今日から仮庵の祭り・エルサレムの治安状況 2015.9.27

 2015-09-27
東エルサレムと旧市街では、先週末にかけて、神殿の丘での暴動が続いた後、ユダヤ教のヨム・キプールと、イスラム教の犠牲祭エイド・アル・アドハが重なったため、緊張が続いた。

警察は、今も上空バルーンによる監視、要所に据えられた監視カメラの強化や、治安部隊5000人を動員して警備にあたっており、今の所平穏が続いている。

続いて今日27日(日)夜からは、仮庵の祭りが始まる。すでに世界中からユダヤ教徒とクリスチャンがエルサレムに押し寄せている。

嘆きの壁が、ユダヤ人の群衆で最もぎっしり一杯になるのは、「ビルカット・コハニーム(祭司の祈り)」と呼ばれる日で、仮庵の3日目、今年は9月30日(水)。この日は、嘆きの壁の前で祈る祭司の祝福にあずかろうと、文字通り嘆きの壁広場から、嘆きの壁を見下ろせるユダヤ地区から、とにかく人で、ぎっしりいっぱいとなる。

またこの時期、エルサレムでは、福音派クリスチャンのカンファレンスが目白押しとなるが、今週末終了となる祈りのコンボケーション(トム・ヘス師)の参加者は2000人。27日から始まる国際クリスチャン・エンバシーの仮庵のカンファレンスでは今年も5000人が参加すると発表されている。

この他、中国人クリスチャンが独自の大きなカンファレンスをするなど、様々な集会が、ホテルなどで行われる。

これらの諸国万国から来たクリスチャンも参加するエルサレム・マーチは10月1日(木)。エルサレムにとっては、カラフルな楽しい一日だが、群衆が町に出て、交通が遮断され、日常生活はおおいに混乱する一日となる。

こうした状況の中で、爆弾テロはもとより、投石テロなどが起こらないよう、警察はかなり目を光らせることになる。

エルサレムの町は一見、平和そのものだが、その背後に、休日返上で働いている諜報部員、治安部隊がいるということを覚えたい。

<投石犯への罰則強化> http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4703951,00.html

14日、新年の祭りで家族を訪問して帰宅途中だったアレキサンダー・レブロビッツさん(64)の車が、エルサレム南部のアラブ人村との境で大きな石を投げつけられ、電柱に激突。レブロビッツさんは死亡。同情していた3人も負傷した。

上記死亡事件が発生したエルサレム南部アルモン・ハナチーブは、東エルサレムのアラブ人地区に囲まれている。特にジャベル・ムカバ地区に面するユダヤ人の家屋では、投石だけでなく、火炎瓶が投げ込まれるなどして、窓が壊されたり、壁がi一部黒こげになっている家もあった。

いちいち記事にはならないが、これまでからも、現在も投石事件は発生していると住民は証言する。

投石をするのは、組織的なテロ行為である場合もあるが、未成年で、12才以下の子供たちが未計画に行っている場合も少なくない。

上記、新年にアレキサンダー・レブロビッチさんを、投石で殺害したとして逮捕されたのは1人の未成年(12才以下)を含むティーンエイジャーの少年4人だった。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4704303,00.html

バルカット・エルサレム市長は、こうした状況を改善するため、東西エルサレムの格差の解消をめざし、ここ数年、多くの予算をさき、東エルサレムの子供たちの教育機関の充実や、道路の舗装などを行っている。しかし、状況は変わっていない。

たとえ未成年であっても投石の結果は深刻である。ネタニヤフ首相は緊急の閣議を行い、罰則の強化を決めた。

それによると、まず、治安部隊の制限だが、今は、相手が投石だけの場合、自分の命が危機にならない限り、実弾を使えないという制限のルールを緩和した。今後は、自分だけでなく周囲のだれの命であっても危険と判断した場合、実弾を使ってもよいことになった。

投石、または火炎瓶で逮捕されたものは、最低でも4年の収監。投石犯が子供の場合は両親が責任を負うものとし、厳しい罰金が課せられる。

<西岸地区警備の兵士とメディア>

最近、パレスチナ人たちは、東エルサレムや西岸地区などで任務についているイスラエル兵たちに対し、無防備な少女などを使って罵倒させ、兵士がどう出るかなどを撮影し、少しでも暴力的な行為をとらえてはネットで流すということが続いている。

パレスチナ人だけでなく、親パレスチナ系のジャーナリストらもイスラエル兵たちの周辺で、ネタとなるシーンをまちながらうろうろしている。

今週、ヘブロンの検問所で、パレスチナ人女性(18)がイスラエル兵に撃たれた死亡した。イスラエル軍によると、女性は、全身黒いベールにつつまれ、ナイフをもって近づいて来たという。止まるように指示したにも関わらず静止しなかったため、発砲するに至ったと説明している。

事情は軍でも調査中とのことだが、この時の様子はパレスチナ人によって写真に撮影され、フェイスブックにあげられた。写真には女性に銃を構える兵士の顔もはっきりと移っている。

死亡した18才のパレスチナ人女性を思うといたましいが、西岸地区に立つイスラエル兵も好んでそんなところにいるわけではない。連日、パレスチナ人の憎しみと死ぬかもしれない危険の中におかれ、銃を向ける若いイスラエル兵ら(18~20才前後)を思うと、これもまた心痛む思いがする。

http://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/IDF-soldier-seen-in-photo-aiming-at-Palestinian-woman-who-was-killed-in-Hebron-417905

<イスラエルを別の目で見るパレスチナ人> http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4704402,00.html

投石やイスラエルへの憎しみの行為がパレスチナ人に祝福になっていないと気づいているパレスチナ人たちは少なくないようである。

実際には、もっと建設的なイスラエルとに関係を望み、イスラエルの国籍を申請する東エルサレムのパレスチナ人は増加している。(西岸地区のパレスチナ人はイスラエル国籍取得の可能性はない)

パレスチナ人エンジニアのラマダ・ラベシュ博士は、そうした声を上げる一人である。 ラベシュさんは、「投石や暴力は愚かだ。パレスチナ人自身が生き方を変える必要がある。」と繰り返し訴えていた。

またエジプト人のシャリフ・ガベルさんは、ただただイスラエルを憎むイスラムの教えが論理的でないことに気づいたという自らの意見を堂々とネットで語る。

シャリフさんが気づいたきっかけは、イスラエル軍のアラビア語スポークスマンが、イスラム教徒を祝福しているにも関わらず、パレスチナ人たちは彼をのろっていたことだった。「何かおかしい」と感じたという。

シャリフさんは、イスラムをやめ、無神論者になった。エジプトでは逮捕されたこともあり、脅迫もあるが、イスラエルの言っている事の方が論理的だとネットでの活動を続けている。
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シリアで対峙するロシア・イラン・アメリカ・イスラエル 2015.9.27

 2015-09-27
<着々と準備する?ロシア> 

内戦の続くシリアでは、ロシアとイランが、さらに軍備の増強を続けている。ロシア軍は、シリアのラタキヤ付近に戦車、戦闘機を含む軍隊を増強している。アメリカの情報や航空写真によれば、戦闘機はすでに28機、爆撃機も配備されている。

