エジプト新憲法施行 2012.12.27

 2012-12-27
懸案になっていたエジプトの新憲法。イスラム主義に傾きすぎだとして反対する勢力と、憲法制定を急ぐムルシ大統領(イスラム主義団体・ムスリム同胞団)が激しく対立していたが、2回目の国民投票を経て承認され、26日、正式にエジプトの新憲法として施行されるに至った。

新憲法への賛成票は63.8%、反対は36.2%だった。ムルシ大統領は、「エジプトは新時代を迎えた。」と語り、これからは落ち込んでいる経済改善政策を第一にすることを明らかにした。

大統領は、反対勢力に対し、和解して共に前進するよう呼びかけてているが、反ムルシ派は、国民投票に不正があったとしてあくまでも対立していく姿勢である。また今後、新憲法下のエジプトが本当に民主国家になるのか、独裁的なイスラム主義国になっていくのかどうか注目されるところだ。

憲法制定を受けて、エジプトでは2ヶ月以内に下院の選挙が行われ、議会政治の再開となる予定である。

<エジプト人活動家がイスラエルで講演>

エジプトで民主化デモを行った指導者の1人で、ブロガーとしても知られるマイケル・ナビール・サナードさん(27才・写真)が、苦労の末、国連の人権保護団体の支援を受けてイスラエルのビザを取得、ヘブライ大学で講演を行った。

サナードさんは、かつては民主国家として反映していたエジプトが、ナセル大統領の時代から独裁になり、同時に経済力も落ちていったという歴史を語った。

これに反対して立ち上がったエジプトでのアラブの春で、最初は純粋な民主化運動だったが、第二段階では、軍暫定政権に支配され、そして現在の第三段階は、イスラム主義の台頭だと語った。この間、民主主義の実現に奔走してきたサナードさんは、軍に何度も逮捕され、302日間刑務所に拘束されて拷問も受けたという。

アラブ民族主義が架空であると語り、「アラブ民族主義とシオニズムは互いに依存している。中東では共存するしか道はない。」と大胆に発言。次にイスラエルが民主国家であることを高く評価する発言をすると、前列に座っていた親パレスチナの女子学生らが立ち上がって激しく非難をしはじめ、20人くらいが退席していった。

サナードさんは、無神論者だと言っていたが、ハマスの息子のモサブ・ハッサン・ユーセフさんと同様に、内側から事実を摘発する若者はエジプトにもいるということである。なお、サナードさんは現在ドイツに在住している。
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試練の中にいるアメリカ 2013.12.27

 2012-12-27
<財政の崖(フィスカル・クリフ)近づく>

アメリカは2013年1月1日、財政の崖(フィスカル・クリフ)を迎える。

財政の崖とは、ブッシュ大統領以来の大型減税政策の期限切れとなり、市民への増税が始まる時期と、国家債務上限額への到達でもはや借金ができなくなり、歳出の大幅削減を余儀なくされる時期が重なって、アメリカの景気が大きく後退するというものである。もしこれを回避できなければアジアをはじめ世界経済を影響と及ぼす。

オバマ大統領は、富裕層の税金を増額する案を出したが、共和党の反対で却下となった。フィスカル・クリフまであと数日しかない。オバマ大統領はハワイでのクリスマス休暇を早めにくりあげ、ホワイトハウスに戻って対応中である。

<アメリカ全土で吹き荒れる嵐とたつまき>

今週初頭より吹き荒れている強い寒波を伴う嵐で、アメリカ全土ではすでに6人が死亡した。ミシシッピ州では、大雪ととたつまきも発生し、建物に被害が出ると共に、20万人以上の家庭が停電に陥っている。アラバマ州とミシシッピ州は非常事態宣言を出した。

この寒波と大嵐は今後、先にスーパーストーム・サンディの被害を受けた地域を含む東海岸に移動していく予測されている。
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イスラエルのクリスマス 2012.12.25

 2012-12-25

<エルサレム>
基本的にクリスマスはユダヤ人に関係がない。逆に彼らを迫害したキリスト教会を連想させるものでもあるため、エルサレムでは、ホテルなど観光客への配慮が必要な場所以外に、クリスマスの空気はまったくない。

しかし、一般に常識的なユダヤ人たちは、相手がキリスト教徒だと知ると「メリークリスマス」とあいさつをしてくれる。エルサレム市も、キリスト教徒に敬意を払うためか、今年も23日にクリスマスツリーになるもみの木を早い者勝ちで無料配布した。

今年は、旧市街への入り口で最もにぎやかなヤッフォ門にクリスマスツリーが立てられる予定だったが、ユダヤ教徒からの反対もあり撤去された。

ユダヤ教正統派の中には、「クリスマスには悪霊が働く」といい、悪霊の影響を受けないために、クリスマスイブにはトーラーの学びをせず、ミツバとよばれる律法にかなったよい行いもしないようにするという宗派もある。(Ynet)

メシアニック・ジューたちの間でも、クリスマスは「異邦の偶像礼拝」として敬遠されている。しかし、変わり種?のエルサレム・アッセンブリーだけは、アメリカやヨーロッパなどクリスマスの文化を持つ国から移住した人たちに楽しんでもらおうと、24日夜、礼拝ともちよりの食事会とが行われた。あっぱれ熱血メノー牧師。

会では7カ国からのチームが、クリスマスの歌をそれぞれの言葉で歌った。世界の四隅から人々が移住してくるイスラエルだからこそ可能なプログラムで、感動していた人も多かった。ちなみに日本語もエントリーした。

