明日、第3回エルサレムマラソン 2013.2.28

 2013-02-28
明日3月1日、エルサレムでは市内全域を使った国際マラソン大会が行われる。朝から、ほぼ全市内が通行止めとなり、1万人以上が3つのレベル(42キロフルマラソン、ハーフマラソン、10Km)で走る。

問題は、マラソン・コースの一部が、パレスチナの首都だと主張する東エルサレムを含んでいることである。PLO(パレスチナ自治政府の母体)は、イスラエルの違反だとして、このマラソンへの参加やスポンサーをボイコットするよう、呼びかけている。

ハマスはアディダスのTシャツを燃やして、同社にボイコットを要請したという。

<西岸地区情勢>

イスラエル軍との衝突が続いている西岸地区だが、昨日から大きな衝突は報告されていない。

今回、暴徒の原因の一つとなったのが、パレスチナ人の囚人がイスラエルの拷問によって死亡したといわれる一件である。アッバス議長は、国連に事実を調査するよう要請した。

イスラエルは、パレスチナ人病理学者らの立ち会いの下で解剖を行っており、その結果を提出する方向である。

イスラエル軍では、今後も衝突が起こることを想定して、実弾を使わない対暴徒対策の訓練を行っている。催涙弾の他、スカンク弾(悪臭を放つ)や、耳に不快な音を出す非殺傷的な武器が使われることになる。
タグ :

笑ったのはイラン?-世界6カ国とイランの核交渉 2013.2.28

 2013-02-28
26日から2日間にわたってカザフスタンで行われたイランと世界6カ国(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、ドイツ)の核交渉が、27日、終了した。

6カ国がこれまでイランに要求してきたのは、①ウラン20%濃縮の停止 ②既存する20%のウランを海外へ出す ③20%の濃縮を行っているファルドーの核施設を閉鎖する、の3点。

これらを実施すれば、イランがウランの濃縮を完全停止したことが立証され、核兵器開発も放棄したと判断できる。これらが実施されれば、経済制裁を緩和すると提示していた。

ところが、今回の会議に置いて6カ国は、③のファルドーの核施設完全閉鎖に関して妥協した交渉を行ったことが報じられた。つまり、完全閉鎖はしなくてもよいが、これ以上の濃縮をしてはいけないという形である。

これはつまり、20%のウランを一定量、イランが保持することを認めたことになる。イランはこれに対し、前向きな結果となったと評価している。

<妥協の目的>

イランの核開発は、イスラエルを攻撃することが主要目的ではない。イランの関心は権力にあるといわれる。核兵器を保持していれば、強国として、イスラエルや欧米から攻撃されることもないと考えている。

そのため、イランに核開発を停止させることが不可能に近い。今回の妥協は、こうしたイランのメンツをたてたものと分析されている。

今後の予定は、来月6カ国とイランの技術者レベルの協議が行われ、4月に再び今回のような高官による協議が予定されている。

<軍事制裁しかない-ネタニヤフ首相>

6カ国会議が終了した後、イスラエルのネタニヤフ首相は、「軍事制裁しかイランを止めることはできない。」との認識を語った。
タグ :

シリアからゴラン高原に迫撃砲着弾 2013.2.28

 2013-02-28
27日、ゴラン高原のイスラエル側に、シリアから対戦者砲が一発、不発で着弾した。広い野原であったため負傷者や物損もなし。流れ弾とみられている。

<シリアの友達会議:ケリー米国務長官、シリア問題に乗り出す>

新しく就任したアメリかのケリー国務長官が、シリア問題解決に向けて動き出している。26日、ロシアのラブロフ外相と会談。シリア問題の平和的解決に向けて努力することで一致したと発表した。

今日からは、ローマでの「シリアの友達会議」で今後の方針を協議する。会議にはシリア連合代表も出席する予定である。

ケリー国務長官は、シリア問題は政治的に解決することが重要だとし、今後アメリカ政府は、反政府勢力を支援するという旗印を明らかにして、アサド政権に①対話か②失脚か、道は一つしかないとのメッセージを送るとの方針を語った。

ただし、反政府勢力への支援に武器は含まず、ジープやトラック、レーダーなどの機材と訓練を提供するということである。反政府勢力が欧米に求めているのは、武器や軍事介入であるため、この方針がどのように受けとめられるかは不明である。

なおシリアの犠牲者は7万人を超え、周辺諸国への難民は100万人に至る勢いである。難民の3分の2は、女性と子供たちで、ほとんどが家族やすべてを失っているという。
タグ :

(速報)ガザからロケット弾着弾 2013.2.26

 2013-02-26
26日朝(日本時間26日午後)ガザからカッサム・ロケット一発が、アシュケロン郊外に着弾した。着弾したのは工業地帯の道路で、物損はあったものの、負傷ははなし。ガザからの攻撃は11月の停戦以来、3ヶ月ぶり。

Yネットニュースによると、ガザのハマスではなく、ファタハ(アッバス議長所属)のアルアクサ殉教団が犯行声明を出したとのこと。目的は、昨日25日ヘブロンで行われたジャラダトの死に敬意を表するために行ったと語っている。

(速報)ガザからロケット弾着弾 2013.2.26 の続きを読む

タグ :

