イスラエルを狙うミサイル17万発 2014.1.30

 2014-01-30
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4482600,00.html 他

INSS(国家治安研究所)のカンファレンスのおいて、軍諜報機関主任のアビブ・コハビ氏が発表したところによると、現時点でイスラエルをターゲットにしているミサイルは17万発。

このうち、ヒズボラが所有するミサイルは10万発。2006年のレバノン戦争の時よりもはるかに高い攻撃能力をもっているとみられる。

しかも、ヒズボラはそれらを一般のレバノン人家屋に設置しているという。もし戦争になれば、イスラエル軍は一般人の家を攻撃せざるを得なくなる。

一方、イスラエル空軍のアミール・エシュル総司令官によると「イスラエル軍の攻撃能力も2006年当時からすると、破壊力や命中率において15倍の戦闘能力になっているという。

双方に高い破壊力がある以上、いったん戦争になれば、できるだけ短期で終わらせる必要があるとアシュル総司令官は指摘する。

26日、シリアのラタキアで武器庫とみられる場所で大爆発があった。イスラエルが高度なミサイルM300を破壊したのではないかと言われている。(シリアもイスラエルもノーコメント)

<その他防衛上の懸念事項>

最近、サイバー攻撃が増えていることも懸念されている。先週、イスラエル軍のPCがウイルスに感染したメールを送りつけられ、広範囲に感染を受けた。

コハビ氏によると、シリアにはアルカイダが出入りしているが、その拠点がトルコに3個所あるという。トルコのエルドアン首相は、「トルコがアルカイダを保護している事実はない」と否定している。
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ガザ地区の水不足 2014.1.30

 2014-01-30
これまでも指摘されていたことだが、ガザの水不足が深刻になりつつある。地下水を無作為にくみ上げすぎたため、圧力が下がって地下水層に海水が流れ込んでいるのだ。

「地球の友達・中東」ディレクターのブロンバーグ氏によると、ガザ地区の水90%に、WHOが定めた基準を超える塩分が含まれているという。ガザに行く記者も、ガザで洗髪すると髪ががさがさになると言っていた。

このまま地下水をくみ上げ続けると、2年後には使える水がなくなってしまう。

ガザの地下水はイスラエルの地下水層とつながっている。やがてはテルアビブなどの海岸地域の地下水にも影響が出てくる可能性も否定できない。

<対策は?>

昨年10月に世界銀行の支援で、ガザで第一号となる水の無塩化浄化施設が建設された。しかし、それを動かす電力が不足しているため、結局、下水は再生されず、そのまま海へ廃棄されている。

*イスラエルでは下水の70%が再生されて農業などに使用されている。

1990年代、イスラエルは、ガザ地区に水をひくパイプラインを建設している。しかし、建設しただけで、実際に水の配給は行われていない。

理由は、パレスチナ自治政府が、水道代を払わないからである。パレスチナでは、水道代は使った本人ではなく、自治政府が払うことになっている。ガザ地区はハマスに占拠されているため、自治政府が支払いを拒否しているのである。

現在、イスラエルとパレスチナ自治政府が行っている和平交渉において、このパイプラインの稼働が決まっているという。

しかし、このパイプラインが供給できるのは年間1000万立方メートル。ガザ地区では年間5000万から6000万立方メートルの水が使われている。水不足の抜本的な解決にはならない。

こうした状況だが、ガザでは相変わらずイスラエルとの国境線付近で、イスラエル軍をねらったとみられる爆弾が爆発する事件が相次いでいる。幸い兵士は守られている。

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ネタニヤフ首相が落とした爆弾発言-パレスチナ国家にユダヤ人コミュニティ!? 2014.1.30

 2014-01-30
先週行われた世界経済フォーラムにおいて、ネタニヤフ首相が「ユダヤ人には西岸地区に残留する権利がある。将来、パレスチナ国家の中にユダヤ人コミュニティがあってもいいではないか。」と発言した。

すると、たちまちイスラエル、パレスチナ双方から、激しい論議がまきおこった。

パレスチナ側は、すかさず「入植地は基本的に違法。パレスチナ人の国にユダヤ人は受け入れない。」と反発。

イスラエル側も、右派のユダヤの家党のナフタリ・ベネット党首が「ユダヤ人がパレスチナ国家にいるのは危険。(パレスチナ国家設立のために)土地を放棄するイスラエルの指導者を祖先たちは赦さないだろう。」とのろいまがいの発言を行った。