<ベツレヘム>

2012年、パレスチナは、ベツレヘムの生誕教会ユネスコ認定、国連での格上げで、特別な意味でのクリスマスとなった。生誕教会での深夜ミサには、アッバス議長の他、ファイヤド首相も出席した。(議長らはイスラム教徒)

生誕教会前広場は、今年も電飾で飾られた大きなツリーと、数千人の観光客でにぎわった。(写真はYネットより)。ベツレヘム市内34カ所のホテルは、すべて満員。広場ではステージが組まれて、クワイヤが歌ったり、パレスチナ人の子供たちや鼓笛隊によるパレードなども行われた。

しかしながら、台頭するイスラム主義や迫害を受けて、西岸地区のクリスチャンは今も海外へ流出し続けており、ベツレヘムのキリスト教徒の人口は全体の3割程度にまで落ち込んでいる。実際は、ベツレヘムはイスラムの町なのである。

そのため、ベツレヘムのクリスマスは、観光客勧誘目的と政治的な要素もありで、けっこう世俗的であることを否めないのも事実。

<イスラエル国内のアラブ人クリスチャン>

パレスチナに比べると、民主国家イスラエルでは、多少の差別は避けられないが、確かにキリスト教徒も自由に信仰を守る事ができている。ナザレなど北部には多くのアラブ人クリスチャンがおり、静かで家庭的なクリスマスを楽しんでいる。

レバノンの国境からイスラエル領内わずか8キロのところにある町ミーリヤは、人口3100人。めずらしく100%キリスト教徒の町である。実際に日曜に礼拝に来るのは全体の8%だというが、一応、全員ギリシャ・カトリック教徒。教師や弁護士など高学歴の人が多く、皆中流家庭である。

この町で教会の長老的存在ラウヤさんのお宅を取材。大きなクリスマスツリーをはじめ、家中が様々なクリスマスグッズで飾られていた。

ラウヤさん一家は、世俗的な一家だったが、1996年、彼の妻の重篤な病気が奇跡的に癒されたという経験から、祖父母をはじめ、全員、信仰に立ち返ったという。今では毎日午後5時、家族や近所の人々も参加して、聖書朗読と祈りを続けている。

娘さんがアラビア語でおなじみのクリスマスの賛美歌「神の御子は今宵しも」を歌ってくれた。迫害多いイスラム諸国のことばアラビア語でも、この歌が歌われていることに感動だった。(写真・手前がラウヤさん)

<ネタニヤフ首相あいさつ>

ネタニヤフ首相のクリスマスのあいさつ。今年はけっこう政治的だった。中東で信教の自由が認められ、クリスチャンの礼拝が保護されているのはイスラエルだけだと強調。来年はぜひ「永遠に私たちの首都エルサレム」を訪問してくださいと語った。(それを笑顔なく怖い顔で語っているのが若干おもしろかったりする。)

http://www.mfa.gov.il/MFA/Government/Communiques/2012/PM_Netanyahu_Christmas_greeting_24-Dec-2012.htm
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悲しいシリアのクリスマス 2012.12.25

 2012-12-25
ダマスカスでは23日朝、パン屋さんをシリア政府軍が空爆し、パンを買うために列をなしていた人々を含めて多数が死亡した。反政府勢力は90人死亡と主張しているが、正確な数字は不明。

シリアのキリスト教徒の人口は、全体の10%にのぼっていた。しかし、親アサド大統領派の人も少なくなかったため、イスラム主義の反政府勢力を恐れて、すでに多くが国外難民となっている。

シリア国内にとどまっている者も、物価が2-3倍と高騰が続いており、食料すら買えないのが現実。ダマスカスの旧市街クリスチャンが多く住む地域。昨年はそれでも若干のお祝いの飾りなどもあったが、今年は全くないとBBCは伝えている。

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死海写本の新しいサイト 2012.12.18

 2012-12-18
Merry Christmas  
A Happy New Year!

今年いっぱい、オリーブ山便りを受信してくださった皆様、また新しく登録してくださった皆様。
暗いニュースが続くなか、共に激動のイスラエル、また世界をとりなすことができたこと、
心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

<本物の死海写本・創世記1:1の写真>

18日、エルサレムで新しい死海写本のホームページが紹介されました。イスラエル考古学庁とグーグルが技術協力し、より本物により近い写真をだれでも見て読むことができるようになりました。www.deadseascrolls.org.il

その記者会見において、本物の死海写本をまのあたりにし、私自身のカメラで写真に納めることができました。
添付した写真は、創世記1章1節です。(網がかかっているように見えるのは、写本を保護するための特殊な網)。

2000年前、イエスさまがおられたころのみことば。イスラエルと聖書、イスラエルと主ご自身の結びつきを改めて実感し、深い感動を覚えました。新年にあたり、皆様とも分かち合いたいと思いました。

天地創造の主がイスラエルと共に、そこに接ぎ木された私たちと共にいてくださいます。今週の日曜、皆様の教会での礼拝、イベントがおおいに祝福されますように、また来る2013年も、それぞれの地で祝福と前進に満ちた年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
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2012年 イスラエル経済 2012.12.18

 2012-12-18
イスラエル財務相ステイニッツ氏によると、2012年、イスラエル経済ののびは、昨年より若干下がって3.5%となった。日本は震災等でマイナスになっていたが今年は2.2%

<2012年も記録更新・イスラエルへの旅行者330万人>

毎年更新しているイスラエルへの観光客数だが、今年もすでに更新し、この11月末までのデータで330万人がイスラエルを訪れた。うち60%はクリスチャン。(1位インドネシア 2位ナイジェリア 3位ポーランド)