続報・西岸地区情勢 2013.2.26

 2013-02-26
<ヘブロンの様子>

昨日ヘブロンにおいて、メギドの刑務所で死亡したパレスチナ人アラファト・ジャラダト(39)の葬儀が行われ、数千人が参列した。群衆はイスラエルへの報復を叫んだが、イスラエル軍との大きな紛争はなかった。プリムでにぎわう嘆きの壁の上に位置する神殿の丘も無事だった。

<ベツレヘムで少年2人負傷>

しかしベツレヘムでは、石投げをするパレスチナ人にイスラエル軍が実弾も使ったため、13-15才の少年2人が負傷した。うち1人は頭部外傷で重傷となっている。少年二人は現在、エルサレムのハダッサヘブライ大学病院(イスラエルの病院)で治療を受けている。

少年の家族らは、「息子はデモには加わっていなかった。息子はイスラエル軍に狙われたのだ。」と主張している。しかし、石投げをしているのは10-20代の若者がほとんど。負傷した少年らがその場にいながらデモに加わっていなかったとは言い難い状況である。

もしこの少年たちが死亡するようなことになれば、再び暴力に火がつくと懸念される。パレスチナの若者たちをおぼえてとりなしが必要である。
タグ :

オバマ大統領の訪問日程 3月20-22日 2013.2.26

 2013-02-26
オバマ大統領のイスラエル訪問日程が、イスラエル政府プレスオフィスより発表された。来月20-22日。今回の訪問の目的は”Unbreakable Alliance(切れない同盟関係)”。

イスラエル・パレスチナを交渉のテーブルに戻すねらいもあると言われる。オバマ大統領は、エルサレムを拠点に、パレスチナ自治政府、ヨルダンも訪問する予定である。

しかし皮肉にも、オバマ大統領の訪問目的とは逆に、現在、西岸地区でパレスチナ人とイスラエル軍が衝突し、第三インティファーダの可能性すらある。アメリカ政府は双方に対し、すみやかな事態の収束を要請しているもようである。
タグ :

国際社会対イラン:核対話始まる 2013.2.26

 2013-02-26
26日から、カザフスタンで、3回目となるP5+1(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、ロシア、ドイツ)とイランが核問題で対話を行っている。国際社会は、もしイランが実質的にウランの濃縮を停止する手段を提示するなら、経済制裁を緩和すると言っている。

しかし、イランは会議に先立ち、最新の遠心分離器を導入したり、16基の新しい核施設を増設するなど、聞く耳まったく持たず状態である。

<シリア問題でも外向的努力>

新しく就任したアメリかのケリー国務長官は、イラン問題に加えてシリア問題でもまだ外交的解決の希望があるとして、改めて「アメリカは反政府勢力を支援する。」と述べた。

これを受けて、いったんは国際会議「シリアの友達会議」に欠席すると言っていたシリア連合は、気を変えて出席すると発表した。
タグ :

イスラエル地対空迎撃ミサイル(アロー3)実験成功 2013.2.26

 2013-02-26
26日、イスラエルは、アロー2、アイアンドーム、ダビデの石投げ(長距離迎撃ミサイル)などに続いてさらに性能を伸ばすアロー3の飛行実験を行い、成功を収めた。

ネタニヤフ首相は、「イスラエルは常に平和的解決を求めているが、そうでない場合にも備えなければならない。」と語った。
タグ :

今日、ヘブロン警戒態勢(日本時間今夜) 2013.2.25

 2013-02-25
先週からパレスチナ人の囚人らがイスラエルの刑務所でハンガーストを行って問題となっているが、23日土曜、メギドの刑務所でアラファト・ジャラダト(39)が突然の心停止で死亡した。

翌24日、ジャラダトの死因は、イスラエルの拷問だと主張するパレスチナ人らが、西岸地区各地でイスラエル軍に投石したり火炎瓶を投げるなどして衝突、負傷者も出て緊張が高まっている。

さらに本日、ジャラダトの葬儀が出身地ヘブロンで行われるため、再び暴動になる可能性が高いとみて、イスラエル軍はヘブロンはじめ西岸地区各地で高い警戒態勢に入っている。

<遺体の解剖検査>

ジャラダトは先週、暴動に参加していたことで逮捕されていた。その後の取り調べが拷問的であったかどうかが焦点となる。逮捕前のジャラダトは健康そのものだったと家族は言っている。

パレスチナ自治政府は、ジャラダトの死因解明のための解剖検査を要求。昨日、家族、パレスチナ人病理学者、自治政府法律関係者らの立ち会いのもと、遺体の解剖が行われた。

結果、遺体に外傷はなく、拷問の形跡はみられなかったとイスラエル政府は発表している。しかし、死因となる病的所見もなかったため、パレスチナ自治政府は死因は拷問だと主張し続けている。

<パレスチナ囚人のハンガースト>

昨日、ジャラダトの死に抗議して、全国でさらに4500人が同時ハンガーストに入っているという。(ただし最低48時間断食しないとハンガーストとは認められない)イスラエル政府は、パレスチナ自治政府に対し、こうした動きを収束させるよう要請している。
タグ :

プリム:エステル記を読む日 2013.2.24

 2013-02-24
エルサレムでは24日日没より、25日の日没までプリムの例祭となる。祭日ではないが、学校は休み。シナゴグでは、エステル記を朗読し、イスラエルの敵「ハマン」という名が出るたびに、騒音を出す楽しい例祭である。

