ウクライナのユダヤ人が危ない!? 2014.2.24

 2014-02-24
ウクライナの首都キエフで続いている反体制デモ。100人近い死者を出して22日、ついに親ロシア派のヤヌコビッチ現大統領が議会で不信任決議を出され、失脚するに至った。

同時に親米派のティモシェンコ元首相が釈放され、ウクライナは東西分裂かとも言われる状態になっている。

ウクライナの歴史を見ると、こうした政治不安の時に懸念されるのが、反ユダヤ主義暴力である。

土曜日、ユダヤ機関主席のナタン・シャランスキー氏は、全力をあげて、ウクライナのユダヤ人コミュニティの保護に乗り出す方針を明らかにした。

まず手始めとして、ウクライナのユダヤ諸団体の防衛能力強化が行われる。資金は、2012年フランスでユダヤ人教師らが射殺されたテロを受けて設立されたユダヤ共同体緊急支援基金から拠出する。

<ウクライナのユダヤ人虐殺の歴史>

ウクライナには相当恐ろしい反ユダヤ主義の歴史がある。

ウクライナでは1905年、反政府革命が勃発。同時に、「血の中傷(ユダヤ人が儀式にクリスチャンの血を使っているという中傷)」によるポグロム(ロシアでのユダヤ人虐殺)が各地で起こるようになった。

キエフ周辺では、1919年、数回にわたってユダヤ人共同体が襲撃され、ユダヤ人14人が殺害、9人が負傷、15人の女性や少女が集団暴行を受けた。これをキエフ・ポグロムという。この後、ウクライナ中にポグロムの波が広がっていく。

このポグロムの波で、1326回のポグロムが発生し、死亡したユダヤ人は、3万から7万人。数千人のユダヤ人女性が暴行された。多くのユダヤ人コミュニティが全滅し、50万人がホームレスになったともいわれる。

ウクライナ南部のオデッサでは1880年代からポグロムが記録されているが、1941年10月の虐殺が特に恐ろしい。この時、オデッサとその周辺の町での虐殺も含めると、ユダヤ人10万人以上がたった3日間で虐殺された。

19000人は射殺された後、倉庫に入れて焼却(ある者は生きたまま焼却)。2万人は、40-50人をひとまとめにして、穴の上に立たせ銃殺してそのまま穴へ落ちるようにしていたが、時間がかかりすぎるため、倉庫などにユダヤ人を押しこめて、まとめてマシンガンで銃殺。建物はそのまま焼却している。

それでも生き残った3.5~4万人は、建物がまったくないゲットーに連れて行かれ、10日間(10月25日から11月3日)屋外に放置された。低体温でほとんどが死亡した。

<ウクライナのユダヤ人の現在>

イスラエルが建国する1940年代まで、ウクライナには270万人のユダヤ人がいた。イスラエルの建国と、1970年代の移住の波で、そのほとんどがイスラエルへ移住。

今もウクライナにいるユダヤ人は、約6~7万人。ほとんどは首都キエフに住んでいるが、オデッサなどにもユダヤ人が在住している。
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イスラエル・アパルトヘイト・ウイーク

 2014-02-24
文字色今週月曜から、オックスフォード大学などイギリスとアメリカの著名な大学でいっせいに、毎年恒例の「イスラエル・アパルトヘイト・ウイーク」が開催される。

このイベントでは、大学内で、反イスラエル的な講義やワークショップ、BDS(イスラエルへのボイコット運動)が展開される。主催はそれぞれの大学周辺のパレスチナ関係団体である。

これらの大学に留学中のイスラエル人学生たちは、「イスラエル・アパルトヘイトを訴える人々は、パレスチナの存在を認めてもイスラエルの存在は認めない。要するに、彼らが反しているのはアパルトヘイトではなく、イスラエルの存在そのもなのだ。」と語っている。

<日本でも反ユダヤ主義?>

日本でも報じられたことと思うが、21日、東京都内の複数の図書館で、アンネ・フランクに関する書籍280冊からページが破られているのがみつかった。反ユダヤ行為ではないかとして注目されている。