観光局によると、来週のクリスマスには75000人(うち25000人がクリスチャン)がイスラエル入りする。ベツレヘムは西岸地区だが、イスラエルの観光局がエルサレムとベツレヘム間の特別のバスを走らせることになっている。バスは24日午後12時から25日午後12時まで10-15分おき、ノンストップで走るという。

<”スタートアップ”の国(世界の立ち上げ屋イスラエル)>

最近”スタートアップ”ということばが出回っている。”スタートアップ”とは、”立ち上げ”という意味で、様々なアイディアを出して小さなベンチャー企業を立ち上げ、それを大企業が買い上げるという流れのことである。主にIT産業、医療機器、防衛関係企業でこのしくみが広がっている。

イスラエル(テルアビブ)では年間少なくとも800の新企業が立ち上がっており、アメリカ、中国に続いて世界3位のスタートアップ大国。(つい最近までは2位だった)2012年には、海外の大企業が550の会社に計214万ドルを投資(買い上げ)した。これは2011年に比べると実に70%アップとなる。

あまり知られていないが、インテルはイスラエルからのスタートアップ。この道32年のジョン・メドヴェッド氏によると、マイクロソフト、グーグルなどIT企業のほとんどの立ち上げにイスラエルが関わっているという。イスラエルはいわば「世界の立ち上げ屋」なのである。

最近、世界でイスラエル製品のボイコットが横行しているが、もし本気でイスラエル製品をボイコットするなら、コンピューター全部、グーグルもフェイスブックも全部あきらめてもらわなければとメドヴェッド氏は語る。

<貧富の差拡大>

頭のいいIT関連の人々がますますよい暮らしになるため、優秀な人材はすべてそちらに流れてしまい、給料の安い学校教師の不足が深刻になっている。

教育がなければワーキングプアになる厳しい社会である。最近では、仕事一つだけでは生活できないので2つの仕事をまわす人が15%にのぼる。2012年、銀行に借金をして生活をしのいだ家庭は18%(ほぼ5家族に一つの割)。

さらに2012年、貧困家庭の子供の10%が路上で金銭を求めたことがわかった。2011年の3%から急上昇である。また、貧困家庭の20%が生活のために、子供の受けるべき教育をあきらめていた。
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シリア情勢アップデート 2012.12.18 

 2012-12-18
<パレスチナ人も巻き添え>

15日、ダマスカス、ヤルムク地区のパレスチナ難民キャンプがシリア政府軍に空爆され、25人が死亡。シリア政府軍と激しい戦闘になっていたが17日、反政府勢力がこのキャンプをほぼ制圧した。パレスチナ組織PFLPのリーダー・アフマド・ジブリもシリアから逃れたもよう。

この戦闘で、数百人規模のパレスチナ難民が、いっせいにレバノンへ逃れた。シリア国内にはイスラエル建国1948年以来のパレスチナ難民が約50万人にいた。これを受けて、これまでシリア内戦についてコメントを控えてきたアッバス議長も、国際社会に対処を求めた。

<ヨルダンへの難民も急増>

ここ2-3日、ヨルダンへ逃れてくるシリア人が急増しているという。難民らはシリア政府軍が化学兵器を使うのではないかとの懸念している。

先月、イスラエルはヨルダンに対して、シリアの化学兵器を攻撃することをもちかけていたが、ヨルダンに近いところに化学兵器があるのかもしれない。実際、シリア政府は、17日、「化学兵器が反政府ゲリラの手にわたるかもしれない」と語っている。
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イスラエルよりアメリカへ 2012.12.16

 2012-12-16
アメリカのコネチカット州で起こった小学校での悲惨な虐殺事件。イスラエルでも連日トップニュースで流されている。

15日、ネタニヤフ首相は、オバマ大統領に哀悼を伝える手紙を出した。テロで子供を失う経験のあるイスラエルなので「わたしたちにはわかります」とのことばがそえられていた。ネタニヤフ首相に続いてペレス大統領もオバマ大統領に哀悼の手紙を出した。

犠牲となった20人の子供たちの中に6才のユダヤ人少年も含まれていた。地域のシナゴグでは、ラビが人々に「世界には悪があるということだ。これは神のなさったことではない。おちついて、前向きに生活を続けるように」と語ったという。

ユダヤ人にとっては楽しいはずのハヌカ、またこれからクリスマスを迎えるにあたって、愛してやまないかわいいさかりの子供たちを失った家族の痛みは想像を絶する。

<アメリカで増える銃乱射事件>

アメリカでは、今年7月にもバットマンの試写会で銃を乱射した男がおり12人が犠牲となった。今後、オバマ大統領が銃社会をどう変えるのかが注目されるところである。

世界の情勢を分析し霊的なメッセージを語るアメリカ人神学者ジョエル・ローゼンバーグ氏は、「アメリカは年々神を閉め出している。神に背を向ければ向けるほど、悪が入り込む。」とアメリカの急速な没落を憂慮し、警告している。
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ヘブロンで新たなテロ組織が「第三インティファーダ」宣言 2012.12.16

 2012-12-16
15日、西岸地区ヘブロンで、ハマス、ファタハ、イスラム聖戦、PFLPが合同で「National Union Batallion(国民同盟戦闘部隊(仮訳))の立ち上げを宣言し、そのビデオを流した。http://youtu.be/OU8CRBtyVcM

このグループは、国連でのパレスチナ格上げを支持すると同時に、”海から川まで”の全域をパレスチナのものにするために戦うと「第三インティファーダ(イスラエルに対する戦闘)」を宣言している。
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リーバーマン外相辞任 2012.12.15

 2012-12-15
イスラエル法務局が、リーバーマン現職外務相を背任罪で起訴することが決まったことを受けて、14日、同氏は外務相、ならびに副首相から辞任する意向を発表した。