この例祭では、大人も子供も仮装して町に出る。パーティの日でもある。いろいろなイベントも催されるが、あいにく天気は悪いとの予想。

<エルサレムの講壇から>

23日、エルサレム・アッセンブリーでもプリムを覚える礼拝。メノー牧師より、「主がイスラエルを選んだと言われた瞬間から、イスラエルはサタンの抹殺の対象となった。確かに、諸国の中で、イスラエルだけが常に抹殺の危機におかれている。

しかし、その試みはいつも失敗し、そのたびにイスラエルには例祭が与えられた。エジプトのパロが来たときは過ぎ越し。ハマンが来たときはプリム。ヒトラーが来たときは、独立記念日。次、アフマディネジャド(イラン)が来たら、どんな祭りになるというのだろうか。もう祭りは必要ないと思うが。」と語った。

エステル記8:17日本語では、民がユダヤ人を恐れるようになったので、「ユダヤ人であることを宣言した。」と訳してあるが、原語では「ユダヤ人になった」または、「イスラエル(の神、または信仰)を信じるものになった」という意味。

「主のゆえに、イスラエルには逆らってはならないと歴史は語っている。しかし世界はそれを学ばない」とメノー牧師。自分の理解だけに頼み、主の前にへりくだらないことの危険性を語った。
タグ :

イラン核施設増やして物議を醸す 2013.2.24

 2013-02-24
イスラエルと世界の懸念をよそに、高速度のウラン遠心分離器を導入しているイランだが、今日あらたに16基の新しい核施設を立ち上げる計画を発表。

同時にイラン革命軍の訓練を始めるなど、26日の世界との核会議の前に、いろいろと物議を醸すイランである。
タグ :

神殿の丘、西岸地区各地、ナザレでもデモ・暴動 2013.2.24

 2013-02-24
エルサレムの新市街はプリムで平和にお楽しみムードだが、旧市街では22日金曜、イスラムの礼拝後、神殿の丘でパレスチナ人と警察が衝突した。石投げをするパレスチナ人に対し、イスラエル警察は、催涙弾などで対処した。

22日はヘブロンなど西岸地区各地でも同様の様相。23日、イスラエル国内のナザレでもアラブ人たちがデモを行った。
また23日には、西岸地区のユダヤ人入植者とパレスチナ人が衝突し、イスラエル軍が実弾を使ったため、パレスチナ人3人が負傷。1人は重傷となっている。

<衝突の発端>

デモの訴えは、イスラエルの刑務所にいるハンガースト中のパレスチナ人の解放である。ハンガースト中のパレスチナ人2人は昨日、病院に搬入されている。なお、これらのパレスチナ人は、テロ行為で刑務所にいるのだが、パレスチナ人の概念ではそれはテロではなく、民族解放運動なので、刑務所に入るのはおかしいというわけである。

<兵士を覚える祈り>

西岸地区にいるイスラエルの若い兵士たちを覚えてほしい。彼らは志願ではなく徴兵された普通の若者である。近距離で憎しみにみちたパレスチナ人の顔を見、石を投げられる。こうした拒絶の経験から、自殺する兵士もいる。身の危険だけでなく、心理的な打撃は予想以上である。
タグ :

オスカーに、パレスチナ・イスラエル紛争のドキュメンタリーがノミネート 2013.2.24

 2013-02-24
本日ハリウッドでアカデミー賞(オスカー)の授賞式が行われるが、ドキュメンタリー部門で、イスラエルからの2作品がノミネートされている。

「壊れた5つのカメラ」は、パレスチナ人農夫撮影映像で、西岸地区でのイスラエルの占領政策を批判する。パレスチナ人とイスラエル人の協力作品。
予告編:http://www.youtube.com/watch?v=q_93nOqwmhU&feature=youtube_gdata_player

「ゲートキーパース」は、イスラエルの治安組織シン・ベトの大物6人のインタビューを含むドキュメンタリー。シン・ベトは諜報機関でもあり、その指導者らがインタビューに登場するのは初めてで注目されている。
予告編:http://www.youtube.com/watch?v=FWx0e7KXg0Q&feature=youtube_gdata_player

双方とも、イスラエル政府には批判的な作品。それがイスラエル人自身によって発表されることで、イスラエルがいかに民主国家で、言論の自由が認められた国かを証明しているとの解説もある。
タグ :

切れたシリア反政府勢力:世界にさじをなげる 2013.2.24

 2013-02-24
3週間前、シリアの反政府勢力・シリア国民連合が、アサド政権との対話の可能性を示唆。アメリカもロシアもこれを歓迎し、それぞれが代表らをワシントン、モスクワに招いていた。

しかし、その後も、政府軍による空爆やスカッドミサイルで市民が続々と死亡。アレッポの町は徐々に完全破壊になりつつある。

23日、シリア国民連合は、2年以上もシリア人の虐殺に対処しなかった世界に怒りを訴え、来月ローマで予定されている世界諸国による「シリアの友達会議」を欠席すると発表した。

同時にワシントン、モスクワへの招待も断ると発表した。特にロシアに対しては、シリア市民を殺害している武器がロシア製であると、名指しで批判している。

シリア国民連合は、来月2日、アサド政権後の暫定政権を発表する予定だったが、これで国際的な支持を得られるかどうか疑問となった。シリアの混迷は深まる一方である。
タグ :