この件は、イスラエルだけでなく、BBCでもトップ記事の一つにあげられていた。

<ソーダストリーム見学で気を変えた教会指導者たち>

イスラエルのボイコット運動で最近注目されたソーダストリーム。2月20日、イスラエル・ボイコットを展開しているアメリカのプレスビタリアン(長老派)教会の指導者14名が、西岸地区にある同社工場を実際に見学に訪れた。

代表団は、工場で働くパレスチナ人とも会話し、実際には、工場が西岸地区にあることで、逆にパレスチナ人の益になっていることを確認。14人はボイコットを停止することを決めた。

この機会を実現したのは、AIFL(American Israel Friendship League)で、今回のように、様々な代表団をイスラエル現地に派遣し、実際に見、現地の人々に会う機会を提供している。

ところで、Yネットの報告によると、ボイコット運動の中にあっても、イスラエルとヨーロッパの貿易は2013年、6.4%増えていたという。
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天然ガス:ヨルダンへの輸出決定 2014.2.24

 2014-02-24
ハイファ沖で見つかったイスラエルの天然ガス。21日、タマル油田を管理する会社ノーブル・エナジーは、ヨルダンに7億7100万ドルで天然ガスを供給する契約書にサインした。

イスラエルから天然ガスを購入するのはアラブ諸国では、ヨルダンが初めてとなる。

ヨルダンは、これまで天然ガスの供給を、エジプトのパイプラインに頼ってきた。しかし、エジプト情勢が悪化するにつれて、パイプラインが頻繁に爆破されるなど、供給が不安定になっていた。

エジプトのガス供給量は確かに落ちているため、ヨルダンがイスラエルから天然ガスを購入することについて、エジプトは理解を示しているという。文字色
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イスラエルの国連での立場向上 2014.2.19

 2014-02-19
イスラエルへのボイコット運動がさかんになってきているが、不思議なニュースが入った。

常日頃、あれほどイスラエルを目のかたきにする国連人権保護委員会(UNHRC)が、18日、その選挙議長候補に、イスラエルのロン・プレッサー国連大使を指名したのである。170カ国全会一致だった。イスラエルがこのポジションにつくのは史上初。

プレッサー氏は、「人権保護委員会の選挙議長候補に指名されるのは光栄なこと。これはイスラエルをボイコットする人々への答えだ。」と語った。

<イスラエルと日本が同じ国連グループに>

ところで、国連には地域分け以外にも”グループ分け”とされるしくみがある。同じ立場の国々が集まって発言力を強くする目的のグループである。

イスラエルは、このグループ分けのうちのJUSCANZ(非欧州先進国グループ)の一員として迎えられることが、先週、正式に認められた。これは、ジュネーブ、ニューヨーク、双方の国連関連議会において有効な認識となる。

JUSCANZに参加する国々はその頭文字をとって、日本、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドである。ノルウェーとスイスもこのグループに関連を持っている。(日本が所属するのはこのグループだけではないことに注意)

この他、イスラエルは中東諸国としては初めて、ラテンアメリカのグループにも、オブザーバーとしての立場を獲得している。
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ネタニヤフ首相訪問直後のゴラン高原にシリアからロケット弾 2014.2.19

 2014-02-19
昨日、ネタニヤフ首相と、ヤアロン国防相、ガンツ参謀総長が、おしのびでゴラン高原の野戦病院で治療を受けているシリア人負傷者を訪問した。

この直後、シリアから2発のロケット弾ががゴラン高原中央地域に着弾したが、被害はなかった。

ネタニヤフ首相のシリア人負傷者訪問のねらいは、単なるお見舞いではない。現在、ウイーンで行われているイランと世界諸国の最終合意にむけた話し合いに、「シリアに内戦を支援しているのがイランだ。」とのメッセージを発信したいからである。

ウイーンで行われているイランとP5+1が代表する国際社会の会議は昨日から始まり、3日間の予定。
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シナイ半島その後 2014.2.19

 2014-02-19
シナイ半島で韓国人観光客3人を含む4人が死亡したテロ事件。シナイ半島に拠点を置くアルカイダ系イスラム過激派が犯行声明を出した。さらに「20日までにエジプトから出ないと後悔する」と脅迫している。

