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ゴラン高原へ向かうシリア難民5万人 2018.6.30

 2018-06-30
シリア南部、すなわち、ヨルダンとイスラエル両国とシリアとの国境、デラア周辺地域(地図参照)で27日、シリア政府軍が、ロシア軍の支援を受け、反政府勢力を攻撃し始めた。27日の空爆で、市民、子どもを含む数十人が死亡している。

*空爆下で働くホワイトヘルメッツ(市民による救出隊)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=VGgV9ZPNf8Q

これを受けて、シリア人12万人が難民となって避難してきた。ヨルダンが難民受け入れを拒否しているため、5-6万人が、ゴラン高原、イスラエル方面へ向かっているという。イスラエルへの大量流入が懸念されている。

https://www.timesofisrael.com/amid-fierce-syria-fighting-israel-fears-flood-of-syrian-refugees-on-border/

<非エスカレート合意破棄:ロシア>

ヨルダンは、これまでに130万人ともいわれる(このうち難民指定を受けているのは65万人)シリア難民を受け入れており、これ以上の難民は受け入れられないと言っている。

ヨルダンの要請で、昨年、アメリカとロシアは、この地域でこれ以上、難民が発生しないよう、シリア南部を”非エスカレート地域”に指定した。

この合意により、ここ1年は、比較的平穏が続いていたのだが、今、シリア政府軍が、シリア南部の反政府勢力の掃討に乗り出したようである。今回の攻撃には、ロシア軍が協力している。

ロシアの国連大使が示唆しているところによると、「シリア南部には、危険なアルカイダと、ISがいるので、シリア軍には、これを口撃する権利がある。シリア全土は正式な政府が治めるべきだ。」として、ロシアはもはや非エスカレートの合意を順守しない方針に転換したもようである。

<イスラエルの対応:迅速な難民への救援物資搬送>

イスラエルは、難民に混じって入り込んでくるテロリストを警戒し、治安維持の観点から、難民は一人も受け入れないことを決めた。

同時に、難民対策として、木曜夜、デラア方面4箇所へ、テント300針、食料13トン、ベビーフード15トン、医療機器と医療物資30トン、衣料と靴30トンを搬送した。この地域にとどまってもらうためである。

国連によると、激しい戦闘で26日から、物資の搬入が不可能になっていた。

イスラエル軍は、この地域の反政府勢力とは、「よき隣人作戦」で負傷シリア人を治療することでなんらかのコネクションがあるとみられている。シリア南部の反政府勢力は、イスラエルが物資を搬入した28日深夜から早朝までの一時的停戦を実施した。

すでに、この地域を出て、ゴラン高原に向かっている難民については、イスラエル側へは入れず、シリア側に難民村を設立して支援し、国際社会の対応を待つ方針とのこと。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5299264,00.html

<イスラエル軍・エイセンコット参謀総長アメリカ訪問>

イスラエルは、アメリカとロシア、ヨルダンが南シリア地域を非エスカレート地域と決めたことについて、懸念を表明していた。戦闘が停止している間に、逆にイランがこの地域近くに軍を進めてくる可能性があったからである。

エイセンコット参謀総長は28日、ワシントンで米軍参謀総長ヨセフ・ダンフォールドと会談。急激に変化しつつあるシリア南部情勢、その地域に忍び寄るイラン他、中東情勢について協議している。

https://www.timesofisrael.com/idf-chief-in-washington-to-meet-senior-us-defense-officials/

<トランプ大統領とプーチン大統領7月15日会談予定>

アメリカとロシアが、味方なのか、敵対しているのか、はたまたある点では合意しているのか、なんともわかりにくい昨今である。

今回のシリア南部でも、ロシアは、アメリカとヨルダンとかわした合意を順守しないと言っているにもかかわらず、アメリカからの反応はない。これについて考えらえる一つの説明は以下の通り。

トランプ大統領とプーチン大統領は、NATO首脳会談後、7月16日にヘルシンキ(フィンランド)で、2者会談を行う予定になっている。

ロンドン系メディアによると、この会談において、アメリカは、アサド政権の存続を認める代わりに、イランをシリア全土から完全撤退させることを要求するとみられる。これに準じ、アメリカは、イスラエルがシリア領内のイラン軍を攻撃することを黙認する。

*27日、ダマスカス空港近郊の武器庫(ヒズボラ関連)が、ミサイル攻撃を受けたが、シリアはイスラエルによるものと非難した。イスラエルはいつものようにコメントなし。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Syrian-media-Two-Israeli-missiles-strike-near-Damascus-Airport-560869

