新年恒例:イスラエルの人口890万人 2014.9.26

 2014-09-26
イスラエルでは、25日、ユダヤ暦5775年(アダムとエバの創造から数える)の新年を迎えた。

今年は、新年と安息日が続いているため、24日日没から安息日明けの26日日没まで、イスラエルは電車もバスも店も閉まる。そうなると人気が上がるのが、自然を楽しめる国立公園。24日は、北部の自然へ向かう車が大渋滞。13万人が北へ向かったと報じられている。

もちろん、治安部隊に休日はない。全国でテロや犯罪に備えて、むしろいつもより多くの兵士や警察が、任務についている。

エルサレムでは、24日、神殿の丘に右派議員が入ったり、一時パレスチナ人が治安部隊に石や火炎瓶を投げる騒ぎもあったが、その後は静かな夕刻となり、25日朝は、実に平穏で、さわやかな新年の朝となった。

<増え続ける人口> 
http://www.jpost.com/Israel-News/Politics-And-Diplomacy/Israeli-population-climbs-to-8904373-ahead-of-Jewish-New-Year-375927

イスラエルでは、毎年、新年に人口が数えられる。今年は17万3811人増えて、890万4373人となった。

昨年生まれた新生児は17万6230人、このうち男の子が9万646人、女の子が8万5584人と、男の子が上回った。


<移民の動向:フランスが移住国トップへ>  http://www.haaretz.com/jewish-world/jewish-world-news/1.614489 

今年1月から8月までの移住者は、2万4801人。このうちフランスからの移住者が3263人となり、世界でもトップに立った。フランスでは、昨今、反ユダヤ主義が急速に悪化しており、イスラエルへの移住に拍車がかかっている。ユダヤ機関によると、今年中に6000人来るとみこまれている。

次が、ロシアと対立しているウクライナからの移住者。今年1月から8月までに3252人が移住した。これは昨年からみると61%の増加となっている。
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ガザ地区復興にむけて:国連 2014.9.26

 2014-09-26
イスラエルとパレスチナは、間接的にだが、恒久的な停戦にむけての交渉を始めた。しかし、イスラエルが例祭シーズンに入ったため、交渉はいったん保留となり、10月後半に再開されることになった。ガザ地区への国際支援国も会議は10月12日の予定。

国連では、1993年以降、西岸地区とガザ地区の復興に関する国際会議を毎年行っているが、今年も国連総会に合わせての会議が行われた。

議長は国連事務総長で、パレスチナ自治政府のハムダラ首相とイスラエルからはハネグビ副外相が出席。ケリー国務長官、アシュトンEU外相、カルテット代表のトニー・ブレア氏が参加して会議が行われた。

話し合いの焦点は、ガザ地区の復興。建築材料が再びハマスに悪用されないよう、いったん倉庫に運び入れ、監視カメラで記録・監視することなどが決められた。この他、破産寸前にある西岸地区の経済を復興させるためのプロジェクトをイスラエルが提案し、合意している。

一方、ハマスとファタハの代表はカイロで2日間の交渉を行い、統一政府でガザの復興を行うシステムで合意。ただしハマスが加わるこの案をイスラエルが受け入れるかどうかは不透明。

いろいろな動きがあるが、実質的な前進は、10月中旬以降になりそうである。
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国連総会で味方を増やすオバマ大統領:イスラム国攻撃続報 2014.9.26

 2014-09-26
アメリカと有志国が、シリア内部のイスラム国(IS)を攻撃し始めてから3日目となった。アメリカ軍は、イスラム国だけでなく、アルカイダ系で、アメリカでテロを起こすと脅迫している組織ホラサンへの攻撃も行っている。

空爆は、トルコとの国境付近、シリア北部の石油精製施設などが標的となっている。石油施設を攻撃したのは、イスラム国が、ここから一日に200万ドルを稼いでいるとされるからである。

シリアとトルコの国境付近に対して行われた空爆はコバニ付近。イスラム国が攻め入って来たために、ここ数日で、15万人のクルド難民がトルコへ流れ込んだと言われる町である。この付近への空爆で、難民たちが混乱に陥っているという。情報がなく、だれがどこへ空爆しているのかわからないからである。

クルド人はトルコとは宿敵の関係にあるので、できるだけトルコには行きたくない。混乱の中で、危ないにも関わらず、シリアへ逆行して行く難民もみられている。

こうしたアメリカの攻撃を受けて、皮肉なことに、アサド政権とヒズボラがシリア北部で勢力を盛り返しはじめている。当然、これはアメリカが望むところではない。

ちなみに、アサド政権は、アメリカと国際社会のイスラム国攻撃を歓迎すると表明。ヒズボラは、イスラム国攻撃は歓迎するが、アメリカの動きには賛同しないと表明している。

*地中海に難民船・再び

先週、500人の難民が死亡したとみられる地中海。今度は300人ほどの難民が、小さな漁船に満載されて、キプロス付近を航行しているのが発見された。ほとんどがシリア人の女性と子供たちだった。船はキプロス政府が救出している。http://www.bbc.com/news/world-europe-29358265

<国連総会とオバマ大統領>

シリアへの攻撃が始まると同時に、ニューヨークでは国連総会、ならびに国連安保理の会議が始まった。当然、話題は、イスラム国となっている。

オバマ大統領は、イスラム国を「死のネットワーク」と呼び、国連憲章で定められた「自衛権」の行使だと主張した。また、イスラムに対する戦いではなく、テロ組織への攻撃であること、アメリカだけの問題ではないことを強調した。

今回は、特に国連70年史上6回目となる、国連安保理・首脳級会議が開かれた。議長はオバマ大統領。世界の首脳たちに対し、世界が一致してイスラム国を排除する必要があると訴えた。

これに対し、ロシアが若干皮肉を言ってはいるが、100カ国が満場一致で可決。世界は一丸となってアメリカとともにイスラム国排除へと向かっているようである。

実際、シリア空爆にはアメリカ軍機の他、サウジアラビア軍機が加わっていることが明らかとなっている。フランスとイギリスも、シリアへの空爆へ参加を検討している。

しかし、イランは隣国であるにもかかわらず、”のけ者状態”。ロウハニ大統領は、総会演説において、上記安保理決議案について、「解決は地域内部から発せられるべき。危険なテロ組織は、欧米の失策が生み出したのだ。」と語った。

<イスラム国の反応は?>

イスラム国は、フランスが空爆をやめようとしないのを見て、アルジェリアで拉致したフランス人旅行者の男性を斬首。そのビデオをアップした。フランスのオーランド大統領は、「フランスは屈しない。ゴルデル氏は、テロと戦うフランス国家とともに勇敢に戦った。」と毅然として表明した。

イギリスも民間人一人が斬首の危機にあるが、キャメロン首相は、アメリカとともにイスラム国を攻撃する方向である。

フィリピンでは、アルカイダ系の組織が、イスラム国へ転向し、その忠誠を表明するため、以前から拉致していたドイツ人2人について、身代金要求とともに、殺害を警告している。

今後懸念されることは、イスラム国に押され気味のアルカイダが、その力を誇示するため、世界的テロをするのではないかということである。こうした事態を受けて、日本の外務省はは海外在住の日本人などに注意をよびかけている。

<元イスラム過激派の証> https://www.youtube.com/watch?v=i6YLAzw4UdI

友人の紹介で巡り会ったサイトだが、元イスラム過激派の人が、救われた証を語っている。救われてから何年もたっているのに、まだそのときのままの感動を語っている。10分以内で日本語字幕もあり。
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シリア空爆:アメリカと有志国 2014.9.24

 2014-09-24
オバマ大統領は、「イスラム国(IS)を撃退するためには、シリアの本拠地を攻撃せざるを得ない。」との認識をあらためて表明していたが、23日深夜、最初となるシリア領内での攻撃を開始した。

アメリカと有志国は、シリア東部、ラッカなどイスラム国(IS)本部、武器庫、訓練場など20カ所への空爆。海軍も、トマホーク(巡航ミサイル)で攻撃している。

BBCによると、確認できないが、ISメンバーが少なくとも70人死亡しているもよう。アメリカ国防省は「作戦は成功した」と伝えている。

アメリカ国防省によると、この攻撃に、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、バハレーン、ヨルダンが参加している。

シリアのアサド政権は、この連合には加わっていないが、アメリカからは、「攻撃を開始する」という連絡があったとシリア政府は伝えている。

これは、アメリカの戦闘機がシリア領空に入るにあたり、シリア軍機が防衛に出て来ないようにするためとみられる。また、他国の領内を攻撃する場合、予告していないと国際法上、違反になる可能性があるからである。

オバマ大統領は、昨年、化学兵器問題で、シリアのアサド政権を打倒するためのシリア攻撃を計画し、思いとどまったという経過がある。

1年たった今、そのオバマ大統領が、今度はアサド大統領の協力を得て、アサド大統領の敵であるイスラム国を倒すために、シリアを攻撃している。中東とは、想定外が普通におこる地域である。

<どう出る!?イスラム国>

アメリカのシリアへの攻撃に対するイスラム国の反応に関する情報はまだ伝わっていない。しかし、この攻撃に先立ち、イスラム国は、世界に散らばっている分子に対し、テロを起こすよう呼びかけを行っている。

オーストラリアでは、先週、シドニー市内で、市民を拉致して斬首、公開するというテロが計画されていたとして、15人を逮捕。ブリュッセルでも、欧州関係の本部を襲撃しようとしたISISグループが逮捕された。