エジプト経済を支える観光業に打撃を与えることで、時期大統領と目されるアル・シシ軍司令官を失脚させるねらいがあるとみられる。

今回犠牲になった韓国人は、長老派教会創立60周年の記念中東聖地ツアーでエジプトを訪れていたクリスチャンたちだった。
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北朝鮮でオーストラリア人宣教師逮捕(BBC)2014.2.19

 2014-02-19
香港でクリスチャンブックストアを営業しているオーストラリア人ジョン・ショート宣教師(75)が、ツアーで北朝鮮入りし、当局に逮捕された。

ショート宣教師の妻によると、宣教関係の文書(韓国語)を所持していたために逮捕されたのではないかと語っているが、詳細は不明。オーストラリアは北朝鮮と国交がないため交渉ができない。

2012年に、韓国系アメリカ人ボー宣教師が同じような経過で北朝鮮で逮捕されたが、まだ帰還は実現していない。
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ウクライナ(キエフ)で紛争再燃・25人死亡 2014.2.19

 2014-02-19
ウクライナのキエフで、ロシアよりのヤヌコビッチ大統領に反対するデモ隊に昨夜警察が突入。警察官9人、デモ隊14人、ジャーナリスト1人など計25人が死亡した。

このデモはヤヌコビッチ大統領が、EUへの加盟よりもロシアの影響下に残る方を選択したことで勃発した紛争。BBCの解説員によると、まだ少数派ではあるが、ウクライナを東と西に分けるしかないのではないかという声もあるという。
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シナイ半島でテロ:韓国人観光客3人死亡 2014.2.17

 2014-02-17
16日、シナイ半島とイスラエルの国境、タバ(エジプト側)で、観光バスが走行中に爆破されるというテロ事件が発生した。このテロで韓国人観光客3人とエジプト人運転手1人が死亡。数十人が負傷した。

バスに乗っていたのは韓国人観光客32人で、シナイ山のセントカテリーナ修道院を出て、イスラエルに向かっていたところだった。

イスラエルは、エイラットの病院をスタンバイさせ、タバに救急車を多数派遣して負傷者を受け入れをエジプト暫定政府に申し出たが、エジプトはこれを拒否。負傷者は、シナイ半島内の病院に搬送されている。

タバの国境は一時閉鎖されたが、現在は再び双方とも開放している。シナイ半島には現在、イスラエル人が100人以上いるとうことで、彼らが無事に帰還することが望まれている。

シナイ半島はムバラク政権が失脚して以来、ベドウインやアルカイダ系とみられるテロ組織で無法状態となっている。彼らの標的は、これまでは、エジプトの警察官やエジプト軍兵士だった。

ところが今回、外国人観光客が犠牲となっている。単発の犯行である可能性もあるが、テロ組織がエジプトの経済にダメージを与えて、現(暫定)政権を打倒しようという方針に切り替えたのではないかとの分析もある。
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アッバス議長がイスラエル人大学生300人にスピーチ 2014.2.17

 2014-02-17
16日、イスラエル人大学生300人がラマラのアッバス議長を訪問。議長は、彼らを前に二国家2民族解決への支持を語った。ラマラにこれほど多くのイスラエル人が入ったのは、2002年にイスラエル兵が入って以降初めてだという。

この機会は、ワンボイスという団体と、イスラエルの左派議員らによって実現したもので、当然、参加した学生は全員左派の学生だった。

スピーチの内容は、おおむねアッバス議長がこれまでにも主張してきたことだが、エルサレムポストはアッバス議長が、「パレスチナ人の挑発があることを認めた上で、それが和平が成り立たない理由にはならない。と語った」と報告している。
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楽天がイスラエル企業買収 2014.2.16

 2014-02-16
14日、アイフォンなどで無料通話ができるアプリ、Viber(バイバー)を開発した会社を日本の楽天が、9億ドル(900億円)で買収すると発表した。

この会社は、本部をキプロスに置いているが、開発、運営はイスラエル人のベンチャー企業である。

現在、バイバーのユーザーは世界に2億人。CEOのタルモン・マルコ氏は、「バイバーの目標は世界一のコミュニケーション・ツールになること。楽天との合併は目標への大きな一歩になる。」と語っている。

