ISISの聖戦ラマダン 2015.6.27

 2015-06-27
ラマダンが始まってから1週間。昨日金曜は、ISIS関連とみられるテロや戦闘で200人以上が死亡するという恐ろしい殺戮の日となった。

ラマダンは、基本的にはイスラム教徒が静かにアラーに向かって黙想する時である。しかし、ISISは、ラマダンを聖戦月間と考えている。

23日(火曜)、ISISのスポークスマンは、「ラマダン期間中にアラーのために殉教した者は、さらにアラーに近づける。急ぎ殉教者になりなさい。」と全世界でのテロを扇動する発言を行っている。
http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/197165#.VY6RaqW9BCs

ラマダンは7月中旬まで続く。とりなしと霊的戦いの月になりそうである。

<3カ国でテロ:66人死亡> http://www.bbc.com/news/world-33291673 

日本でも伝えられていると思うが、金曜早朝、フランス・リヨンの化学工場に車が突っ込んで爆破する事件が発生。警察が駆けつけたところ、斬首された遺体と首が発見された。

首は、アラーは唯一、モハンマドはその預言者と書かれた旗とともにあった。

突っ込んだ車を運転していたヤシン・サラフィは現場で逮捕された。ISISとの関連は明確ではないが、過激派のサラフィスト(スンニ派過激派)だったとの情報がある。

その数時間後、クエートの大きなシーア派モスク(2000人収容)で爆発があり、礼拝に来ていた人々28人が死亡。300人が負傷した。ISISに関連する組織が犯行声明を出した。

その数時間後、チュニジアの高給ホテルに入り込んだテロリストが、ビーチやプールサイドでくつろいでいた外国人観光客に向かって銃を乱射。

これまでに38人の死亡が確認された。犯人はすでに射殺されている。犠牲者のうち明らかになっているだけで、8人がイギリス人、この他ドイツ人、フランス人となっている。犠牲者の大半はイギリス人とみられる。

キャメロン英首相は、「イギリス人犠牲者の数はまだ増えると覚悟してほしい」と国民に呼びかけた。イギリスでは、ロンドンでも警戒態勢をとっている。

<コバネ(シリア)で激戦:少なくとも145人死亡:市民6万人逃亡中>       

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4673169,00.html

木曜からシリアとトルコの国境コバネに、再び侵攻していたISISは、市街地で数々の自爆テロを決行。市民少なくとも145人が死亡した。これを受けて、アメリカ有志軍がISIS拠点など28カ所を空爆。クルド人勢力が反撃を行っている。

またISISは、シリア政府の支配域であるサハカという町にも侵攻。この影響で、ハサカとその周辺の住民6万人が逃亡中だという。

土曜になり、クルド人勢力がコバネのISISを撃退したとのニュースも入っているが、状況はまだまだ流動的。

<イスラエル関連>

イスラエルでは昨日、ベイトシャン近郊の検問所でパレスチナ人が、イスラエル兵に向かって発砲してきたため、射殺された。イスラエル兵らに被害はなし。

アルーツ7によると木曜、”ISIS パレスチナ”なる組織が、東エルサレムで、キリスト教徒に対して復讐すると書き記した脅迫状のようなものを配布したという。

信憑性は不明だが、イスラエル内部にISIS支持者が増えている事は問題になりつつある。
http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/197307#.VY6FQ6W9BCs
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全米で同性結婚合法化へ 2015.6.27

 2015-06-27
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4673124,00.html

金曜、アメリカの最高裁は、州が同性結婚を認めないのは違法だとして、ついにアメリカ全国で同性結婚が合法化されることになった。

これまでにすでに36の州で、合法化はされていたのだが、今後は、残り14州も同性結婚を合法公的な結婚として認めることになる。

オバマ大統領は歴史的な記念日だとコメント。ホワイトハウスが、ゲイを象徴する虹色にライトアップされた。
http://www.jpost.com/International/White-House-lights-up-with-gay-Pride-colors-following-historic-court-ruling-407293 (写真あり)
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バチカンが”パレスチナ国家”と初の条約締結 2015.6.27 

 2015-06-27
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4673077,00.html

バチカンは、2年前から正式にパレスチナを国家として認めているが、昨日金曜、正式に両国に関わる条約を締結するに至った。

Yネットによると、この条約は15年かかって準備されてきたもので、骨子は、パレスチナに住むキリスト教徒と教会を保護するというものである。

しかし、パレスチナ自治政府とイスラエルは地理的にも政治的にもまだ完全に分離されているわけではない。にもかかわらず、この条約にはイスラエルは全く登場していない。

イスラエルは、この条約には偏りがあり、地域の平和に貢献するものではないと激しく批判している。

なお、イスラエルとバチカンの国交が回復したのはまだ最近の1993年。イスラエルにある教会の権利保護に関する条約については1999年から議論されているところである。

<石のひとりごと>

ISISやイスラム過激派が、3カ国にまたがって殺戮を行い、キリスト教国として建国したアメリカが聖書に反することを堂々と行って喜んでいる。虹色にライトアップされたホワイトハウスがなんとも終末感をただよわせている。

さらに世界12億人のカトリックを代表するバチカンが、イスラエルを無視してパレスチナとの条約締結である。昨日金曜の様子を見ながら、いよいよ黙示録のにおいがしてくるような気がした。

私たちはこれからの時代、何が来ても驚かないよう覚悟を決めなければならない。自分に与えられた救いを見失う事なく、それぞれの場所で与えられた使命をはたしつつ、なお広い視野をもって、日本と世界をとりなすことが求められる。

そんな厳しい、しかし、主のみわざがあきらかにされるであろう時代に入ったようである。
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パレスチナ人ら70才男性を撲殺か 2015.6.26

 2015-06-26
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4672546,00.html

ラマダンが始まってからテロが少なくとも2件発生したが、新たな暴力事件が発生した。

24日夜、レホボト(テルアビブ方面)で農業をしていたダビッド・バルさん(70)が、違法滞在とみられるパレスチナ人2人に撲殺された。

バルさんは意識を失う前に警察に連絡したが、救急隊が到着した時にはすでに深刻な状態で、搬入された先の病院でまもなく亡くなった。警察が犯人の捜索を続けているが、まだ逮捕されたという報告はない。

まだテロ事件と断定されたわけではないが、ラマダン期間中(7月中旬まで)は、霊的にも続けてとりなしが必要である。
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ガザからまたロケット弾 2015.6.26

 2015-06-26
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4672041,00.html

23日夜、ガザ地区から、ロケット弾が発射され、アシュケロン地域に着弾した。被害はなかったが、イスラエル空軍が直ちにガザ地区内部、ロケット弾発射地を空爆した。

こうしたガザ地区からの攻撃、イスラエル軍の報復攻撃というパターンは今月11日にも発生している。イスラエルはあくまでも、攻撃には報復を行う方針は変わらないと繰り返しており、戦争は時間の問題かとも懸念される。

今回、犯行声明を出したのは、サラフィストでISISに賛同するオマール軍団なる過激派組織だった。ガザ地区内部では、ハマスの求心力が落ちて、いろいろな組織が群雄割拠し、混乱に陥り始めているとみられている。

しかし、ガザ地区を支配しているのは、これまでのところハマスであるため、イスラエルはハマスの責任だと非難している。

この後25日、ハマスのものと見られるドローン偵察機がイスラエル上空に現れた。爆発物の可能性があったため空軍機が緊急発進したが、撃ち落とす前に墜落している。現在、残骸を調査中。