リーバーマン氏は16年近く前から、不正な政治献金を受け取り、資金洗浄(不正な資金でないようにみせかけるための操作)していた疑いで捜査されてきた人物。

今回の起訴は、同氏が捜査情報を警察から不正に入手しようとしていたという背任罪で、汚職そのものについては証拠不十分として不起訴のまま捜査も終了することになった。

<総選挙への影響>

リーバーマン氏は、極右とされるイスラエル・ベイテイヌ党の党首。先月、ネタニヤフ首相が、リクードとベイテイヌとの合併を発表し、選挙名簿も合同で作製したばかり。同氏は、「法的には外務相を辞任する必要はないが、総選挙(1月22日)までにこの件をクリアにしておきたいとのことで辞任を決めたと語っている。

つまり、外務相は辞任しても、政治生命が終わったわけではなく、起訴がクリアになれば、総選挙にもそのまま出てくる形となる。ネタニヤフ首相も、「起訴がクリアになり、次期政権では活躍してほしい」と語っている。

<極右で爆弾おとし発言が多いが、根強い人気のリーバーマン氏>

リーバーマン氏は、「ユダヤ人としての本音だが、それを口に出したら論争になるので通常は言わない」といったような事柄をそのまま言うことがある。たとえば、「アラブ人はイスラエルから全員いなくなるべき」といった発言である。

また先週11日、リーバーマン氏は、ヨーロッパのほとんどの国が国連総会でパレスチナの格上げに賛成し、エルサレム郊外で西岸地区にあたるE1地区にユダヤ人住宅建設を進めるイスラエルに圧力をかけるヨーロッパに対し、

「ヨーロッパは、イスラエル打倒を叫ぶハマスと、それに沈黙を保っているアッバス議長に対してなんの対処もしていない。これはナチスの虐殺を知りながら何もしなかった1930年代ホロコーストの時代のヨーロッパと同じ状況だ。」とダイレクトに発言し、”どんびき”と”ひんしゅく”をかった。

しかし、極右としてけむたがられる一方、内心「そのとおり」と思っている市民も少なくなく、根強い人気がある。またリーバーマン氏は自身がロシア系であるため、ロシア系住民の支持基盤もある。
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ヘブロンでもハマス25周年 2012.12.15

 2012-12-15
13日、ジェニンに続いて14日、ヘブロンでもハマス25周年ラリーが行われた。住民は緑のハマスの旗やはちまき、紙で作ったカッサムロケットを掲げて集会に集まった。これはアッバス議長の公式の承認によるものである。

ラリーでは、ガザ地区からハマス指導者イスマエル・ハニエ首相が電話で「ハマスはイスラエルに勝利した。ハマスはイスラエルを認めない。」とするメッセージを群衆に対して語った。

ヘブロンでは今週、イスラエル軍兵士との衝突で17才少年が死亡したばかりだったので、イスラエル軍はハイレベルの警戒態勢をとっていた。パレスチナ自治政府も、警官200人を配置して警備にあたった。幸い暴力的な衝突はなかった。
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エジプトで今日、憲法の国民投票 2012.12.15

 2012-12-15
エジプトのムルシ大統領が、イスラム主義者主体で作製した憲法を承認するかどうかの国民投票が15日現在(日本時間15日16:00)から始まっている。カイロ、アレキサンドリアなど全国7カ所で投票が行われているが、治安部隊は25万人に上っているという。

この憲法をめぐっては、イスラム主義を導入したいムルシ大統領とムスリム同胞団に対し、世俗派でイスラム主義憲法に反対する反ムルシ派勢力が暴力的なデモ合戦となっていた。

この投票は、エジプトが将来、イスラム主義国になるか、世俗の国になるかを決める投票になると言われている。
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ロシア-シリア政権崩壊を示唆 2012.12.14

 2012-12-14
これまでシリアのアサド政権を支えてきたロシアだが、13日、ロシアの副外相が「アサド政権が風前のともしび」になっているという認識を明らかにした。

もしアサド政権が倒れた場合、ロシア人を含むアサド大統領支持派の人々を虐殺する可能性がある。そのため、ロシアは、シリアに在住する約5000人のロシア人を強制退去させる方向で検討中である。

<アサド政権がスカットミサイル使用>

アメリカ国防省の調べによると、反政府勢力は、アレッポ、ダマスカスなど、シリアの地中海側一帯を掌握しつつあるという。そんな中12日、アサド政権は、反政府軍地域にむけてスカットミサイルを発射した。

スカットミサイルは旧式で、あてずっぽうであるだけでなく、化学兵器を搭載可能とやっかいなミサイルである。スカットミサイルが使われたことでアサド政権がいよいよ窮地に陥っていると分析されている。

<アメリカが反政府勢力を承認>

反政府勢力に、イスラム過激派グループが含まれていることから、アメリカは、反政府勢力の代表団を正式に認めることを見送ってきたが、オバマ大統領は12日、これを認めると発表した。アメリカに続いて13日、100カ国あまりが承認の意思を明らかにした。
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西岸地区緊迫 2012.12.14

 2012-12-14
<西岸地区にもハマス>

先週、ハマスがガザ地区で盛大に創立25周年集会を行ったが、13日、西岸地区のナブルスでもハマスが記念集会を行った。これまで、パレスチナ自治政府は、ハマスが西岸地区内で集会をすることを禁じてきたのだが、和解の一環として許可したとみられる。西岸地区でのハマスの集会は5年ぶり。