イラン:ウラン濃縮を加速 2013.2.22

 2013-02-22
核兵器開発疑惑の続くイラン。それを裏付けるように21日、「イランが、ウラン濃縮を加速する最新式の遠心分離器180基を稼働しはじめたことを確認した」とIAEA(国連原子力機構)が発表した。

この遠心分離器はIR2mとよばれ、これまでの3倍の速度でウランを濃縮することが可能となる。これは、予想した以上に、イランが核兵器を完成させる時期が早まる可能性を示唆するものである。

ただし、今回、IR2mの導入が確認されたナタンツはウランを5%まで濃縮する施設。もしこれが、20%に濃縮しているファルドーの核施設に導入されはじめた場合、事態はさらに深刻となる。

この報告を受けてイスラエルのネタニヤフ首相は、「(軍事介入への)”赤線”に近づいている。この問題は、来月のオバマ大統領のイスラエル訪問での最優先議題になる。」とのコメントを出した。

なお、欧米とイランとは来週26日にウラン濃縮問題について8ヶ月ぶりの直接対話を予定しており、その直前のこの動きは、世界に対し不遜とも言える挑戦行為である。

<イランは核兵器までどの段階か>

核兵器に必要なウランは濃縮90%と高い。その前段階としてまずは濃縮20%のウランを一定量、準備する必要がある。

20%のウランが核兵器一発分に達した場合、そこから90%にする時間は数ヶ月で、IAEAの査察の合間に核兵器を完成することが可能。そのため、ネタニヤフ首相は昨年9月の国連総会で、20%ウランが、核兵器一発分になった時点を軍事介入への赤線にするべきとの警鐘をならしていた。

アルーツ7によると、現在イランは170キロの20%ウランを保有している。これが280キロになれば核兵器一発分となる。

<現在のハマンはイラン!?>

イスラエルでは、明日日没からプリム(エステルの例祭)が始まる。(エルサレムでは24日日没から)この日、シナゴグでは、エステル記が朗読され、イスラエルを滅ぼそうとした敵ハマンが、どんでん返しで討ち滅ぼされ、イスラエルに勝利がもたらされたことを覚える。

多くのイスラエル人たちがこの時期、「イスラエルを地図から消し去る」といったイランのアフマディネジャド大統領から、ハマンを連想している。

<ナイジェリアにもイラン分子>

ナイジェリア政府は、国内でイスラエル人とアメリカ人をターゲットにしたテロを計画していたテロリスト3人を逮捕。イランに関係するグループであることがわかった。ナイジェリアにはイスラエル系の会社が150ある。
タグ :

西岸地区での衝突がインティファーダになる!? 2013.2.22

 2013-02-22
西岸地区ラマラ近郊のオフィルの刑務所周辺で、刑務所内でハンガーストをしているパレスチナ人を釈放するよう求めるデモが、まだ続いている。

先週に続き昨日も、数百人がファタハ(アッバス議長の党)の旗をふりながらデモに参加。10代の若者たちが、石投げ等を使うなどしてイスラエル軍兵士に石を投げつけた。

イスラエル軍もこれに催涙弾で応酬。イスラエル人ジャーナリストを含む数人の負傷者が出ている。その様子は第一インティファーダ(1980年代のパレスチナ人の民衆蜂起)を思い起こさせるものである。

現在ハンガーストを行っている4人のうち、断食日数最長はイサウィだが、もし彼が死亡するなどすれば、暴動は西岸地区一帯にひろがると、パレスチナ政府関係者は警告する。

イサウィの健康状態については、断食200日に入り死にそうだとの報告があるが、イスラエル側の発表によると、イサウィは、断食の合間に時々食べており、命に別状はないとのこと。
タグ :

パレスチナ交渉担当決まる 2013.2.21

 2013-02-21
難航している連立交渉だが、20日、中道右派のハツナ党(実質ツィッピー・リブニ氏を支援する党)の連立入りが確定したとの発表があった。ハツナ党の獲得議席は6席。まずは無難なところからの交渉成立というところ。

しかし、この党に割り当てられた役割は、6議席に不釣り合いなほどに大きい。党首のツィッピー・リブニ氏(女性)は法務大臣と、パレスチナとの交渉チームのリーダーを兼務する。

今後は、ネタニヤフ首相の監督の元、リブニ氏が直接交渉のチームを率いてパレスチナ側との交渉をすすめる。(ただし、リブニ氏がその場で何かを決めてしまうことはなく、合意事項は持ち帰って首相と相談になる)

<パレスチナ側は歓迎>

ツッピー・リブニ氏は、外務大臣などを歴任、前回の総選挙ではカディマ党を率いて最大議席を獲得している。この時、女性首相再来かともいわれたが、期限内に連立政権を発足させることができなかったため、現ネタニヤフ首相に首相の座を明け渡したという経過がある。

女性でハト派とも目されているリブニ氏は、外務大臣時代には、イスラエルの外務相にはめずらしく、穏健派アラブ諸国にも好評を得ていた。

今回、リブニ氏が交渉担当になるということについて、パレスチナ側は「リブニ氏は以前にも交渉チームにいたことがある。こちらの要求をよく理解している。」と歓迎する意向を表明した。
タグ :