<ガザからのイスラエルへのラマダン特別入国許可保留へ>

イスラエルは、ラマダン期間中、ガザ地区住民800人に対し、木曜金曜には、エルサレムの神殿の丘での祈ることができるよう、入国許可を出していた。しかし、22日のガザからのロケット攻撃を受けて、すべてキャンセルすると発表した。

これに先立ち、ダマスカス門で国境警備隊員がパレスチナ人に負傷させられたことを受けて、テロリストの出身地、ヘブロンの住民の入国許可もキャンセルしている。

この他の地域のパレスチナ自治区の住民で、許可を得ている人々はエルサレムに来て祈ることができるが、その場合は、検問所からダマスカス門までの直行バスによる往復に限られ、そのままイスラエル国内に残留できないようになっている。

<国連の人権保護団体報告書:昨年のガザ作戦は双方とも戦犯>

http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/.premium-1.662434

22日、UNHRC(国連人権保護委員会)が、200ページに及ぶ報告書を発表した。それによると、イスラエルもハマスも戦犯という結論になっている。イスラエルは、直ちに偏見に満ちた報告だと反発した。

まず第一にハマスはテロ組織であり、イスラエルは正式な国家であるのに、同等に取り扱われているとして、根本的な矛盾を訴えた。

また報告書には、イスラエルが国境付近で負傷者の治療をしようと野営病院を設置していたのに、ハマスが市民が治療に来る事を妨害していた事などは報告に上がっていないなど、様々な不備がある。

こうした偏った内容になるということは前もって予想されたため、イスラエルは、先週、自ら実施した調査・報告書をUNHRCに先が下て発表してていたのである。(6/16オリーブ山便り)

なお、ハマスは報告書がイスラエルを戦犯としたことを歓迎している。

今後どうなるのかだが、ヘブライ大学で国際法の専門家で外務省アドバイザーでもあるロビー・サーベル教授によると、報告書によって、イスラエルのイメージは悪くなるが、たんなる報告書であって実効力はなく、国際法廷がこの報告書を使ってイスラエルを糾弾する証拠資料にもならないとのこと。

この報告書とは直接関係ないが、パレスチナ自治政府は25日、国際法廷にイスラエルの入植地政策、ガザへの政策などが刑事問題にあたるとして正式に訴えを提出している。この裁判は、たとえ始まったとしても5年から10年かかるとの見通し。
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ドルーズ族がイスラエル軍救急車襲撃:搬送中の負傷シリア反政勢力戦闘員へリンチ 2015.6.26

 2015-06-26
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4671371,00.html

北部ゴラン高原でドルーズ族らが、22日、イスラエル軍の救急車を襲撃。搬送中だった2人のシリア反政府勢力のアル・ヌスラ戦闘員負傷者のうち一人がリンチされ死亡するに至った。イスラエル兵も1人負傷している。

イスラエル軍はただちに捜査を開始。これまでにドルーズ族9人が逮捕されている。

<ゴラン高原のドルーズとシリア内戦>

ドルーズとは、イスラム教から分派し、独特の宗教になったもので、イスラム世界とは敵対する宗教、人々である。

ドルーズ族は、今のシリア・イスラエルの国境付近に住んでいたため、1967年の六日戦争でゴラン高原がイスラエル支配域になると、シリアとイスラエルに分断されてしまった。シリアにいるドルーズはシリアに、ゴラン高原のドルーズはイスラエルの支配域の下に入ったのである。

1981年、イスラエルは、ゴラン高原のドルーズに市民権を提供すると申し入れた。しかし、いつかはシリアに戻ると信じているドルーズはこれを拒否。今に至るまで、永住外国人の立場でゴラン高原に住み続けている。

ゴラン高原のドルーズは、イスラエルのハイファ大学で学ぶことも、シリアのダマスカス大学で学ぶこともできる立場であることから、高学歴の人は多く、生活水準は悪くない。

またドルーズたちは、イスラエルを憎んでいても暴力には訴えないので、西岸地区のようにイスラエル軍が駐留するような事件は発生していない。しかしドルーズたちは「静かな占領だ」とイスラエルに対する反発心は持ち続けているといった状況がもう40年以上になっている。

ドルーズ族は、シリアのアサド大統領に優遇されてきたため、基本的にはアサド大統領支持の立場をとってきた。しかし、シリアの内戦が混乱をきわめるにつれ、ゴラン高原のドルーズたちの立場も微妙になってきている。

多くの家族が、今もシリア領内に家族親族を抱えており、イスラエル側へなんとか連れ戻したいと考えている。

先月シリア領内で、10人のドルーズが、ISISに虐殺された。これをうけて、ゴラン高原のドルーズたちは、イスラエルに対して、シリアにいる家族救出のために介入を求めるデモを行っている。

こうした流れの中での、今回の救急車襲撃事件の発生だった。

現在、ゴラン高原のシリア側では、シリア軍勢力と、反政府勢力のアルカイダ系アル・ヌスラ、ここにISISも加わって三つどもえで戦闘が繰り広げられている。その中でも優勢なのがアル・ヌスラとみられている。

そのアル・ヌスラの負傷兵をイスラエルが救出し、救急車で領内の病院に搬入し、治療しているのである。未確認情報ではあるが、イスラエルは、アル・ヌスラと、負傷戦闘員の手当をする代わりに、イスラエル領内へ介入しないよう、取引をしていると言われている。

これがドルーズには気に入らないのである。しかし、ドルーズは基本的に暴力には出ない人々である。ドルーズの指導者たちは、「こんな行為は我々のやり方ではない。」と緊急に会議を開き、落ち着きを呼びかけている。

<シリアで攻撃態勢:コバネに戻って来たISIS>

BBCやYネットによると、ISISは、シリア全国で、シリア政府軍や、クルド人勢力への攻撃態勢に入ったもようである。

今年1月に、アメリカ有志軍の支援を受けてクルド勢力がISISから奪回されたトルコとの国境、コバネに、再びISISが入って、市内で激戦になっているという。

南部では、ヨルダンとの国境付近では、ここ数ヶ月の間、シリア政府軍が支配域を拡大していたのだが、24日夜からISISの攻撃が始まり、そこでも激戦になっている。

*コバネの壮絶な破壊”黙示録的”と表されているビデオあり ://www.bbc.com/news/world-middle-east-33266399

人間はどこまで殺し合いと破壊を続けるのだろうかとためいきが出る。
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ダマスカス門でテロ:国境警備隊員重傷 2015.6.22 

 2015-06-22
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4670755,00.html

昨日ラマダンの様子をお知らせしたエルサレム旧市街のダマスカス門で、ラマダンが始まってから2ケース目となるテロが発生した。

21日午前10時頃、ダマスカス門入り口上部付近で任務についていたイスラエルの国境警備隊員が、パレスチナ人に、刃渡り10センチほどのナイフで、背後から首や胸を刺されるというテロが発生した。

刺された警備員は、テロリストに向かって発砲した後、意識を失った。救急隊がすぐに病院へ搬送したが、まだ命の補償がない重傷となっている。

撃たれたテロリストは、ヘブロンから違法にイスラエルに入り込んだパレスチナ人(18)で、こちらも病院で重傷となっている。前科のない若者で、警察は組織犯罪ではなく、単独犯とみている。

ダマスカス門周辺は、今日もラマダンで大勢のパレスチナ人でにぎわっていた。事件後、警察がすみやかに、周辺を一時閉鎖し、続いて同様の事件が発生しないよう対処している。