テルアビブやエルサレムにもミサイルを撃ち込んだハマスの人気は西岸地区でも高まっているようである。

<イスラエル軍兵士への攻撃続く>

ガザの戦争での”勝利”、パレスチナの国連での格上げなどで、すでに勢いづいていたパレスチナ人の反イスラエル感情だが、先週、ネットに流れた、パレスチナ人の投石を受けてイスラエル兵たちが逃げるビデオに刺激され、さらに勢いづいた可能性がある。

先週から西岸地区内に駐留するイスラエル軍兵士にむかって激しく投石する動きが続いていたが、12日、国境を警備していたイスラエル軍兵士に向けて、銃をバッグから出そうとしたパレスチナ人がいた。それを見た女性兵士がその場で射殺した。

後になり、射殺したのは17才の少年、また銃はおもちゃの銃だったことがわかった。イスラエル軍は対応は正しかったと評価しているが、この女性兵士は現在、フェイスブックなどに写真入りで「死の脅迫」を受けている。

翌13日、この少年の葬儀で興奮したパレスチナ人らとイスラエル軍兵士がヘブロンで再び衝突。この時は、イスラエル軍は催涙弾を使用して沈静化させたが、夜になり、パレスチナ人らが再び火炎瓶を投げつけてきた。イスラエル軍の反撃でパレスチナ人が1人負傷した。

今後、勢いづいたパレスチナ人とイスラエル軍との衝突にどう対処するのか、また過激なユダヤ人入植者をどこまで押さえられるかが焦点となる。

<イスラエル軍の武器使用基準に変化なし>

投石する市民レベルの暴動に対してどう対処するのか、対応を協議していたイスラエル軍だが、これまでと同様、「命の危険がせまった場合にのみ殺傷能力のある武器を使用する。兵士はそれぞれよく判断すべし。」とのガイドラインを変えない方針となった。個々の兵士に難しい判断がゆだねられることになる。

1980年代後半に始まったインティファーダ(民衆蜂起)では、石投げのパレスチナ人をイスラエル軍が殺害することで、事態がエスカレートした。同じ失敗は避けたいというところ。
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ヨーロッパの反イスラエル主義 2012.12.14

 2012-12-14
ガザでの戦争以来、ヨーロッパでは反イスラエル主義が高まっている。フランスなどに続いて、デンマーク政府も、万が一に備え、ユダヤ人たちにキッパなどユダヤ人だとわかるアイテムを外で着用しないよう進める方針を決めた。デンマークのユダヤ人は6000-8000人。

デンマークに続いて、13日、ヨルダンもイスラエル人旅行者に同様の勧告を出した。
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ハヌカ6日目 2012.12.14

 2012-12-14
イスラエルの周囲が日々きなくさくなってくるが、エルサレムではイスラエルの神の奇跡に思いをはせるハヌカの祭りの真っ最中である。

エルサレム旧市街のユダヤ人家庭では、日暮れ直前に親子がが玄関先に出てハヌキヤとよばれる9本のろうそくにあかりをともす。光の祭りと呼ばれるにふさわしい美しい光景で、夜もツアー客でごったがえしている。

カフェやレストランは満員。甘いスフガニヤを選ぶ親子連れでにぎわっている。(写真は、旧市街の親子、クレーンで明かりをともす新市街、スフガニヤを選ぶ子供たち)
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シリアに潜伏するイスラエル兵 2012.12.10

 2012-12-10
化学兵器の使用に関して緊張するシリア。イスラエルのチャンネル2などで9日、シリアがすでに化学兵器を使ったとみられると訴えるビデオが流れた。http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/162968

その数時間後、イギリスのサンデータイムスが、シリア国内にイスラエルの特殊部隊が潜伏し、化学兵器のゆくえを細かく監視していると報告した。イスラエル国連大使のマイケル・オレン氏も10日、イスラエルは現在、非常にきびしくシリアの化学兵器を監視しているということを明らかにした。

イスラエルが懸念するのは、生物化学兵器が、ヒズボラなどのテロ組織の手に渡ること。70000ものミサイルを保有するヒズボラに、万が一化学兵器が引き渡された場合、数千人のイスラエル人が死亡する可能性もある。

現在シリアにいるイスラエルの特殊部隊の任務は、化学兵器を監視すると同時に、それらがヒズボラに移動しないよう妨害することである。

オレン国連大使は、ほんの少しでも化学兵器がヒズボラへ移動する兆候があれば、イスラエルは軍事介入を辞さないと言った。それはアメリカが軍事介入する基準とは違う(躊躇しない)とも警告している。
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逃げるフル装備イスラエル兵!? 2012.12.10

 2012-12-10
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4317755,00.html

9日、先週金曜のヘブロンでの衝突に引き続いて、再び西岸地区でイスラエル兵と、パレスチナ人の石投げのデモ隊との衝突があった。衝突があったのはナブルス近郊のクファル・カドムという村。西岸地区では最も危険とされる地域の一つである。

イスラエル兵らは、暴動に対処するフル装備の兵士だったが、パレスチナ人らに石を雨のように投げつけられ、途中から背中を向けて遁走。兵士たち3人は、負傷して病院に収容された。この様子はビデオに撮影されユーチューブに流されるというイスラエル軍にとっては屈辱的なこととなった。

<民主国家軍のジレンマ>

兵士たちはフル装備で武器を持っていたのだが、相手が投石レベルの民間人の場合、兵士が実際に武器を使えるのは、自分の命の危険が迫ったときのみという制限が付けられている。

もし違反すれば、兵士は裁判に訴えられる。そのため、どんな状況でも「これは命の危険が迫った場合かどうか」を考えなければならない。この状況を兵士たちは「まるで後ろ手に縛られているようだ。」と語っている。