このロシアのラタキア付近での軍備蓄積の動きには、イラン革命軍、ヒズボラ戦闘員も加わっていることがわかっている。

クエート系メディアの情報としてYネットが伝えるところによると、ヒズボラにはロシアの戦車が与えられる見込みだという。またイランの士官100人がダマスカスに到着している。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4704278,00.html

地中海では、ロシアの誘導ミサイルつき巡洋艦、戦艦などが集まっており、9月から10月にかけて、地中海、つまりはイスラエルのすぐ近くで、軍事訓練を行うと言っている。

ロシアは、この訓練は、以前から行っていいるもので、現在のシリア情勢とは関わりはないと主張しているが、実に微妙なタイミングだ。

こうした中、ロシアやイランとともにアサド大統領側で戦っているヒズボラが、国連の仲介で、一部撤退した。ヒズボラもこれを認めている。ヒズボラのナスララ党首は、「ロシアは今後、さらに軍備を増強する。シリア情勢を大きく変えるだろう。」とも言っている。 http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4704179,00.html

こうした状況の中で、懸念されることの一つは、シリア領内で、ロシアの戦闘機と、ISISを攻撃しているアメリカの戦闘機、またイスラエルの戦闘機がなんらかの接触をすることである。

イスラエルは、ゴラン高原のシリア側において、ヒズボラとその背後にいるイラン革命軍を、時々攻撃している。そのヒズボラとイラン革命軍とともに今は、ロシア軍がいるという状況なのである。

もし、万が一、イスラエルの戦闘機とロシアの戦闘機がゴラン高原で接触した場合、こちらも非常に危険な状況になる。

しかし、だからといって、イスラエルを危機に陥れようとするヒズボラやイランの動きに目をつぶるわけにはいかない。実際、25日にも、ゴラン高原シリア側からの流れ弾が、イスラエル側に着弾しているのである。

<ネタニヤフ首相・プーチン大統領緊急訪問> http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4703202,00.html

ネタニヤフ首相は21日、急遽ロシアのプーチン大統領を訪問。思わぬ衝突が発生しないよう、連絡を取り合うことで合意した。首脳会談の後は、イスラエル軍とロシア軍、両国の参謀総長が協議を進めることとなった。

アメリカのオバマ大統領は、今週月曜、国連総会で訪米しているプーチン大統領と会見する予定になっている。

<災難続きのサウジアラビアとイラン>

シリアで、ロシアとともに存在感を高めているイランとヒズボラは、シーア派イスラムである。

そのシーア派と対立するスンニ派代表が、大国サウジアラビアである。サウジアラビアは、アメリカと協力してシリアのISIS攻撃に加わっていることから、アメリカを根本的に憎むシーア派との対立が明確となっている。

さらにサウジアラビアは、イエメンにおいて、イランが支援するシーア派組織フーシ派を空爆し続けており、イランとの確執も深まっている。

そんな中、サウジアラビアのメッカでは、先週からはじまったハッジ(巡礼)で、700人以上が死亡するという大惨事が発生した。

200万人とも言われるイスラム教徒の群衆が移動する中、将棋倒しとなり、26日現在、これまでに769人の死亡が確認されている。負傷者は934人。*注)メッカ巡礼での将棋倒しで数百人死亡する事故は過去にも何度も発生している。

今回の犠牲者には、イラン国籍の人が130人も含まれていた。このため、イランのロウハニ大統領は、国連に対し、サウジアラビアがきちんと群衆の動きに対処していたのか調査するよう訴えている。

今年、メッカでは、ハッジが始まる直前にも大型クレーンが倒れて109人が死亡するという惨事も発生しており、シリア難民もほとんど受け入れていない事からサウジはばちあたり?との批判もある。

サウジアラビアは、これらの事故を調査し、「これは防ぎ得ない事故だった。神のおぼしめしではない。」と言っている。

しかし、26日のニュースでは、アメリカで、サウジアラビア王室の皇子がアメリカで性的暴力で逮捕されるなど、今年災難が続くサウジアラビアである。

<シリア難民問題>

こうした状況の中、ヨーロッパをめざすシリア難民の波は今も続く。国連によると、ヨーロッパには一日平均6000人(24日、ハンガリーでは10000人を記録)が到着しているという。

先週には、トルコからギリシャをめざした難民船が転覆し、少なくとも13人が死亡した。この他にも各地で難民と治安部隊が衝突するなど悲惨な状況が続く。

ヨーロッパでは、難民をどのように分配して受け入れるのかでもめている。この他、難民を違法に移動させる業者の取り締まりの他、シリア国境の難民キャンプへの支援を強化し、ヨーロッパへ来ないようにするなどの話し合いが行われているが、まとまっている様子はない。

現在、シリア難民最大受け入れ国はトルコの193万人、レバノン111万人(国民の4人に1人は難民)、ヨルダン63万人、ヨーロッパでは、ドイツが約11万人、セルビア、ハンガリー、となっている。(国連難民高等弁務官事務所)

http://www.bbc.com/news/world-europe-34348391

クリスチャニティトゥデイによると、ドイツにたどり着いたイスラムの難民たちが教会に来て、バプテスマを受けているという。ただし、移住を確実にしたいがための”手段”である人も少なくないとみられる。

それでも、教会の礼拝に来て座っている。教会に来れば人は変わるので、教会に来る難民は皆受け入れますと地元クリスチャンは語っている。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/17010/20150910/muslim-refugees-convert-christianity-german-church.htm
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初の訪米で話題:法王フランシス 2015.9.27

 2015-09-27

法王フランシスは、23日から、就任後はじめてとなる訪米を行っている。その中で、法王としては初めてアメリカ議会で演説を行った。議会では、自らも移民の子だとして、特に移民を自分の子供たちと同様に扱うよう促した。

国連総会の演説では、創造主が愛をもって創造した自然を壊すことへの警鐘をならした。イランと大国が核兵器に関する協議を続け、合意に達したことへの賞賛も述べた。

アメリカでは最近、同性愛の結婚が合法化したが、それについては直接述べず、「家族制度が脅かされている。男性と女性には基本的な違いがある。」と述べた。

アメリカでは、ワシントン、ニューヨーク、フィラデルフィアを訪問。ニューヨークでは、貧しいハーレムの教会を訪問。5才の女の子が、セキュリティを通り越して法王に手紙を届けたり、フィラデルフィアでは、障害のある車いすの男の子をみつけるとキスをするなど、相変わらず注目を浴びている。

ニューヨークでは25日、マジソンスクエアガーデン(バスケットボール試合や、ロックコンサートが行われる)で、2万人が参加するミサを行った。ミサの最後には、「私のためにも祈るのを忘れないでください。」とへりくだった笑顔を見せた。
http://www.theguardian.com/world/2015/sep/25/pope-mass-madison-square-garden-new-york-city