エルサレムのバルカット市長は、国境警備隊員が、意識を失う前にテロリストを負傷させ、さらなる犯行を防いだとして評価するとともに、住民に対しては、恐れないで続けてエルサレムを訪問するようにと訴えた。
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チャールストンの教会・超満員の日曜礼拝 2015.6.22

 2015-06-22
http://www.nbcnews.com/storyline/charleston-church-shooting/charleston-shooting-church-reopens-service-nation-chimes-along-n379231 NBCニュース

主任牧師を含む9人の教会員を、失った米サウスカロライナ州チャールストンの教会では、事件から4日目の21日、いつものよに日曜礼拝が行われた。

教会は、サウスカロライナ州知事、チャールストン市長の他、特別配備の警備員たち、また犠牲者家族が犯人に対する赦しを表明した事に感銘して教会員でない人も礼拝に出席するなど、教会は人であふれ、外でメッセージを聞いた人も多くいたほどである。

教会員とみられる男性は、NBCのインタビューに答えて、今日多くの人々が来ていることについて、「ここは主の教会だから、だれも追い出されることはない。今日しか来ない人もいるだろう。それでもいい。今日は地域に癒しの機会になるだろう。」と語った。

実際、事件のあったバイブルスタディの日も、新来者として入って来た犯人は快く迎えられ、1時間は学びを共にした後、犯行に及んでいたという。

事件からまだ4日目で、痛みもまだまだ新しい。しかしさすが、多くの苦しみを乗り越えて来た黒人の教会だ。悲しみにしおれたり、怒りに支配されるのではなく、教会前で、にぎやかな賛美を歌い踊って、主の日に「主に向かって喜びの声」(詩編100編)をあげた。

またNBCによると、全国で100以上の教会が、礼拝開始時間の10時に一斉にチャーチベルを鳴らして、この教会を支えた。犯行直後に犯人に赦すと宣言した犠牲者家族やその後の教会の様子が、多くの人々や教会に感銘を与えたと伝えられている。

礼拝では、ノーベル・ゴフ牧師が「この日は主がつくられた。この日を喜び、楽しもう。」(詩編118:24)と宣言。教会員らも立ち上がって「アーメン!」と応答している。

ゴフ牧師は、詩編46編「神は我らの避け所。また力。苦しむとき。そこにある助け。それゆえ我らは恐れない。」からメッセージを語った。今は犠牲者家族に目をむける時だと語った。

また、これから警察が正しい対処をすることを期待すると語り、「これからの道はけっして容易くない。しかし、共ににより安全な町にしていかなければならない。私たちが立ち止まってしまえば悪が勝利する。」と語った。

ゴフ牧師の迫力ある形相とメッセージからは、怒りに対する必死の思いが感じられる。「これまでの数日は厳しい道のりだった。怒りを持っている人もいるだろう。しかし、主はこれまで私たちを支えてくださった。

今、犠牲となった9人が望んでいるのは、私たちがよりよい社会を作る事だ。」と叫び、暴力に厳しく釘をさしているようにも聞こえた。

「多くの人々が私たちが暴動に出ると思っている。しかし私たちは信仰の群れだ。私たちが、(黒人蔑視の現実という問題解決にむかって)共に考え、共に働くとき、イエスの名によって不可能なことはないと信じている。」と語った。

NBCの報道によると、礼拝後、教会の外では、証や発言の場が設けられたようである。ある男性は、「これから暴力に訴えようとする者が出て来るかもしれない。その人々のために祈れ。」とよびかけた。

また、その男性は続いて「私たちは罪によってイエスから離れている。私たちがした事だけではない。ほんとうのあなたがどういう人間なのかも吟味しなければならない。隠していても主はしっておられる。それらをすべて悔い改めなければならない。しかし、イエス・キリストはあなたを愛しておられる。」と福音を語った。

礼拝の後、事件で母を失ったウォリトリーナ・ミドルトンさんは、「私たちはそれでも立ち上がる」とするバナーをかかげて仲間たちとともにデモ行進を行った。http://www.bbc.com/news/world-us-canada-33214205 BBC

ミドルトンさんは、白人社会の中で少数派の黒人たちが、今も弱者の立場にあり、身の危険もあるということを経験してきたという。白人を憎んではいないが、賢く生きるすべを身につけなければならなかったと語る。

この現状に対し、ただだまっているのではなく、改善のために働いて行く必要があると語っている。
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ラマダン最初の金曜日:イスラエル人1人殺害 2015.6.20 

 2015-06-20
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4670391,00.html

イスラム教では、太陰暦に応じて、17日日没から断食月ラマダンが始まった。以後30日間、イスラム教徒たちは、夜明け前(午前3時45分)から日没(午後8時)まで、食事も水もとらないという断食を行い、心をアラーに向ける。

酒やタバコ、性交渉も控えて禁欲生活を送り、金曜日には、エルサレムのアルアクサモスクに行って祈る。断食しているので、テロはないかと思われるところだが、内面においてアラーへの思いが高まるため、逆に過激な行為に出る者が出て来る可能性も高まる。

今日19日は、ラマダン最初の礼拝日だった。エルサレム旧市街では、祈りに来る人々でごった返していたが、その午後4時すぎ、サマリヤ地方のユダヤ人入植地ドレブ周辺で、イスラエル人2人が銃で撃たれるというテロが発生した。

このテロで、ダニー・ゴネンさん(25)が死亡。ダニーさんの友人も四肢に銃弾を受け、中等度の負傷となっている。

詳しくはまだ明らかになっていないが、パレスチナ人がダニーさんら2人の乗った車を呼び止め、近づいたところ、至近距離から撃ったともみられている。治安部隊がすぐに現場にかけつけたが、犯人は付近の村へ逃げ込んだまま。

ハマスは、犯行声明はださなかったが、行為そのものについては、ヒーロー的として誉め称える声明を出した。
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エルサレムのラマダン:8万人 2015.6.20

 2015-06-20
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4670391,00.html

上記のようなテロが発生した19日(金)、エルサレムでは、アラブ人が大挙してエルサレム旧市街に来て、神殿の丘でラマダンの祈りをささげた。Yネットによると今日一日だけで8万人だった。

通常であれば、西岸地区内部やガザ地区のパレスチナ人は、特別な許可がないとエルサレムへ来る事ができない。しかし、ラマダン期間中は、その規制は緩和される。ラマダン期間中、特にイスラムの礼拝日にあたる金曜日には、最大15万から20万人の人出と予想されている。(最初の金曜は8万人。多めにみつもるのが通常)

警察スポークスマンのミッキー・ローゼンタール氏によると、金曜日はあまりにも大勢がベツレヘムやヘブロンなど西岸地区からおしよせるため、西岸地区からイスラエルへの入り口にある検問所から旧市街ダマスカス門前まで、バスで直行し、祈ったあとは、再びダマスカス門前から検問所へ直行するというアレンジが行われた。

相当な数のバスが出入りするため、周辺道路も一部閉鎖されることになっている。イスラムの祈りが終わる午後1時半すぎにダマスカス門付近へ行ってみた。

すでに神殿の丘での祈りは終了したのか、群衆がまるで人間の濁流のように流れ出て来る。白いアラブ式のドレスシャツに肩に祈り用のじゅうたんをかけた強面の男性たち、黒いブルカの中年女性たち、高齢で腰の曲がった老婆や、頭にものをのせたおばちゃんたち。若い女性もいる。iPhoneのイヤホンをしながら出て来る若者など・・実にいろいろである。