また、アサド政権にシリア全土を統治させるにあたり、シリア南部に今も存在する反政府勢力(アルヌスラ、ISなど)の非武装化を図る。

こう考えれば、今回のアサド政権軍のシリア南部への攻撃に対し、今の所ではあるが、アメリカが沈黙であることも頷けるところである。

https://www.jpost.com/Middle-East/ReportTrump-will-demand-Iran-will-exit-the-whole-of-Syria-561111
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どうなるイラン!?革命軍台頭か 2018.6.30

 2018-06-30
イスラエルとアメリカは、今のイラン政権が倒れ、近代的な民主国家に生まれ変わることを望んでいる。イスラエルのネタニヤフ首相は、水技術を提供するとして、イラン人自身が現政権を打倒するよう呼びかけたりしている。

しかし、実際には、今のイラン政権の後には、同じく冷酷なイスラム主義軍で知られるイラン革命軍(カリスマ性を持つと言われるカッサム・スレイマニ将軍)が政権を取るのではないかとの予測が出てきている。

エジプトでは、エジプト軍の長であったシシ将軍が、クーデターの後、大統領になり、イスラエルとの関係が改善したという例もあるが、イラン革命軍は残酷で知られるため、イランが今後どうなっていくかは、まったく不透明である。

<窮地の現イスラム政権>

イランの現政権は、シリア内戦に介入しため、非常に多くの軍事費を費やすことになり、イラン経済に大きな打撃となった。これにより、国内外の投資家がイランからいっせいに手を引いたため、2017年だけで、300億ドル(石油輸出の75%)を失うこととなった。

これを受けて昨年12月から、労働階級の市民200万人が、全国各地で、シリア内戦への介入へ反対を訴える反体制デモを展開。

市民は、いつもの「イスラエルに死を」ではなく、「ハメネイに死を」「バシル(イラン革命軍の部隊の一つ)に死を」と叫んだ。現政権は、これを、イラン革命軍を使って、暴力的に10日間で鎮圧した。

しかし、この次に女性がヒジャブの着用強制に反対する平和的なデモを展開。同時に様々な職業の労働者がストをおこした。この時も革命軍が対処している。

こうした中、5月、トランプ大統領が、イランとの核合意からの離脱と経済制裁の再会を宣言。イランの経済はさらに悪化した。これに追い打ちをかけるように、アメリカが、日本はじめ各国にイランからの石油輸入を、11月までに全面停止するように求めている。

イラン通貨が大きく下落した(1ドル=42000リアルが90000リアル)24日の翌25日、イランでは再び市民によるデモが、首都テヘランで行われた。

https://edition.cnn.com/2018/06/27/middleeast/iran-protests-analysis-intl/index.html

では、デモを行っている市民たちが、現政権の後に、何を望んでいるのだろうか。

エルサレムポストが、イランの野党系メディア(視聴者150万人)が、行った調査として伝えたところによると、次期政権にだれを望むかについて、59%は、イスラム革命で追放されたシャー・パーレビ国王の息子をあげ、イスラム政権になってからのハタミ大統領と答えた人は2%に過ぎなかった。

イラン国民は、イスラム革命以後も、国王の時代(アメリカより)の方がよかったと思っていると言えそうである。

<台頭する革命軍>

現政権は、革命軍がデモを鎮圧するたびに、様々な特権を与えた。このため、革命軍、特にその指導者のスレイマニ将軍が、政治的にも力を持つようになっているという。

イラン革命軍は、1979年のイスラム革命の時に設立された、イスラム主義軍で、通常のイラン軍の3倍の予算を使う、いわば政権を擁護するエリート軍である。

これに対抗するのが、イスラム社会主義をかかげるMEK(イスラム人民戦線機構)だが、MEKは、国王が治める王政には反対しているため、今のデモに参加する人々に受け入れられることはない。

また、デモ隊が主張するのは、現政権が、ヒズボラの他、ハマスなどパレスチナ勢力に予算を回していることなのだが、MEKは基本的にパレスチナ組織を支持する方針をとっている。

したがって、デモを行っている市民には、現政権に対する対抗馬がいないということである。

今の危機に対し、たとえ政権交代が避けられなかったとしても、現政権は、無難に、革命軍のスレイマニ将軍に政権を譲りわたして生き延びる道を選ぶ可能性が高い。

イスラエルとアメリカは、イランの現政権が交代することを望んでいるのだが、それが良い結果をもたらすかどうかは、どちらかといえば、悲観的という見方もあるということである。

https://www.jpost.com/Middle-East/ANALYSIS-How-Irans-Revolutionary-Guard-justifies-the-crackdown-560938
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終わらないガザの焼夷凧・南部国境での衝突 2018.6.30