イスラエルの少年がタイの僧院に 2013.2.21

 2013-02-21
タイの仏教の僧院にイスラエル人(ユダヤ人)の12才の少年が1人で滞在していることがわかった。少年は、オレンジの僧服を着て僧侶たちと一緒にいたところ、イスラエル人旅行者が来たのでヘブル語で話しかけたため、発見された。

少年は、血液の病気で2年前には骨髄移植も受けるという重病を抱える。少年の両親は、イスラエル南部に住む仏教徒で、タイの僧院には「いのちの力」を与える僧侶がいると信じ、少年を僧院に預けたという。

問題は12才の少年が1人でタイの僧院にいるということ。少年自身は「もう慣れたから帰らない。」と言っているようだが、未成年をこれほど遠方の僧院に1人で放置することが違法にあたる可能性もあるという。

当局は「仏教でやりたいなら、イスラエルでやればよい。または両親が一緒にタイにいるべき」と言っている。
タグ :

西岸地区各地で暴動 2013.2.19

 2013-02-19
月曜、ヘブロン、ベツレヘム、ラマラ、ジェニンなど西岸地区各地で、パレスチナ人ら50から数百人が、デモを行い、投石するなどしてイスラエル軍兵士と衝突。

イスラエル軍は催涙弾を使って沈静化をはかった。双方に1人づつ負傷者が出ている。ヘブロンでは夕方にもパレスチナ人らが火炎瓶をなげるなどして暴動が続いた。

デモ隊の要求はイスラエル国内の刑務所に拘束されているパレスチナ人の解放である。現在、収監されている約4500人のうち、4人がハンガーストを行っている。

そのうちの1人は、シャリート兵士と交換に釈放され、再逮捕されたイサウィ。イサウィは、飲食を絶ってから200日以上になり、死にかかっているという報道もある。

このようなハンガーストの囚人をサポートするパレスチナ人のデモは15日にも発生し、イスラエル軍とぶつかった。この他、西岸地区で問題となっている場所に数百人がテント村を立てるデモも行い、9日、イスラエル軍が強制撤去している。

西岸地区でのパレスチナ人とイスラエル軍の衝突の回数は、今年に入ってから激増している。

<暴力の連鎖:双方、虐殺記念日>

ヘブロンでは、来週、マクペラの洞窟でユダヤ人のゴールドステインがパレスチナ人29人を虐殺してから19回目の記念日を迎えるため、緊張が高まっていた。

17日、ユダヤ側でも、西岸地区のイタマルで3ヶ月の乳児ら子供3人を含むフォーゲルさん一家5人が、パレスチナ人に虐殺されてから2年目となる記念日を迎えた。イタマルでは、数百人が集まって記念の集会が行われた。

遺族となったフォーゲルさん一家の父親は、「それでもここに残って前進する。それが信仰を持つ者のすることだ。」とたんたんと語った。
タグ :

ユダヤ教は変わるか!? 連立難航:ネタニヤフ首相 2013.2.19

 2013-02-19
今回の連立交渉の焦点のひとつは、ユダヤ教正統派も一般市民のように徴兵の義務を与えるかどうかである。正統派も徴兵して社会変革をしようとするのが、未来がある党(ラピード党首)と、ユダヤの家党(ベネット党首)である。

この2党は今回の選挙で、広く市民の支持を集めた。もしこの2党と連立を組めば、正統派の徴兵に反対するユダヤ教政党シャスは、おそらく連立からはずさなければならない。

しかし、伝統的にイスラエルの政権には常にシャスが入っており、ネタニヤフ首相もシャスをはずしたくないと考えている。もしシャスをとれば、上記2党は連立には入らないだろう。すると右派のネタニヤフ首相が、左派の労働党と組まなければならなくなる。苦しいところである。

ここ1週間ほど、ネタニヤフ首相は、未来がある党と、ユダヤの家党とのコンタクトを絶っているという。

ユダヤの家党のベネット党首は昨日、エルサレムで最大のイシバ(ユダヤ教神学校)を訪れ、「時代は変わった。ユダヤ教の勉強は、国の大事な部分ではあるが、同時に国防軍でも国に貢献するべき時が来ている。」と語った。ベネット党首自身は、宗教的シオニスト(ユダヤ教徒だが、率先して国防軍で戦うグループ)。

すると、シャスのイシャイ党首は、「国防軍は正統派を必要としていない。」と語った。
タグ :

シリア人負傷者イスラエルの病院へ 2013.2.17

 2013-02-17
16日、ゴラン高原のシリア側、イスラエルとの国境からわずか5キロの地点でシリア軍と反政府軍の戦闘が観測された。

この戦闘で負傷したシリア市民7人が、ゴラン高原のイスラエルとの国境フェンスに近づいてきたため、イスラエル軍が応急処置をほどこし、イスラエル領内ツファットの病院へ搬入して治療を続けている。

このうち1人は重傷。4人は中等度の負傷、2人も外科手術が必要なほどの負傷である。

<悲惨なシリア情勢続く>

シリアでは15日の戦闘だけで170人が死亡したもよう。シリア内戦の死者は現在までで70000人(アメリカのケリー国務長官は9万に至るだろうとの見通しを語っている)