これを受けて首相府は、ベネット党首に対し、「謝罪せよ。さもなくば解雇だ。」とする最後通告を行った。するとベネット党首は1時間以内に、ネタニヤフ首相に正式な謝罪を行うといういきさつも。

意外にも当の入植地の人々は、そんなことはありえないと考えているせいか、「それはごもっとも。」との意見。イスラエルにアラブ人がいるように、パレスチナにユダヤ人がいておかしいはずはないというのである。

ただし、ネタニヤフ首相が言いたかったことは、「パレスチナ国家に入りたくないなら、問題の地域にある入植地は自主的に引きあげてはどうか。」ということだったのではないかと推測する記事もある。

イスラエルとパレスチナの和平交渉期限は9ヶ月。4月ごろと期限はさしせまってきている。
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イスラエル大使館に豚の頭:ローマ 2014.1.26

 2014-01-26
27日は、国際ホロコースト記念日である。その直前になり、ローマのイスラエル大使館、シナゴグ、ユダヤ博物館などに豚の頭が入った箱が送りつけられた。

シナゴグに豚の頭の入った箱が送りつけられたのは、24日金曜日。ちょうど、「爆弾を送りつけた。」との電話が数多く入って大騒ぎになっていたところだった。

現在、警察が、箱に付着した指紋などを検証中である。

アメリカのユダヤ委員会は、この事件を深刻な反ユダヤ主義行為の前兆ではないかと警戒する声明を出している。

<ウクライナのユダヤ人を覚えて>

こうした豚の頭をユダヤ関係施設に送りつける行為は今回に始まったことではない。昨年にはウクライナでも同様の事件が発生している。

ウクライナでは第二次世界大戦中に、ユダヤ人の大量虐殺が行われ、遺体の山が埋められたと言われる場所があちこちにある。悲惨な歴史があるのだが、今ではウクライナにいるユダヤ人は一般的に”お金持ち”なのだという。

ウクライナでは、一般的にユダヤ人に対する独特の差別意識、タブー視する空気がある。つまり嫌われているということである。

たとえば、以前ウクライナに行った時、ウクライナ人商人の強引な性質に驚かされたことがあるが、ウクライナにいる日本人が「確かにそうだが、しかし、そのウクライナ人がユダヤ人はがめついと言っている。」と言っていた。

こうした社会通念があるためか、ウクライナでは自分がユダヤ人であることを隠す人も少なくないという。

そのウクライナでは、昨年、ヤヌコビッチ大統領が、EUへの加盟を見送ってロシアとの関係を優先して以来、首都キエフを中心に激しい暴力的なデモ運動が続いている。現在では死者も出てエスカレートしつつある。

かつてロシア地方では、こうした情勢不安から、ポグロム(ユダヤ人村を襲って全滅させる)が発生したのである。

さらに今の紛争の背後には極右集団「右セクター」が関わっていることが明らかとなった。ユダヤ人にはさらに危険な要素である。

イスラエルにはウクライナから移住してきたユダヤ人が多数いる。彼らから、ウクライナのために、そこにいるユダヤ人の家族親族のために祈ってほしいとのリクエストが出ている。
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行き詰まり!?第二回シリア国際会議 2014.1.26

 2014-01-26
現在、ジュネーブで行われている第二回シリア国際会議。国連のブラヒミ特使を中心に、シリア政権側、反政府勢力代表の間を行ったり来たりと話し合いが行われた。

金曜に両者が同じ部屋で直接、対談する予定だったが、1日延期になった。その後、まだ何のニュースも流れてきていない。

ブラヒミ特使によると、両者の溝はあまりにも大きいため、今は最終的な平和ではなく、人道支援物資をどう持ち込むかといった限局的な条件などについての話し合いになっているもようである。

こうしている間にも戦闘が続き、人は死んでいる。シリアでは、特に反政府勢力に包囲されたままのホムスの住民が最も悲惨である。先週、アサド政権が組織的に行っているとみられる拷問を証言するビデオが公開された。
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エジプトで民衆蜂起3周年:29人死亡 2014.1.26