その雑多な人の波にむかって、大量の細長い輪型のパンを、てきぱきと売る子供や青年たち。なぜかおもちゃのシャボン玉鉄砲を売るティーンエイジャーと見られる少年の叫び声。物売りたちはじつにてきぱきと動き、大声を出している。実ににぎやかである。

イスラエルの治安部隊は思ったより少なく、威圧的な騎馬の警察もいない。フル装備の国境警備隊や警察官ら15人ほどが、ダマスカス門の正面高台から、出て来るアラブ人たちをながめていた。

その横では、初めてエルサレムに来たと思われる親子連れが、ダマスカス門前で写真を撮ったりしている。上品そうなお父さんと小さな息子さんがいたので声をかけると、ラマラから来たと言っていた。

ラマラはエルサレムから来るまで30分とかからないのだが、この親子はラマダンの時しか、原則エルサレムには入れない。過激なパレスチナ人のイメージとは違い、実に礼儀正しい親子だった。

イスラムの衣装に身を包んでいる笑顔のさわやかな十代の女性とそのお母さん、姉の子という5才ぐらいの女の子がいた。ヘブロンから来たと言っていた。こちらも通常はエルサレムには来れない人々だ。

女性たちは群衆が押し合いへし合いしながらバスを待っている中、あきらめたのか、ちょっとすいているところに立って様子をみているようだった。

アラブ人たちはほとんどがアラビア語だけで、たまにヘブライ語が通じる事もあるが、英語はほとんど通じないので、インタビューはなかなか難しい。

イスラエルに制限され、ラマダンの時しかエルサレムで礼拝することができない人々が、それでもその制限の枠内でエルサレムに来て、大混雑(大混乱)に耐えて、バスに乗ろうとする群衆を見ていると、一部の過激派が作るイメージとは違う、一般大衆のパレスチナの人々の普通の日常を思わされた。

<イスラムとの友好関係をめざすイスラエル>

ラマダン最初の金曜に、パレスチナ人によってイスラエル人1人が殺害されたのだが、今回のラマダンでは、イスラエルは、イスラム社会との友好関係のために、特に力を入れていたのである。

その一人がエルサレム市のバルカット市長である。バルカット市長は、今年もラマダン開始を告げる大砲(音と花火だけで本物の大砲ではない)の管理者ハジ・ヤウヤ・サンドゥク氏とともに、大砲を発射。エルサレム市長として、イスラム教徒たちに祝いを述べた。

また、特にエルサレム市は今年は、大きく予算を割いて、神殿の丘までの通路やベンチを補修。旧市街のイスラム地区の電飾を設置した。さらにゴミの回収をし、ラマダン期間中、旧市街のイスラム地区や、ダマスカス門周辺の清掃を充実させることになっている。道路上での商売への制限も一部緩和した。
http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/196950#.VYSrfqW9BCu

リブリン大統領は、ラマダンに先立ち、東エルサレムのアラブ人たちとの直接対話を実施。また、サクニンにアラブ人の文化歴史を紹介する第二のイスラム博物館をオープンさせた。

リブリン大統領は、テロを防ぐために最も重要な問題は、東エルサレムの住民であるパレスチナ人たちの生活水準を向上させることだと考えている。大統領が指摘するように、アラブ人の東エルサレムとユダヤ人の西エルサレムでは、生活水準に格差がある。

エルサレムポストによると、東エルサレムでは貧困とされる人々が75%にもなっている。子供たちの33%は高校も卒業できていない。39%の家屋が許可なしに建設されており、64%の家は、きちんとした水道システムが整備されていない。

今日も、ダマスカス周辺で特にめだったのは、大人たちとともに働く小学生ぐらいの子供たちの姿だった。お父さんが2人の息子に指示しながら、バスステーション付近でラマダンのパンを撃っていたり、ファラフェルを売っている。

路上野菜売り場では、まだ小学生らしきか細い少年が、思い野菜の箱を抱えててきぱきと動いている。子供たちは、家族の生活費の助けになることがうれしいのか、その働きぶりは実にきびきびしていて、優秀な労働力になっていると思われた。

悪循環になっているのは、東エルサレムの住民は貧しいために、非課税になっているか、支払うべき税金を納めていないために、どうしても市からの教育や清掃などのサービスが滞ってしまうのである。

しかし、西エルサレムの税金は半端なく高い。筆者は外国人であって、イスラエルから給料を得ていないにもかかわらず、家の賃貸にともなう税金は、毎月400シェケル弱(約12000円)に上っている。付加価値税(消費税のようなもの)も18%である。東エルサレムの住民は、これらを支払っていないのである。

西住民にしてみれば、税金を払っていない東エルサレムの住民にまで公共サービズをするのはおかしい、というのも理解できなくもない。それが悪循環を生み出しているのである。

今回、ラマダン初頭にイスラエル人一人が犠牲になるテロが発生したことを受けて、リブリン大統領は、「またテロのエスカレーションへのステップが発生した。地元のパレスチナ人は、こうしたテロを明確に非難する声をあげるべきだ。」と訴えた。
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ガリラヤ湖のタブハ教会放火 2015.6.20

 2015-06-20
18日、タブはにあるパンと魚の教会で火事が発生し、教会が大破。修道僧と観光客1人が煙を吸って負傷した。

現場には、ヘブル語で「偶像礼拝者は滅びる」と大きな落書きが残されていたことから、警察はユダヤ教過激派による放火ではないかとみて、捜査をすすめている。

火事現場ビデオ:http://www.jpost.com/Israel-News/Suspected-arson-on-Church-of-the-Multiplication-in-the-Galilee-406418

この教会は、イエスが5000人にパンと魚を食べさせたという奇跡(ルカ9:10-17)を記念するもので、ビザンチン時代の350年(イエスの十字架から350年後)にはすでに教会になっていたと言われている。現在は、カトリックのベネディクト派が管理している。

ビザンチン時代からの美しいモザイク、特にパンと魚のモザイクが有名な教会で、クリスチャンの観光グループのほとんどが、このモザイクを見に来るという観光の名所だった。
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世界に福音を伝えた教会:チャールストンの教会銃撃事件 2015.6.20

 2015-06-20
17日、アメリカのチャールストンで黒人の教会が襲撃され、バイブルスタディに来ていたクリスチャン9人が死亡した事件は、日本でも報じられていることと思う。

教会は、愛する家族とともにクレメンタ・ピンクネイ主任牧師(43)も失った。ピンクネイ牧師は、牧師であると同時に、最年少でサウスカロライナの議員となり、2000年からは上院議員でもあるという、非常に優秀な人物だった。

19日、犠牲となった教会員の家族たちが、法廷において、容疑者として逮捕されているダイラン・ルーフ(21)に対し、モニターを介してではあるが、直接メッセージを伝えた。 http://www.bbc.com/news/world-us-canada-33206084

容疑者に語った犠牲者家族は、大学生の息子を失った母親や、逆に母親を失った息子・娘などで、その痛みは想像を絶する。

犠牲者家族たちは涙ながらに、二度と消えない痛みを語りながらも犯人に向かって、赦す、もう赦していると宣言。悔い改めを求め、ある人はキリストの赦しを受け入れるようすすめ、憎しみは愛に勝てないとする福音を伝えた。

その様子がBBCなど世界のメディアにおいてトップニュースとなり、そのまま世界に流されている。

アメリカでは、このところ、白人の警察官による黒人への暴力行為が頻発し、暴動にもなって大きな社会問題になっている。今回の事件も白人の犯人が、黒人の教会を襲撃しているので、もしこれがクリスチャンでなかったら、大暴動になるところだった。