ブリュッセルといえば、同市内のユダヤ博物館でイスラエルのユダヤ人2人を含む4人がテロリストに射殺される事件があったが、その犯人がISIS関係者であったことがわかっている。

また、シリア東部コバーンでは、先週、イスラム国がせめて来て町を破壊し、残酷な虐殺を始めた。そのため、ほとんど動けないような高齢者から生まれたての赤ちゃんにいたるまでのクルド人が、いっせいにトルコ領内へ避難してきた。その数13万人以上に上っている。

イスラム国は、クルド人が、欧米と協力してイスラム国を攻撃しているからだと言っている。避難民はまだまだおしよせてくるとみられ、国連はトルコが対処できる状態ではないと警告している。

イスラム国は、「これは国家間戦争ではない。宗教戦争だ。”十字軍”に協力する国は攻撃する。」と言っている。実際、バチカンでは法王が危ないとして警戒体制をとっているという情報もある。

<複雑な連合状況>

イスラム国は、アメリカと共にイラクのイスラム国への空爆を行ったフランスに対して、アルジェリアでフランス人市民を拘束。「アメリカへの協力をやめないと殺す。」との脅迫を送りつけている。フランスは、「テロ組織とは交渉しない。」と突き放す返事をしている。

イギリスも、次に殺されると予告された市民が人質となっており、その妻が、解放するよう懇願するメッセージを発したばかり。BBCによると、今回のシリアへの空爆にイギリスの戦闘機は含まれていない。

先日ISから人質49人を解放することに成功したトルコだが、今日になり、シリア反政府勢力がシリア国内で拘束しているIS戦闘員約50人を解放するという取引でトルコ人を解放させたいたとのニュースが伝わっている。

ISとの交渉を拒んで、アメリカとイギリスは人質を殺害されている。イギリスのキャメロン首相は、こうした水面下での取引をする国が増えれば増えるほど、ISの誘拐を助長すると訴えている。

複雑な立場のイランだが、一昨日、核開発問題で続けられている国際社会との協議において、「イランの核問題の制限を緩和するなら、イスラム国壊滅に協力する。」と申し出た。

国際社会は、「それとこれとは話は別。」として、これを拒否。イランは、今回のシリア空爆には加わっていない。

<明日から国連総会と、国連安保理>

今回のシリア空爆は、ニューヨークでの国連総会、国連安保理の年次総会の直前に行われた。オバマ大統領は、すでにニューヨーク入りして、さらにアメリカの方針に賛同、協力する国を要請するものとみられる。

日本は、軍事協力はできないが、人道支援や復興支援のための資金は協力するとアメリカに伝えている。(前回オリーブ山便り参照)

また国連総会でニューヨークにいる岸田外相は、アメリカのシリアでの攻撃を支持すると表明した。なお、日本は、8月、湯川遥菜さんとみられる日本人をISの人質にとられたままとなっている。
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シリア戦闘機撃墜か:イスラエル 2014.9.24

 2014-09-24
緊張するシリア情勢だが、イスラエル軍の発表によると、23日朝、ゴラン高原のイスラエル領内へシリア軍戦闘機が領空侵犯したとして、イスラエルのパオリオット・地対空ミサイルがこれを撃墜した。

戦闘機の破片はゴラン高原のシリア側に落下したため、詳細は不明。撃墜したのがドローン(無人軍事機)であった可能性もあるという。

現在、23日夕刻だが、この件に関する続報はない。
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ユダヤ人少年3人を拉致・殺害した犯人2人死亡 2014.9.24

 2014-09-24
イスラエルとガザの戦争の発端となったユダヤ人少年3人の拉致・殺害に関して、イスラエルの治安部隊(イスラエル軍とシンベトなどの諜報機関からなる複合部隊)は、23日朝、犯人マルワン・カワスメと、アマル・アブ・エイシャが、死亡したと発表した。

イスラエル軍によると、治安部隊は、ヘブロンで主犯2人を追いつめ、投降を呼びかけた。2人は家の地下に入り込んで出て来なかった。治安部隊は、この家を包囲した上で、一階部分をブルドーザーで破壊。床に穴を開けて地下の2人に近づこうとした。

2人のうち、一人が穴から少し頭を出してライフルで反撃してきたときに治安部隊が発砲。1人はその場で即死。もう一人も銃撃戦の中で死亡したとみられる。このとき2人に協力していたカワスメ家の実の兄弟3人は、逮捕された。

イスラエル軍のガンツ参謀総長は、新年の前に、3人の救出と犯人逮捕を目標としていた「Brither's Keeper」作戦(6月12日開始)を終了することができたと報告した。 http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4574284,00.html

少年3人の遺族は、詩編18:37をもって「正義は守られた。」と語っている。

<パレスチナとイスラエルの交渉に陰>

23日は、イスラエルとパレスチナが、停戦から1ヶ月以内に開催すると約束していた恒久的停戦に向けての非直接的交渉が、カイロで始まる予定の日だった。

上記2人が殺害されたことを受けて、パレスチナ側は、出席を取りやめると一悶着あったが、最終的には交渉が始められている。パレスチナ人の間では、イスラエルは交渉を妨害しようとして、ちょうど前夜に2人を暗殺したと非難している。
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スリホット/悔い改めで備える新年 2014.9.21

 2014-09-21
イスラエルでは来週24日日没から26日日没まで、ラッパの祭りと呼ばれる新年祭を迎える。ラッパの音は主が来られるという合図である。このためユダヤ教では、新年までの間、主に会う備えをする悔い改めの期間が定められている。これを「スリホット」(赦し)という。

スリホットの祈りは、嘆きの壁の他、地域のシナゴグで行われる。嘆きの壁では、基本的に深夜0時から行われるが、地域のシナゴグでは、夜明け前の朝5時半から毎日スリホットの祈りがささげられることになる。(この場合は、男性のみ)

東方系ユダヤ人のスファラディは、エルルの月が始まってからすぐにスリホット期間に入るので、40日ぐらい、延々と毎日悔い改めの祈りを捧げている。一方、欧米系ユダヤ人のアシュケナジーのスリホットは、新年の直前の安息日明けからはじまる。今年は、今夜20日からはじまることになる。

興味深いのは、スファラディとアシュケナジーの悔い改めに対する考え方がかなり違うということ。

エルサレムのグレートシナゴグはアシュケナジーだが、いわゆる荒布を来て灰をかぶる態度で主の前に出るので、祈りのメロディーは、悲惨な感じとなる。祈りを導くハザンが、オペラのテノール調の美しい声で、主に、泣き叫ばんばかりに赦しを嘆願する。

一方、スファラディは中東アラブ文化から発しているので、マイナー調ではあるが、リズムに乗せて踊りながらという感じ。悲惨な感じはない。ちょうど甘えっ子がお父さんの前で、「ごめんなさ~い。」と言っているような感じである。

<世界の祝福のために悔い改める>

ところでユダヤ人の悔い改めは、クリスチャンが悔い改めて赦しと救いを個人的に受け取る、というような悔い改めではない。

まずは、国を意識しての悔い改めと赦しの祈りである。それらの祈りはすでに祈りの書に書いてあるので、それを声を出して読む、つまり「スリホットの祈りを”言う”」という表現になる。その上で、新しい年に主が来てくださって、国全体、ひいては世界にも平和と繁栄に満ちた新しい年を期待するのである。

もちろん、個人的な悔い改めもなされる。旧年中の罪を思い返し、赦しをこい、新しい年に「新しくされる。」という新生に近いイメージである。しかし、それは、自分のためだけにとどまらず、そうすることが最終的には国への祝福になると考えられている。

ユダヤ教では、基本的に世界全体の祝福になるという使命をユダヤ人が与えられていると考えている。イスラエルが主との契約を守り、主の前に正しくある時、全世界が祝福されると考えているのである。

新年と言えば、新しい年の自分の抱負とか、目標を語るが、ユダヤ人はいかにして主に来ていただくか、そこにこそ祝福があると考えているという点に感銘を受けた。

<はやる世俗派のスリホット・ツアー>

これは近年の現象ということだが、世俗派ユダヤ人のために、エルサレム市内の様々なシナゴグをまわって、スリホットを学ぶというツアーがはやっている。ツアーの参加者はイスラエル人で、ヘブル語で行われている。

近年、ユダヤ教に立ち返るか、少なくとも興味を持つ世俗派ユダヤ人が増えているのだという。ただし、こうしたスリホットツアーでは、シナゴグの中には入らない。スリホットの祈りは延々とあるので、世俗派には退屈すぎるからである。

*世俗派向け新年メッセージをMTV風にしたビデオ おすすめ!:http://www.aish.com/h/hh/video/What-Makes-Rosh-Hashanah-Beautiful.html

アシュケナジーのシナゴグもスリホットを開始する20日夜から新年まで毎日、こうしたツアー客を含めて、エルサレムでは、嘆きの壁やシナゴグが大勢の人々でにぎわうことになる。
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イスラエルで増えるワーキング・プア 2014.9.21

 2014-09-21
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4572812,00.html

イスラエルでの食料配布といえば、日本からは、BFPJapanを通しての支援活動が活発である。エルサレムでは、BFPの他、海外からのクリスチャン系団体、メシアニック・ジューの団体、ユダヤ教団体、国や市の慈善事業団体が多数存在する。