また、そうした危険な場面でも常につきまとっている記者たちのカメラがいかに足かせになるかも語っている。

9日のケースでは、西岸地区では最も危険な地域に、しかもすでに西岸地区での暴動への危険性が高まっていることがわかっているにもかかわらず、わずかな数の兵士が送り込まれていた。

イスラエル軍では、この状況を重要に受けとめ、今後最前線に出ていく兵士たちの訓練と司令体制の見直しを行うという。(写真はヘブロンに駐留するイスラエル軍兵士:Yネット・ロイター)

なお、ガザで勢力を強めているハマスが、西岸地区の眠っているハマスのセルを活性化しているとの情報がある。
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ネタニヤフ首相「パレスチナ人にイスラエルとの和平の意思なし。」 2012.12.10

 2012-12-10
8日、ガザ地区で「イスラエルを認めない」と豪語したハマスのカリッド・マシャアルだが、9日にはガザのイスラム大学で講演し「ガザの人々に祝福あれ。バラク国防相を失脚させた(バラク国防相は雲の柱作戦の後、引退を発表)。次はネタニヤフ首相だ。」と過激な発言を続けた。

ネタニヤフ首相は、「これでハマスの本音がはっきりした。ハマスはイスラエルとの和平には全く興味がない。そのハマスの発言に沈黙を続け、さらにハマスと和解しようとしているアッバス議長(西岸地区パレスチナ自治政府)も同じだ。」と語った。和平はさらに遠のいたとYネットは伝えている。
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ハマス強気の打倒イスラエル宣言-創立25周年ラリー 2012.12.9

 2012-12-09
8日、ガザ地区ではハマス25周年ラリーが開催され、見渡す限りの大群衆が集まった。設置されたステージには、エルサレムと中央に大きなM75ミサイルがあしらわれ、その前に指導者らが立ち並んだ。

7日から48時間の予定で、ガザを45年ぶりに訪問しているカリッド・マシャアル政治部門長官が、大群衆にむかって「ハマスは決してイスラエルを認めない。海(地中海)から川(ヨルダン川)、北から南まで、パレスチナはすべて我々のものである。」と豪語した。また、雲の柱作戦で暗殺されたジャバリを殉教者と呼び、イスラエルとの徹底抗戦を叫んだ。

マシャアル長官は昨日ガザ入りしたとき「今日はガザ、明日はラマラ、次はエルサレム、ハイファだ。」と語っている。

<停戦でよかったのか?>

イスラエルは、1997年、ネタニヤフ首相(前任)の時に、エルサレム・マハネイ・ヤフダ爆破テロへの報復として、マシャアルをヨルダンで毒殺しようとして失敗。最終的にヨルダンの要請に応じて、マシャアルのために解毒剤を提供したという経過がある。

今回、雲の柱作戦からわずか3週間以内に、そのマシャアルが堂々とガザに入り、はっきりとイスラエルへの闘争心を明らかにしたことで、BBCは、停戦に応じたイスラエルが「恥をかいた」と表現、数週間後の総選挙でネタニヤフ首相の支持率に関わるのではと報道していた。
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ハヌカの祭り初日 2012.12.9

 2012-12-09
ハマスが25周年ラリーを行ったその日、イスラエルでは、8日間のハヌカの祭りに入った。

ハヌカは、紀元前164年、シリアの暴君アンティオコス・エピファネス王の圧政からたった6人でイスラエルを解放したマカビー一家の勝利とその背後で働かれたイスラエルの神の奇跡を記念する例祭である。(参照・ダニエル書8:5-14)

町のあちこちに、ハヌキヤとよばれる大きな9本枝のメノラーが設置され、今日から16日まで1日に一本づつ光がともされる。これはエピファネスに汚されたエルサレムの神殿を、マカビー一家がきよめ直して再奉献し、聖所に光を復活させたことからくる伝統。

新約聖書においては、イエスはこれを宮きよめの祭りと呼んでいる(ヨハネ10:12)。ハヌカは、終末時代に、イエスの再臨の後、75日目(ダニエル12:12)の宮きよめを指しているという説もある。

<今も同じシリア、エジプト、イスラエルの位置関係と現状>

マカビー当時も今もイスラエルが、シリア(当時はアッシリア)とエジプトの間で危機に立つ状況は変わっていない。

内戦が泥沼化するシリアでは、シリア政府がいよいよ化学兵器を使うのではないかと恐れる世界に対し8日、アサド大統領が、「政府軍が化学兵器を使うことはない。だが反政府軍が使うかも知れない。」と言っている。

イスラエルが恐れるのは、そうした大量破壊兵器が、イスラム主義テロ組織の手に渡ることである。

エジプトでは、ムルシ大統領が、強行的にイスラム主義に傾く憲法を制定しようとして民衆と衝突が続く。プロパガンダを押しつける政府の圧力に耐えかねて、エジプト国営放送などメディア関係者が辞任している。ムルシ大統領の独裁と、上記ハマスとつながるイスラム同胞団の台頭が懸念されるところである。

*聖書は、最終的にはシリア、イスラエル、エジプトがそろって主に立ち返る様子を預言している。(イザヤ19:23-25)
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シリアのサリンガスをどう防ぐ? 2012.12.7

 2012-12-07
シリアのアサド政権が、窮地に陥り初め、いよいよ化学兵器を動かしている・・サリンガスをすでにミサイル弾頭に装着したもよう・・などというニュースが世界を駆けめぐっている。アメリカのパネッタ国防長官も7日、シリアのこうした動きについて「非常に懸念している」と語った。