<白人からの人種差別を乗り越えて来た教会>

事件があった教会は、エマニュエル・アフリカ人・メソジスト・エピスコパル教会で、1800年代から続く、南部では最古と言われる伝統的な黒人のプロテスタントの教会。

白人による人種差別を受けながらも憎しみに支配されることに勝利し、黒人の自由を勝ち取ることに用いられた教会である。マルチン・ルーサー牧師もこの教会を訪問している。現在、教会員は1600人以上。

CNNによる教会の短い紹介/教会の歴史・今回犠牲になったピンクネイ牧師が語っている場面を含む
http://www.cnn.com/videos/us/2015/06/19/history-of-emanuel-african-methodist-episcopal-church-charleston-south-carolina-orig.cnn 

ピンクネイ牧師は、ビデオの中で、「教会は単に礼拝の場所なのではなく、私たちの社会に光を放つ場所です。歴史のミュージアムでもなく、人々の心に変化をもたらすところです。」と語っている。
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中山泰秀・外務副大臣イスラエル訪問 2015.6.16

 2015-06-16
中山泰秀外務副大臣(44・大阪出身)が、本日、エルサレムでネタニヤフ首相を訪問。その後、首相府長官エリ・グロナー氏と、今後どのように日本とイスラエルが協力を進めて行くかの打ち合わせを行った。この会議には、技術者チームも加わっている。

日本とイスラエル間のビジネスはまだ未開であり、イスラエルから日本への輸出は、日本の輸入全体の0.1%にとどまっている。(イスラエル政府GPOデータ)。

日本は、サイバーテクノロジーを柱とする技術協力をイスラエルに期待。イスラエルは、世界第3位の経済大国・日本からの投資や日本への輸出拡大を期待している。また2020年には、日本でオリンピックが開催されることから、日本との関係強化はタイミングがよいとみている。

ネタニヤフ首相は、安倍首相が今年1月にイスラエルを自ら訪問し、イスラエルとの関係強化の方針を打ち出したことが大きな一歩になったと歓迎する意向を中山外務副大臣に伝えている。

<日本親イスラエル議員連盟と中山泰秀氏> 

http://embassies.gov.il/tokyo/NewsAndEvents/Pages/Japan-Israel-Friendship-Parliamentary-League.aspx

日本には親イスラエル議員連盟がある。現在、会員55人。同連盟は、1986年に、竹下内閣、村山内閣、小渕内閣などで大臣を歴任した中山正輝氏が設立した。今回、イスラエルを訪問している中山泰秀外務副大臣は、その息子で、イスラエル政府もこれを評価している。

しかし、日本国内の反応は厳しい。中山泰秀氏は、親イスラエルすぎて、アラブ世界への無知、ならびに配慮が足りないと批判されている。

特に今年1月、イスラム国から後藤さんら日本人人質の殺害予告があった時、日本政府はヨルダンに対策本部を設けた。その責任者が中山泰秀氏だった。

強烈なイスラム主義者との対応が予想される中、公に親イスラエルの中山氏を派遣したことは、安倍首相知っての事か、知らずに派遣したのなら、考えられない失策だと批判されている。

実際、イスラム国との交渉に日本はいっさい関われず、こうした交渉に経験のなかった中山氏は、失態をさらしたとまで書かれている。
http://president.jp/articles/-/14543

<日本・イスラエル支援議員リスト>  http://palestine-heiwa.org/choice/g-list.html

パレスチナ情報センター(親イスラエルからは反対の立場と思われる団体)が、日本の政治家で親イスラエルと思われる政治家と、その言動を記録したリストをアップしている。中山泰秀氏も名前があがっている。

また、石原慎太郎氏は元イスラエル親善教会の会長もしており、イスラエル建国42周年集会を東京で開催している。批判的な部分も多々あるが、興味深い資料。
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ガザとの戦争・ツック・イタン作戦から1年 2015.6.16

 2015-06-16
<イスラエル独自の調査結果発表>

イスラエルとガザとの昨年の戦争から1年を迎える。国連の人権保護団体は、来週の第70回国連総会でイスラエルが戦犯にあたるかどうかの調査結果の発表を行う予定となっている。決議は6月29日。しかし、調査結果自体は今週にも発表されるみこみである。

国連決議そのものに実効性はないのだが、今回は、パレスチナ自治政府が国際法廷のメンバーになっている。国連総会でもし戦犯と決議された場合、国際法廷に持ち込まれる可能性が出て来る。

イスラエル外務省は、これに先駆けて先週、277ページに及ぶ独自の調査結果を発表し、作戦に違法性はなかったと主張した。

違法ではないというのは、イスラエルに非武装の市民を攻撃しようとする意志がなかったことをあげている。戦犯かどうかは、非武装市民をあえて狙って攻撃したかどうかが問われるはずだというのである。

イスラエルは、攻撃の前には、最大限の努力をして市民へ避難を呼びかけ、巻き添えを防ごうとしたと強調している。

その結果、市民の犠牲者約2189人のうち、非武装市民は44%で、その比率は1:1だった(通常の先進国の戦争では1:3など)。もしハマスが学校や人口密集地から攻撃していなかったら、もっと犠牲は防げたはずだと主張している。

The Jerusalem center Video https://www.youtube.com/watch?v=yFaaAA13sgc

また、イスラエルのメディアは、ハマスが15才以下の子供たちを戦闘員に育成し、次のイスラエルとの戦闘の準備をしていると訴え、ハマスこそ戦犯だと主張している。(アルーツ7がどりあげたジャーナリストDavid Bedein氏作製ビデオ 2015.3.22公開)

https://www.youtube.com/watch?v=iO4UKXmr8zk *ハマスの訓練を受けている子供たちのコメントが衝撃的・とりなし手必見

この後、イスラエルが先週、国連人権保護団体(UNHRC)調査団長マカリム・ウィビソノ氏(インドネシア)の入国を拒否していたことが明らかとなった。

イスラエルは、「これまでいかなる調査団でも受け入れて来た。しかし、明らかにパレスチナ支持でバランスに欠ける調査団の場合、話は別だ。」と調査団を拒否した事実を認めた。ネタニヤフ首相は、UNHRCは、調査結果が出る前からすでにイスラエルを非難していると訴えている。

前UNHRC議長のウイリアム・スカバス氏(今年2月に辞任)は、「イスラエルは、ハマスだけが悪いと言っているが、戦争では、どちらか一方だけが悪いということはありえない。イスラエルもハマスも両方とも戦犯だ。」とコメントしている。

<世界情勢と人権保護>

それにしても、毎度のことながら、国連は、昨年、50日間で終了し、しかもイスラエルとガザというきわめて限局した地域の戦争にこだわっている時間はないのではないかとも思わされる。

シリアでは、同じパレスチナ人のヤルムク難民キャンプがイスラム国に包囲され、ガザどころではないほどの地獄の沙汰となった。また、今週、イスラム国がシリアのほぼ半分を制圧したことを受けて、トルコへ新たに数千人の難民がおしよせている。

ヨーロッパをめざして地中海を渡ってくる難民も数千人単位となっており、その多くが途中で死亡している。ヨーロッパはその対処の方策さえわからなくなっている。

アジアでも、ミャンマーのロヒンジャ族の難民船が、まだ海上でさまよっている。行き場のないロヒンジャ族を、ISISやイスラム過激派らが、勧誘し、訓練して戦闘員にしているという。http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150612-00151006-newsweek-int