アメリカのローマ・カトリック教徒は8000万人(全人口3億1890万人)。アメリカ議会の議員の31%がカトリック。来年の大統領選挙候補者のうち6人がカトリックでこれまでで最大。(BBC)

https://www.washingtonpost.com/local/pope-francis-to-address-divided-congress-in-washington-on-thursday/2015/09/23/971b0a9e-6260-11e5-b38e-06883aacba64_story.html
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イスラエル・今年も波乱の年明け 2015.9.19

 2015-09-19
イスラエルではローシュ・ハシャナ(新年)が終わり、安息年が明けた。エルサレムでは、砂嵐はやんだが、日中、34度とまだ暑い日が続いている。

水曜夜には、今年初の雷雨が少しだけあった。いわゆる「はじめの雨」である。農地を休ませる安息年が明け、初めの雨も降って、農業省と農夫たちは、さっそく仕事にとりかかっている。

しかし、同時にエルサレムでは神殿の丘が荒れ模様、南部ではロケット弾と、波乱と緊張の年明けとなっている。

<エルサレムで投石テロ1人死亡、神殿の丘でも衝突>http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4701743,00.html

皮切りは、日曜夜の新年前夜。南部エルサレム地域、アルモン・ハナチーブで、走行中の車に投石テロがあり、男性(64)が負傷。翌日、病院で死亡した。

一方、神殿の丘では、新年1日目から3日続けて、パレスチナ人とイスラエル治安部隊との激しい衝突があった。嘆きの壁に祈りに来て帰る途中のユダヤ人男性に石を投げつけるなどのテロも発生した。

4日目の木曜夜には、エルサレム北部で、バスの投石があり、運転手が軽傷を追った。東エルサレムでもアラブ人地区ラッセル・アムードからバスが投石を受けた。

バスはその後、放火され、炎上するに至っている。運転手はアラブ人だったが、バスから逃げ出し、治安部隊に助けを求めた。幸い、負傷者はなし。

こうした一連の事件の後、イスラム礼拝日の金曜を迎えた。イスラエルは予備役の国境警備隊員を招集して治安の維持をはかる他、神殿の丘周辺に5000人を配備して、治安維持を図った。

幸い、一部で治安部隊に投石があったり、路面電車にペンキ缶が投げつけられるなどの小さな衝突だけで、神殿の丘自体には今のところ、大事には至っていない。

しかし、午後5時、この記事をアルモン・ハナチーブの自宅で書いていると、けたたましい救急車やパトカーが何台も走る音がした。上空には、犯人追跡か、監視をしているヘリコプターがけたたましく舞っている。

何かあったのではと思ったが、案の定、午後5時になって、アルモン・ハナチーブに隣接するパレスチナ地区ジャベル・ムカバで治安部隊を狙った銃撃があり、兵士(25)が一人中等度から重傷となった。続いて手榴弾などで兵士3人も負傷した。

*アルモン・ハナチーブ

アルモン・ハナチーブはエルサレム南部の地域で、東エルサレムのパレスチナ人地区に隣接している。道一つはさんでこちらはユダヤ、あちらはアラブと、非常に密接に入り組んだ地域。

<神殿の丘での紛争と観光客>

神殿の丘では、岩石の他、セメントの塊や、火炎瓶などである。パレスチナ人の若者らは、石やセメントの塊や火炎瓶を、アル・アクサ・モスクの中にためこみ、神殿の丘へ入る人々に石を投げる。(つまり挑発)

これを受けて、イスラエルの治安部隊が出動すると、モスクの中に逃げ込み、そこから石を投げてくる。

治安部隊はモスクの中には絶対に入らない。戸口から威嚇射撃などで沈静化を測り、その間に投石した者たちの逮捕を試みる。しかし、石がそれほどあるわけではないとみえ、衝突は、1時間も続くことはない。

落ち着けば、イスラエル軍は、すみやかに観光客を入れる。何も知らない観光客は、さっき何があったのかを知らないまま、神殿の丘に入ってくるのである。

いわば、これぞ大人の「いたちごっこ」。これが聖なる神殿の建っていた場所、今はイスラムの第二の聖地の現状である。
*実際には3番目だが、パレスチナ人は、メディナとメッカを一つとして数えるため、エルサレムは第二の聖地と言われている。

宗教的にもj暴力のエスカレートを受けて、イスラエルのチーフラビたちは、イスラムの指導者とその他の宗教指導者たちに対し、「皆にとって聖なる場所なのだから、アラブ人の若者たちに、こうした行為をやめさせるよう協力してほしい。」との声明を出した。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/200819#.VfxpwqUWnA8

●神殿の丘での紛争ビデオ https://www.youtube.com/watch?v=OzCtzFWJsec&feature=youtu.be

●旧市街で投石を受けるユダヤ人ビデオ https://www.youtube.com/watch?v=vNzExy_Mf3E

<なぜ急に緊張が高まっているのか>

最近、特にパレスチナ人との緊張が高まってきたのは、デュマでパレスチナ人一家がユダヤ人ユース過激派に就寝中に放火され、家族4人のうち、乳児を含む3人が死亡して以来である。

この後から、パレスチナ人によるイスラエル人やバスへの投石、神殿の丘での投石と治安部隊との衝突がさらに増えてきた。

石といっても、小さな小石ではない。直径30センチぐらいあると思われる大きな岩石である。走行中の車にあたれば死亡事故に発展する。相手が未成年であろうが、大人であろうが、立派な殺人である。

イスラエルは、投石テロに関するさらに厳しい処罰や、未成年の場合でも逮捕していることに加え、両親にその責任を問い、罰金を科す案も検討している。

紛争がエスカレートし始めたのを受けて、ヨルダンのアブダラ国王は、「神殿の丘のユダヤ化をすすめるような挑発行為はやめてもらいたい。」とイスラエルを非難した。

アブダラ国王が、”神殿の丘のユダヤ化”と言っているのは、第三神殿の建設をめざしている右派ユダヤ教徒の一派らが、強行に神殿の丘へ入ることを指している。

こうした行為は、イスラエル政府が認める正統派ユダヤ教の方針ではない。しかしながら、パレスチナ人にとっては、ユダヤ人はユダヤ人。

パレスチナ人たちは、「ユダヤ人が、イスラムを追い出し、アルアクサ(神殿の丘)に、神殿を建てに来る。」と言って、特に反発が高まっているのである。

最近では、神殿の丘にユダヤ人が入ると、金切り声で「アラー・アクバル!(アラーこそ神なり)」と叫びながら、スリッパや靴を投げるという女性たちが現れていた。

女性たちは、叫び続けることで空気が緊張し、投石に発展する場合もある。

そのため、イスラエル警察は、男性だけでなく、こうした女性たちも神殿の丘へ入れないようにする方針を固めた。当然、女性たちは、外で金切り声を上げて、結局一目を引く事になっている。

<23日・ヨム・キプール、仮庵の祭りへの懸念>

今年のヨム・キプールh22日夜から23日で、イスラムのイード・アル・アドハ(アブラハムが”イシュマエル”をささげようとした時に神が与えられたた犠牲を祝う)と重なる。