国連の難民登録を申請しているシリア人は71万4831人。ヨルダンに22万4055人。レバノン23万2425人。トルコ16万3161人。イラク7万9469人。エジプト1万4375人。シリア国内では200万人が自宅を失い、300万人が食料支援を必要としている。(ロイター1月末時点)

イスラエルへは難民は1人も来ていないが、今回の負傷者収容をきっかけに難民が流れ込む可能性も指摘されている。

<ロシアのシリア政府軍事支援続行中>

ロシアは、「契約だから」と、いまだに大量の武器をシリア政府に送り続けている。フィンランド政府によると、昨年中に押収されたロシアからシリアに向かっていた武器(戦車部品)は10トンにのぼるという。

<イスラムのシーア派対スンニ派>

シリアの内戦は、政府軍(シーア派)対反政府軍(スンニ派)という構図も含んでいる。この構図に火がつけば、戦乱がさらに拡大、長引くことになる。

パキスタンでは、1月にシーア派の町ケッタの中心でスンニ派が爆破テロをおこして92人が死亡したが、昨日、その同じ町で再び爆破テロが発生。79人が死亡した。現場が混雑するマーケットだったため、死亡した人々の多くが女性と子供たちだった。
タグ :

具体的?ヒズボラの脅迫 2013.2.17

 2013-02-17
ヒズボラのナスララ党首は、ベイルートの”殉教者記念式典”において、「ヒズボラはイスラエルと戦う準備ができている。もしイスラエルや連合軍が攻撃してきたら、発電所や空港を攻撃する。

発電所が破壊されたら、修理に半年はかかるはず。イスラエルは半年も暗闇に耐えられるだろうか?その点、レバノンは電気なし状態になれている。」と妙な”強気”発言。

これは、ブルガリア政府が、「昨年のブルガリアでのバス爆破テロ(イスラエル人5人死亡)にヒズボラが関わっていた。」と発表したことで、イスラエルがヒズボラを攻撃するのではないかと考え、釘をさしたものと思われる。
タグ :

ネタニヤフ首相の好みはピスタチオ・バニラ 2013.2.17

 2013-02-17
先週、ネタニヤフ首相が、エルサレム市内のアイスクリーム店グリダー・メトゥデラで、年間10000シェケル(約25万円)もアイスクリームを購入していたことが発覚。首相官邸では、ただちにこの出費を停止すると発表した。

しかしこの件で、ネタニヤフ首相の好みはピスタチオ・バニラと報じられたため、エルサレムのグリダー・メトゥデラには、ピスタチオ・バニラを買いに来る人々が殺到。たちまち売り切れとなった。

<平和が続くように>

イスラエル周辺は、非常に不安定、政府も連立政権設立にむけて日々交渉が続けられているが、イスラエル国内では、アーモンドの花が咲き、昼下がりには親が子供を迎えに来るといったいつもと変わらぬ日常がくりひろげられている。

安息日前、エルサレムのマーケットに行ってきた。あるれるばかりのカラフルな野菜や果物。あまりにも混み合っていて、動けないほどだった。パキスタンのマーケットで起こった爆破テロのニュースをきいて、その遺族を思いつつ、エルサレムの平和が続くようにと祈らされた。
タグ :

ロシアで隕石落下・負傷者も 2013.2.15

 2013-02-15
15日朝、ロシア西部のウラル地方チャリャビンスク州上空で隕石が大気圏内で爆発し、破片が落下した。落下した地域は、広大な荒野に民家が点在する地域だが、衝撃波で窓が割れるなどして100人以上の負傷者が出ているもよう。

空に大きな光る物体が現れ、落下する様子が撮影されている。その様子は200キロ先、またカザフスタンからも観測されたという。http://www.youtube.com/watch?v=R8QjaAPrxvQ&feature=youtube_gdata_player

ロシア政府は現在、2万人を派遣して調査にあたっている。

なお明日、50メートルの隕石が、地球まで34000キロに接近すると予測されている。地球に落下することはないが、万が一落ちたら、直径1Km程度のクレーターになるとのこと。
タグ :

日本がアジアでパレスチナ国家設立支援の先鋒に 2013.2.15

 2013-02-15
2月13,14日、日本政府がホストとなり、東アジア諸国を招いて、第一回「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合」(CEAPAD)が、東京で開かれた。

招かれたのは、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポール、韓国、ベトナム、UNRWA(国連パレスチナ難民救済機関)、イスラム開発銀行、アラブ連盟、世界銀行。*今回、中国は招かれていなかった。

会議には、パレスチナ自治政府のファイヤド首相も出席。日本と共同で司会を担当した。

日本のパレスチナ支援額はアメリカ、EUについで世界第3位。アジアにおいて、いよいよパレスチナ国家建設の先頭に立つ方針と思わせる動きである。詳細は以下の通り。

<趣旨(外務省HPより)>

東アジア諸国が、パレスチナの国家建設努力に対する新たな支援や、協力のあり方について協議するための国際会議。

中東・北アフリカ地域の中核的課題である中東和平問題について、「二国家解決」を通じた和平実現を後押しすべく、日本のイニシアチブで設立された。(この会議は継続して行う。2014年はインドネシアにて開催。)

<共同声明 (外務省PDFより)> http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/plo/pdfs/ceapad_gaiyo_03.pdf 