BBCによると、イギリス人の17才の少年が、イギリス人としては最年少でイスラム国入りし、自爆テロで死亡したことが明らかになった。

戦争の重さを比べる事はできないのだが、これらの状況を考えれば、今この時にイスラエルだけをとりたてて戦犯として摘発しようとするのは、それこそ、アンバランスではないのだろうか。
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テルアビブでゲイ・プライド・フェスティバル:18万人 2015.6.13

 2015-06-13
http://www.jpost.com/Israel-News/Gay-Pride-Parade-in-Tel-Aviv-to-draw-180000-405847

イスラエルでは、しばらくハムシーンという砂漠からの熱風で、異常な暑さが続いていたが、先週ぐらいから非常に気持ちのよい気候となっている。エルサレムでは、旧市街で毎年恒例の光に祭典、平行してヘブル語のブック・フェアが行われ、夜にも多くの人々が外出を楽しんだ。

テルアビブでは、6月7日からゲイ・プライドウイークが始まり、今日12日は、そのピークとなるパレードが朝10時から行われた。今年のテーマは、トランスジェンダー(体は男性だが心は女性。またその逆の人)にも同じ権利をというものである。

主催はLGBT協会とテルアビブ市。ゲイ・プライド・フェスティバルは今年17回目となるが、毎年参加者が増えて、今年は約18万人、パレードには10万人が参加し、さらに記録を更新した。海外からの参加者は3万人となっている。(テルアビブ市発表)

メイン・パーティ会場では、そうとうやかましいビートのきいた音楽と人々の笑い声、叫びで満ちあふれていた。様々なゲイ団体に加えて、ユースムーブメント、動物愛護協会など、様々なチャリティ団体の他、リクード、労働党、メレツ(左派)など、政党もブースを出し、パレードに参加している。

立っているスペースもないほどの群衆は、顔に虹色の旗を書いていたり、頭にも虹色のものをつけている。おそろいのTシャツのティーンエイジャーからヤングアダルト、虹色の旗と手にはビールである。

しかし、若者だけではない。中には60才代のおばちゃんレスビアンカップルもいた。2人は一緒になって16年だという。
歩いているうちに、同じようなおばちゃんたちと合流した。どの人も、普通のおばちゃんたちだ。イスラエルには、45才以上のゲイ・カップルのサポートグループがあるという。若い人たちにもまれながら、おばちゃんたちもとても楽しそうだった。

そのまま歩いていたら、なんと、女性性器のきぐるみが歩いて来た。みんな面白がっていたが、吐き気を催すようなものをみてしまった気がした。さらに、小さなテーブルを出して、何かを売っている。通りかかる人たちがおもしろそうに見ているので見ると、男性性器をかたどったチョコレードだった。

ステージにも度肝を抜かれた。CGNTV(クリスチャンテレビ)で撮影に来たのだが、一般のテレビでも放送できないようなきわどいショーが行われていた。

パレードが始まると、カラフルな大群衆が通りを歩いて行く。小さな子供を肩車し、その子供に虹色の旗をふらせている。イスラエル人の車に石をなげつける子供をしからないパレスチナ人もどうかと思うが、幼い子供にゲイの旗をふらせるのもどうか・・と思った。

ただ一つだけ言えることは、どの顔も笑顔だということである。皆が楽しんでいた。それは確かである。

<テルアビブに福音>

その裸同然の大群衆にもまれて、小さくてか細い難民みたいな中国人らしき男性がいた。見ると、福音のちらしを配っていた。少しいくと、今度は台湾人兄弟が同じちらしを配っていた。2人の他、韓国人もチラシ配りに来ていると言っていた。

ちらしを受け取った人は、何だろうという風に一応目を通していた。しかし、少し先に行くと、ちらしが、そこら中に捨てられ、その上を群衆が踏みつけながら歩いてくのがみえた。あるところでは、ばりばりに破り捨てられたちらしの上で、5人ぐらいの裸同然の若い男性たちが踊りまくっているのが見えた。

これにはどうにも、主が踏みつけられているようで、また、テルアビブは将来、神の前でどう申し開きをするのかと思うと、なんとも泣けて来た。

テルアビブは、かつてのペリシテ人の町である。考古学的発掘によると、ペリシテ人が当時からビールを製造し、パーティしていたことがわかっている。まだ若いサムソンも、その楽しそうな様子をみて、山からおりてペリシテ人のところへ行ってしまったのだろう。

今のテルアビブの住民は、ペリシテ人ではなく、95%(中央統計局)ユダヤ人だが、ペリシテ人のスピリットはそのまま今も続いているようである。
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戦争になるか!?ガザの不穏な動き 2015.5.13

 2015-06-13
テルアビブでは上記のような平和な様子だが、そこから南へ1時間もかからないアシュケロンでは、ここ1週間ほどの間に2回サイレンが鳴り響き、ガザからのロケット弾が撃ち込まれた。http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4667657,00.html

幸い、被害はないが、うち一発は、最近になって郊外に設置された迎撃ミサイルが撃ち落としている。イスラエル軍はそのたびに報復攻撃を行っているが、あまりにも普通のこととなってしまい、最近では短い記事が出るだけとなっている。

ガザ地区ではハマスとISIS支持の団体と衝突が発生しており、イスラエルへのミサイルは、ISISが、イスラエルにハマスを攻撃させようとして発射しているのではないかとの分析もある。

ガザといえば、イスラエルとの国境からわずか300メートルの地点でハマスが道路整備を行っていた。今週になり、その道を使ってパトロールが行われているのが観測されている。ガザからはイスラエル兵が、イスラエルからはガザの武装戦闘員が見えている状態である。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4667569,00.html

またYネットによると、イスラエルがガザから撤退してから10年。かつてイスラエルが豊かなグリーンハウス農園をしていたグッシュ・カチーフは、今は子供たちの公園とともに、12才以上の少年のためのハマス訓練施設になっているという。ハマスは次の戦争に備えつつあるのではとの記事もある。http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/196655#.VXswq6W9BCs

昨年のガザとの戦争では、一般の男性たちが予備役で招集されるなど、国全体が振り回された。今年もそうならなければよいとは皆が考えていることである。そんな中、一つだけよい話を聞いたので紹介したい。

知人のエバさんは、正統派ラビが認めなければならないような結婚(イスラエルではこれだけが正式な結婚として認められる)は、不要だと考え、恋人とは同棲状態を続けていた。これはイスラエルではごく普通の話。

しかし、昨年、恋人の男性が予備役でガザにかり出され、心配でいてもたってもいられない中、二人の中に、結婚する決意ができたという。

「結婚式にはハマスを招待したい。」とエバさんは笑っていた。・・・・というような話もあるが、やはり再び戦争にならないようにと願うばかりである。
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BDS:大手携帯会社がイスラエルから撤退騒動 2015.6.13 

 2015-06-13
http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/196655#.VXswq6W9BCs

イスラエルの会社や商品をボイコットしようとするBDS運動が、イスラエルの存在そのものを脅かす方向で再燃してきていることは、前回お伝えした通りである。

そうした状況の中、イスラエルの大手携帯会社オレンジが先週木曜、イスラエルから撤退すると発表した。オレンジは本社がフランスにあり、イスラエルの会社と提携して、オレンジの名でサービスを提供していたものである。

日本で言えば、ドコモ、ソフトバンクのような大手に匹敵する携帯会社だったため、イスラエルでは一時大きなニュースとなった。

当初、オレンジが急に撤退を決めた理由として、昨年、昨年夏のイスラエルとガザとの戦争の際、イスラエル兵が家族と連絡をとるラインを、オレンジが無料で提携していたとして、エジプトのBDSが、オレンジにイスラエルとの提携をボイコットするよう、要求したことが原因と報じられた。