アメリカは、アサド大統領に対し、「もしシリアが化学兵器を使えば、軍事介入も辞さない」との強い警告を発している。ロシアは、アサド政権を指示するという点ではアメリカと反目しているが、化学兵器についてはアメリカに同調しているという。

<もしサリンを搭載したミサイルが、空中で迎撃されたらどうなるのか>

もしサリンを搭載したミサイルが、トルコやイスラエルに向けて発射された場合、迎撃ミサイルが空中で破壊することになる。するとサリンは空中でばらまかれるのか!?という疑問がわく。

イスラエルの軍事専門家によると、サリンが毒性を発揮するためにはある程度の濃度が必要になる。最近の迎撃ミサイルは性能が良くなっており、空中高くで迎撃するので、地上に落下するまでに、毒性はかなり下がるはずだとのこと。

<悲惨なシリアの女性たち>

CNNによると、シリア国内にとどまっている女性の多くがレイプの犠牲となり、犠牲者の20%は殺されるか、自殺しているという。家族が武装勢力に捕まって、娘だけおいて行けと言われ、家族全員を助けるために、泣く泣く娘を犠牲にした父親もいる。

シリア難民はトルコだけでも12万人。寒さの中で暖房なし。夏服しかもっていない。病気で死亡する子供も出ている。
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エジプトの騒乱、その後 2012.12.7

 2012-12-07
エジプトではムルシ大統領が、強行的に進めている憲法案をめぐって、反ムルシ派が大統領府周辺で大規模なデモを展開。これまでの騒乱で、7人が死亡(6人はムスリム同胞団関係者)した。警察は昨夜から戦車を出動させ、沈静化をはかっている。

ムルシ大統領は、テレビを通じて、「8日(土曜)に反対勢力との話し合いに応じる。大統領の最高権力は、15日の国民投票の結果がでたらすぐに解除する」と発表した。

しかし、反対派らは、起草されている憲法案の破棄を条件としており、話し合いに応じる気配はない。反ムルシ勢力は7日、イスラムの礼拝後に、再び大規模デモを計画している。
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イスラエル総選挙アップデート-全34党が選挙名簿提出 2012.12.7

 2012-12-07
1月22日の総選挙を前に7日、全政党が、選挙名簿を提出した。日本では13党だが、イスラエルではなんと34党。(イスラエルは小さな国なので比例代表はなし、国民は、党名だけを書いて投票する。)

これまで選挙名簿をめぐって、様々な駆け引きや根回し、人の移動などがあったが、それも終了ということになる。

<右派優勢はかわらず>

結局、野党である中道左派政党4党は、ばらばらで一致することができなかった。ネタニヤフ首相率いる中道右より勢力のリクードと、リーバーマン外相率いる右派ベイテイヌの合併党を打ち破ることは困難とみられる。
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「雲の柱作戦」以後増えるイスラエル軍とパレスチナ人の衝突 2012.12.7

 2012-12-07
6日、ヘブロンで駐留しているイスラエル軍に対し、パレスチナ人たちが投石するなどの攻撃。これに対し、イスラエル軍は、催涙弾で対応するなど、かつてのインティファーダ(民衆石投げ蜂起)の様相となった。

調べによると、イスラエル軍と衝突を起こしているパレスチナ人は、いずれもハマス支持者。西岸地区ではハマス支持者が増えているもよう。

イスラエル軍によると、雲の柱作戦以来、西岸地区でのこうした衝突が急激に増えている。また国連総会でパレスチナが「国」との認識を得た後にも、こうした事件が増えるとみて警戒しているという。

西岸地区では13日も、パレスチナ人がイスラエル軍のジープに車ごと衝突し、ジープは横転。はい出てきた兵士に向かって、「アラーこそ神」と叫びながら斧で襲撃、2人を負傷させた後、その場で射殺されている。

<ガザ地区でハマス25周年-パレスチナから追放されていたマシャアル政治部長官もガザ入り>

国連総会で「国」の認識を得たパレスチナ自治政府(ファタハ)だが、ハマスとの和解を目指している。ハマスも、創立25周年を迎え、明日の式典にファタハをガザへ招待。ファタハも出席する予定。

7日、パレスチナ地域から追放され、イスラエルからの暗殺未遂も経験しているハマス政治部門長官のカリッド・マシャアルが、45年ぶりにガザ入りを果たした。
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皆が励まされたイスラエルのお笑いイベント 2012.12.7

 2012-12-07
「コビーのためのコメディ」と称するコメディ・イベント・ツアーがイスラエル全国で行われ、7日最終日を迎えた。

今回のイベントは、イスラエルに世界のトップコメディアンを招くプロジェクトを10年以上も続けている男性が、今年は特別に、2001年にパレスチナ人テロリストに殺されたコビー少年の名をつけてイベントを開催したもの。

コビー少年は、2001年、自宅近くで友達とハイキングしている時に、パレスチナ人テロリストに殺害された。

両親のマンデル夫妻は、彼の死後、当時多発していたテロの被害で、愛する家族を失った他の人々とともに悲しみから立ち上がるため、コビー・マンデル財団を立ち上げた。これまで継続して夏キャンプなどの活動を行い、数え切れないイスラエル人が立ち上がるための支援を行っている。

イベントを開催した男性は、この財団の働きに大いに感銘を受け、「緊迫した情勢が続くイスラエル人を少しでもリラックスさせたい。」「イスラエルがテロに負けることは決してない。」と訴えたいと願い、今回のイベントとなった。

両親は、「コビーはコメディが好きだった。彼の名が前向きなイベントに用いられたことがうれしい。」と語っている。

今回、治安上の問題があるとしてイスラエルへの訪問を断ったコメディアン2組にかわって、初めてイスラエル入りしたアメリカ人コメディアンらも「イスラエルへ来て人生観を変えられた。笑いが癒しの役に立ってうれしい」と語っている。
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分裂するエジプト(イザヤ19章?) 2012.12.6