<ソチ・オリンピックでもイスラエルのハイテク企業が活躍>

ソチ・オリンピックでは、イスラエルの会社が開発した通訳アプリが人気トップ5位に入った。このアプリは無料で、オリンピックの解説などを70言語に即時通訳する。
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エルサレムの大病院が大赤字で麻痺 2014.2.16

 2014-02-16
エルサレムのハダッサ・ヘブライ大学病院。エインカレムとスコーパスキャンパスの2個所でユダヤ人にもアラブ人にも医療を提供する大病院である。

そのハダッサ病院が、13億シェケル(約39億円)もの赤字でついに職員に1月から給料を払えなくなった。そのため、10日ほど前から医師850人などがストに入り、緊急と出産以外の一般の診療や定期の手術が休止する事態となった。

エルサレム市民の必要からこの病院が倒れることはありえない。裁判所は、ハダッサ病院への借金取り立て期限を90日延期するとの命令を出した。この間にハダッサは、経営立て直しの見通しをたてなければならない。

ハダッサは、経営立て直しの一環として、病院は1月の給与を40%減とし、支払いは2月中旬。以後も給与は平均75%に減給となり、支払いが2月分は3月にとずれ込む方針を出した。また3ヶ月おきに15人が解雇となる。

政府の救済を求める声が高まる中、ネタニヤフ首相は、ハダッサのずさんな経営を非難する声明を出し、今のところ、政府の介入は予定されていない。

*ハダッサ病院は国立ではなく、世界的なユダヤ人団体の支援で経営されている。つまり世界のユダヤ人たちの献金で成り立っている半公立の病院である。
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道は険しい・・和平交渉 2014.2.16

 2014-02-16
イスラエルとパレスチナの和平交渉の期限が近づき、メディア上も様々な論議が日々さかんに行われている。ケリー国務長官は先週、「イスラエルにもパレスチナにも、世界にも和平交渉に賛成しない人がいる。しかし、私はひるまない。」と語った。

<入植者1万5000人のデモ行進>

その言葉通り、先週イスラエルでは、西岸地区入植者を中心に、15000人が、マアレイ・アドミムから問題のエルサレム郊外E1地域にむけて、デモ行進し、「和平交渉反対。2国家解決ではなく1国家解決を支持する。」と訴えた。

1国家解決とは、すなわち、西岸地区もイスラエルが治めるべきだという考えである。このデモ行進には超右派の国会議員も参加していた。

<パレスチナ人のデモ>

パレスチナ側も、「和平交渉反対」を訴えて、デモ隊がヨルダン渓谷の空き家などに居座りを構えていたが、イスラエルの治安部隊が彼らを解散させた。

15日、ガザ地区では和平交渉反対ラリーが行われた。ハマスは、アッバス議長が「ヨルダン渓谷の監視役にNATO軍なら受け入れても良い。」と発言したことに強く反発している。

なお、ここ数日の間、ガザ地区からアシュケロンなどへ飛んでくるミサイルの数が再び増え始めている。幸い、被害は今のところなし。しかし、イスラエル空軍がガザへ報復攻撃しており、パレスチナ人の負傷者は先週だけで17人に上っている。

<ヨルダンでもイスラム主義勢力がデモ>

イスラエルとパレスチナの和平交渉が、他人事でないのがイスラエルの隣国ヨルダンだ。

ヨルダンは1994年にイスラエルと和平条約を締結し、今に至るまで、両国の間の平和は維持されてきた。

しかし、ヨルダンの国民の60-80%はパレスチナ人。つまり、少数派のヨルダン王室が多数派を治めているということで、ヨルダンの政権は、実はかなり不安定なのである。

国内には、イスラエルと締結した和平条約に不満を持つものも少なくない。したがって、ヨルダン王室は、イスラエルとパレスチナの和平交渉に関しても、どのような態度をとるべきなのか、常に綱渡りをしてきた。

アメリカはこうしたヨルダン王室を助けるため、14日、ヨルダンへの追加経済支援を発表した。

しかし、その同じ14日、ムスリム同胞団を中心とするイスラム主義勢力が、ヨルダン王室に対して、ここ数ヶ月では最大となる1200人規模の「和平交渉反対」のラリーを行った。ヨルダンの安定を祈るばかりである。