新年前となり、それらの団体がいっせいに食料やクポニム(スーパーで買い物をするための金券)の配布を始めているが、今年は食料を受け取る人の数が20%程度平均で増えているという。

日本でもワーキングプアという言葉が一時話題となったが、イスラエルでもワーキングプアが増えている。まじめに働いているのに新年の食卓を準備できず、チャリティの食料配布に並ぶ人が増えているのである。

ある男性は、月5500シェケル(16万5000円)の給料。共働きの妻は、月4000シェケル(12万円)。しかし、家賃が月4000シェケル(12万円)で、子供の幼稚園が、補償がついても月2000シェケル(6万円)だという。交通費、電気代などを差し引くと、家族の食費が出ないということになる。

この男性はもう一つ仕事を持っているが、子供を迎えにいくなど制限があるため、たいした収入にはならないという。今年はじめて食料配布を受けに来たが、「まさか自分がここへ来るとは思わなかった。」と語っている。

またある障害児を持つ女性の夫は、整備士だが、月4000シェケル(12万円)の給料。子供の障害手当が2500シェケル(8万円)あるが、これでは家族は食べて行けない。

これは家賃をはじめ、消費税が上がり、物価が上がる一方ということに加えて、社会福祉が削減される一方であるということ。また、ガザとの戦争で観光業などビジネスが大きな影響を受けたことも考えられる。

来年度の予算を作成するラピード財務相は、ネタニヤフ首相と相当もめたようだが、防衛費を増やすために、社会福祉などが大幅カットされ、若い夫婦が家を買う場合に、消費税を0にするという公約も、反故になりそうな見通しである。

<単身移住兵士たちにご褒美>

イスラエル軍には、ローン・ソルジャーがたくさんいる。ローン・ソルジャーとは、家族から離れて単身でイスラエルへ移住し、そのままイスラエル軍に従軍している兵士たちのこと。彼らは貧しく、新年になっても、家族に会いに行く事はできない。

そこで、新年祭を前に、今回のガザでの作戦で活躍したローン・ソルジャーたちに、エルアル航空とイスラエルのホテルが協力して、国にいる家族との再会というご褒美を提供している。

空港では、兵士たちがエルアル機で到着する両親や家族たちと再会する感動の場面が繰り広げられている。
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地中海に消えたガザの難民たち 2014.9.21

 2014-09-21
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4572948,00.html

前回のオリーブ山便りで、地中海で難民を乗せた船が沈没し、少なくとも500人が死亡または行方不明になっているとお伝えした。このうちの多数が、ガザからの難民だったことがわかった。(正確な数字は不明)

ガザでは悲惨なほどの破壊で、将来への希望が失われている。そのため、持ち物を全部はたいてガザを脱出しようとする人が数千人にのぼっているという。

ガザとエジプトの間の地下トンネルの中には、まだ通過可能なものもあるらしく、シナイ半島からエジプトへ脱出する道があるらしい。しかし、その際には、ハマスに3500ドル(40万円)、さらにトンネルを通るのに2000ドル(25万円)を支払うことになる。

その後はアレキサンドリアなどから、難民船に乗ってイタリアなどヨーロッパをめざすのである。難民船に乗るには、さらに数千ドルを支払う。

今回生き残ったガザ難民の証言によると、破壊された家の補償金を脱出につぎ込んだ人もいる。しかし、こうした難民脱出斡旋業者は当然ながら違法な業者である。証言によると、今回難破した難民船は、業者がわざと事故をおこし、沈没する様を笑いながらみていたという。

悲しい事に、地中海に沈んだ500人のうち、少なくとも100人は子供だったという。あるガザのパレスチナ人夫妻は、船が沈むのを見て、かろうじてライフジャケットを着ていた19才のシリア人女性に幼児のわが子をたくして、他の子供を救いに戻った。この女性と幼児は助かったが、この子の両親は海に沈んでしまった。

救出され、カイロで保護された難民は、ガザの家族に連絡され、連れ戻されることになる。また多くの家族が愛する家族の訃報をガザで受け取った。

今回のガザでの戦争は、ハマスがしかけた戦争だったかもしれない。しかし、イスラエルがもたらした破壊がこのような悲惨な結果をもたらしていることがあるということも知らなければならない。これこそスリホットにおけるとりなし事項ではないだろうか。

なお、地中海を渡ろうとする難民の数は、ニュヨークタイムスによると、昨年は6万人だったのが、13万人と倍になっている。このうち、約2800人が船の難破で死亡し、118000人がイタリアへ入っている。

http://www.nytimes.com/2014/09/19/opinion/refugees-fleeing-to-europe-face-death-from-smugglers.html?_r=0

<ガザでちょっといいニュース?> http://www.jpost.com/Experts/Some-good-news-from-the-Gaza-front-375391

悲惨なガザ地区だが、ちょっといいニュースとして伝えられたところによると、ガザ地区の家主たちが、ハマスメンバーとその家族に、部屋を貸し渋っているという。

いつかはイスラエルの攻撃の的になるからである。もちろん公のデータではないが、ガザの住民が、何が原因で悲劇が終わらないのか、本質を見抜き始めているということかもしれない。 
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”国”体制を整えるイスラム国 2014.9.21

 2014-09-21
先週、パリでイスラム国に対処する国際会議が開かれたが、時間がたつにつれて、実戦においてアメリカに協力するのはフランスとイギリス、オーストラリアということが明らかになってきている。

その中で先を切って、フランスがイラク領内のイスラム国の武器庫などへの空爆を実施した。これに対するイスラム国からの反応は今のところない。


<”国”体制を整えるイスラム国> http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4573040,00.html

Yネットによると、イスラム国は着々と、国体制を整えている。バグダディを筆頭に、シリアとイラクにそれぞれ指導者を一人づつ立てている。イラクではその下に7人の知事的な存在が立てられている。

イラクでは、「警察組織」が立ち上げられ、イスラムに改宗しないものの取り締まりを強化し、徐々に国体制を整えつつある。

<イスラム国に傾く!? トルコ> http://www.bbc.com/news/world-middle-east-29294656

一方、イスラム国は、金曜、シリア北部、トルコとの国境60の町を占領するに至った。難民となったシリア人が一斉にトルコへ逃げようとしたが、一時トルコがこれを拒否するという悲惨な状態となった。

数時間後に、国境が開かれて、45000人のシリア難民(多くはクルド人と見られる)がトルコへ入っている。これでトルコに入ったシリア難民は84万7000人。 

トルコは、自国民が多数、イスラム国に加入している。昨日、6月からイスラム国に拉致されていた49人が、無事解放されて、トルコへもどった。トルコの外相によると、武力でもなく、身代金を払ったのでもないという。

トルコは、NATOの一員でありながら、アメリカのイスラム国包囲網には加わっていない。むしろイスラム国と通じているとも言われている。

<アメリカは混乱している!?> http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4572561,00.html

オバマ大統領は、19日、アメリカ本土防衛にとって、イスラム国よりも、シリアにいるアルカイダ系コラサンの脅威の方が現実にさしせまっているとの見解を発表した。(また新しいテロ組織の登場でうんざりするが。。。)

コラサンは、アフガニスタンやパキスタンで活動するアルカイダ系ヌスラ戦線の一派。シリアの内戦に乗じてシリアに入り込んだ。これはシリアの反政府勢力を助けるためではなく、混乱に乗じてシリアに入り込んで来た欧米の若者を取り込むためである。

それらの欧米の若者ならば、怪しまれずにアメリカへも入国が可能で、それらの分子にアメリカ国内でのテロを決行させる恐れがあるというのである。

アメリカ政府は、昨年7月から、中東問題は、イスラエル・パレスチナ問題を解決すれば、すべてが解決に向かうと計算し、ケリー国務長官をかなり頻繁に遣わした。その間に、シリアでは、これまでになく危険なテロ組織たちが、強大に成長する時間を与えてしまったとも言われる。

またアメリカ軍トップが、地上軍もいたしかたない状況になるのではないかとの見解を口走ったが、オバマ大統領は即座にそれを否定。地上軍は絶対に派遣しないと言い切った。アメリカ政府は、中東情勢が読めていないと批判する記事も出始めている。
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ガザ再建への一歩!? 2014.9.17

 2014-09-17
イスラエルとパレスチナ自治政府は、国連の仲介で、ガザ再建への一定の合意に達した。それによると、パレスチナ自治政府の監督の元、セメントを含む建材物資がガザへ搬入される。 http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4571861,00.html

ガザでは国連の監視団が入り、セメントなどが、トンネルのみならず、ハマスの司令塔などの建築に使用されないよう監視する。ガザ再建にかかる費用は78億ドルとパレスチナ自治政府は試算しているが、これについては10月12日、エジプト主催で国際会議が開かれる予定。


<ガザからエシュコル地方へ砲撃>

ガザ再建への努力が始まる中、16日、ガザからイスラエル南部エシュコル地方への砲撃があった。空き地に着弾したため、被害はなかった。

ハマスは、砲撃を行ったグループを逮捕し、仲介者を通して、「ハマスは停戦を守る。犯行グループは逮捕した。」とイスラエルに伝えて来た。イスラエルは、「口だけかどうかをみきわめる。もし口だけなら、イスラエルは報復に出る。」と釘をさしている。
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若年化する西岸地区パレスチナ人の暴動 2014.9.17