また27日から始まる仮庵の祭りでは、全世界から、観光客が群衆となってやってくる。治安部隊は、数千人単位で治安の維持をはかるとのこと。

<さらに冷え込むパレスチナ自治政府との関係>

こうしたエルサレムでの暴力のエスカレートは、ハマスの他、背後でアッバス議長があおっているのではないかともみられている。

パレスチナ自治政府のアッバス議長は、イスラエルとの交渉決裂以来、イスラエルを完全に無視する形で、国際法廷にイスラエルを訴える準備をすすめ、パレスチナ国家承認にむけて、国連へのアプローチを熱心に続けている。

今回の一連の暴力のエスカレートには、先のユダヤ人過激派の放火テロがあるため、どうしても国際的な非難がイスラエルに集中する。したがって、今は、紛争があるほど、アッバス議長に有利に働くということである。

先週、国連総会は、アッバス議長の要請に基づき、パレスチナの旗を国連本部の万国旗に加えることを承認した。9月30日に総会でアッバス議長がスピーチするのに合わせて、パレスチナの旗を国連本部に掲げる予定になっている。

こと時もスピーチについて、アッバス議長は「国連でのスピーチで、爆弾宣言を用意している。」と言っている。
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ガザからスデロット、アシュケロンにロケット弾 2015.9.19

 2015-09-19
18日、安息日が始まった夜9時、ガザからのロケット弾がイスラエル南部スデロット市内に着弾。破片で、バスと家屋の窓が破損した。幸い、負傷者はなかった。

住民によると、着弾の音とサイレンがほぼ同時だったという。久しぶりのサイレンで、複数の人々がショックで治療を受けている。スデロットは、90年代以来のロケット攻撃で、子供、大人も住民の多くがPTSDに苦しんでいる町である。

さらにその2時間半後には、アシュケロンでサイレンが鳴った。ロケット弾は、迎撃ミサイルが撃ち落として被害はなし。

今回の攻撃を受けて、スデロット市は、ネタニヤフ首相に、公式に、直ちに厳しく対処するようにとの要請を出している。

この後の深夜すぎ、イスラエル空軍が、ガザを空爆したとの情報がある。
http://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Israeli-Air-Force-strikes-Gaza-target-after-multiple-rocket-attack-416581

ハマスは、エルサレムの神殿の丘での緊張が高まるのを受けて、今日金曜日は「怒りの日」だとして、ガザ地区、西岸地区のパレスチナ人に立ち上がるよう呼びかけていた。

これを受けて、イスラエル軍は南部アシュドドに迎撃ミサイルを配備していた。
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4701822,00.html
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難民たらいまわし:もめるヨーロッパ 2015.9.19

 2015-09-19
シリアなどからの難民が大挙して、地中海をこえてイタリア、または陸路ハンガリーなど欧州東南諸国経由でドイツを目指す難民の流入は、今もまったく衰えていない。

今年ドイツで難民申請をした人は、すでに45万人。今年中には100万人に達するみこみである。ドイツは、少子化が進んで労働力が不足していることもあり、難民受け入れをすすめているのである。

しかし、さすがに限界を超えたとして、一時的に国境での制限を行うと発表している。ドイツは他のEU諸国にも負担を分担してほしいと言っている。

ドイツの要請を受けて、EU諸国は、流入する難民流入にどう対処するか話し合いを何度も行っているが、どうしても合意に至らず、方針は固まっていない。

ハンガリーはセルビアとの国境に強固なフェンスを設けて、これ以上難民が入れないようにした。すると難民が、ハンガリーの治安部隊に対し、暴力的な抗議行動に出た。難民としても必死なのである。

ハンガリーは、難民に対し、催涙弾や水砲を使って難民を蹴散らしたが、周辺にいる小さな子供たちにも催涙弾の影響が及び、まさに大混乱に陥った。カオスである。

ハンガリーは、オーストリア国境付近に2カ所の難民登録センターを設け、難民をオーストリアに送り込もうとしているが、これはハンガリーの単独行為であり、オーストリアとの協力はないという。

オーストリアは、オーストリアを素通りしてドイツに行こうとする難民を領内に入れる方針はないと言っている。

ハンガリーとセルビアと国境を接するクロアチアは、当初は難民を受け入れていたが、2日間で14000人も来たことを受けて、すでに限界と感じたのか、難民をトラック20台、また列車に1000人ほどをに乗せて、ハンガリーへ移送した。

これとは別に難民はスロアニアからも入っっていることが確認されている。難民はとにかくヨーロッパへ入れるルートを探して入ろうとしているようである。

一方、難民の経路になっているトルコは、国境の町エディレンで難民がギリシャへ国境を越えようとしたのを受けて、ギリシャへの道路を封鎖した。

http://www.bbc.com/news/world-europe-34291648
http://www.bbc.com/news/world-europe-34175795
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シリアにロシア機配備:アメリカとロシアが軍事会議へ 2015.9.19

 2015-09-19
アメリカの政府関係筋によると、シリアにロシアの戦闘機が配備された。ターゲットはISISだ。しかし、シリア領空では、すでにアメリカの戦闘機がISISをターゲットに空爆を行っている。

この狭い区域で、かつての冷戦国どうしの戦闘機が衝突する可能性も現実味を帯びて来た。ロシアはこの他にも戦車部隊、海軍も派遣するなど、シリア領内での軍事力をアップし続けている。

アメリカのケリー国務長官は、まもなくアメリカとロシアがこの問題に関する軍事会議を行う事を明らかにした。すでに両国の国防相どうしが電話で話し合いが行われたという。これについてはイスラエルのメディアも報道している。

http://www.nytimes.com/2015/09/19/world/europe/us-to-begin-military-talks-with-russia-on-syria.html?_r=0

<日本の安全保障関連法成立:石のひとりごと>

日本では今日、安保関連法案が参議院を通過し、成立が決まった。これについてはBBCも大きく取り上げている。

この法案が通過したと世界も確認した以上、これからは日本も世界の混乱に巻き込まれてことは避けられないだろう。

今、ロシアとアメリカがシリアに関する軍事会議を開く方向で動いているが、もし大事に至った場合、アメリカは日本へもシリアへでの戦闘支援を要請してくる。いかなる形であれ、自衛隊がシリアに・・・とは、ちょっと考えたくない光景だ。

また国際社会に自衛隊が出ると、世界経済大国3位の大国としての立場も徐々に目立って来るだろう。そうなると難民の受け入れについての圧力がかかってくるかもしれない。

日本が、経済大国であるにも関わらず、昨年たった11人しか難民を受け入れなかったことは、イスラエルのメディアもとりあげていたところである。

これを災難とみるか、大国として世界に影響力を発揮する事のできる一流の国への一歩とみるか。いずれにしても、この法案の成立で、日本も自分のことだけを考えていればよい時代は終わったということである。
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異常気象:豪雨と砂嵐 2015/9/12

 2015-09-12
日本では台風18号による豪雨で、栃木県では24時間で500ミリ以上(例年9月1ヶ月の雨量の2倍)を記録。サウジアラビアのメッカでは11日、異常な暴風雨の中、グランド・モスクにむかって巨大なクレーンが倒れ、少なくとも107人が死亡するというニュースが入っている。