*ヨルダン王室の本音

ヨルダン王室は、ケリー国務長官の進めている和平交渉については、両手を上げて賛成するわけにはいかないようである。

まずは、もし和平交渉が成立して、イスラエル軍がヨルダン渓谷から撤退させられた場合、どこの軍が国境の治安を守るのか。パレスチナの過激派がヨルダン渓谷からヨルダンへ出入りしないと保証できるのか。

また非常に複雑なことだが、東エルサレムや西岸地区に住むパレスチナ人の中には、ヨルダンの市民権を維持している者が多い。これらの地域が1967年までヨルダン領だったからである。

王室は、これらの”ややこしいパレスチナ系の国民”がイスラエルへ”帰還”してくれることを望んでいる。しかし、今回の和平交渉にパレスチナ難民の帰還が含まれていないのはほぼ確実である。
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ジュネーブⅡ頓挫:ブラヒミ国連特使、シリア市民に謝罪 2014.2.16

 2014-02-16
シリアの政府側、反政府勢力が直接対話するジュネーブ国際会議だが、15日朝、担当の国連ブラヒミ特使が「結果を出せていない。」とシリア国民に謝罪するに至った。

現地記者によると、ジュネーブの国際会議が1月22日に始まって今日までの間に、少なくとも5000人が死亡。内戦の3年で死者は136000人、難民は950万人以上にのぼる。

合意に至れない問題の核心はやはり、アサド大統領が退陣をあくまでも拒否しており、暫定政府に関する話し合いに応じない点があげられている。

<悲惨きわまるシリア人たち>

シリアでは、政府軍に包囲されていた都市ホムスにおいて、人道支援のための一時的停戦が数日間延長されて、これまでに約1400人の市民が救出された。(町から出られなくなった市民は2500人とみられている)

救出されてでてくる人々の列はさながらホロコーストを連想させるような光景だ。

救出を待つ人々のうち、16才から54才までの男性数百人はいったん尋問を受けてから解放されることになっており、まだ多数が身柄を拘束されている。拷問も懸念されている。

シリア軍は樽爆弾と呼ばれる爆弾を空から落下させる。この爆弾は、樽のような容器に発火物とガソリンなどの燃焼剤と、釘や金属片が詰め込まれており、単純ながら殺傷力は非常に高い。この爆弾が使われて、先週、400百人が死亡している。

BBCによると、ある幼い子どもの家は、キッチンが爆撃されて、料理していた母親がコンロの上で即死。数日後、一家は飼い猫もつぶして食べたという。

世界がわいたシリアの化学兵器の処分だが、これまでに処分できたのが11%で、かなり遅れをとっているもよう。

<シリア人のイスラエルへのイメージ変わる!?>

この悲惨な状況の中、シリア人の間で、イスラエルへのイメージが肯定的になっているとエルサレムポストが報じている。イスラエルがシリア人負傷者を治療していており、そのうわさがひろがっているのである。

2013年にイスラエル国内で治療を受けたシリア人負傷者は700人に上る。2014年はもっと増えると予想されている。
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ソチ・オリンピックのイスラエル選手 2014.2.9

 2014-02-09
ソチでの冬季オリンピックが始まった。イスラエルからも選手5人が出場している。

最初の出場は、月曜のスピードスケート(1500m)に出場するバイカノフ選手(24)。1994年にウクライナから移住した選手だ。この他フィギアスケートにもイスラエル選手が出場する。

ソチでのオリンピックはイスラム主義勢力からの脅迫があるため、引き続きとりなしが必要。
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イラン情勢アップデート 2014.2.9

 2014-02-09
11月にジュネーブで、国際社会と核兵器疑惑に関する暫定合意に至ったイランだが、約束通り、高濃度のウランの処分を始めた。これを受けて西側も、一部凍結していた資産を解除。これにより、イランは42億ドルの現金を回収した。

笑顔戦略のロウハニ大統領だが、数日前、テヘランで唯一のユダヤ系病院に17万ドル(1700万円)を寄付したとの記事。同様の寄付は昨年に続いて2回目だという。だたしユダヤ系とはいえ、スタッフも患者もほとんどがイスラム教徒の病院である。