 2014-09-17
エルサレム市内は、実に平和で、ニュースをみなければ暴動のことはわからないというのが現状だが、東エルサレムと西岸地区では、イスラエル治安部隊と石や火炎瓶をなげつけるパレスチナ人たちとの衝突が頻発している。

7−8月だけで、こうした衝突は152回。問題は、暴動にでるパレスチナ人の若年化。15才前後の少年から、最年少では9才の子供が投石に参加するようになっているという。http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/185181#.VBlBgKW9DCs

イスラエルでは来週から秋の例祭シーズンが始まる。毎年テロの危険が高まる時期でもあるので、イスラエルは高い警戒態勢をとることになる。
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イスラム国とアメリカ・国際社会 2014.9.17

 2014-09-17
<反イスラム国対策・国際会議:パリ>

シリアからイラク領内へ勢力を伸ばすイスラム系テロ組織イスラム国(IS)。Yネットによると、イスラム国(IS)は、原油などの密売と、人身売買(イスラム以外の女性や子供を売っている)で1日の収入は300万ドルに及ぶと見られている。
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4570968,00.html

世界中から、体制に満足しないものなどがイスラム国に参加して膨らんで来ているが、ボスニアからは小さな子供たちが、「アラー・アクバル」といいながらアブ・バクル・バグダディに忠誠を誓う映像まで登場している。
http://www.memrijttm.org/isis-footage-shows-bosnian-children-in-syria.html

こうした現状の中、月曜、パリで、イスラム原理主義組織「イスラム国」(IS)を撲滅しようとする国々の国際会議が行われた。主導はアメリカで、中国とロシア、日本も加わって30カ国が参加した。

アラブ諸国で参加したのは、エジプト、イラク、ヨルダン、レバノン、サウジアラビアとカタールなど湾岸6カ国

注目されていたイラン。報道は二転三転していたが、最終的にはイランは会議には招かれなかった。そのイランが支援しているシリアもイスラム国とは敵対しているが、会議には招かれなかった。

日本からは和田和也駐イラク大使が出席。 毎日新聞によると、「日本は軍事協力はできないが、難民支援や事後処理での資金提供などで協力する。」と伝えている。

<それぞれの事情。。>

具体的な協力内容だが、アメリカの、シリアにまで空爆の範囲を広げるという方針に協力を申し出ている国はない。イギリスとフランス、オーストラリアが空爆に協力すると言っているが、それはイラク領内だけの話。

アメリカ以外がシリアへの介入を恐れる大きな理由は、アサド政権の背後にイランとロシアがいるからである。シリアへ踏み込んだ場合、何らかの形でロシアとぶつかることは避けられない。欧米はウクライナ問題ですでにロシアとはややこしいことになっているのである。

またトルコは、イスラム国に43人の人質をとられているだけでなく、実は大勢のトルコ人がイスラム国に参加している。また、トルコは、現在イスラム国と戦っているクルド人と長年戦ってきたという事情もある。国際社会とともに、いまさらクルド人を支援してイスラム国を倒すことはありえないのである。

次に大きな影響力を持つ(はずの)、エジプトだが、こちらも内乱続きで、国が破綻寸前。外国に軍隊を出せる状態にない。シナイ半島にいるイスラム国を含むテロ集団に対処するのがせいいっぱい。つまり、結局、シリアまで踏み込むのはアメリカのみということになる。

<バグダッド南西部を空爆:アメリカ軍>

アメリカ軍は、 オバマ大統領が新プランを表明して以来、初めてとなるバグダッド近郊への空爆を行った。それに対する情報は今のところない。なお、空爆だけでは地上のテロ組織を一掃することは難しく、アメリカ軍からも、結局地上軍投入ということばも出始めている。

<イスラエル人に今年も海外渡航に関する警告>

来週から始まる秋の例祭によるゴールデンウイーク。海外から観光客が殺到するのに反比例してイスラエル人が海外旅行に出る。イスラエルでは毎年、外務省の警告に反してシナイ半島やタイなど危険な地域にイスラエル人が出かけて行くので問題になっている。

今年は特にイスラム国問題で、シナイ半島、エジプト、タイなどに加えて、西ヨーロッパでも危険性が高いとして、渡航に関して、例年以上に厳しい警告が出されている。
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シリア人からみたイスラム国 / 穏健派シリア人反政府勢力・記者会見報告 2014.9.17

 2014-09-17
シリアの反政府勢力としてアサド政権と戦い、何度もシリア政府に逮捕されたというシリア人で、反政府勢力有力者、元医師、人権保護活動家のモハンマド・カマル・アルラブワニ氏が、イスラエル国籍アメリカ系ユダヤ人らの支援を受けて、イスラエル入りし、エルサレムで記者会見を行った。

シリア現地人としての率直な意見で、イスラム国の実態と、現状、また国際社会との関連は以下の通りである。

1)イスラム国はシリアとは無関係の外国テロ組織

アルラブワニ氏は「『イスラム国』はシリア人の組織ではなく外国のテロ組織。シリア人の敵だ。」と強調する。イスラム国は、アサド政権とシリア人反政府勢力が戦っているところ、その背後から勝手に出て来た外国勢力だ。

今アメリカや世界はイスラム国で大騒ぎをしているが、内戦にあるシリア内部からみれば、イスラム国は小さな外国過激派勢力の一つにすぎない。イスラム国メンバーは、現在2万人とも3万人とも言われるが、その半分は資金力でつられただけの外国人である。

シリア人からみれば、仮にイスラム国が倒れたところで、中東の本当の問題の解決にはならない。アサド政権が生き残り、別の危険なテロ組織もいるからである。逆に、空爆することによって、イスラム国テロロスとは、地下にもぐってそのまま海外に逃亡し、世界各地に問題を広げるだけだろうと語る。

*アルカイダ系アルヌスラ:ゴラン高原のUNDOF(国連引き離し監視団)を追放へ

イスラエルとシリアが国境を接するゴラン高原。そのシリア側を、イスラム国とは敵対するアルカイダ系アルヌスラが支配するようになっている。

アルヌスラは、UNDOF拠点のクネイトラを占領し、火曜、とうとう国連軍をイスラエル側へ追放するに至った。結果的に、国連の車両やユニフォームなどを奪い取っている。

アルヌスラは、先週解放されたフィジー軍兵士を拉致したアルカイダ系のグループで、アルラブワニ氏らのシリア人反政府組織ではない。

2)シリア人がいることを忘れないでほしい

シリアでは、内戦で14万人が死亡し、300万人が国外難民となった。現在、シリアの40%はイスラム国を含む過激な組織、40%をアサド政権が支配している。残りの20%が2000万人の一般人なのだが、この人々は、苦しみながら、なんの声も出せないでいる。

この20%が声を出せないのは、アサド政権が、党の存在を禁止したため、いっさい政治的活動ができなくなったためだ。また、アサド政権はイランの支援を受け、アルカイダなど外国テロ組織勢力はそれぞれの資金源を持っている。しかしシリア人たちは経済的なバックアップもないため、活動ができない状態だという。

つまり、現地のシリア人勢力が、新しいシリアを立ち上げるために、まずはシリア人が安心して生きることができるフリーゾーン(飛行禁止区域を含む)を作ってほしいと訴える。そういう地域ができれば、そこでシリア人による政治的な土台を立ち上げることができると訴える。

しかしながら・・・アメリカと国際社会は、シリアの内戦が始まった当初、こうした地元シリア人勢力を支援しようとしていたのである。その試みがことごとく失敗して今に至るというのが現状だ。これ以上、いまさら、どうしたらいいのかといえば、明快な答えはなさそうである。

しかし、別のアナリストからも同様の批判がある。かつてイラクのフセイン政権を倒したアメリカは、フセイン政権をつぶしたあとの空白をどう埋めるのかに失敗した。今そのフセイン政権の残党がイスラム国に加わって、問題を大きくしているという情報もある。

今回も、仮にイスラム国を倒しても、今、国際社会と核問題でもめているイランの問題を解決しない限り、中東の脅威は結経はなくならないと言われている。

<悲惨な難民問題> http://www.theguardian.com/world/2014/sep/15/migrant-boat-capsizes-egypt-malta-traffickers

シリアから300万人にも及ぶ難民があふれるなどして、今年に入ってからエジプトなどアフリカ大陸から、地中海をわたってヨーロッパをめざす難民が急増している。

そうした難民船は定員オーバーであることが多いので、途中で難破して沈んでしまうことが多い。今週、難破した船は、生き残った数人の証言によると、500人近くが乗っており、ほぼ全員が死亡したとみられる。今回乗っていた難民は、シリア人、パレスチナ人、エリトリア人など。

IOM(国際移民組織)によると、今年に入ってからこれまでに地中海で死亡した難民ははすでに2900人(今回の500人を含む)。2013年は700人だった。

これらの難民は、高い渡航費を払わされ、だまされ、たとえ渡航に成功しても、そうとう悲惨な道を歩んでいる。今回難破した船も、渡航斡旋業者が故意に沈没させた可能性があるという。
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オバマ大統領:エボラ熱対策でアメリカ軍3000人を派遣 2014.9.17

 2014-09-17
http://www.bbc.com/news/world-us-canada-29231400

オバマ大統領は17日、西アフリカで発生しているエボラ熱の蔓延が、地球規模の脅威になりはじめたとして、アメリカ軍3000人をセネガルなどを拠点に派遣。医療施設を設立し、エボラ熱の封じ込めをはかる。