イスラエルでは、全国的に季節外れの砂嵐(といっても嵐ではなく濃い砂ぼこりの空気)が8日に始まり、徐々に軽減して来てはいるものの、5日目の12日朝もまだ続いている。

砂嵐初日の8日、エルサレムでは、朝から20m先が見えないほど砂埃で太陽が隠され、まさに嵐のときのようなうす暗さだった。細かい砂埃は、窓を閉めていても入って来て家具などが白くなった。

我が家に関して言えば、午前中は、砂埃が入るのか、水道の水が茶色くなり、一時水が使えなくなった。給水器に茶色の水が入り込み、往生した。

Yネットによると、砂埃で空気の汚染度はエルサレムが最悪で、正常の175倍。この砂嵐で、初日だけで喘息や心疾患のある人300人が、肺に砂埃が入るなどして、手当を受けた。

これに合わせて来たのが、熱波である。風はほとんどなく、気温はエルサレムで最高36度。ティベリアでは42度まで上がっている。熱波は、今週末から13日からの新年が終わるまで続くと予報されている。

鳥は賢いのかどうか。不思議なことに、3日前から、カラスをはじめ、いつもならやかましいほどの鳥たちがほとんど姿を消している。

このような砂嵐は通常、春から夏にかけて、南西、主にエジプト方面から来る。秋口に来る事はない。また、今回は、南西からではなく、北のシリアからである。イスラエルでは75年ぶりという。

ところで、砂嵐が北からということは、当然、シリア難民や、アサド大統領、アルカイダ、ISISの上にも砂嵐がのしかかっていることを意味する。ここ数日、攻撃が少ないとBBC。

*NASAが発表した宇宙からの写真。砂嵐がばっちりイスラエル、シリア、ギリシャあたりを覆っている。
http://blog-imgs-82.fc2.com/m/t/o/mtolive/20150912155016b3a.jpg

http://www.jpost.com/Israel-News/Dust-storm-moves-in-to-Israel-bringing-high-levels-of-air-pollution-415563
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民族大移動:アラブ人はヨーロッパへ、ユダヤ人はイスラエルへ 2015.9.12

 2015-09-12
シリアなど紛争アラブ国からトルコ、ギリシャ、セルビア、ハンガリーを通ってヨーロッパを目指す難民は、まだ際限なく波のように続いている。

ハンガリーを通過した難民は、10日だけで8000人、11日も同様の人数が予想されている。

ハンガリーは、難民よけのフェンスを設置しはじめた。また今日のニュースでは、押し寄せた難民に対し、ハンガリーの治安部隊兵士らが、サンドイッチを放り投げ、それを難民たちが取り合う様子が報じられた。

撮影した人は、「難民たちが動物のように扱われている。強制収容所を思い出させる」と言っている。あまりにも悲しい光景である。 http://www.bbc.com/news/world-europe-34216883

ヨルダンの難民キャンプでは、食料の配給が追いつかな書くなり、このままでは飢えるといった状況になっている。ある難民の男性は、小さな子供をつれて命がけでギリシャへ渡る計画だという。

たとえ途中で死んだとしても、子供たちがゆっくり飢えて死ぬのをみるよりはましだと語っている。

EUでは、ドイツだけにまかせるのではなく、加盟国28カ国中、23カ国が難民16万人を受け入れる方針を決めた。

しかし、中東のイスラム教徒が大挙してヨーロッパに入る事に対し、危惧を持つ国々もある。スロバキアは、「スロバキアにはモスクが一つもない。イスラム教徒にはあわないだろう。」と言い、クリスチャンのみを受け入れると発表した。しかし、これについては人種差別発言だとも言われた。

アメリカは、遅ればせながら、1万人を受け入れると発表した。ケリー国務長官は、7万人までとも言っているが、難民に混じってISISをはじめとするテロリストが入って来る可能性が高いため、国内からは反発もある。

イスラエルでも人道上、難民を受け入れるべきとの論議もあったが、ネタニヤフ首相は、「イスラエルはシリアの負傷者を治療して十分貢献している。イスラエルは難民を受け入れるには小さい。」としてこれを否定した。

また、ネタニヤフ首相は、南部ヨルダンとの国境を視察し、死海から南部にもフェンスの設置を開始すると発表した。フェンスは、難民よけとも、ISISよけとも言われている。

*シリア領内で化学兵器使用か http://www.bbc.com/news/world-middle-east-34212324

シリアでは、化学兵器マスタードガスが使われた形跡があると伝えられた。現在イギリスで残骸の分析が行われている。BBCが現地で入手した被害者市民の写真から、OPCW(化学兵器禁止機関)の専門家は、化学兵器である可能性があると言っている。

アメリカ軍関係者はISISが、化学兵器を製造していると述べているが、実際に化学兵器を使用しているのがアサド大統領か、ISISか、反政府勢力のいずれの組織であるかは不明。

いずれにしても、化学兵器使用が、最近の難民の大移動に関係しているのではないかとの見方がある。

<ユダヤ人はイスラエルへ> http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4699396,00.html

中東のイスラム教徒アラブ人たちが、ヨーロッパへ流れるのと逆行し、ユダヤ人たちはイスラエルへ続々と到着している。Yネットによると、ユダヤ暦新年を前に、移民者の数は、前年の13%増を記録した。

移住元の最大国はフランスで、7350人、次にウクライナ6868人、ロシア5900人。全部で29000人が97カ国からイスラエルへ移住した。(イスラエル移民局発表)

今年はじめて移住者を出した国は、アンゴラ、アンドラ、ナミビア、スロバキア、フィリピン、パラグアイ。ユダヤ人は世界の隅々にいると実感させられる。

*2015年という枠組みでの移住者は30000~35000人に上ると推測されている。

また。最近の移民者の多くは、高い教育を受けた若い人々で、70%が44才以下。このうち、約3000人が技術者エンジニア、1000人が医師・医療従事者となっている。

世界の隅々からユダヤ人が集められることはエゼキエル書38章に書かれている通りである。
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イランがロシアに合流か 2015.9.12 

 2015-09-12
http://www.haaretz.com/video/1.674942

ロシアが、アサド大統領を、ISISや反政府勢力から保護するため、シリア領内の空港の整備、空軍の訓練を行うなど、その軍事力を急に充実させている動きがあり、アメリカが懸念を表明していることは、前回お伝えした通り。

今週、そのロシア軍に、数百人のイランの革命軍が加わったとイスラエルの防衛関係すじが伝えた。イランはこれまでからもシリア内戦には地上から介入していたのだが、ロシアに加わるのは初めてとなる。

シリアでは、ISISやアル・ヌスラなど反政府勢力の台頭で、アサド大統領が支配する地域は25%程度になっていると言われる。もはやシリアという国はないといってもよい。

イランとロシアは、地中海へのアクセスを維持するため、シリアのアサド大統領を維持する必要がある。これまでは、ヒズボラをアサド大統領の援護に派遣していたのだが、ヒズボラはすでにその半数の兵力を失っているとも言われる。

