シリア政府軍が主要都市を奪回 2013.6.5

 2013-06-05
シリア北部のホムスから首都ダマスカスの間にあって、レバノンとの国境の要所にケサールがある。この町は反政府勢力がほぼ制圧していたが、今日、政府軍が奪回したと大きく報じられた。この勝利の背後にはヒズボラの介入が大きい。

これにより、反政府勢力は補給路を断たれ、戦況の流れが変わる可能性もあるという。

<化学兵器はどちらも使っている:国連人権保護団体>

先週、シリア入りした国連の人権保護団体は、約1500人の市民が激しい戦闘区域にとりのこされ、負傷者が多数いるのにに、医薬品も食料もなくなっていると報告した。

子供たちが、拷問を強制的に見せられたり、子供に処刑させたりするなど、子供たちへの想像を超えた虐待も行われているという。

問題の化学兵器については、シリアの土を分析した結果、サリンが検出されたとのこと。しかしもはやどちらが使っているのかは不明。
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消費税アップ!2013.6.3

 2013-06-03
6月2日深夜より、VAT(付加価値税)が1%上がって18%となった。VATは、日本でいえば消費税のようなものである。

野菜と果物にはかからないが、その他の食品、日用品、光熱費、すべてが1%増税の対象となる。今回の増税で、44億シェケルの税収がみこまれている。

2日朝、スーパーでは値札の上に新しい値札を貼る店員が忙しそうだった。(写真:スーパーの増税のお知らせ)

たった1%と思うかも知れないが、どの食品も1シェケル弱(25円程度)高くなっており、レジで支払う額が確実に増えたことに気がつく。

お金持ちには蚊にさされたような額かも知れないが、貧しい人ほど、影響が大きいと感じられる増税である。増税の前夜、テルアビブなど全国的に、「税金は金持ちから取れ」と訴える市民デモが行われた。(土曜夜に、毎週やっていた)

<余談:何のデモだったっけ!?>

この土曜夜のデモ。アルーツ7の記事によると、ある参加者が、増税反対を叫んでいたところ、ふと隣に立っている人のプラカードを見ると「占領反対」と書かれている。極左のデモと、増税反対デモがごっちゃになっていたという。なんともイスラエル人らしい・・・。

<柔軟なイスラエルの”消費税”>

イスラエルでは1976年にVATが8%から導入された。徐々に増額され、1991年、16%から18%になったが2年後17%へ。2004年にまた18%になったが2年後、17%になっていた。つまり、18%になるのは3回目。また下がる可能性もある。

なかなか決まらず、いったん決まったら下がることはほぼないと思われる日本とは違うところである。

<クリントン元米大統領のスピーチ謝礼、50万ドル(5000万円)>

イスラエル市民がVAT1%の増税で、争っている中、今月17日のペレス大統領、90才誕生日イベントでスピーチするクリントン元米大統領には、45分のスピーチの謝礼として50万ドルが支払われることになった。

費用は、ユダヤ基金などが集めたものだというが、それにしてもすごい額・・。
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イラクで、化学兵器テロ未然に発覚 2013.6.3

 2013-06-03
1日、バグダッドで、イラク軍が掃討作戦を行い、化学兵器を製造していた5人組を逮捕。サリンなどの毒物と共に、おもちゃの無線飛行機を押収した。5人は、アルカイダ系の組織の指令を受けて、テロの準備をしていたと自白している。

イラクでは2006年にもアルカイダが化学兵器を使用している。逮捕された5人によるとイラク国内だけでなく、海外でも使われる予定だったという。

シリアで、アサド政権が化学兵器を使用したと問題になっているが、反政府勢力にいるアルカイダも十分使う可能性があるということである。

イラクでは、ここしばらく、爆弾テロによる殺し合いがエスカレートしており、5月だけでイラク人1000人が死亡した。
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トルコの反政府デモ4日目突入 2013.6.3

 2013-06-03
民主主義国家に見えたトルコだが、イスタンブールの公園の木の伐採をきっかけに、トルコ全国で、一気にふきだしたように反政府(反エルドアン首相)デモが始まった。今日で4日目になる。

イスタンブールのタクシン広場では、警察と数千人からなる群衆との衝突で、これまでに死者2人。負傷者は重傷を含む多数。逮捕は、全国67都市合計で、1700人を超える。

デモ隊の若者たちは世俗派で、ツイッターを通して、デモを呼びかけたという。若者らによると、エルドアン首相は、徐々に威圧的になり、人々の自由を奪うような施政を行っていると主張する。