具体的には①17医療施設の建設(100床) ②医療従事者500人の育成 ③蔓延地域へ必要物資供給システム構築 ④家庭に配布する要望グッズ5万セットが今週リベリアで配布

エボラ熱には、まだ治療法も予防法も見つかっていない。しかし、適切な施設と対処がなされた場合、蔓延を防ぐことは可能。しかし、今回エボラ熱が発生した地域は、世界で最も貧しく、紛争が頻発している地域。

患者は加速的に増加し、先月からすると10倍の勢いで蔓延が始まっている。WHOによるとすでに2461人が死亡(最大はリベリア。続いてギニア、シエラレオネ、ナイジェリア)。患者たちが医療施設に入りきらず、外で倒れている状態となっている。
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ガザも新学期 2014.9.15

 2014-09-15
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4570661,00.html

戦争の影響で、新学期の開始が遅れていたガザ地区だが、昨日から新学期が始まった。

ガザの教育相ツァイド・タベット氏によると、1~12年生(小~高校)の23万人が政府(統一政府)運営の学校へ、20万人が国連の学校へ、数千人がその他の私立学校へ登校した。(ガザでは人口の40%が14才以下で、65才以上はわずか2.4%)

しかし、今回の戦争で26校が破壊され、232校が半壊となっている。避難所になっている学校にはまだ5万人が避難したままになっている。

タベット氏によると、戦争から日常への移行を助けるため、新学期最初の1週間は、子供たちへのカウンセリングや、リクレーションなど、心理的ケアにあてられるという。

これに先立ち、政府運営の教育機関では、教師11000人と校長232人が、特別な訓練を受けた。国連の学校でも、カウンセラーや教師、監督官など12000人が特別な訓練を受けた。

今回10000軒が全壊。7000軒が住めない状態で40万人以上がホームレスになったといわれる。UAE(アラブ首長国連邦)の援助で、とりあえず50家族が、仮設住宅に入ることができた。こうした仮設住宅は一軒7000ドル(75万円)。


<まだこりない!?トンネルを掘るハマス>

http://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Haniyeh-Disarmament-of-Hamas-not-negotiable-375226

ハマスの政治部門かリッド・マシャアルは、「イスラエルとの直接交渉はありえない。」といい、ガザ内部指導者イシュマエル・ハニエも「ハマスはガザが解放されるまで戦う。非武装など交渉外だ。」と、相変わらずの表明続けている。

地下ではまだトンネルが掘られており、堂々と「次の戦闘にそなえている。」と堂々と言っている。

今も過酷な状況でトンネルを掘る・対空ミサイルを発射するなどの映像 http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/185079#.VBV4WqW9BCs

<イスラエル軍・情報関係兵士らが、任務拒否で物議>

イスラエル軍の情報収集にあたる部隊8200の兵士43人が、「ガザで自分たちが行って来た任務はパレスチナ人の人権を無視するものだ。」と内部告発する手紙を提出した。

これを受けてヤアロン国防相は激怒。「彼らにイスラエル軍のユニフォームを着る資格はない。」と43人すべてを任務から解いた。

また、ベテラン予備役兵らは、「従軍するときは国を守るためであって、自分の政治的なポジションを論議する場ではない。」と反論する手紙を提出。200人が署名するなどして論議が続いている。
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イギリス人捕虜も斬首で緊張:イスラム国(IS) 2014.9.15

 2014-09-15
ケリー国務長官が中東を歴訪し、イスラム国(IS)に対する包囲網を固めようとする中、イギリス人のデービッド・ハインズさん(44)を斬首して殺害する映像が流された。イスラム国(IS)は「アメリカに協力するキャメロン首相の責任だ。」と言っている。

こうした斬首映像はこれで3回目となる。先の2人はアメリカ人ジャーナリストで、うち1人はイスラエル国籍も持つユダヤ人だった。

今回殺害されたハインズさんは、シリアでフランスの人道支援活動に参加していて昨年3月から、イスラム武装組織の捕虜になっていた。次はハインズさんだと予告されていたのだが、その通りになったということである。今回も次の犠牲者になる予定の名前が上げられてる。

イギリスのキャメロン首相は激怒し、「ISはイスラム教徒(ムスリム)ではない。モンスターだ。」と激しく非難。最後までイスラム国(IS)を追いつめると言っている。

*今年5月、ブリュッセルのユダヤ博物館でイスラエル人2人を含む4人がテロリストに射殺されたが、犯人はイスラム国(IS)のメンバーであったことがわかっている。キャメロン首相は、これを引き合いに出し、ISはヨーロッパ、イギリスにとって危険な存在だと言っている。

<明日国際社会がパリで会議>

中東歴訪を終えたケリー国務長官は、パリに到着。明日からこの問題に対する国際会議がパリで開かれる。これまでにドイツはイスラム国のあらゆる活動を違法と決定。オーストラリアは昨日、600人を北イラクへ派兵する意向を明らかにしている。

今後どのような方針になるのかはわからないが、もし連合側が、イスラム国への攻撃を激化した場合、さらに難民が周辺諸国へ流れこんでくる可能性がある。イスラエルにとっての懸念はヨルダンである。もしヨルダンが倒れるようなことになれば、イスラエルにも影響が及んでくることになる。

<シリアの負傷者を治療するイスラエル> http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/185082#.VBWWWqW9BCs

イスラエルはこれまでからもシリアの負傷者を助けて治療にあたってきたが、最近では、12才の少年を含む10人が北部ツファットの病院に収容された。

少年は、シリア軍の攻撃で、両目を負傷して視力を失い、手の一部もなくし、残りの手足も負傷しており重傷だという。この病院だけで、すでにシリア人362人が治療を受けている。

少年の隣で治療を受けている同じくシリア人の青年は、「イスラエルは敵だと教えられて来た。敵はシリア政府だった。イスラエルは友達だった。」と語っている。
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レディー・ガガ in テルアビブ 2014.9.15

 2014-09-15
周囲は非情に危険な混乱状態となっているが、イスラエル国内は、とりあえずは平穏な日常が続いている。イスラエルでは5年ぶり、レディー・ガガのコンサートが土曜夜、テルアビブのヤルコン・パークで行われ、2万5000人が参加した。

イスラエルでは来週から新年(9月24-26日)、ヨム・キプール(10月3日)、仮庵の祭り(10月8日~10月17日(シムハット・トーラー含む))と例祭が続く。観光省は、今年末までの海外でのプロモーション費を予定の倍の1000万シェケル(3億円)にして観光業の回復をもくろんでいる。

なお、今年も9月末から10月にかけて、各種クリスチャン団体が主催する仮庵の祭りなどの国際カンファレンスが目白押しとなっている。
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イスラム国情勢・最新情報2014.9.13

 2014-09-13
9月10日、オバマ大統領は、イスラム国絶滅に向けて、シリアにまで空爆範囲を広げるとの方針を明らかにした。
アメリカは8月からすでにイラク国内にいるイスラム国に対し、150回以上に及ぶ空爆を行っているが、それをシリアにまで拡大してイスラム国を絶滅させるという、いわば宣戦布告である。

しかし、シリアは混乱を極めている。シリアでは、アルカイダを筆頭とする様々な反政府勢力がイスラム国と戦っている。その敵であるアサド大統領のシリア軍もイスラム国と戦っている。

つまり、アメリカがシリア領内でイスラム国を空爆した場合、アルカイダとシリア軍(これに協力するヒズボラやイラン)という、いずれもアメリカが敵対して来た組織たちも益を得てしまうことになる。

泥沼に入らないよう、これまで通り、アメリカの地上軍がイラクやシリアに入る事はない。あくまでも、地元のイラク軍やクルド軍、(アルカイダやシリア軍は支援しないで)シリアの穏健派反政府勢力を、援護空爆と軍事訓練などで支援する形で、長期戦になるとの展望だ。

またアメリカは、シリアやイラク難民を受け入れている国々に対し、5億ドル(550億円)を支援する。

こうしたオバマ政権の方策に対し、アメリカ議会からは、「空爆だけでは効果は期待できず、結局無駄骨になる」、「5億ドルも税金から払う義務はない」、など様々な批判も出ている。

かつて、アルカイダ攻撃に立ち上がったジョージ・ブッシュ元米代大統領は「戦争」ということばを使い、後に批判をあびた。相手はテロ組織という、いわば犯罪組織なので、「戦争」はふさわしくないからである。

ケリー国務長官は「イスラム「国」という言葉は誤解を招く。イスラム国は国ではなくテロ組織。これは、主要な対テロ作戦である。」と強調した。

<対イスラム国・連合グループ形成>

今回、アメリカが大きな動きに出る直前、イラクでアバディ首相を中心とする新政権が発足した。アメリカはこの政権を支援してイラクの安定化を実現したいと考えている。アバディ首相もこれを歓迎している。

現在、ケリー国務長官が、サウジアラビアなど中東を歴訪し、イスラム国絶滅作戦への協力を要請している。

イスラムの聖地メッカとメディナを持つサウジアラビアが、連合グループ側にいることには大きな意味がある。これはイスラムの”錦の御旗”をかかげているようなもので、連合側が官軍、イスラム国は賊軍、というわけである。