イスラエルで大騒ぎになるのを受けて、オレンジは政治的な理由ではないと主張。その後、ネタニヤフ首相が、フランス政府に働きかけを要請するなど、事が大きくると、オレンジのCEOステファン・リチャード氏は、繰り返し、「これはボイコットではない。」と主張した。

さらに今日、リチャード氏は、イスラエルのネタニヤフ首相を直接訪問し、「イスラエルのボイコットには反対している。イスラエルへの投資は続ける。」と伝えた。しかし、社会に与えた波紋が大きかったため、ネタニヤフ首相は、謝罪を要求したと伝えられている。

BDSについては、EUが、西岸地区の入植地で生産されたものには、ラベルをつける方向と報じられているが、これは今にはじまったことではなく、実施されるかどうかは不明。*ラベルをつけることで、入植地製品をボイコットしたい人は、それが可能になる。
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国会副議長の不祥事:ネタニヤフ首相に頭痛の種? 2015.6.13 

 2015-06-13
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4667614,00.html

今回のネタニヤフ政権は、国会で61議席とぎりぎりなのだが、それに頭痛が加わった。

その61の1であり、国会副議長である、オレン・ハザン氏が、ブルガリアでカジノを経営しており、客に女性を斡旋していたこと、麻薬を使っていたことなどが、チャンネル2の摘発で明るみになったのである。女性を膝に乗せたり、両手に花状態の写真も公開された。

これを受けて、エデルステイン国会議長は、ハザン氏の役割をすべて保留にするという措置をとっている。しかし、イスラエルの法律では、国会議員を解雇することができないため、ハザン氏が、自分から辞任しないかぎりそのままになる可能性が高い。今の所、ハザン氏は、摘発内容を否定している。

このハザン氏だが、選挙名簿では、仮に総選挙でリクードが勝利しても、おそらく議員入りしないと思われていた30番目だった。ところが、リクードの予想外の勝利で、予想外に30番目までが議員入りすることになってしまったということである。

だいたいこれほどの過去のあるハザン氏が、選挙名簿に入ったのは、何かの駆け引きの結果で、ネタニヤフ首相は、まさか30番目が国会に入ることはないと予想して、ひっそりと名簿に載せたのではないかとの分析もある。

いずれにしても、ハザン氏は、過半数61中の1。現在、国会で決議のある日は、一人も欠けるわけにもいかないばかりか、病気欠席もできないというのが現状で、非常に苦しい連立運営を強いられている。こうした不祥事はネタニヤフ首相にとっては、頭痛の上に頭痛なのである。

<過半数61からの脱却めざす?>

少しでも議席数を増やして安定化をはかるため、ネタニヤフ首相が、外務相のポジションをもって中道未来がある党のラピード党首に連立参加を打診したという記事があった。

また先週にはユダヤの家党のナフタリ・ベネット氏が、右派のイスラエル我が家党のリーバーマン氏に、”へそをまげずに”連立入りするよう、すすめたという記事もあった。 いずれも断られている。
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カフロン財務相の住宅価格対策・始動へ 2015.5.13

 2015-06-13
http://www.jpost.com/Business-and-Innovation/Kahlon-unveils-first-stage-of-housing-plan-405764

第34ネタニヤフ政権希望の星・カフロン財務相が、住宅価格高騰の改善に向けて動き始めた。まずは、手っ取り早く家の数を増やすということで、オフィスビルなどで空き家になっているところを住宅にする。

また国が管理している土地をもっと解放し、住宅を建てやすくする。一人で家を2件以上保有している人の税金を2-3%上げるなどである。

住宅価格については、前政権のとき、ヤイル・ラピード氏が、家を購入する若い夫婦(子供あり)には付加価値税を免除するなどの方策を提案したが、結局実現する前に解任させられ、住宅問題に改善は得られなかった。

現在、イスラエルで家を購入する場合、平均月収で141ヶ月分の資金が必要となっている。2008年には、これが103ヶ月分だった。

ところで、前政権は、今年度の予算案が通過する前に解散になった予算案がないまま今に至っている。イスラエルでは新年度が始まるのは10月の新年祭からで、あと数ヶ月しかない。そのため、カフロン氏は、今年分と来年分という2年間の予算の提出を試みている。

モシェ・カフロン氏、なかなか忙しそうである。
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緊急時訓練・ターニングポイント 15 2015.6.3

 2015-06-03
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4663968,00.html

イスラエルでは昨日から今週木曜まで、毎年恒例の緊急時訓練が全国で行われている。名付けてターニングポイント15。

緊急時訓練と行っても、いわゆる日本でよく行われるところの市民を対象とした避難訓練ではない。緊急事態にシステムや連携がうまく稼働するか、そのシステムに落ち度はないかなど、いわばハード面を確認し、必要な改善を行うための訓練である。

具体的には、サイレンの確認、消防署や病院、学校と家庭、警察、軍との連携に問題はないかという検証、またそうした組織と政府中央との連携に問題はないかということの確認である。

この他、水道、ガス、電気が停止した場合に、それぞれの担当部署はどのように対処するのか、市民生活をどう維持するのかといった具体的な訓練も含まれている。

さらに、毎年同じことをやっているのではない。一昨年は、シリアからの化学兵器に備えるということに重点が置かれた。病院では、実際にガス攻撃を受けた場合の患者の受け入れ訓練を行った。今年は、北部シリアと南部ハマスから同時に攻撃があった場合に備えるという訓練である。

イスラエルはこの訓練に先立ち、ハマスと、ヒズボラに対し、「これは、毎年の訓練であってイスラエルが攻撃に出る準備をしているのではない。」というメッセージを発信している。不要に相手を刺激しないようにするためである。

なお、市民の避難訓練については、軍の部署としてホームフロントコマンドという部署があり、日頃から市民の教育、準備を行っている。

ホームフロントのHPを開くと、各地域の避難所の他、具体的にどう避難するのか、赤ちゃんはどうするのか、ペットはどうするのかまで,非常にわかりやすく、ビデオも含めたインストラクションが公開されている。

言語は中国語を含めて13カ国語で対応している。http://www.oref.org.il/894-en/Pakar.aspx

常日頃からいつ何がおこってもおかしくない国なので、いざの時には、それぞれ自分の身を守る準備は、かなりのレベルでできているといえる。

<最近のイスラエル周辺の状況>

北部レバノンとの国境にいるヒズボラは、10万発以上のGPS機能つきのミサイルをイスラエル全国に標的を合わせて攻撃準備を整えている状態がすでに何年も続いている。

幸い、ヒズボラは、シリアの内戦でアサド大統領に加勢して、イスラエルどころではなくなっている。最近、アサド大統領が勢力を失いつつある中、ヒズボラは、予想以上にシリアで戦力を失っていると伝えられている。それはイスラエルには好都合である。

しかし、アサド政権を支援するイランが、内戦の混乱と、ISISとの戦闘を名目にシリアに進出しており、ヒズボラを使ってイスラエルをまきこもうとする可能性は否定できない。

またゴラン高原では、反政府勢力のアルカイダ系アルヌスラとアサド大統領勢力、ISISが三つどもえで、イスラエルとの国境すぐそばで戦闘をくりひろげている。時々流れ弾がイスラエル領内にも着弾している。

こうした非常に複雑な状況において、イスラエルは全力をあげて諜報活動を行い、イスラエル攻撃につながりそうな出来事があれば、シリア領内であっても躊躇せず、空軍機をさっと派遣して危険な武器や人物の暗殺を行って帰って来るという作戦を繰り返している。