*共同声明では、すでに”パレスチナ国家(State of Palestine)”という名称が使われている。また、イスラエルのネタニヤフ首相も基本的には「二国家解決」を支持しているのだが、以下の声明文とイスラエルとは意見を異にする点も少なくない。

1.中東・北アフリカ地域の安定は,アジアを含む国際社会の平和にとって重要。アラブ・イスラエル対立の解決は同地域の安定にとり中核的課題。

2 関連する国連決議及びアラブ和平イニシアティブに基づく「二国家解決」に向けた環境作りとして,パレスチナの国家建設努力への支援強化の必要性を強調。

パレスチナとイスラエルに対して,直接交渉の早期再開と交渉に悪影響を及ぼし得る行動の自制を要求。

3 現在のパレスチナの深刻な経済・財政状況を憂慮。この状況が「二国家解決」による和平達成の障害要因の一つであることを確認。・・・以下、具体的な支援方針などが述べられている。

この件についてイスラエルでは特に反応はなし。アルーツ7だけが記事としてとりあげていた。
タグ :

イスラエル存続の黒子たち 2013.2.15

 2013-02-15
<闇に葬られたモサド・エージェント>

ここ数日イスラエルでは、最も堅固で厳しいといわれるアヤロン刑務所(テルアビブ近郊)で2010年に自殺した”受刑者X”に関するニュースでもちきりである。

Xに関する情報は、国家の治安に関わる重大事項として、イスラエルの最高裁が、報道禁止令を出していたほどの超トップシークレットだった。

そのため、自殺はもとより、その存在まで全く暗闇に葬られた状態だったのだが、今週、Xの出身国であるオーストラリアのメディアが、独自であばいた形である。

情報が流れた12日、イスラエルの最高裁は、そういう受刑者がアヤロン刑務所にいて、2010年に自殺したというところまでは認めたが、それ以上の情報は公開していない。

イスラエルのXの扱いは、人権保護の視点で言えば、明らかに違反となるが、イスラエル政府は「国家の安全を守るためだった」と正当を主張している。なお、ベン・ジギエルにはイスラエル人の妻と幼い子供が2人が残されている。

<知りすぎた男?>

これまでの調べで、受刑者Xは、ベン・アロン(ジギエル)(享年34)。オーストラリア出身のユダヤ人で1994年にイスラエルへ移住。イスラエル軍に従軍後、イスラエル諜報機関モサドのエージェントになっていたということがわかった。

オーストラリアでは、毎年合法的に本名を変更できるため、いろいろな名前で複数のパスポートを作ることができる。また、オーストラリアはいわゆる地球の反対側で大きな犯罪もなく、クリーンなイメージの国。オーストラリア人になりすませば、ユダヤ人でもイランを含むアラブ諸国でもスパイ活動がしやすいということである。

ベン・ジギエルもイスラエルのパスポートと同時にオーストラリアの4つのパスポートを持ち、シリア、イラン、レバノンで諜報活動を行っていた可能性がある。

上記パスポート偽造など、モサドの活動を暴くような情報を漏らそうとしてからではないかと言われているが、本人が死亡しているため、それ以上を知ることはできない。

<イスラエル存続の黒子たち>

モサドなど諜報機関のエージェントたちは、家族をおいて戸籍も全部消して、活動する。そのため、死んでもだれにもわからないままとなる。実は今回のようなケースもめずらしくないという。参照:映画「ミュンヘン」(2005年スピルバーグ作品)

今現在も、内戦が激化をたどるシリアでは化学兵器を監視するイスラエルのスパイが、戦禍の中で活動している。イランでは核開発を錯乱・破壊工作など。また中核の科学者が死亡したが、イスラエルのしわざではないかと言われている。

レバノンでもヒズボラの動きを監視して、本国に情報を流す他、武器保管庫などが原因不明に爆発しているが、これもイスラエルではないかと言われている。

イスラエルがアラブ諸国のただ中で今も存続している影には多くのエージェントたちが、文字通りすべてをすてて、自らの手を汚しつつ仕事をしているという事を知る必要がある。
タグ :

北朝鮮の3度目核実験 2013.2.12

 2013-02-12
イランの核開発は、まだウラン濃縮のレベルだが、北朝鮮はすでに核兵器の実験の段階に入っている。12日、北朝鮮は3度目となる地下核実験を実施し、成功したことを世界にむけて表明した。

今回実験したのはは6-7キロトン(広島原爆は20キロトン)の核兵器で、前回のものより破壊力が大きい。実験にともない、付近でマグニチュード5.2の地震が観測された(気象庁データ)。

<世界の事は気にしない!?北朝鮮>

核実験の実施は、北朝鮮が6カ国会議(北朝鮮、米国、ロシア、中国、日本、韓国、)において「核実験を行わない」と約束したことを全く無視した形である。これを受けて国連安全保障理事会は、今日、緊急の会議を開く。

注目されるのは、北朝鮮を擁護してきた中国がどう出るかである。中国は今ちょうど旧正月の祝賀中で、時期的にも最悪。今回の実験は、中国の顔に泥をぬったような形だとBBCは伝えている。

6カ国会議アメリカ代表のクリストファー・ヒル氏は「北朝鮮は世界の意向や、時期などいっさい気にしていない。とにかく自分のやりたいように動く。」と北朝鮮の危険性を警告する。