またNATO軍(欧米)中心で、イスラム国と戦ったのでは、キリスト教対イスラム教という図式になってしまう。地元アラブ諸国に協力するという形にしなければならない。

12日、ケリー国務長官は、サウジアラビアを訪問。同国を筆頭に、湾岸9カ国が対イスラム国作戦に協力すると表明した。

ただし、アラブ諸国も地上軍をイラクやシリアに派遣せず、主に戦闘員訓練や資金面の他、アメリカの空軍が領空を通過するのを認めることなどが主要な協力となる。

13日、ケリー氏はトルコ入りして、エルドアン大統領と会談中である。トルコは、シリアと国境を接する重要な国だが、今のところ、この連合に名前を連ねることを拒否している。トルコ南部の領空通過も受け入れない構えである。

理由は、6月にイラクのトルコ大使館が襲撃され、トルコ人外交官ら49人が、イスラム国に拉致されたままとなっており、彼らに危険が及ぶことを恐れているのではないかと考えられている。

また、ロシアは国連抜きでのこうした動きには協力できないと表明した。

<イランも連合グループに入る。。。かも>

複雑なのはイラン。イランはこれまでアメリカを「大きなサタン(小さなサタンはイスラエル)」と呼んで憎んで来た国である。今でも核開発をめぐって、アメリカとは、基本的に敵対する関係にある。

しかしイランは、シーア派なので、スンニ派のイスラム国が隣国イラクで台頭することはどうしても押さえたい。今月初頭、イランの最高指導者ハメネイ師は、アメリカに協力してもよいと表明した。

今後、イランが、アメリカと連合グループにどうかかわってくるかが注目される。

<世界が動くほどイスラム国の何が危険なのか?>

オバマ大統領は戦争をできるだけ回避しようとする大統領である。昨年、シリアを攻撃を直前になって回避している。それが今になって、シリアも含めて攻撃するという。何がそんなに危険なのか。

イスラム国(ISIS)は、いわば、”イスラムのリバイバル””アラーへの立ち返り”のような勢いと思ってもらったらよい。

イスラム国は、その大きさも支持系統も明確ではないのだが、自然に加入する者が増やされており、アメリカ中央情報局(CIA)は、13日、イスラム国メンバーは3万1000人と、当初の予測1万人の3倍になっていると発表した。このうち15000人が外国人で、2000人が欧米人、アメリカ人は12人とCNNは伝えている。

イスラム国の最高指導者アブ・バクル・バグダディは、神からの預言者、カリフとしてますます霊的な影響力を持ち始めている。各地で信者はアラーのため、アブバクルのため、財産と命を差し出すとの誓いをしている。11才の子供までがそれを告白するに至っている。

https://www.youtube.com/watch?v=bsCZzpmbEcs 6分程度のイスラム国のメンバー取材映像 5回シリーズ

イスラム国は今、サウジアラビアのメッカとメディナを解放しようと呼びかけている。サウジアラビアでは、なんと国民の   92%は、イスラム国の主張はイスラムの教えにかなっていると答えている。サウジアラビア各地にイスラム国支部がすでにあるのだという。http://www.inss.org.il/index.aspx?id=4538&articleid=7636

またイスラム国はソーシャルメディアを効果的に利用し、職を失って悶々としている世界中の若者たちを感化し続けている。13日、イギリスに続いてオーストラリアも、テロ警戒態勢のレベルを上げたと発表した。

サウジアラビアはアメリカに対し、「もし今イスラム国に対処しなければ、1ヶ月以内にまずヨーロッパ。次にアメリカが攻撃されるだろう。」と警告した。こうした事態を受けて、戦争には腰の重かったオバマ大統領が、「アメリカを守るため」として立ち上がったのである。

しかし、またおそらく、イラクと中東全体の油田を守るという目的もあるだろう。ただし、アメリカ自身は、シェールガスがあるので、昔ほど中東の石油に頼っているわけではない。

<イスラエルの立場>

イスラエルは、ゴラン高原をはさんでシリアとは国境を接している。イスラエルも、イスラエルもまた当事者国の一つである。ネタニヤフ首相は、オバマ大統領の方針を全面的にバックアップするとの意向を発表した。

しかし、イスラエルはガザとの戦後処理が終わっておらず、西岸地区の土地を一部国有化しようとしたこともあり、世界の国々からボイコットされる立場である。いろいろとややこしくなるので、イスラエルがこの連合グループに入ることはない。

しかし、イスラエルは、中東の真ん中でイスラム過激派と戦ってきたいわばこの道のプロ。直接グループに入っていなくても、背後で、アメリカに情報を提供し、協力するとみられている。こうした世界の一致をチャンスと分析する専門家もいる。

*ゴラン高原で拉致されたUNDOFのフィジー軍兵士43人無事解放

ゴラン高原のシリア側は、2週間前からアルカイダ系アル・ヌスラが支配するようになっているが、そのときの戦闘で拉致されていたUNDOFのフィジー軍兵士ら43人が無事にイスラエル側へ解放された。

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パレスチナ関係・最新情報 2014.9.13

 2014-09-13
<ガザ地区> http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4570305,00.html

ガザ地区の復興の具体的なニュースはまだほとんどないが、国連が、ガザ地区再建の費用への献金を呼びかけている。

再建に必要なセメントだが、前回の紛争による破壊では1日に30トンのセメントを搬入しなければならなかった。今回は、毎日1万トンを搬入しても、向こう6ヶ月はかかるという。

セメントは、もちろん国際社会の支援金で買うのだが、皮肉なことにイスラエルから購入することになる。他から輸入するより早いし運送費が安いからである。

ところで、イスラエルのセメントはネシェルという会社がほぼ独占的。ガザ再建に必要なセメント費用は1億ドル(100億円)とも言われるが、それがすべてイスラエルの会社ネシェルの収入になると考えられている。

イスラエルに破壊された建物を、イスラエルのセメントで建て直す。お金を出すのは国際社会。なんとも愚かな話である。

また、ハマスの給料はパレスチナ自治政府が支払っていたのだが、このうち4万人分はここ何ヶ月も支払われていない。ハマスが西岸地区でパレスチナ自治政府に対してクーデターを起こそうとしていたという情報もあり、アッバス議長はハマスに対してかなり冷めた状態だという。

4万人が一気に無職になった場合、ガザでデモが発生する可能性もあり、不安定な状態。

<東エルサレム>

ガザとの戦争中、イスラエルの治安部隊との衝突が多発した東エルサレム。ベイトハニナに在住するパレスチナ人Mさんによると、一応落ち着いているという。しかし、何かがあれば一気に爆発する可能性は確実にあると語る。

実際には、ダマスカス門や、西岸地区でイスラエル軍とパレスチナ人の衝突は散発し、パレスチナ人の死者も発生している。

12日には、嘆きの壁に向かっていたユダヤ人家族の車が道を間違えてパレスチナ人の村へ入り込んでしまった。すると直径15センチはある大きな石が次々に投げつけられ、車のガラスが前も後も完全に破壊された。

幸い、家族は、運転手の父が軽傷を負っただけで無事に脱出できたが、奇跡だったと語っている。家族のショックはまだかなり大きいようである。
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ゴラン高原・北部情勢とイスラム国 2014.9.7

 2014-09-07
<ゴラン高原・北部情勢>

ゴラン高原のシリア側、国連が管理する国境クネイトラを、シリアのアルカイダ系反政府勢力アルヌスラが占領し、イスラエルへも流れ弾が、時々飛んでくるようになっている。一時、サイレンが鳴って、付近の住民が避難するという事態にもなった。

イスラエルは、一度シリア領内のシリア軍関係への報復砲撃を行っている。アルヌスラに拉致されたUNDOFのフィジー軍兵士45人はまだ解放されていない。

また先週、イスラエルとレバノンの国境付近にいたヒズボラの爆発物エキスパート1人が死亡した。レバノンのアルマナール放送は、この戦闘員はイスラエルが仕掛けた爆発物を排除しようとしていたところ、イスラエルが遠隔操作で爆発させて死亡したと伝えている。

これを受けて、イスラエル国内のメディアには、一時ヒズボラとの戦闘を懸念する記事が流れた。

ヒズボラが、イスラエルに向けて発射準備を整えているミサイルは10万発。これはハマスの10倍である。また、北朝鮮の技術支援で、ハマスと同様に南レバノンからイスラエルに向けた地下トンネルと掘っているという深刻な懸念も伝えられている。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/184726#.VAsFbaW9DCs

北朝鮮は、韓国との間の非武装地帯に地下トンネルを掘っており、ハマスにもその技術を提供したとみられている。

<イスラム国との関係は?>

シリア、イラクで展開するイスラム国と、現在、ゴラン高原にいるアルカイダ系のアルヌスラとは、基本的にはライバル組織であり、敵対する関係にある。ヒズボラもシーア派であるため、スンニ派のイスラム国とは敵対する関係にある。

したがって、現時点では、シリアとイスラエルの国境はじめ北部にイスラム国の脅威が迫っているということではない。しかし、シリアの反政府勢力の中で、イスラム国が急激に勢力を伸ばしているので、警戒は必要。

<イスラム国相手に善戦するクルド人勢力> http://www.bbc.com/news/world-middle-east-29073792

イラク北部にあるクルド自治区のクルド人勢力は、アメリカ軍の空爆という後押しを得て、イスラム国勢力をイラク北部モスル地域の一部の町から撃退することに成功した。

BBCは、以外にも,シリアでISISと勇敢に戦うクルド人の女性部隊(19才前後の女性たち)がいることを報道している。顔をしっかり隠すイスラム国に対して、クルド人たちは、恐れる事なく顔を隠していない。