 2012-12-06
先週、エジプトのムルシ大統領が、自らの権力を最高レベルにあげ、ごり押しでイスラム主義勢力主体の委員会で憲法の草案を作製、来週15日に国民投票すると発表したことで、エジプトがまっぷたつに分裂する様相となっている。

先週からタハリル広場で大規模な反ムルシデモが起こり、テントで泊まり込んでのデモが続いていたが、5日、反ムルシを叫ぶ群衆が大統領府周辺に集結。「市民の意向を反映していない憲法草案を撤回せよ。」と叫んだ。

夜になって、ムスリム同胞団の親ムルシ派の群衆も同じ大統領府でデモを始め、両者10万人とも推測される群衆が石や火焔瓶を投げ合う暴力的な衝突となった。

暴徒に対応する警察が催涙弾などを使って対応にあたっているが、対応しきれず、負傷者多数、死者も2名出ている。

ムルシ大統領はあくまでも草案した憲法を撤回せず、15日に国民投票を決行するもよう。今後どうなるか先行きはまったく見えない状況だが、聖書のイザヤ書19章を思い起こさせる状況である。

<イザヤ書19:3・・・19章全体がエジプトに対する宣告>
わたしは、エジプト人を駆り立ててエジプト人にはむかわせる。兄弟は兄弟と、友人は友人と、町は町と、王国は王国と相逆らって争う。エジプトの霊はその中で衰える。わたしがその計画をかき乱す。彼らは偽りの神々や死霊、冷媒や口寄せに伺いを立てる。わたしはエジプト人をきびしい主人の手にわたす。力ある王が彼らを治める。(イザヤ書19:3)

なお、イザヤ書によれば、エジプトは混乱と没落の後に救われるようである。
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イスラエルE1地域に3400件を建築推進のかまえ 2012.12.6

 2012-12-06
イスラエルは、国際社会の非難反対にも関わらず、1967年ラインよりパレスチナ側でエルサレムとマアレイ・アドミムの間、E1と呼ばれる問題の地域に3400件の建設する手続きを次の段階にすすめた。

建設計画が提出された後は反対意見を待つ期間60日を待って実際の建設に入ることになる。

これを受けてパレスチナ自治政府のアッバス議長は、国連事務総長と国連安保理、カルテット(国連、EU,アメリカ、ロシア)にイスラエルの入植活動を止めてほしいとの訴えを出した。
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今週、ひっぱりだこの迎撃ミサイル 2012.12.5

 2012-12-05
<日本、沖縄にパトリオット配備>

ミサイルというものが日本にも無関係ではなくなってきた。北朝鮮は近日再び衛星打ち上げを行うと発表。実は弾道ミサイルの発射実験であるとの見方が強い。(発表によれば10-22日の間だが、早まる可能性もある)

日本は、ミサイルの発射を控えるよう、北朝鮮に要請した上、万が一国内に落下する場合に備え、沖縄にパトリオット迎撃ミサイルを配備した。パトリオットは20-35キロ圏内に侵入するミサイルを迎撃することができる。

韓国は、アイアンドームを含むイスラエルの迎撃ミサイルを導入しつつあるという。(イスラエル政府プレス関係者談話)

<トルコとシリア国境にパトリオット配備>

シリア情勢がますます悪化している。4日、シリア政府軍が学校を攻撃し、少なくとも40人の子供たちが死亡した。
同じく4日、シリア政府が、化学兵器サリンを準備しているもようとの情報を受けて、世界にも緊張が走った。

アメリカのオバマ大統領はシリア政府に対し「もし、化学兵器を使用したら、すぐに対処する。」との釘をさす声明を発表した。

同じく4日、NATO(北大西洋条約機構)は、トルコとシリアの国境にパトリオット迎撃ミサイルを配備することを決めた。パトリオットはミサイルだけでなく、戦闘機をも撃ち落とす能力がある。

ここ一月以内に配備されるとみられるが、これに伴い、アメリカ、ドイツ、オランダ軍の兵士300-400人がトルコ国境に駐留することになる。NATOは、これが防衛目的であることを繰り返した。
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国連でイスラエルに再び厳しい決議 2012.12.5

 2012-12-05
先週、国連はパレスチナを国家オブザーバーにすることを決め、対抗処置としてネタニヤフ首相が、東エルサレムと西岸地区に3000戸のユダヤ人住宅建設許可を出した一件。イスラエルは東エルサレムにさらに1600件の許可も出す方向で準備中である。

これを受けてアメリカやヨーロッパもいっせいに「和平につながらない」とイスラエルを非難。パレスチナ自治政府は、国際法廷へ訴えることも示唆している。しかし、今のところいずれも具体的な対抗処置にはなっていない。

<イスラエルに関するもう一つの決議>

これとは別件になるが、国連総会では4日、「イスラエルも、核開発施設の査察に応じるべきだ」との採択がとられ、賛成176、反対6 棄権6で圧倒的多数で採択された。

イスラエルは核兵器保有について、保持を肯定も否定もしないというスタンスを続けているが、当然保有していると思われている。

この11月、中東非核化を進める会議(イランもイスラエルも皆でいっせいに核保有をやめようという会議)がヘルシンキで行われる予定だったが、イスラエルと、アメリカも出席を拒否したため、会議は中止となったばかりだった。

なお、今回も反対票を投じた6カ国々は、先のパレスチナ格上げに反対した国々と同じだった。イスラエルは、カナダとチェコに感謝を伝えている。
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