2日前にもそうした攻撃が、シリアとレバノン国境付近で行われたとレバノンのメディアは伝えた。当然イスラエルは黙秘。ヒズボラも今の所イスラエルと一戦を交える余裕はないのか、攻撃を受けた覚えはないと否定している。

一方、南部のハマスは、イスラエルとの国境すぐわきの道路を舗装するなどあやしい動きが続く。単発的にミサイルをイスラエル領内に飛ばして来るが、ハマス以外の団体だとしらばっくれる。

ハマスは、今、ISISとの問題に直面しているようである。ハマスはISISと同じスンニ派なのだが、ISISからみれば、ハマスは世俗すぎるイスラムである。ISISに危機感を持つハマスは、ISISの分子を逮捕、殺害するなどしている。

Yネットなどによると、ISISは、昨日からハマスに対し、「ISISから手を引け」とする48時間の最後通告を行った。その48時間以内にもハマスはISIS分子を殺害している。今後ISISがハマスとガザ地区に対してどのような動きに出るのか、注目される。

<石のひとりごと>

イスラエルの国家非難時の準備態勢には、いつもながら関心させられる。イスラエルには「最悪の事態」を直視する能力がある。最悪を見ても落ち込まずに準備する。心も準備する。だからこそ、最悪が来ても、すばやく対処でき、立ち上がりも早い。

イスラエルでは、たとえばテルアビブ360万人を非難させ、その後どのようにその人々を養い、それぞれの支援金はいくらかまで具体的な計画が進んでいるという。それでもなお、完璧ではないので、毎年テストを行っているのである。

日本では、近々大地震が来る事は確実となっている。しかし、日本政府としての準備は、イスラエルのスタンダードからするとゼロ以下と感じざるをえない。メディアでは、NHKも含め、東京直下型地震が来るとどうなるかといった番組は流しているが、ではどう行動したらいいのかというような具体策はほとんど提供していないように思う。

日本政府の特徴は、何がか実際に起こるのを見るまで、予算をさいて準備することができないということである。だから対処が後手となり、被害は拡大し、立ち上がりも遅い。

各省庁の連携も準備・訓練不足である。淡路阪神大震災では、すぐ隣の大阪の病院が準備していたのに、連携が悪いために患者はなかなか搬送されて来なかった。そういうことは今、改善されているのだろうか。

しかし、根本的には、私たち日本人には、一般的に国レベルでの危機感があまりにもないということが課題ではないだろうか。我々日本人は、いったん危機感を持つと、それに飲み込まれてしまう傾向にある。だから国民は、危機をできるだけ見ないようにし、政府も、それをできるだけ隠そうとするか、次期政権に後回しにする。

危機とそのその先を見据えて、最悪の事態に備えることは、決してネガティブなことではない。逆に強さであると筆者はかねがねイスラエルから学んでいるところである。

日本では今、あちこちで火山が噴火し、全土が揺り動くような以上な地震が発生している。平和な日常はあたりまえではない。できるならば、日本政府が、危機管理世界一のイスラエルから学んでほしいと願うばかりである。
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両極端・イスラエル支持と批判 2015.6.3

 2015-06-03
今週は、イスラエルを支持する人々とイスラエルを批判する人々の様子が同時に報じられた週だった。

<ニューヨークのイスラエル・パレード> http://www.haaretz.com/blogs/west-of-eden/.premium-1.659048

5月31日、51回目となるニューヨーク、マンハッタンでの親イスラエル派の「イスラエル・パレード」が行われた。主催は50以上のユダヤ系団体。参加者は、主催者によると、ニューヨーク知事や市長を含む4万人のイスラエル支持者が5番街をマーチした。

参加団体の中には、アメリカのボーイスカウトや、イスラエルのユースムーブメントのグループもいた。マーチのあとは、セントラルパークでのコンサートとなる。 

多数のシナゴーグの人々がカラフルなTシャツや、旗、バナー、マーチングバンドを伴って歩いている。参加団体のリストを見ると、日曜ということもあるのか、”イーグルズ・ウイング”というクリスチャン・シオニスト以外にクリスチャン団体の参加はない。

ほぼ100%ユダヤ系団体イベントだが、4万人も集まるとはさすがニューヨーク。http://celebrateisraelny.org/parade-video/ 

<BDS(イスラエル・ボイコット運動)最近のトレンド>

2日、イギリスでは、大学学生連合が、イスラエルが西岸地区とガザ地区で武力行使をしていることや、西岸地区にユダヤ人入植地を拡大していることに反対するとして、組織として、BDSムーブメントに加盟することの決議を行い、賛成19、反対12で、加盟する事を決めた。

*BDS/ Boycott(ボイコット), Divestment(投資停止)and Sanctions(制裁) against Israel

今後、学生連合として反イスラエルデモやボイコット運動を行ったり、1947年11月29日に可決された国連の分割決議に抗議するとして、この日を記念日として、全国でデモ活動を行うことなどを予定している。

なお、イギリスでは、昨年、ロンドンの名門校キングズ・カレッジがすでにBDSに加盟している。

BDSは、代表者や本部があって組織的に動いているわけではなく、今の所、特にヨーロッパでひろがるいわば草の根ムーブメントである。アメリカにもあるが、アメリカにはユダヤ人社会や、キリスト教福音派の存在が大きいため、ヨーロッパよりは拡大がゆっくりしているという。

イスラエルやユダヤ人社会、21世紀のシオニズムなどの動向を研究し、影響力も大きいとされるレウト研究所(テルアビブ基盤のNGO)のエラン・シャイソン氏によると、最近、BDSの動きが変わって来ているという。

今のところ、BDS運動によって、実際にイスラエルやユダヤ企業が倒産するという事態にはなっていないのだが、「イスラエルの悪いイメージ(デモナーゼーション/ 悪魔であるという宣伝)を拡大、定着させる」という目的は達成しつつあるというのである。

例えば、イスラエル軍は、地震などの災害時には医療部隊を派遣するが、そこでイスラエルはその善行の背後で、原住民から移植に使う臓器を集めているという疑いがかけられた。

ここで、たとば日本やアメリカであれば、そういう疑いはまずかからないところだが、イスラエルの場合は、「イスラエルならありうる。調査が必要。」ということになったというのである。

また、最近までは、BDSが、実際のパレスチナ人に直接働きかけることはなかった。それが最近、西岸地区でデモ活動を行ったり、国際社会でロビー活動を始めるなど、パレスチナ人を巻き込む”政治活動”になり始めているとシャイソン氏は指摘する。

その一つが、FIFAにパレスチナ代表が、イスラエルの参加停止を訴えていたことである。この訴えは直前になってパレスチナ側から取り下げることになったのだが、シャイソン氏は、背後でヨーロッパのBDSグループが働いていたと分析している。

こうした”イスラエルに対する憎しみを拡大する”動きが最終的に落ちつく先は、イスラエルを非合法化して存在を抹殺するといいう国際社会の姿だとする悲観的な分析もある。 http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4663436,00.html

ところで、日本にもBDSはある。その代表が、イスラエルのアハバ化粧品への攻撃である。日本の活動家らは、アハバの工場がパレスチナ人地区にあるとして、ボイコットを呼びかけ,2012年、アハバは日本から撤退している。http://palestine-forum.org/ahava/

しかし、日本から撤退してもアハバにはなんの影響もないし、逆に、日本政府は、今、イスラエルとの技術提携を国をあげて推進しているところである。
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