ユダヤ人は、紀元前6世紀のバビロン補囚以来、長い歴史を通してイラン人と共に歩んできた。しかし、近代に入ってイスラエルが建国し、イラン革命が勃発。イラン政府の反ユダヤ政策が急速に悪化した。そのため、ユダヤ人のイランからの移住がすすんでその数は激減している。

現在イランいいるユダヤ人は10200人(2012年データ)。それでもイスラエル以外の中東では、まだ最大のユダヤ人コミュニティである。

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シリア情勢アップデート 2014.2.9

 2014-02-09
先月ジュネーブでのシリア政府と反政府勢力の直接対談は、結局注目すべき合意には至らなかった。しかし、反政府勢力の拠点で、政府軍に包囲されて18ヶ月になるシリアの第二の都市ホムスへの人道支援においては。一定の合意に至ったようである。

金曜、ホムスから女性と子ども、高齢者が83人救出されて出てきたのに続いて土曜には、食糧と医薬品がホムス内部に届けられた。しかし、9日朝の報道では、ホムスに食糧を届ける車両が砲撃で立ち往生しているもよう。

ホムスにはまだ一般市民が3000人、うち女性と子ども1200人以上。食糧は、わずかなオリーブと草しかないという。

国連から届けられる食糧はすぐそのまま食べられるように個別パックになっている。 BBCでは、救出された人々が国連のパック入りの食糧を急いで食べている様子が報じられていた。

国連は、この数日の間に続けてホムス内部にいる市民を救出する予定である。なお、シリアに関する国際会議は月曜にも再開される予定。
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イスラエル軍兵士の給料 2014.2.9

 2014-02-09
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4485495,00.html

先週、ガザ国境周辺で作戦を遂行していた兵士が、テロリストと間違われ、友軍に撃たれて死亡した。撃たれた方はもちろん、撃った方もまだ人生を始めたばかりの若者である。双方の親たちにとってもこれほど大きな痛みはないだろう。

こうした大きなリスクを背負って徴兵され、3年間従軍するイスラエルの若者たちの給料があまりにも微々たるものであることが問題になっている。

彼らの給料(もしく経費支給)は、国内基地での非戦闘員で月400シェケル(12000円)、戦闘補助で600シェケル(18000円)、戦闘員で850シェケル(25500円)。これは、少ないを通り越して「ばかにしている」と表現するイスラエル人も少なくない・・・といった額面である。

ロバート・イラトブ国会議員によると、兵士の給料は1986年から変わっていないのだという。しかし物価は上がった。1986年には36アゴロット(10円)だったサンドイッチが今では12シェケル(360円)になっているのだ。

イスラエル軍では、従軍中、すべてが支給されるわけではない。軍服や武器は与えられるが、下着や靴下、せっけんや歯磨きなどは自腹。また基地で働いている間の食事は提供されるが、非番の時は自腹となる。

皮肉なことだが、より給料の多い戦闘員は2週間に一回しか自宅にもどらないので、出費は少なくてすむ。しかし内勤の兵士は、毎日家に戻るため、給料は戦闘員より低いのに出費は多いということになる。

結局、親が従軍中の息子娘の基本的なニーズは提供せざるを得ないのだという。息子を従軍させている母親のハダルさんは、「息子は基地で長時間働いているのに、彼が高校生だったときと同じように生活費は親が負担しています。」と語る。

これは、貧しい家族出身の者や、単独で移住してきた兵士などは、非常に苦しい生活を強いられているということを意味する。兵士の中には生活苦から犯罪に走ってしまったり、なんとか内勤になってアルバイトしようとする者もいるという。それでも国は防衛費をいかに削減するかを検討中である・・・。

*兵役後に職業軍人となった者、また予備役兵の給料はまた別の話であることに注意。
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和平交渉とイスラエル・ボイコット 2014.2.3

 2014-02-03
イスラエルとパレスチナの和平交渉の期限が近づいている。アメリカのケリー国務長官は、「もしこの交渉が失敗に終わったら、イスラエルは世界的にボイコットの対象になるだろう。」との警告的な発言を行った。