イランとロシアにはアサド大統領維持という共通の目的があるということである。

現時点では、イスラエルには直接関わりはないが、将来、ロシアとイランが共にイスラエルに攻めてくる可能性は、エゼキエル書38章からも伺えるところである。

<イランとの最終合意:アメリカ下院で反対意見棄却で履行へ>

イランと超大国5カ国との最終合意について、アメリカ議会下院では、最大野党の共和党が、合意に反対する意見をまとめた決議案を提出したが、これに対する上院100人のうちの60人賛成(イランとの合意に反対)を得られず、却下される運びとなった。

これでオバマ大統領が拒否権を発動することなく、議会もイランとの最終合意を公式に承認する見通しとなった。

日本政府は、すでに先週から、テヘランで、イランとのビジネス再開に向けて、投資協定交渉を再開したと伝えられている。これについてはイスラエルでも報じられていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150910-00000038-mai-bus_all

<ISIS関連情報>

ISISは11日、その機関誌ダビックの中で、ボスニア、マレーシア、インドネシアの日本公館を襲撃するように呼びかけた。

これを受けて岸田外務大臣は、「脅迫については聞いている。名指しされた3国に限らず、全世界の公使公館は警戒体制を強化するよう指示した。」と言っている。(CNN http://edition.cnn.com/2015/09/11/asia/japan-isis-threat/)

シナイ半島では、ISISが進出し、エジプト軍が死闘を繰り広げているところだが、先週、シナイ半島に駐留する多国籍監視軍(700人)が爆撃され、アメリカ軍兵士4人を含む6人が負傷した。

これを受けて、アメリカはアメリカ軍関係者75人をシナイ半島北部に追加派遣している。
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国連にパレスチナ旗掲揚へ:孤立するイスラエル 2015.9.12  

 2015-09-12
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-34216151

国連事務総会は、10日、ニューヨークの国連本部の万国旗にパレスチナの国を加えることについて決議をとったところ、賛成119、反対8、棄権45 となり、賛成で採択された。日本は賛成票を投じた。

パレスチナ自治政府国連代表は、「象徴的だが、パレスチナ市民にとっては希望となる。」と語った。しかし、実際にはイスラエルとパレスチナの関係は以前にもまして悪化しており、国ができるとは、多くのパレスチナ人自身も思っていないというのが現状。

<デュマの放火事件:母親も死亡> http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4698297,00.html

ユダヤ人過激派による放火で、パレスチナ人ダワブシェさん一家4人が被害を受けた事件。事件発生時にアリちゃん (1才半)が死亡。1週間後には、父親のサイードさんが、病院で死亡した。

母親のリーハムさん(27)も90%の火傷で治療を受けていたが、5週間後の7日、死亡した。4才のアフマドちゃんが一家で唯一の生存者になったが、全身60%の火傷でまだ予断は赦さない状況。

リーハムさんの葬儀では、東エルサレム各地でイスラエルの治安部隊との衝突が発生した。なお、この事件の犯人はまだ確証がないとして逮捕には至っていない。大事には至っていないが、東エルサレムや西岸地区では、ユダヤ人に対するテロが散発している。

<イスラエル首脳による外交>

ネタニヤフ首相夫妻は10日、ロンドンで、キャメロン首相を訪問。前条件なしに、パレスチナとの和平交渉を再開する用意があると伝えた。

しかしこれに先立ち、イギリスでは、ネタニヤフ首相をガザでの虐殺行為などで逮捕するべきというネット署名に10万7000人が署名していた。

また、ロンドン市内では、300人の親パレスチナ派が、パレスチナの旗や、「ガザ」「ネタニヤフを逮捕しろ」といったプラカードを掲げて、激しい反イスラエルデモを行った。中には、なぜかヒズボラの旗を掲げる者もいた。

http://www.jpost.com/Israel-News/Anti-Israel-protesters-clash-with-police-as-Netanyahu-meets-UKs-Cameron-in-London-415732

ネタニヤフ首相は、11月、不仲と言われるオバマ大統領を訪問する予定。(ホワイトハウス発表)

これに先立つ3日、リブリン大統領夫妻がバチカンの法王フランシスを訪問した。バチカンは、5月、パレスチナを国と認める方針を明らかにしており、イスラエルとの間に溝が生じている。

リブリン大統領は、友好のしるしとして、「ダビデの家」と書かれた紀元前9世紀の者と言われる石碑のレプリカを送った。法王フランシスは、お返しにオリーブの枝が交わる絵が掘られたコインを送った。世界が平和に共存するシンボルだという。

http://www.jpost.com/Israel-News/President-Rivlin-meets-Pope-on-official-state-visit-to-Vatican-gifts-exchanged-415098

<イスラエルと関係回復で祝福されるエジプト!?>

エジプトの世俗派シーシ政権は、ムスリム同胞団の弾圧を続けているが、治安問題では、歴史的にも珍しくイスラエルと密接な関係となっている。

イスラエルは先週、カイロ市内に大使を派遣。4年ぶりに、カイロのイスラエル領事館が再開された。

これと平行し、エジプトでは6日、イタリア系の石油会社が、エジプト沖に、世界最大ともいわれる天然ガス油田を発見したと発表した。経済危機に苦しむエジプトには大きなボーナスと言える。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4695985,00.html

しかし、こうした巨大財産については、相当知恵をもって対処しなければ、祝福も祝福でなくなる可能性がある。

まずは地中海に2つの天然ガス油田を持つイスラエルと競争することになる。また、シナイ半島にせまるISISに狙われる可能性もある。エジプトではまだ正式な政権も発足しておらず、ガス油田がエジプトにどう影響するかはまだまだ未知数である。

イスラエルも、近年、大きなガス油田レビアタンが発見されたが、どの程度採掘するのか、国内消費と海外輸出の割合を決めるのに論議が続けられていた。先週の国会で、賛成59、反対51と相変わらずんの接戦だったが、やっと政府と採掘会社との方針が決まったところである。

ネタニヤフ首相は、天然ガスからの利益で、教育、社会福祉などの改善を目指すと喜びを語っている。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4698581,00.html
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例祭前のエルサレムより 2015.9.6

 2015-09-06
エルサレムは日中の気温は31度だが、夜は19度と非常に気持ちのよい季節となっている。

町へ行けば、もう秋の例祭の雰囲気になっている。皮切りは9月13日日没からの新年祭。続いて23日がヨム・キプール。27日から10月5日までが仮庵の祭りである。

これに先立ち、今は、聖書からの習慣ではないが、「スリホット」とよばれる悔い改め月間が行われている。

新年祭は、単に新年を祝うだけでなく、主が来られるという裁きの始まりである。そのため、その前に、だれかを傷つけたならば、神と人の前に悔い改めて、関係をまず回復しようと言うのがスリホットである。

スファラディはエルルの月の1日(8月)から、ヨムキプールまで約1ヶ月、アシュケナジは、新年直前の安息日明け、すなわち昨夜6日深夜からスリホットと定めて、それぞれの1年を振り返っている。