<イスラム国(ISIS)撃退に乗り出すNATO軍>

*NATO軍:北大西洋条約機構に基づく機構軍で、アメリカを中心とした北米とヨーロッパの連合軍。 

現在、イギリスでNATO軍の会議が開催され、欧米の主要加盟国の首脳が出席している。オバマ大統領は、シリアの穏健派勢力は、アサド政府軍とイスラム国の両方と戦っているが、武器も戦闘人数も足りていないと指摘。

NATO軍は、イラク政府の要請に応じてISISに対抗するアメリカ軍に協力し、イスラム国勢力の進出に歯止めをかける方向で一致した。
連合軍に参加すると見られる国は次の通り:アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、トルコ

シリアから発した混乱は世界をまきこんで、ますます混乱していくようである。

<NATO軍と自衛隊が共同訓練予定>

日本はNATO加盟国ではないが、東京新聞によると、日本も上記NATO会議の分科会に参加。近々自衛隊とNATO軍の初の実働訓練を実施する方向だという。日本も他人事でない!? http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014090502000238.html

<武装するクリスチャンたち>

シリア、イラクなど中東のクリスチャンたちは、イスラム過激派勢力の拡大で、存続が危ぶまれるようになっている。Yネットによると、レバノンのクリスチャンたちは「次はレバノンの番だ。」と警戒し、防衛のために武装をはじめているという。

「イスラム国勢力は、襲うとなるとなんの理由も躊躇もなく、即座に私たちの首をかっ切る。」とその非情さを訴えている。「私たちはだれも殺したくない。だれにも攻撃されたくない。」と言っている。
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ガザ地区・その後 2014.9.7

 2014-09-07
ガザ地区からのニュースは、停戦になって以来、急激に減っている。

国際社会は、ガザ地区復興のための世界カンファレンスを今月中に予定しているが、確定した日程はまだ決まっていない。
世界は、ウクライナ情勢や、イスラム国の脅威で手一杯なのである。

パレスチナ側は停戦時、イスラエルは2つの検問所を開放し、人道支援物資と建築材料を搬入することで合意したと主張していた。しかし、停戦から1週間以上たった今、1つの検問所から食料などが搬入されているが、建築材料はまだ搬入されていない。

国際社会が間に入り、イスラエルも納得するガザ再建の、安全なシステムが構築されない限り、不用意にガザを支援するわけにはいかないのである。

パレスチナ自治政府は、ガザ地区の復興のためには78億ドルが(約8100億円)必要だと主張している。
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4567728,00.html

しかし、この中には、イスラエルが合意していない空港や港の建設費用が含まれており、家を失った40万人以上のパレスチナ人の家屋再建だけを見るならば、2億5000万ドル(約250億円)と推定される。

日本ならば、この額は自力で用意できない額ではない。しかし、戦争前からすでに経済が破綻していたパレスチナ自治政府には、自力で回復する力はいっさいない。放っておけば、いつまでも瓦礫のままになる。

あと数ヶ月もすれば、雨を伴う冬が来る。すぐにでも復興を開始する必要がある。

<灰(砂)をかぶるガザのパレスチナ人> http://www.huffingtonpost.jp/2014/08/26/gaza-gareki_n_5714227.html

先に希望のかけらもみえないガザのパレスチナ人が、灰ならぬ、瓦礫の砂を頭からかぶってビデオに撮影し、Facebookにアップした。

「水がないので瓦礫をかぶります。私たちは支援を必要としています。」とガザの男性。これに賛同する人々が、同様の行為をしてFacebookにアップし、ガザの人々に同感と言っている。イザヤ書61:1-3を読んでとりなしに覚えていただければ幸いである。

しかし、最初にアップしたガザの男性は、直接イスラエルを非難する事もなく、ただ支援を必要としていると言っていただけなのに、それに続く人々はだんだんイスラエル批判のムードに流れていく傾向にあることは残念なことである・・・
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右派の機嫌取りに苦悩するネタニヤフ首相 2014.9.7

 2014-09-07
イスラエルは停戦後まもなくの8月31日、西岸地区の入植地グッシュ・エチオンとエルサレムの間の土地約4000デユナムを国有化すると発表し、国際社会から、相当なバッシングを受けた。

またサマリヤに、283件の建築許可を出し、これもまた国際社会からの非難のまととなっている。しかし一方で、エルサレムで許可した2500件分については、いったん許可を出した後でキャンセルするなど、ネタニヤフ首相の苦悩が伺える。

ネタニヤフ首相が、今この時期にこのような政策を出すのは、右派の機嫌取りだとも分析されている。ガザの作戦で今度こそハマスの完全撃退を主張していた右派たちは、途中での停戦になったことが気に入らないのである。

ネタニヤフ政権は、これまでになく首相在籍のリクード党の議席が少ない状態での連立政権で、難しい舵取りを強いられている。右派を失った場合、運営が非常にやりにくくなる不安定な政権なのである。
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ヨルダンに天然ガス販売150億ドル 2014.9.7 

 2014-09-07
http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/184721#.VAfhXdi9DCt

イスラエルのハイファ沖でみつかった天然ガス油田。このたびヨルダンと15年間で150億ドル分の天然ガスを販売する契約が交わされた。

イスラエル政府は、天然ガスの埋蔵量の40%まで(600億ドルの価値)を国外へ販売可能と決めたが、ヨルダンがその4分の1を購入することになる。現在、ガザとの戦争で、予算削減に苦しむイスラエルには大きな助け舟になりそうである。

天然ガスは、ヨルダンとエジプトにも販売する予定。これにより、3国の関係が強化されることとなり、地域のイスラム過激勢力を抑止することにつながるとの期待もよせられている。
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ウクライナのあやうい停戦 2014.9.7

 2014-09-07
多数のロシア軍戦車がウクライナ領内に入って反政府勢力を支援していることが明らかになり、西側勢力との緊張が高まったいるウクライナ。ポロシェンコ大統領は、5日、突然、ロシアと停戦に合意したと発表した。

このとき、ちょうどイギリスでNATO軍の首脳会議が行われている最中だったが、首脳たちは、この停戦には懐疑的である。

首脳たちは、今後、減る一方だった軍事費を増やし、短期間に出動可能な「即応部隊」を解説することで合意。またロシアへの経済制裁を強化することを決めた。するとロシアは、これに対抗する処置をとると言っている。

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新学期はじまる 2014.9.3

 2014-09-03
ガザとの戦争が終わったばかりだが、イスラエルでは、9月1日、全国の幼稚園や学校で、一斉に新学期が始まった。

イスラエルでは9月が年度始まりなので、かわいい新一年生(キタ・アレフ)たちが、親に手をひかれて元気に登校。朝8時のエルサレム市内は、子供を送って行く親たちの車でかなりの渋滞となった。


<南部ガザ周辺の子供たち>

南部ガザ地区周辺でも新学期となった。子供たちは、戦争の50日間、ほとんどを地下のシェルターで過ごしたが、この日からは、普通に学校へ登校である。

ネタニヤフ首相とパイロン教育相はスデロットの高校を訪問し、新一年生たちを励ました。リブリン新大統領も南部の複数の学校を訪問し、子供たちや教師、住民を励ました。      

テレビのニュースでは、学校が始まる前日、幼稚園児に、「よくがんばったで賞」のメダルが一人一人に贈られていた。かわいい5才くらいの男の子がインタビューされていた。「戦争だったね。知ってた?」「知ってる。」「どう思った?」「よくな~い」と答えていた。

戦争が終わる直前に、ダニエル君(4)がロケット弾で死亡したキブツ・ナハル・オズでは、多くの住民がまだ安心できる状態ではないとして帰宅していない。

このキブツは、ロケット弾だけでなく、ガザからのトンネルがキブツ内部に開口し、多数のテロリストが突然出没したキブツである。このキブツの子供たちは、とりあえず、避難先の学校に入ることになっている。

<ガザ地区の子供たちのためにとりなしを>

ガザ地区では、まだ新学期を始めることができていない。223あるガザの学校のうち、25は、もはや使えないほどに破壊された。それでも、ガザ地区の教育相によると、新学期を9月14日には始める予定だという。

ユニセフによると、イスラエル軍の空爆で、ガザでは429人の子供たちが死亡。負傷した子供は2744人。PTSDと思われる子供は40万人に上る。 http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=48532#.VAWtF6W9BCs (8/21データ)

戦争の写真:ニューヨークタイムス・カメラマン http://www.nytimes.com/interactive/2014/08/28/magazine/on-the-ground-in-israel-gaza.html

<石のひとりごと>

2000人もの人が死亡し、回復には何十年もかかるという破壊の現場を私自身もまだ軽くうけとめていたかもしれない。この50日間でとりかえしのつかない傷を受けたのは結局小さな子供たちだった。

イスラエル聖書協会のビクター・カリシャーさんが言っていたように、たった今傷ついている人々にとっては、ハマスが悪かろうがイスラエルが悪かろうが、どっちでもいいことである。それを言っても癒しになはならない。

私たちは大人の勝手でこうした小さな子供たちを傷つけていることを、ただただ主の前に深く悔いなければならない。このガザの子供たちがただ主の哀れみと恵みで、体だけでなく、なんとか心とたましいが破壊されず、癒しに向かうようにと必死のとりなしをしなければならないのではないだろうか。
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戦争のツケは15億シェケル(約500億円)