実際に、ヨーロッパの国々が、和平交渉が成立しないなら、1967年境界線よりパレスチナ側にあるイスラエルの入植地とのビジネスを停止すると脅迫している。もしそうなれば、イスラエルへのダメージは小さくないと予測されている。

<ハリウッド女優・イスラエルを養護>

ハリウッド女優のスカーレット・ヨハンソンさんは、世界的な人権保護団体オックスファム(拠点イギリス)のグローバル大使を務めてきた。

しかし、そのオックスファムが、入植地にある会社ソーダストリーム*を不当に非難、ボイコットしていると判断し、高額な報酬をなげうってその役職を降りると発表した。

同時に、ソーダストリームが、今年のスーパーボール(アメリカンフットボールの大会。全国的に視聴率がはねあがるためそのCM料は数億に上る)用に作成したCMに出演して、大きな話題と論議になっている。

スカーレットさんは、各方面から非難を受けているが、今後、ソーダストリームの大使として働くという。なお、スカーレットさんは、母がユダヤ人で、父はデンマーク人。

今回、スカーレットさんの行動によって、この問題が世界的に話題となり、ミシュオル・アドミムの工場では、ここしばらく、活動家など様々なグループの訪問や、記者会見が続いているという。逆に、ソーダストリームの宣伝になっているともいえる。

*ソーダストリーム https://www.sodastream.jp/(日本語)

ソーダストリームは、普通の水を炭酸水に変える家電を作成する会社。いわばコーヒーメーカーならぬ炭酸ドリンクメーカーである。水と同社特性のオレンジなどの素を入れれば、少ない糖分で、ファンタオレンジのような飲み物が家庭で製造できる。

日本でこのマシンが入れているのかどうか?? 糖分が少ない、ペットボトルのごみが出ないなどの利点はあるものの、専用ボトルや、炭酸用のボンベが2000円近くするなど、維持費もかかるようである。

会社本部はイギリスだが、イスラエル製品として知られる。いまや世界20カ国にその工場を持つ。このうち最大の工場が、西岸地区入植地にある工場。これが1967年の境界線よりパレスチナ側にあるため、ボイコットの対象になっているのである。

<ソーダストリームの現場>

今日、ミシュオル・アドミムの工場の取材に行ってきた。そこで働いている1300のうち、500人はパレスチナ人、450人はイスラエル在住アラブ人、350人はユダヤ人(ロシア移民が多い)である。

日本ならば、機械化して労働者の数は最小限になるところだが、この会社では、できるかぎり人によるマニュアルで製造している。そのため、労働者がすずなり状態に大勢ならんで働いていた。

ほとんどがアラビア語しか話せないパレスチナの20歳代の若者だ。男子がほとんどだが、女子も数人みかけた。

全員、紺色の上下スウェットを来ているので、一見、刑務所かと思われるような光景だったが、強制労働どころか、日本人的感覚なら、”さぼっている”といってもいいほどのんびりした働きぶりだった。

英語・ヘブル語のできる労働者にきくと、どの人もソーダストリームで働くことの満足を述べていた。むしろ、ここで働けることを誇り思っているといっていた。

パレスチナ人とユダヤ人に関係についても「ここでは皆家族のようだ」とも言っていた。無論、強制されて言っているのではないことはあきらかだった。

<なぜイスラエルはボイコットされるのか>

ボイコットを叫ぶ人の動機は、工場が西岸地区のパレスチナ側にあり、イスラエルはそれによって、国際法上は違法である入植地を正当化しようとしているというもの。

CEOのダニエル・バーンバウム氏は、「西岸地区かイスラエル領内か、パレスチナ自治区なのか、場所はどこでもいいと思っている。ここは”工場”であって、領地ではない。

工場があるからといって、そこがイスラエルの領地にはならない。たとえば、中国にも工場があるが、そこがイスラエルにはならないのと同じ。

ここでは少なくとも500人のパレスチナ人が働いて健全に報酬を得、家族を養っている。ここではパレスチナ人もアラブ人も皆仲良く働いている。これこそ共存のモデルだ。他に共存の形があるなら示してほしい。

ボイコットする人たちは、単にイスラエルを悪魔にしたいだけなのだ。その証拠に、現場を見にこようともしない。」と語った。
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和平交渉の内容・一部公開 2014.2.1