スリホットの初日は、特にユニークで、深夜すぎにシナゴーグに集まり、主の哀れみ深い性質(出エジプト34:6-7)が読み上げられる。この間、いろいろなシナゴーグを回るスリホット・ツアーが行われる。
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シリア難民問題とイスラエル 2016.9.6

 2015-09-06
シリアなど中東からの難民が、ドイツとオーストリアに津波のように押し寄せている様子は日本でも伝えられている通りである。

イスラエルは、シリアと国境を接する国の一つだが、あまりにも敵国意識が強いためか、これまでのところ、イスラエルに保護を求めて来るシリア難民は報告されていない。

しかし、イスラエルは、ゴラン高原のシリアとの国境で、多数のシリア人負傷者を受け入れ、治療している。ただし、これらの負傷者は、容態が落ち着き次第、すみやかにシリアに帰還させている。

この週末、パレスチナ自治政府のアッバス議長が、シリア領内にいるパレスチナ人の難民を西岸地区とガザ地区に受け入れたいと表明し、これを認めるようイスラエルに圧力をかけてほしいと国連に要請を出した。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4697803,00.html

国連によると、シリア領内のパレスチナ難民キャンプにいて、今は国内難民になっているパレスチナ人は52万5000人となっている。

イスラエル国内メディアによると、イスラエルは2年前、パレスチナ自治政府が主張するイスラエル領内への帰還権を放棄するなら、シリアにいるパレスチナ難民を西岸地区へ受け入れても良いとの提案をしたという。アッバス議長はこれを断っている。

今になって、ヨーロッパへの移民が激増しているのを受けてこの話を持ち出したのは、言うまでもなく、人道的観点からではなく、パレスチナ国家設立への道筋をさらに強固にするための方策とみられる。

アッバス議長は、最近、ニューヨークの国連本部に並んでいる加盟国の国旗にパレスチナの国旗も掲げるよう、要請を出し、一悶着あったところである。

一方、最大野党、左派労働党のヘルツォグ氏は、「これはユダヤ人が歴史的に通って来た道だ。この問題に目をつぶるわけにはいかない。」として、政府に難民受け入れを検討するよう呼びかけた。

これに対し、与党リクードのカッツ交通相らは、「無責任な意見だ。難民はヘルツォグ氏の自宅に収容させろ。」と手厳しい反論。一方、「ドルーズ族に限りシリア難民を受け入れるべきだ。」との意見もある。相変わらずもめている。

<イスラエルの難民事情>

ヨーロッパに先立ち、イスラエルは、おしよせるアフリカ難民に対処しなければならなかった。対処が遅れたため、エリトリアとスーダンからの難民が多数、南テルアビブで行き場をなくし、一時、地域が犯罪の巣窟になるという事態になった。

あわてたイスラエル政府は、南部国境に難民よけの防護壁と収容所を設けてアフリカ難民が国内に入らないようにした。すでに国内にいた難民には、内戦状態にあったスーダンの情勢が落ち着くやいなや、お金を渡すなどして自主帰国を促した。

今ではアフリカ難民がイスラエルに来る事はなくなっている。しかし、イスラエル国内にはまだ4万人以上のアフリカ難民が、不法滞在していると見られ、問題はまだ終わったわけではない。

しかし、こうした難民排斥”成功例”をみて、ハンガリーとブルガリアは、イスラエルと同様のフェンスを建てて、対策を検討しているとの報道がある。

しかし、今にいたっては、人道上の問題から、難民を拒否することへの国際的な非難が高まるとみられ、これまたイスラエルへの非難につながる可能性もある。

現在、貧しいアラブ諸国であるレバノン、ヨルダン、エジプトが難民の群衆を受け入れているのに対し、裕福な湾岸アラブ諸国が難民を一人も受け入れていないことへの非難が始まっている。

<ヨーロッパへの難民問題まとめ> http://www.bbc.com/news/world-europe-34166882

難民問題は、昨年から今年に賭けて急にクローズアップされて来た問題である。

難民たちは当初、北アフリカやトルコから地中海をわたってイタリア、ギリシャを目指していたのだが、途中で船が転覆して死亡するというケースが増えてきた。今年だけですでに2300人以上が死亡している。(2014年中は3279人)

そのため、今ニュースになっているように、陸路でヨーロッパを目指す難民が急増したということである。

現在、ニュースになっているのは、トルコからギリシャ、マケドニアを通り、ハンガリーからオーストリア、ドイツへ行こうとしていた数千人の、主にシリア難民である。

EUの法律では、難民はEU圏内最初の国で難民申請を提出することになっている。そのため、ハンガリーは、まず難民申請をと、いったん難民たちを足止めした。

しかし、国際的な非難がハンガリーの集中し、難民たちが、歩いてでもオーストリアへ行こうとしたのを受けて、100台からのバスをチャーターし、難民たちをオーストリアへ運んだ。

ところで、ハンガリーは、すでに多数の難民を受け入れている。しかし、元社会主義国であり、いまも経済的には貧しく、未来があるとは言えない国。滞在を希望する難民はあまりない。

目指すは経済大国で、しかも難民受け入れを表明しているドイツである。これまでにすでに1万人がハンガリーを通過したが、最終目的地ドイツをめざす難民は、まだまだハンガリーに流れ込んでいる。

6日までにはハンガリーからオーストリアのウイーンや、ドイツのミュンヘンに到着した難民の笑顔の様子が報じられている。オーストリア、またドイツでもボランティアたちが、食料や医療などを用意して、難民たちを受け入れている。

ドイツは今年中に80万人受け入れると表明しているが、100万人になることも視野に入れている。これは破格の数字で、他のEU諸国は、流入する難民に、困惑状態である。

イギリスは昨年中5000人の難民申請を受け入れたが、今年はさらに数千人受け入れると表明し、明確な数字は表明していない。(25000人以上がすでに難民申請中) http://www.bbc.com/news/uk-34148913

*難民申請とは?  データ出典 BBC http://www.bbc.com/news/world-europe-34131911

海外に住んでいると実感することだが、国籍があるということは非常にありがたいことである。国があるから尊重される。日本は特に経済大国なので得することも多い。親方日の丸で、守られるのである。

しかし、難民は、所属する国がない。つまり身元を証明するものがない、名無し状態である。どこからも尊重されず、守るものはいっさいない。

これを救済するため、国連と滞在先の国が発給するのが、難民のステータスである。紛争や内戦で自国にいれば命の危険があるなどの事情が認められる場合に出されるステータスで、これがあれば、滞在先の国に、難民として合法的に滞在することができる。

2015年7月までにヨーロッパで難民申請を行った人は43万8000人。2014年中も計57万1000人が申請している。(全世界の難民申請は計84万876人/BBC)

今年これまでに難民申請を行った人のうち、40%近い18万8000人がドイツで申請を出している。

数ではドイツが最大だが、指標は、国民1000人あたり何人の難民を受け入れたかで示される。すると、最大は、スェーデンで7.8人。2位はハンガリーの4.1人。ドイツ2.1人、イギリス0.5人となる。

ところで、申請したからといって、全員が認められるわけではない。2014年中に、EU圏内で難民指定を受けた人は、57万4665人中、18万4665人に過ぎない。難民指定を受けられなかった人は、違法滞在ということになる。苦しい立場である。

*日本はどうしている?

