのテロを実行しようとして国境を越え、イスラエル空軍に阻止されている。

<シナイ半島の武装勢力へ空爆>

まずは、昨日からガザとエジプトの間の密輸トンネルを閉鎖。今日8日には、ラファ付近、空軍を使ってシナイ半島北部を空爆した。これにより、武装勢力20-23人(情報によっては30人)が死亡している。

エジプトが、シナイ半島、イスラエルとの国境付近で本格的な軍事行動に出るのは1973年にイスラエルと和平条約を結んで以来のこと。

<諜報機関チーフとシナイ半島知事を解雇>

今回警察官が16人殺害された事について、エジプトの諜報機関長官は、数日前にイスラエルから警告を受けていたことがわかった。

長官は、情報を得ていたことを否定せず、「まさか、同じイスラム教徒が、ラマダンの断食明けの食事を取っている最中の警察官を襲うとは思わなかった。」とミスを認めた。

これを受けてムルシ大統領は、この諜報機関長官、ならびにシナイ半島知事を解雇した。シナイ半島には、暴動対処になれている部隊を派遣するよう、タンタウィ国防相に要請した。
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焼身自殺未遂4人目 2012.8.9

 2012-08-09
先月、テルアビブでモシェ・スリマンさん(57)が政府の福祉政策に抗議して焼身自殺したが、その2週間後に、障害のある元イスラエル軍兵士が同様の焼身自殺を試み、死亡した。

その後精神病院で1人、今日また70才の女性が政府に抗議して焼身自殺をはかった。あとの二人は重傷となり、病院で手当を受けている。
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無法地帯シナイ半島-防がれたテロ 2012.8.7

 2012-08-07
昨日発生したシナイ半島でエジプト警官16人を殺害し、APC(軍用車両)を2台を強奪してイスラエルに入ろうとしたテロ事件。犯行グループは500キロもの爆発物を持ってイスラエル領内2キロの地点まですすんでいたことがわかった。

車両は、空軍によって爆破されたため、市民に対する大きなテロは未然に防がれたことになる。作戦はわずか15分で終了しており、イスラエル軍のガンツ参謀総長は、現場にいた兵士らの的確な対処を高く評価した。

しかし、今回の事件でシナイ半島がいかに無法地帯になったのか、より明確となり、イスラエル軍は続けて警戒する。

<エジプトムルシ大統領の対処>

エジプトの警官16名が死亡した今回の事件は、エジプトのムルシ新大統領にとっては大きなテストとなる。ムルシ大統領は犯行グループを激しく非難。エジプト警備隊が殺害されたガザとの国境ラファを包囲して、付近にいるジハードのメンバーの逮捕を試みている。

<だれがなんの目的で???>

今回のテロ未遂事件は、だれの犯行か、何の目的かがよくわかっていない。ムスリム同胞団は、エジプトとガザ地区の関係を悪化させようとするイスラエルの陰謀だとイスラエルを非難した。無論、イスラエルはこれを否定。

今回のテロは国際ジハード(聖戦)の犯行と考えられており、イランやヒズボラ関係ではないとみられている。ではだれの犯行かということになるが、イスラエルのバラク国防相は、シナイ半島が本当に無法地帯になってきていること、エジプトのムルシ大統領がシナイ半島の現実に目を向けるきかっけになってほしいとのコメントを出している。
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シリアのヒジャブ首相が離反 2012.8.7

 2012-08-07
昨日、シリアのヒジャブ首相がアサド政権から離反。自由シリア軍に助けられて、家族と共に国外へ脱出した。現在、どこにいるかは不明だが、ヒジャブ首相は、月曜、アルジャジーラを通じて、アサド政権から離反したことを表明した。

CNNによると、ヒジャブ首相の任命はわずか2ヶ月前であり、彼の離反はアサド大統領の面目をづぶすが、実質アサド政権に及ぼす影響は少ないとみられている。
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ニュージーランドで115年ぶり火山噴火 2012.8.7

 2012-08-07
ニュージーランドのトンガリロ山が115年ぶりに、なんの前触れもなく突然噴火した。火山灰はニュージーランドの北部に広範囲にわたって降っており、航空機などに影響が出ている。
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シナイ半島からイスラエルへ、テロ集団 強行侵攻 2012.8.6

 2012-08-06
5日午後8時(日本時間6日午前2時)、グローバル・ジハーディスト(アルカイダ関係のイスラム過激派で聖戦主義者・・イスラムのために殉教する者)のグループが、シナイ半島北部ラファ付近を警護していたエジプト警備隊を、RPGミサイルなどで襲撃し、15名を殺害。

エジプトのAPC(兵士運搬軍用車)2台を強奪して、イスラエルとの国境カレン・ショムロン検問所へ移動し、警備中のイスラエル軍に対して対戦車砲などで攻撃を開始した。イスラエル軍が応戦し、1台は爆破したが、1台はイスラエル領内へ侵入した。