 2014-01-26
エジプトでは、2011年に反ムバラク政権のデモが始まって3年目を迎えた。にこの日を記念して、タハリル広場はじめ、全国的に群衆が「エジプト軍最高司令官のアル・シシ氏を、支持するデモを行っている。

これとイスラム主義者らが衝突し、これまでに少なくとも29人が死亡した。
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イランとイスラエル:世界経済フォーラムにて(ダボス) 2014.1.23

 2014-01-23
本日からスイスのダボスで行われている世界経済フォーラムの年次総会。この会議に、イランのロハニ大統領が出席し、国際社会への2回目となるアピールを行った。

ロハニ大統領は、「イランの経済は、世界10位以内に入る可能性がある。イランは経済の発展に欠かせない諸国との関係拡大の用意がある。」とのメッセージを語った。

また中東近隣諸国との関係を拡大すること、シリアの人権を守り、パレスチナ人の権利を守ること、湾岸諸国の治安の維持、テロや過激派との戦いに貢献すると語った。

核については、「イランは原子力を防衛目的で使わないと語り、イランも世界40カ国のように原子力の平和利用をする権利がある」と訴えた。

<イスラエルの反応>

このフォーラムに、イスラエルからは異例にもペレス大統領とネタニヤフ首相がそろって出席している。

ロハニ大統領のスピーチを受けて、ネタニヤフ首相は、「イランは続けて世界をだまそうとしている。シリアの内戦に言及しながら、背後では、アサド政権とヒズボラを支援している。

近隣諸国との関係改善といいながら、いまだにイスラエルの存在を認めようとしない。」とのコメントを出した。

ペレス大統領も記者会見を行い、「ロハニ大統領は、シリアの内戦を停止させるために、ヒズボラへの武器や資金の提供を辞めるとは言わなかった。平和への大きなチャンスを逃した。」と語った。

*イランの核問題・その後

イランでは先週から、高濃度濃縮ウランの処分が始まり、昨年11月に国際社会と合意した6ヶ月の暫定合意を正式にスタートした形となっている。

しかしイランのザリフ外相は、昨日、CNNのインタビューに答えて、「アメリカ政府が、イランが核施設の解体を始めたとの発表をしたが、それは間違い。合意事項の中に、いかなる施設の解体も含まれていなかった。」と訴えた。

これはつまり、イランが、核開発をすべて元に戻すと決めれば、その可能性はそのまま残すということを意味している。核兵器開発かどうかは別として、イランに核開発を放棄する気はないということである。
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ガザ情勢その後 2014.1.23

 2014-01-23
ガザからのロケット攻撃について、イスラエルは、今回はハマスなど、組織全体を攻撃するのではなく、明らかに、攻撃を指示しているとみられる人物へのピンポイント攻撃作戦を展開している。

22日、イスラエル空軍は空からのピンポイント攻撃で、シャロン首相の葬儀をねらってロケット弾を発射したとみられるイスラム聖戦所属の2人を殺害。先週も、ロケット弾攻撃を指示していた重要人物を、殺害している。

こうしたイスラエルのピンポイント攻撃は、非常に優秀な的中率で、周囲の無関係の人間をほとんどまきこまないで目的を達成できるようになっている。今回も、標的人物と、側近とみられる1-2人が死亡するにとどまっている。

これは、イスラエルが、世界にも類をみない空爆の技術を持っているだけでなく、ガザ内部に非常に優秀な諜報システムを持っていることを示している。

なお、エイラットへのロケット攻撃以後の、攻撃は報告されていない。
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エルサレムで続いた悲惨な事故 2014.1.23

 2014-01-23
エルサレムでは今週、悲惨な事故が2件続いた。重症者のためにぜひお祈りください。

1.ガス爆発事故

一つはギロのアパートで19日夜中1時に突然発生したガス爆発事故。あまりにも大きな爆発だったため、50メートル先の車のガラスが破壊されている。この事故で、2歳児を含むさんツハンさん一家3人が死亡。負傷者は15人以上に上る。

負傷者のうち、リンダ・シュワルツさん(40代)が今も瀕死の重傷である。リンダさんの両親(86才、88才)も負傷したが、命に別状はないため、とりあえず、高齢者ホームに収容された。リンダさんは、高齢のシュワルツ夫妻の1人娘である。