日本の難民支援協会によると、日本にもシリア難民はすでに400人いるという。このうち、60人が難民申請をしたが、受け入れられたのは、たった3人。https://www.refugee.or.jp/jar/report/2015/09/01-0000.shtml

2014年に日本が難民申請を受け入れたのは、上記3人を含め11人。韓国は87人である。UNHCR(国連難民弁務官事務所)は、今年6月、日本にも難民受け入れを要請しており、将来、圧力がかかる可能性がある。
http://www.asahi.com/articles/ASH6L64RXH6LUHBI02J.html

<難民発生源シリアの現状>

シリアの難民は400万人に達している。そのシリアでは、アメリカを中心とする有志国軍が、最近ではトルコ国境からの戦闘機発着が可能となったこともあり、ISISへの空爆を続けているが、ISISは相変わらず勢力を維持拡大している。最近では、パルミラの遺跡を破壊したことが報じられている。

問題はロシアの動きである。シリア国内でロシアがアサド大統領のシリア軍強化を急ピッチで進めており、介入する動きがある。ロシアもISISを攻撃するわけだが、一緒にクルド勢力を含む反政府勢力も攻撃すると予想される。

すると、反政府勢力を支援しているアメリカ軍との衝突もあり得る。ケリー国務長官が懸念を表明し、ロシアのラブロフ外相に、「紛争を激化させる可能性がある。」警告している。

http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4698011,00.html 

*溺死した3才と5才のシリア人少年

今回、全世界が難民問題に注目し始めたのは、トルコの沿岸で、3才、5才のシリア人の少年たちとその母の遺体が発見されてからである。一家は、トルコからギリシャの島へ向かい、その後カナダのおばのところへ向かう予定だった。

子供たちは父親の手をすり抜けて波にさらわれていったという。一人取り残された父親は、シリアのコバネで家族を葬り、自分はそのまま家族の遺体のそば、激戦地のコバネに残ると言っている。悲痛な表情である。

一家にシリア出国の費用を出したカナダのおばも深い悲しみと後悔の思いを語っている。一人残された父親とカナダの親族がこれから歩む道のりを思うと、いつまでこんな悲劇が続くのかと、主に祈らずにはいられない。

<石のひとりごと>

80万人ものシリアからの難民を、様々な支援物資と笑顔で受け入れるドイツ人たちの様子に、キリスト教国の底力を見たような気がした。

ドイツはヒトラーの歴史を持っているが、今回、国際社会において、賞賛の的となり、おおいに株を上げたのではないかと思う。

しかし、ドイツでは、同時にネオナチといった暴力で移民排斥を行う異常な国粋主義者がおり、反発もしている。これを機にドイツにいるユダヤ人のイスラエルへの帰還が加速するかもしれない。今後、ドイツがどうなっていくのか、不安もあり、注目されるところである。

世界は本当に急ピッチで変わっている。日本も自分の国を守ることだけを考えるのではなく、国際社会に貢献することを考えなければならない。

それは元国連事務次長の明石康さんが言っているように、お金を出したり、平和を祈るだけでなく、平和を創るために一汗も二汗もかくということである。

http://www.yomiuri.co.jp/matome/sengo70/20150816-OYT8T50006.html (読売新聞・日本語記事・おすすめ)

また日本では、普通に「戦争させない」と叫んでいるが、世界はもはやグローバルである。戦争は、「したくなくてもさせられる」時代に入っている。70年前の国際社会と今は全然違う。

攻撃されるのを待っているだけでは、国は滅びるという危機感が、日本人の中にあまりにもないのに驚かされる。よその国の紛争に巻き込まれたくないという考え方も、当然だが、今の時代の国際社会では自己中心ととられるだろう。

今は国々との協力の中で戦争を防ぐ努力をしなければならない時代である。それでも戦争は防ぎきれない。時代は変わりつつあるということである。

将来的には、海外に自衛隊が出て行く機会や、難民を受け入れることも考えなければならないかもしれない。しかし、今の日本にその心構えや準備があるとはとても思えない。

将来に備え、日本はまず、急ピッチで子供たち、若者たちに祖国・日本に対する正しい愛国心と国際感覚、そして使える英語力を養わなければならないと焦りを感じる。

そのためにも、政府は、まず世界大戦で日本が、加害者としては何をしたと認識しているのか、それに対していったいどういう補償をしてきたのか。その相手国とその額、補償の内容を正確に国の内外に提示してもらいたいと思う。

それとともに、日本が戦争でどのような被害を受けたのかも伝え、バランスよく近代史を教えることが必要だ。それがあってはじめて、日本が加害国のレッテルから卒業し、堂々と国際社会に貢献できるようになるのではないだろうか。
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米・同性結婚申請を拒否したクリスチャン州職員逮捕 2015.9.6

 2015-09-06
アメリカでは全国的に同性結婚が合法的に認められることになったが、これを受けて、同性愛者の結婚式を拒否するキリスト教会が非合法とされる傾向が始まっている。

先週、ケンタッキー州の担当官キム・デイビスさんが、ゲイカップルの結婚申請を、クリスチャンとして受け付けられないとして拒否した。これを受けて、デイビスさんは逮捕され、刑務所に入れられた。

その後、裁判官が、いったん拒絶した結婚申請の手続きを、デイビスさんの秘書がかわってすすめることと引き換えに釈放を提示したが、デイビスさんはこれ拒否したため、今も刑務所に入ったままとなっている。

土曜、刑務所前では、デイビスさんの夫ジョーさんをはじめ、多数のクリスチャンが集まり、「私たちは人ではなく神に従う(使途の働き5:29)」などとかかげたプラカードをもってラリーを行った。デイビスさんの夫ジョーさんは、「妻は決して妥協しない」と訴えている。

<ゲイ結婚反対のキリスト教会に法的・経済的影響>

アメリカでは、同性愛結婚の合法化が決められてから、これを拒否する教会などは、宗教団体に適応される税金の免除を剥奪されたり、アメリカでは普通だが過失に対する保険加入を断られたりするといった法的な影響が出始めている。

http://www.forbes.com/sites/peterjreilly/2015/07/09/will-irs-force-gay-marriage-on-conservative-churches/

税金の免除は非常に大きいため、経済的に立ち行かない教会や神学校が出て来ると予想されている。未確認だが、実際に
出ているというアメリカ人の証言もある。

今後、妥協するのか、信仰に立つのか、アメリカの福音派教会にとって、チャレンジであるとともに、成長の機会でもあるかもしれない。ちなみに、アメリカのエピスコパル(米国聖公会)はゲイ結婚を受け入れると発表した。

http://www.christianpost.com/news/us-episcopal-church-approves-same-sex-marriage-replaces-terms-man-and-woman-with-couples-141163/ 
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