 2014-09-03
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4566118,00.html

イスラエル政府の試算によると、戦争からの回復と南部住民支援に必要な費用は15億シェケル(約500億円)。これを吸収するため、政府はすべての省庁で、むこう5年間、2%(19億シェケル)の予算削減をすることで可決した。

南部都市への支援はガザから7キロ圏内に限られることになった。つまり、多数のミサイル攻撃を受けたアシュドド、アシュケロン、ベエルシェバへは、特別の手当はない。

最も大きく削減されるのは教育費、次に社会福祉、健康保険となっている。防衛費については、戦争前には予算削減と言っていたのだが、戦後、逆に予算を増やす事になった。

ヤアロン国防相は、「実際の戦争出費は、計90億シェケル(2700億円)だった。迎撃ミサイルと諜報活動にかかる費用が主な出費だが、もしそれらがなかった場合の被害を考えれば決して不要な出費ではない。」と強調した。

*総戦費が90億シェケルに対し、政府の回復への想定学が15億シェケルとなっているが、これは、迎撃ミサイルの費用の大部分が、アメリカの支援でカバーされていたことを意味する。

今回の戦争について、ステイニッツ情報相は、BBCのインタビューに答えて、「イスラエルは、この先長期にわたる停戦を得たという点では、結果を得た。しかし、非常に高い代価を払う事になった。今回の戦争は、双方に痛みと悲惨をもたらしただけで、不要な戦争だった。」と、まとめている。 http://www.bbc.co.uk/programmes/p025ltrn

戦争の出費は大きな痛手だが、ラピード財務相は、シェケルは今も強く、投資も順調であること、9月、10月には新年祭や仮庵の祭りと、年間最大の観光のハイシーズンがあることをあげ、経済の回復に期待していると語っている。

<膨大すぎる。。。ガザ地区の戦争のツケ>

一方、ガザの破壊は当然15億シェケルどころではない。すでにカタールが出資を申し出ているが、国際社会は9月22日に、ガザ回復サミットを行い、どのようにガザ地区を回復させるか、地球規模で相談することになっている。

この回復への行程の中で大きな役割を担うのは、パレスチナ自治政府(PA)とみられる。しかし、アッバス議長はハマスを批判しながらも、ハマスとの統一政府を解消せず、ガザ地区の非武装については否定的である。

パレスチナ自治政府の中心人物の一人で、PLO時代からの大物ヤセル・ラボ氏は、「パレスチナ人がほしいのは、イスラエルの占領で失われている民族としての威厳だ。

イスラエルの占領が続く限り、ハマスがイスラエルへの闘争を考えてもしかたないことだ。」と語り、イスラエルへの武装闘争を完全に放棄することはできない、またその気もないことを明らかにしている。

これでは安心してPAにガザ地区のリハビリテーションを任せることはできないということである。

BBC Hard Talk ヤセル・ラボ氏インタビュー(かなりするどいインタビュー:おすすめ)
http://www.bbc.co.uk/programmes/p025v4v6

イスラエルのラピード財務相は、「エジプト、サウジアラビア、アラブ同盟とカルテット(欧米とロシア)とイスラエルで地域カンファレンスを先に開くべきであると提案する。

国際社会主導のカンファレンスでは、イスラエルが要求するガザ地区の非武装は考慮されないまま、ガザ回復プログラムがはじまってしまう可能性がある。」と指摘する。 http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/184622#.VAW51qW9BCs
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ゴラン高原:アルカイダ系国境通過点を占領 2014.9.3

 2014-09-03
ゴラン高原のシリア側での戦闘が激化し、唯一イスラエルとシリアをつなぐ検問所をアルカイダ系反政府勢力アル・ヌスラが占領するに至った。イスラエルは、ゴラン高原の広範囲を、軍管理地域として一般人の立ち入りを禁止し、高い警戒体制をとっている。

この中で、アルヌスラに包囲されていたUNDOFのフィリピン軍兵士40人は、数時間銃撃戦を行った後、夜間になんとか無事脱出した。
しかし、フィジー軍兵士45人は、まだ拘束されたままとなっている。

*平和維持軍とはいえ、UNDOFは監視するだけで、本来軍事活動には従事しないことになっているので、フィジー兵士たちが反撃できなかったのである。

アルヌスラは、フィジー軍兵士の解放は、国際テロ組織のリストから削除することとの引き換えだと要求している。
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イスラム国をめぐる非常に複雑な国際情勢 2014.9.3

 2014-09-03
シリアとイラクで猛威をふるっているイスラム国だが、国連は、「イスラム国が、想像を絶する残虐行為を行っている。」とする調査結果を明らかにした。虐殺、強制改宗、性的虐待、奴隷化などである。

虐殺は日夜続けられ、8月だけで少なくとも1420人が死亡。8月だけで85万人が難民となり、この3ヶ月で160万人のイラク人が家を追われて難民となった。
http://www.theguardian.com/world/2014/sep/01/un-investigators-iraq-islamic-state-atrocities

複数の町がイスラム国に長期間包囲されたまま、食料や水の補給もない中、恐怖におびえる毎日を送っている。そうした町の一つでバグダッドに近いアメルリが、11週間ぶりにイラク軍とクルド軍(アメリカ軍、イラン軍も協力)によって解放されるなど、激戦が続いている。

イスラム国はこれまでにシリアとイラクの3分の1を制圧。油田を制圧し、莫大な資金もある。押収したISISのコンピューターからは、生物兵器に関するデータがあり、イスラム国が生物兵器に手を出しはじめていると懸念されている。

先月アメリカ人ジャーナリストが、首をはねられて死亡したが、2日、さらにもう一人のアメリカ人記者が同様に首をはねられる映像がネット上に流された。オバマ大統領に対し、「イスラム国を攻撃しているからだ。」と挑戦している。

<複雑なイスラム国と諸外国の関係>

イスラム国は、カリフ制をとっており、かつて世界をまたにかけていたイスラム帝国を彷彿とさせる動きをしている。そのため、多くの若者たちをイスラムへとリバイバルさせ、次々にメンバーを増やしている。

アルジャジーラによると、現在、シリアにいるイスラム国メンバーは5万人。このうち2万人はシリア人ではないという。

また、8月だけであらたに6000人が加わったが、このうち、1000人は外国人(チェチェン人、中国人、ヨーロッパとアラブ諸国)である。これらがそれぞれの祖国に帰ってイスラムの大義のためにテロを行うと警戒されている。

http://www.theguardian.com/world/2014/sep/01/un-investigators-iraq-islamic-state-atrocities

こうした状況で大いに脅威を感じているのがイラン。イランはイスラム国がスンニ派であるのに対し、シーア派だ。イスラム国はやがてはイランを攻撃して来るだろう。イランは、すでに戦車隊をイラクに派遣して、イスラム国と戦っている。

これとは無関係を主張しながら、同じくイスラム国と戦っているのがアメリカ軍。イラクでは空からはアメリカ軍、地上ではイラン軍が、互いに無視しあいながら、共通の敵イスラム国と対峙するという奇妙な現象になっている。

ここでさらに事態を複雑にしているのが、ロシア。ロシアは、アメリカの批判をよそに、シリアのアサド政権に軍事支援して来た立場。今はイラク領内に独自のドローンを飛ばすなどして、シリアとともにイスラム国に対峙している。

つまり、アメリカとロシア、イランという互いに敵対する国々が、イスラム国という共通の敵と、互いの協調することなしにばらばらに戦っているという混乱ぶりである。

また現在、注目されるのはイギリスの出方。先にアメリカ人ジャーナリスト2人を殺害したイスラム国メンバーはロンドンなまりの英語で次はイギリス人だとほのめかしている。

イギリスでは、すでにイギリス人500人ほどがイスラム国に参加しているという事態になっており、今後、それらがイギリスに入国しないよう対処をせまられているところである。

もし、アメリカ人に続いてイギリス人が殺害された場合、イラクでの戦いにイギリスもひこまれるのではないかと懸念されている。

<ウクライナ情勢との関連>

東ウクライナでは、欧米との関係を重視するウクライナとロシアとの関係を重視する反政府勢力が戦争となっているが、ロシア軍の介入が明白になる中、ロシアと欧米の関係が急激に悪化しつつある。

オバマ大統領は、イスラム国に対処するかたわら、今日からはウクライナ問題でヨーロッパでの会議に出席する。

もし、この問題で米露の関係が悪化した場合、シリアやイラクでの戦いにも影響してくるだろう。どこから火を噴くかはわからないが、第三次世界大戦という事態にまで発展しそうな状況になりつつあるようである。

<イスラエルとしては。。。?>

イスラエルは大混乱のシリア情勢がまずたった今の脅威である。現在、イスラム主義勢力がイスラエルとの国境からわずか数百メートルのところを占領している。これらがイスラム国にとってかわられる可能性も否定できない。

しかし、広範囲で見るならば、イスラム世界が内部で互いに戦っている間は、イスラエルに戦いを挑む余裕がないので、いわば好都合ということになる。

怖いのは、いつか強大な一つのグループが出て来てイスラム世界を統一してしまう時である。そのときはそれがイスラエルを攻撃して来ることになる。そうした意味でイスラエルは、今のイスラム国がどういう動きになっていくのかを非常に注意深く注目している。
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