爆発が相当大きかったため、この事故で、24家族が家を失った。現在ホテル住まいをしているが、26日には、ホテルを出なければならないという。中には、家のローンを支払い中の家族もいる。

イスラエルでは、テロや自然災害お場合は国が補償することになっているが、こうした事故の場合は、政府に補償の義務はない。いまのところ、事故がだれの責任かはわかっていない。

2.毒ガス事故

二つ目の事故も、エルサレム市内。害虫駆除の担当者が、猛毒になりうる水素化リンを封鎖した部屋で使用したため、数日後、毒ガスがその部屋からもれて、グロスさん一家の2才と4才の女の子が死亡した。

2人の男の子、ミハエルちゃん(5才)とイツハクちゃん(8才)もかなりの重傷で、おちついてはいるものの、まだ命に危険があるという。両親も同様で治療中である。この毒に関しては、中和剤がないとのこと。

イスラエルでは、ガス攻撃にそなえて、各家庭にシールドルームとよばれる締め切った部屋を用意しておくことになっている。その部屋に害虫駆除の担当員が、水素化リンをまいたのです

グロスさん宅のシールドルームが毒ガスを完全に遮断するものではなかったとみられ、中で発生した毒ガスが外へ漏れだしたとみられている。

水素化リンはシリアで使われた毒ガスと同じものだという。この駆除剤は、危険性が高いため、屋外のみで使用することになっていた。担当した害虫駆除担当員は逮捕されている。
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イスラエルでアルカイダのテロ阻止 2014.1.23

 2014-01-23
エルサレムでは、数千人が集まる国際会議場と、テルアビブのアメリカ大使館を標的にテロを計画していたパレスチナ人3人が、イスラエルの治安組織シンベトによって未然に逮捕された。

3人は東エルサレム在住で、イスラエル領内に自由に行き来できる身分。ガザ地区のアルカイダに雇われていた。
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エイラットにもロケット弾 2014.1.21

 2014-01-21
20日夜、ガザ周辺に加えてエイラットにもロケット弾が着弾した。空き地だったため被害はなかったが、ここまで度重なる攻撃に、今後、イスラエルがどう出るのかが注目されている。

<だれが何の目的でイスラエルを攻撃しているのか>

今回は、ハマス、ならびにその二番手の勢力イスラム聖戦も、イスラエルへの攻撃にはかかわっていないとみられている。

ハマスは19日、すでにエジプトを通じて「イスラエルとの紛争を望んでいない」と表明。それを裏付けるように、ガザ領内に治安部隊を配置して、イスラエルを攻撃する者たちを取り締まっているという

今、イスラエルを攻撃しているのは、ガザ地区とシナイ半島にもはびこっているサラフィストや聖戦主義者といった小さな様々なイスラム過激派組織だと分析されている。

ガザ地区からの攻撃が難しくなれば、シナイ半島からイスラエルを攻撃していることがそれを裏付けている。これらの組織はエジプト軍がシナイ半島から一掃しようとしている者たちである。

聖戦主義組織らが望んでいるのは、エジプトとイスラエルの間に火をつけることだと分析されている。現在、イスラエルは、エジプト軍と緊密に連絡をとりあって対処を検討しているようである。

今後、もしイスラエル側に死傷者が出れば、イスラエルは大きく動かざると得なくなる。死傷者が出ないように、ネタニヤフ首相に、より正確な情報が届けられ、タイミングを逃さず、英断を下していくようとりなしが必要である。
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イランの招待取り消し:第二回ジュネーブ国際会議 2014.1.21

 2014-01-21
昨日、国連のバンギムン事務総長は、シリアに関する第二回ジュネーブ国際会議にイランを招待すると発表し、イランもこれを受諾すると表明した。

すると、反政府勢力側が、「イランが来るなら会議には出席しない。」と発表。

また、イランは結局、強力にアサド政権の残留を支持しており、暫定移行政府の樹立を目指すというジュネーブ会議の目的を受け入れていないことが明らかとなった。

そのため、バンギムン事務総長は、いったん招待したものの、「イランは出席の条件を満たさなかった。」として招待を取り消すことを表明した。

<イランの核開発問題はどうなったか?>

昨年11月末に、イランの核兵器開発疑惑問題についての国際的な暫定合意に至った件。

その後、技術的にどのようにイランの高濃度濃縮ウランを処分するかなどの実務的協議が行われていたが、昨日20日、イランが高濃度ウランをうすめるなどの作業に入り、正式に6ヶ月の暫定合意が開始となった。