エシュコル地域などイスラエル南部ガザ周辺住民には、一時外出禁止の指令が出されていたが、まもなくイスラエル空軍が侵入車両を空爆して、ジハーディストら7人はすべて死亡した。イスラエル市民、兵士らに被害はなかった。

<再燃するガザ情勢>

これに先立ち、イスラエル空軍は、ガザへのピンポイント攻撃を行い、1人(19才)が死亡した。イスラエル軍によると、ガザで死亡したのは、ジハーディストで、イスラエルに対するテロを計画中だったという。

その後まもなく6時ごろ(日本0時ごろ)、イスラエル南部スデロットなどに連発したミサイルが着弾している。
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ゴラン高原にシリア人1人侵入 2012.8.5

 2012-08-06
上記事件の2日前の4日、ゴラン高原で、鉄条網を断ち切ってイスラエルへ侵入しようとしたシリア人1人がいた。イスラエル軍が発砲し、負傷している。

シリアではアレッポでの激しい戦闘で、町の60%を反政府勢力が制圧していると言われていたが、現在、2万人の政府軍がアレッポを包囲しているもようで、今後、ゴラン高原へのシリア人侵入もさらに増えるとみられる。

イスラエルが恐れるのは、南部シナイ半島からジハーディストが侵入してきたように、北部ゴラン高原からも、シリア内戦の混乱に乗じて、テロリストが侵入してくるのではないかということである。

<ゴラン高原のシリア側がシナイ半島と同様の無法地帯になりつつある>

今回、シナイ半島からジハーディストが侵入してきたが、これは、シナイ半島が、ムバラク政権が倒れた後、無法地帯と化し、今やアルカイダなどあらゆるイスラム過激派の潜伏地帯となった結果である。

シリアについても、アサド政権が倒れた後、ゴラン高原に接する地域が無法地帯となり、イスラム過激派のイスラエル攻撃の拠点になるのではないかとイスラエルは警戒を強めている。
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シリア・アサド政権とイラン 2012.8.5

 2012-08-06
シリアでは、3000人のイラン革命軍兵士が、アサド政権を支えていることがわかった。アサド大統領は、イスラム教シーア派に近い少数派のアラウィー派。これに対し、大多数のシリア国民は、シーア派とは絶えず敵対するスンニ派である。追いつめられたアサド大統領が、離反者相次ぐシリア軍よりも、シーア派国家イランの方を信頼しはじめているのではないかと分析されている。

<自由シリア軍(スンニ派)がイラン人巡礼者48人を拉致>

昨日、ダマスカス近郊で、巡礼のバスが来ていたイラン人48人をシリア軍が襲撃48人を拉致した。誘拐されたイラン人の消息は不明。イラン人の拉致はこれが初めてではなく、1月にも発生している。

シリア内戦に、イスラムのシーア派対スンニ派の戦いという要素もあるということである。
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パレスチナ国連問題再び 2012.8.5

 2012-08-06
昨年9月、パレスチナ自治政府は、国連安保理に対し、PLO(パレスチナ解放機構)の名目による国連の団体オブザーバーの立場から、パレスチナという国名による加盟国として、国連に加えられるよう安保理に要請を出した。

これについて安保理は、地域の安定化につながらないとして、採択せず保留にしたままである。これに対し、パレスチナ自治政府は、今年9月、別の切り口から再び国連にチャレンジする方針を明らかにした。

今年は、国連に対して、”国連の団体オブザーバー”から”国連の非加盟国オブザーバー”にアップグレードするよう、国連総会に要請する。同じオブザーバーでも、”団体”から”国”としての国際的な認識を得ることになる。

実際には、事務総会で何が決まっても実行力はないのだが、パレスチナが”国”であるとの認識が定着してくれば、安保理もパレスチナを加盟国として認めざるを得ない状況が生まれるとのねらいがある。
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ゴラン高原にシリア人1人侵入 2012.8.5

 2012-08-06
4日、ゴラン高原で、鉄条網を断ち切ってイスラエルへ侵入しようとしたシリア人1人がいた。イスラエル軍が発砲し、負傷している。

シリアではアレッポでの激しい戦闘で、町の60%を反政府勢力が制圧していると言われていたが、現在、2万人の政府軍がアレッポを包囲しているもようで、今後、ゴラン高原へのシリア人侵入もさらに増えるとみられる。

イスラエルが恐れるのは、南部シナイ半島からジハーディストが侵入してきたように、北部ゴラン高原からも、シリア内戦の混乱に乗じて、テロリストが侵入してくるのではないかということである。

<ゴラン高原のシリア側がシナイ半島と同様の無法地帯になりつつある>

今回、シナイ半島からジハーディストが侵入してきたが、これは、シナイ半島が、ムバラク政権が倒れた後、無法地帯と化し、今やアルカイダなどあらゆるイスラム過激派の潜伏地帯となった結果である。

シリアについても、アサド政権が倒れた後、ゴラン高原に接する地域が無法地帯となり、イスラム過激派のイスラエル攻撃の拠点になるのではないかとイスラエルは警戒を強めている。
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