<イランの方は2月26日>

世界が、北朝鮮に対しどう対処するのか、イランも注目していると思われる。イランの核開発をめぐっては、2月26日、カザフスタンにおいて、P5+1と呼ばれる世界6カ国(アメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリス、ドイツ)とイランとの直接対話が計画されている。

なお、こうした対話は2012年にも3回行われたが、結果は出ていない。
タグ :

ローマ法王退位 2013.2.11

 2013-02-11

11日、現ローマ法王のベネディクト16世が、自らの決断と申し出により、2月28日付けをもって退位することが決まったとの発表が、正式にバチカンから出された。

法王が自ら退位するのは1400年代中世のグレゴリー12世以来で、きわめて異例のこと。カトリック教会によると、今後「法王不在」の期間ができるだけ長引かないよう、3月末までには新しい法王選出の手続きに入る見通しだという。

辞任の理由は、ベネディクト16世本人の発表によれば、「85才という高齢となり、心身共に、法王としての働きを十分に果たせなくなっていることを自覚した」ことがあげられている。

法王の急な退位が、全世界のカトリック教会に大きな影響を及ぼすことは理解しているが、神の前に確信を得た結果だという。ここ最近、カトリック教会では、機密情報の漏洩や、児童の性的虐待などのスキャンダルも発生しており、それら困難な問題を解決するだけの体力がないと判断したのではないかとも言われている。

この件、イスラエルでも速報で報じられた。ユダヤ教チーフラビのメッツェンガー氏は、「ベネディクト16世が、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の宗教間の対話をすすめたこと、イスラエルとカトリックとの距離が、これまで以上に縮まったことは特記すべきだ」とのコメントを出した。
タグ :

ユダヤ対アラブ:サッカー試合 2013.2.11

 2013-02-11
イスラエルの人気スポーツはプロ・サッカー。エルサレムのテディー・スタディアムでは、湾岸戦争でスカットミサイルが飛来していたときにもサッカーの試合が予定通り行われたほどだ。

イスラエルにあるプロのサッカーチームはエルサレムの「ベイタール」、テルアビブの「マカビー・テルアビブ」、ハイファの「ハポエル・ハイファ」など町ごとにチームがいる。アラブ人だけのチームもあり「ブネイ・サクニン」という。

<ユダヤ人のチームにアラブ人(イスラム)はいらない!?>

このうち、エルサレムのベイタールには、「反イスラム、反アラブ」を叫ぶ国粋主義的なファンクラブがあることで知られる。また、ベイタールは伝統的にリクード党(ネタニヤフ首相の党)とも関係が深い。

そのベイタールが2週間前、チェチェン出身のアラブ人(イスラム教徒)2人を選手として採用することを発表。

すると、「ユダヤのベイタールにアラブ(イスラム教徒)が入るべきではない。」と激怒したファンクラブが8日、ベイタールのオフィスに放火するという事件が発生した。

ネタニヤフ首相は9日、自分もベイタールのファンであることを示した上で、「暴力や人種差別、ボイコットは受け入れられない。」と放火を強く非難する声明を出した。

しかし、ベイタールの一般のファンへのインタビューをみても、「アラブ人はテロリストだ」というなど、潜在的にアラブ人嫌いがあることは否定できないようである。

<エルサレムで「ベイタール」VSアラブチーム「ブネイ・サクニン」の試合>

放火からわずか2日後、ネタニヤフ首相の声明の翌日にあたる10日、エルサレムでベイタールとアラブ人チームのブネイ・サクニンの試合が行われた。ベイタールには問題のチェチェン出身の選手のうち1人も出場していた。

エルサレムとベイタールの「人種差別」のイメージ回復のため、この試合にはイスラエルの文化スポーツ大臣、エルサレム市長、チェチェン市長も参加。計700人の警察、治安部隊がスタジアムの内外を警備した。

上記ファンクラブのメンバーは入場禁止となった。75人が試合中に退場となり、15人が逮捕されたが、このうち9人はアラブ人で6人はベイタール関係者だった。

試合中は、「ベイタールは永遠にピュア」「アラブに死を!」というようなスローガンはなくなり、「暴力と人種差別?我々と関係ない。」「エルサレムは寛大」などという文字が出された。

なお試合の結果は2:2のひきわけ。
タグ :

イランとヒズボラの動き 2013.2.11

 2013-02-11
ワシントン・ポストによると、アサド大統領が没落した場合に備え、イランとヒズボラが、シリア国内に5万人規模の武装組織を準備中であるという(オバマ政権関係者談)。

イランにとってシリアは、地域での戦略上、失い得ない場所である。できるだけアサド大統領が持ちこたえられるように支援するとともに、万が一、アサド政権没落後も支配力を維持するのがねらいと見られる。

<ヒズボラが南レバノンを戦争地帯として整備中か>

Yネットニュースによると、ヒズボラは、イスラエルとの国境に近い南レバノン地帯に、地雷を埋めたり、ミサイルなどの武器を一般レバノン人家庭に移動させているという。

貧しいシーア派イスラム教徒の家庭に対し、安い家賃で家を貸すか売る代わりに、一つ以上のロケット弾発射の基盤を家の中に据えさせているというもの。すでに180軒ほどが武器の設置された家屋になっていると報告している。
タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