以後6ヶ月の間に、イランが合意事項を守るかどうかが検証されると同時に、一部の経済制裁が緩和される。制裁緩和と同時に、イランとのビジネス再会を待つ企業は多数にのぼるといわれている。

ネタニヤフ首相は「結局イランの核兵器開発能力はなくなっていない。」と改めて、ジュネーブ合意に水をさす発言を行っている。
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イスラエルの味方・カナダの福音派ハーパー首相来る 2014.1.21

 2014-01-21
カナダのスティーブ・ハーパー首相は、強力なイスラエル支持方針を明確にしている。特に、昨年、国連でパレスチナを国家として認めるかどうかの投票において、反対票を投じた9カ国のうち、欧米諸国は、アメリカとカナダ、チェコだけだった。

そのため、イスラエルは、カナダを友として大いに信頼している。20日、そのハーパー首相夫妻が、就任後初めて、イスラエルを訪問した。

イスラエルに到着した時の記念式典では、ネタニヤフ首相が「ハーパー首相はテロとの戦いにおいて非常に”道徳的”な認識だ。」と語り、カナダへの篤い感謝を熱弁した。

カナダは、和平交渉を支援する一環として、パレスチナ難民をカナダへ受け入れるという意志を表明している。しかし、昨日ハーパー首相が、ラマラにアッバス議長を訪問した際、その依頼はアッバス議長からは出なかったという。

ハーパー首相は、パレスチナ自治政府への支援金を約束してエルサレムに戻ってきた。20日、ハーパー首相は国会で発言。21日は、ペレス大統領にも面会、ヤドバシェム訪問など、滞在は4日間の予定。

<福音派クリスチャンの首相>

ハーパー首相は、カナダでは50年ぶりの福音派クリスチャンとして知られる。

明確なイスラエル支持の姿勢により、国内の反発や、国連で安全保障理事会のイスに座れないなど様々な不利益をこうむっているが、2006年に就任以来、その姿勢は変わっていない。
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緊張続く南部ガザ情勢 2014.1.20

 2014-01-20
昨年末に、イスラエル人がガザ国境で射殺されたが、それ以降もイスラエル南部ガザ周辺にロケット弾が撃ち込まれており、イスラエル軍が反撃して、ガザ地区周辺の緊張が続いている。

13日にはネゲブ地方で故シャロン首相の埋葬が行われたが、列席したネタニヤフ首相や、ブレア中東特使などが立ち去った直後に、その周辺に2発のロケット弾が撃ち込まれた。彼らが立ち去った後だったため被害はなし。

16日にはアシュケロンに向けて6発のロケット弾が発射された。このうち5発はアイアンドーム(迎撃ミサイル)が撃ち落とした。着弾したものは、空き地に落ちたため、被害はなし。

19日のイスラエル軍による攻撃で、パレスチナ人2名(12才、22才)が重傷を負っている。

ガザ地区からイスラエル領内へのロケット攻撃は、この3週間で17回。これに対して行われたイスラエル空軍による空爆は7回となっている。

こうした情勢を受けて、南部都市では市長の判断で、学校がしばしば休校になっている。

<ハマスが支配権を失いつつある!?>

ガザを支配しているのはハマスだが、その強力な味方であったエジプトのムルシ前政権(ムスリム同胞団所属)が失脚して以来、急速に勢いを失っている。

今のハマスにイスラエルと事を構える余裕はなく、ハマスはイスラエルとの紛争は望んでいないというのが周知の事実だった。

したがって、今回のイスラエルへの攻撃は、ハマスの意に反してガザに入り込んだサラフィストなどイスラム過激派諸団体が行っている可能性が高い。これはハマスの支配力がさらに落ちていることを意味している。

皮肉なことだが、最近、イスラエルはUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)とともに、ガザへ搬入する物資を増加させ、ハマスの権力維持に協力してきた。イスラエルにとっては、”おとなしくなった”ハマスの方が、未知の凶悪なイスラム組織よりもましだからである。