まるでアラブの春のエジプトのような光景だが、エルドアン首相は、「トルコは民主主義の国であって、自分は独裁者ではない。”トルコの春”ではない。これは野党がしかけたものだ。」と反論している。

なお、エルドアン首相は、今年在職10年になる。エルドアン首相は、今月、ガザのハマスを訪問すると主張していたが、どうなるか注目される。

<イスラエルとの関係はどうなったのか?>

イスラエルが、謝罪してから実務的な協議が続けられ、一時は補償金も含めて合意にいたりそうな気配もあったが、確定の発表はない。しかし、先月、政府はどうあれ、イスラエルからトルコへの輸出は、今年度前半3ヶ月間で、5億6000万ドルとなり、昨年の同時期より、44%も増加していた。
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パレスチナ自治政府に新首相 2013.6.3

 2013-06-03
パレスチナ自治政府アッバス議長は、1ヶ月前に、自らの主張をもって辞任したファイヤド首相に代わり、ラミ・ハムダラ氏(55)を新首相に任命した。ハムダラ氏は、西岸地区ナブルスの大学に所属する学者である。

ハムダラ氏は、PLOのメンバーだが、ファタハではない。前首相のファイヤド氏のようにアッバス議長や他のファタハメンバーとの間にライバル意識がない。また、特にカリスマ性もないことから、アッバス議長には従順・忠実であると期待されている。

学者の立場でイスラエル人とも、多数のコンタクトがある。汚職の経歴もないため、アメリカはじめ、支援国の受け入れも良い。(ハアレツ紙評)
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S300ミサイルを巡って 2013.6.1

 2013-06-01
アサド大統領がすでに第一便を受け取ったと示唆するS300地対空ミサイル。これまでの情報収集の結果、イスラエルは現時点では、まだ搬入されていないと判断しているもよう。

一方、ロシアの防衛筋は、S300ミサイルをシリアに搬入したかどうかは知らないとしらばっくれている(ロイター記事)。

ロシア紙は、搬入時期は年内と報じるものもあれば、2014年になってからと報じるものもあり、実際はどうなっているのかはまだまだ明らかでない。

S300ミサイルは複数のパーツがシステムで動くため、操作人員に訓練が必要となる上、セッティングして実験が終わるまでには数ヶ月はかかるとの解説もある。

しかし、本当にS300が稼働可能にまで配備された場合は、いかなる戦闘機もミサイルもシリア上空に入れなくなり、イスラエルの治安維持に大きな脅威となってくるため、油断は禁物だ。イスラエルは継続して情報収集しているものと思われる。
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シリアからレバノンへ砲撃 2013.6.1

 2013-06-01
緊張しているシリアとレバノン国境。レバノンの治安筋によると、今朝、シリアからレバノンへヒズボラにむけて16発の砲撃があった。野原に火がついたが負傷者はなかった。一部シーア派の神殿の建物に被害が出たとの報告もある。

先週にもベイルート近郊のヒズボラ施設にミサイルが撃ち込まれており、レバノンとシリアの間が緊張している。

<ヒズボラ(シーア派)がサラフィスト(スンニ派)と取引!?-ナイジェリア>

先週木曜、ナイジェリア軍の掃討作戦で、ヒズボラ党員3人と、チャド人、ニジェール人が逮捕された。5人とともに、対戦車砲など、本格的な武器が多数がナイジェリア軍に押収された。それらはイスラエルにむけた武器であった可能性が高い。

その同じ家で、先週日曜にもレバノン人とナイジェリア人が逮捕されており、ナイジェリア人らは、ヒズボラの訓練を受けたこと認めているという。

逮捕されたナイジェリア人らは、サラフィスト(過激なスンニ派聖戦主義者)組織のボコ・ハラムのメンバー。シーア派のヒズボラと、スンニ派のサラフィストが協力するのはかなり異例。
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イスタンブールで暴力的なデモ 2013.6.1

 2013-06-01
31日夜から、トルコの首都イスタンブールで、数千人の若者が反エルドアン首相デモを起こし、警察と暴力的な衝突に発展している。今日で二日目。政府側は催涙弾などと使って沈静化をはかっているが、まだおさまる気配はない。

デモのきっかけは、政府が、町の中心にあるタクシン広場の木を伐採したことからだった。これに先立ち、国会は、酔っぱらいをなくす目的で、夜10時から朝の6時まで、アルコールの販売並びに飲酒を禁止する法令を出していたため、若者の政府への反発が爆発したもの。

若者たちは、「エルドアン首相は、独裁者のように勝手になんでも決めてしまう。イスラムを政治に取り入れるな」と、反エルドアン首相、反政府のスローガンをさけんでいる。
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