 2014-02-01
イスラエルとパレスチナの間で非公開で行われている和平交渉について。仲介に当たっているアメリカのインディク氏が、合意に向かっているとするポイントを一部開示した。

①パレスチナ・ユダヤ難民への補償

それによると、イスラエルの建国によって発生したパレスチナ難民に補償が行われる。また当時、イスラエルの建国によって、アラブ諸国から追放され難民となったユダヤ人がいたが、補償は、そのユダヤ難民も対象となる。

②西岸地区の入植地75-85%は残留

問題の西岸地区の入植地だが、インディク氏によると、75-85%の入植地はそのままの場所に残留となる。その分の土地は、1967年六日戦争勃発前のいわゆる「グリーンライン」を基準に、他の部分の土地と交換される。

入植地のユダヤ人が、西岸地区に残留して将来パレスチナ国家の元にはいるかどうか物議をかもしたが、これについては最終合意まで保留にされることとなった。

インディク氏によると、パレスチナ側は、パレスチナ国家からユダヤ人をすべて追放するという考えはないという。

③ヨルダン渓谷に無人の監視システム?

西岸地区とヨルダンの間(ヨルダン渓谷)について、イスラエルは、治安維持のため軍の駐留を主張し、パレスチナ側はユダヤ人は1人もいてほしくないと主張する問題の地域。

そのヨルダン渓谷については、緩衝地帯として、監視設備付きのフェンスの設立し、アメリカが協力して無人の監視を行うとしている。

エルサレムについては、明確な方向性は示されていない。

和平交渉の期限は4月29日。もう時間があまり残されていない。ここ数週間の間に、アメリカがこの案を正式に提示し、双方に基本理念としてイスラエルはユダヤ人の国、パレスチナはパレスチナ人の国として互いに認めることを求めることになっている。

中東和平のためのカルテット(国連、ロシア、アメリカ、EU)は、その特使である元英首相のトニー・ブレア氏と共に、今日、ドイツのミュンヘンで打ち合わせを行う予定。

<パレスチナ人、ユダヤ人それぞれの反応>

1,パレスチナ人


金曜夜、パレスチナ人とイスラエル人左派の活動家ら300人がエリコ付近の廃屋などを占拠し、ヨルダン渓谷に再び住むと主張している。

2.ユダヤ人(ユダヤ教)-嘆きの壁で、和平交渉反対の祈り集会

28日、エルサレムの嘆きの壁では、パレスチナ人との交渉に反対するユダヤ教徒らが数千人集まり、「政府が、パレスチナ側に土地をわたしてしまうことのないように」との祈りを捧げた。

このイベントを組織したのは、ゴラン高原と西岸地区の入植地を保持しようとする「コメミユット(創立者)」というユダヤ教団体。集会には住宅相はじめ複数の議員も参加していた。
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ガザ地区からミサイル再び 2014.2.1

 2014-02-01
金曜日、ガザ地区からネゲブ地方へミサイルが撃ち込まれたことを受けて、イスラエル軍がガザ地区を空爆。パレスチナ人4人が負傷した。

その後、再びエイラットにミサイルが飛来し、迎撃ミサイルが2発撃墜した。被害はなし。
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ゲイ・カップルにタイ人代理母による赤ちゃん65人 2014.2.1

 2014-02-01
イスラエル人のゲイ・カップルが、タイ人の代理母を雇って、子どもを得るケースが増えている。すでに20人が生まれており、40人はこれから生まれてくる予定。

これらの子どもたちは、タイの法律ではタイ人である。しかし、もし父方の国が市民として受け入れた場合は、タイを離れることができる。

しかし、これまでイスラエル政府が、タイ人代理母からの赤ちゃんを、イスラエル市民と認めず、パスポートを発行しようとしなかった。そのため、赤ちゃんとその”両親”がイスラエルへ帰れなくなり、タイに足止めとなっていた。

イスラエル国内では大きな論議となり、ギドン・サル内務相の自宅前で、150人ほどが赤ちゃんを受け入れるようデモを行った。

結果、イスラエル政府は、4人の赤ちゃんにパスポートを発行。金曜日、ベングリオン空港に到着。”祖父母”に迎えられた。
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