しかし、最近、シリア難民に対処するため、UNRWAの予算が大きく削減された。今後、UNRWAの支援に依存するパレスチナ人の不満が高まり、何かのきっかけで一気に火をふきかねない土壌ができつつある。

このため、イスラエルは、慎重にガザ情勢に対処しているもようである。
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和平交渉・今月末に進捗発表か 2014.1.20

 2014-01-20
ケリー国務長官の仲介で、極秘にすすめられているイスラエルとパレスチナの和平交渉だが、今月末には、その進捗が明らかにされるみこみ。

ケリー国務長官は、その節目の前に、ネタニヤフ首相、アッバス議長双方に、改めて建設的な決断をするよう伝えた。

ネタニヤフ首相は先週、ヨルダンのアブドラ国王を電撃訪問し、和平交渉にとってヨルダンの役割は大きいと伝えたもよう。
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シリア暫定政権設立をめざして:22日ジュネーブ会議Ⅱ予定 2014.1.20

 2014-01-20
シリアの内戦が始まってから3年。22日水曜から、シリアに暫定政府を設立させることを目標に、アサド政権、反政府勢力にアメリカやロシア、イギリスなども加わる国際会議「ジュネーブⅡ」がスイスで予定されている。

*ジュネーブⅠ会議?

アサド政権、反政府勢力などがテーブルに共について話し合うという意味でのジュネーブⅠは実現していない。2012年5月に、シリアに暫定政権を設立する方針が、アメリカとロシアを筆頭に、国際社会で合意された。それをもってジュネーブⅠと数えられているようである。

当事者による国際会議が実現できていないのは、アサド大統領側は政権から降りないこと、またどんな合意であっても、後でそれを国民投票にかけることを出席の条件として主張。

逆に反政府勢力はアサド大統領の完全な退陣を出席の条件にしており、双方折り合うことがないからである。

また反政府勢力は、一枚岩でなく、様々な組織がそれぞれに出席するしないを決めており、今回も実効力のある会議が実現するかどうかはまだまだ未知数である。

しかし、何かしなければならない。ケリー国務長官はここでも暗躍して休みなしである。

*イランも参加

シリアの内戦にはイランと、その支援組織であるヒズボラが深く関わっている。ジュネーブⅡにはイランが加わる必要があるとロシアは主張する。

これに対し、アメリカは、「イランはジュネーブⅠ合意に賛同せず、ヒズボラとともにアサド政権を支援しつづけて”内戦を長引かせる”動きをしている。」としてイランの出席には合意しかねているもよう。

最終的には国連のバン・キ・ムーン事務総長がイランの出席は必須として、イランもジュネーブ会議Ⅱに招いた。イランもこれを受諾した。
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アリエル・シャロン元首相死去 2014.1.12

 2014-01-20
危篤とのニュースがながれていたイスラエルの第11代アリエル・シャロン首相が昨日11日、療養中の病院で死亡した。享年85才。2006年に広範囲の脳出血で倒れ、意識不明のまま8年間の闘病生活だった。

12日は、市民が別れを告げることができるよう、シャロン首相の遺体の入った棺桶が、正午から午後6時まで国会前に安置される。その翌13日、国会で記念式典が行われ、午後、ネゲブの自宅近くにある妻の墓に共に葬られる予定。

シャロン首相は、1948年の建国から、1967年の六日戦争、1973年のヨム・キプール戦争でも司令官として活躍し、イスラエルの建国と基盤固めにおおいに貢献した軍人。45才で政治家となり、2001年から2006年までは、首相として国を導いた。

妻のリリーさんは2000年に死去している。遺族は息子二人。息子のギラッドさんは「父は自分で決めたときに逝った。」と語った。
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ベツレヘムのテロリスト逮捕 2014.1.3

 2014-01-03
昨年12月22日、テルアビブ近郊バット・ヤムで発生したバス爆破テロ。運転手の機転で乗客は避難して全員難を逃れ、その後バスに乗り込んだ警察官1人が軽傷を負った事件。

このテロ事件の犯行グループが、昨年中に逮捕されていたことがわかった。犯行グループはパレスチナ自治区・ベツレヘム出身のパレスチナ人4人と、彼らに協力した10人(1人はイスラエル国籍のベドウイン)の計14人。

主犯はベツレヘムのタアミ兄弟(24才、21才)とサミ・ハリミ(20才)、ヨセフ・サラマ(22才)の4人で、実際にバスに爆弾を仕掛けたのは、ハリミ。ハリミは事件の数日後に逮捕されていた。

ハリミによると、犯行グループはバット・ヤムでのテロの数日後に、テルアビブ市内でもっと大きな爆弾テロを実行する計画だったという。ハリミらの逮捕によって、その2回目の策略は阻止されたと供述した。

ハリミの供述に従って、爆弾製造の現場に赴いた治安部隊は、25キロもの爆発物や中に仕込む釘などを押収している。
イスラエル軍は、大きなテロを阻止したとして今回の逮捕を高く評価している。

<福音を聞いたか!?犯行グループ>

バットヤムでのテロ事件が発生したのは、19,20日とベツレヘムでフィリップ・マントーファ牧師が大胆に福音を伝えた2日後だった。4人はもしかしたら、そこで福音を聞いていたかもしれない。悔い改めに導かれるよう願う。

CGNTV オリーブ山便り「クリスマス:ベツレヘムの伝道」
http://japan.cgntv.net/newsub.asp?pid=2751&gubun=0309
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イスラエル空軍、ガザ地区空爆再び 2014.1.3

 2014-01-03
イスラエル南部では、昨年末、ガザ地区からロケット弾が着弾し、イスラエル人が1人が射殺され、イスラエル軍が激しい反撃を行うという一連の動きがあった。

2日、ふたたびガザ地区からのロケット弾が、アラーム音とともに南部都市に着弾。幸い、今回も居住地の間に着弾したため、被害はなかったが、イスラエル空軍は昨夜、ガザ地区の3個所に報復の空爆を行った。
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和平交渉危機的:ネタニヤフ首相 2014.1.3

 2014-01-03
イスラエルとパレスチナの紛争に終止符をうつとの執念を持つケリー国務長官。就任後10回目となるイスラエル訪問を行い、昨日ネタニヤフ首相と会談。共同記者会見を行った。

ネタニヤフ首相は「パレスチナ側が、イスラエルとの平和を望んでいるとは思えない。釈放されたテロリストをアッバス議長は英雄扱いにして歓迎しているのがその証拠だ。

こうしたアッバス議長の行為は、パレスチナの若者にテロを奨励しているのと同じだ。」と、和平交渉に対する悲観的な見通しを明らかにした。

一方、ケリー国務長官は「これはミッション・インポッシブル(不可能な使命)ではない。両者は難しい決断をしなければならないが、必ず合意に到着すると信じている。」と語った。

<石のひとりごと>

西岸地区からの爆弾テロ、ガザ地区からのロケット弾。これではパレスチナ人がイスラエルとの和平を願っているとは思えないというネタニヤフ首相の見解もごもっとも・・ではないだろうか。

・・が、イスラエルも入植地建設、ヨルダン渓谷の併合案など、パレスチナの国を設立する気がないとうパレスチナ側の見解もまた、ごもっとも・・なのである。

ケリー国務長官は「ミッション・インポッシブルではない」というが、なかなかインポッシブルな状況である。
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アリエル・シャロン元首相危篤 2014.1.3

 2014-01-03
2006年に脳出血で倒れて、植物状態になったアリエルシャロン元首相が、7年たった今、複合臓器機能不全に陥り、あと数時間か数日といわれる状態となっている。

医師団は、家族に呼吸器をはずすかどうかの決断を求めているという。家族は全員ベッドサイドに集まっている。

シャロン元首相は、イスラエル独立と存続の初期の歴史の中で、イスラエル軍の神出鬼没・つわもの司令官として活躍した歴戦の軍人である。日本ではサブラ・シャティーラ難民キャンプ虐殺当時の指揮官として知られる。

1973年より政治家に転向。住宅相や国防相などを歴任し、1996年、首相となった。”強い首相””有言実行の首相”として国民からは高い支持を受けていた。  

住宅相時代には西岸地区とガザ地区への入植活動を奨励したが、2005年には、首相としてガザ地区からの撤退を断行した。翌年倒れたときには、「ユダヤ人をガザから撤退させたからだ。」などとの中傷も受けていた。
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