 2018-06-30
ガザとイスラエル南部との国境では、29日金曜も、パレスチナ人約2000人が、6箇所に分かれてイスラエル軍に火炎瓶を投げるなどして衝突。パレスチナ人2人(13歳、24歳)が死亡した。

同時に、焼夷凧や風船も飛来し、金曜だけで、イスラエル南部で15箇所で発火。消防隊が四苦八苦させられた。

昨日木曜には、複数のパレスチナ人が、イスラエルへ侵入しようとしたため、戦車が戦車砲を発砲し、17歳が死亡した。水曜にも、防護壁を壊してイスラエルへ侵入しようとしいたパレスチナ人らがいたため、イスラエル軍が発砲。3人が負傷した。

焼夷凧や風船は、日々飛来し続けており、木曜にも20箇所で発火。畑地が焼失している。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5298845,00.html

イスラエルのメディアで、「サムソンはどこにいる」というものもあった。

(古代イスラエル人とペリシテ人の時代。聖書によると、イスラエル人のサムソンが、狐を使ってペリシテ人の畑を焼くのだが、デリラに騙されて力を失った後、ペリシテ人に捕まり、ガザへ連れて行かれる。力が回復すると、ガザで大勢のペリシテ人を殺すことになる)

火曜、イスラエル軍は、ガザで、焼夷凧や風船を指導しているとみられるハマス指導者所有の車両など数カ所を空爆した。すると、ガザからイスラエル南部へロケット弾13発が撃ち込まれた。

迎撃ミサイルが作動するなどして、人的被害はなかったが、住民たちは夜中1:40以降、「ツェバ・アドン」というサイレンでシェルターへ駆け込んでいる。ハマスは、「イスラエルが暴力をエスカレートしたので、防衛した。」と世界に訴えている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5297490,00.html

<イスラエルの対処:ガザのための港をキプロスに?>

ガザの焼夷凧については、ハマスにやらされているだけではないと言われる。貧困と、長年、ガザから自由に出入りできない状況から希望をなくした若者たちが、率先して実行しているというのもまた間違いではない。

*ガザからの出入りは、イスラエルの検問所2箇所と、エジプトの検問所1箇所だけである。エジプト側はしょっちゅう閉鎖されるので、現在、最も物資の出入りが多いのは、イスラエルのカレン・ショムロン検問所である。

人口200万人のガザの状況は日々悪化しており、今の状況に対し、武力で叩くのか、逆にガザの状況を改善して、愚かな行為をやめるよう導くのか、イスラエルでは、論議が続いている。

こうした中、イスラエルは、現在、イスラエルを経由して、陸路でガザへ搬入している商品や人道支援物資を、イスラエルを経由しないでガザへ搬入するための港をキプロス島に設立する案を、メディアを通して明らかにした。

これが実現すれば、イスラエルの包囲により、ガザの住民は事実上、監獄に入れられているという状況ではなくなる。

当初、ガザへの人道支援に反対していたリーバーマン防衛相もこれを推進し、すでにキプロスとの話をすすめているという。

ただし、この案は、ハマスが2014年の戦争以来、今も引き渡さないイスラエル兵2人の遺体と、ガザへ迷い込んだイスラエル人とを返還するならという条件つきになるみこみ。

ガザの生活環境は、すでに崩壊直前であり、ハマスは、まだイスラエルからの正式な申し入れではないとしながらも、興味を示しているようである。

一方、パレスチナ自治政府は、イスラエルとは、いかなる交渉もするべきでないという姿勢を崩していない。しかし、今のガザの困窮は、自治政府がハマスに対する経済制裁を継続しているからなので、ガザとしては、自治政府のいうことを聞かなければならない理由はないわけである。

この案が発表されたのは、トランプ政権の中東和平を担当するクシュナー大統領補佐官とグリーンブラット中東和平特使らが、関係諸国を歴訪後、ネタニヤフ首相と会談した直後であった。

このため、この案の背景には、トランプ政権が勧めている中東和平案(まだ明らかにされていない)がからんでいるとみられている。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Israel-announces-plan-to-relieve-Gaza-isolation-by-building-port-in-Cyprus-560859

<トランプ政権の中東和平担当者らの中東巡回>

トランプ政権の中東和平担当・クシュナー補佐官とグリーンブラット特使らは、サウジアラビア、カタール、ヨルダン、エジプト、イスラエルと巡回訪問を行った。この間、ネタニヤフ首相も、ヨルダンのアブダラ国王を訪問している。和平案が動いているのは確かだが、まだその中身は伏せられたままである。

パレスチナ自治政府のアッバス議長は、トランプ大統領が、エルサレムはイスラエルの首都と認めて以来、アメリカとは断絶している。このため、クシュナー氏らの訪問も受け入れなかった。

クシュナー補佐官は、パレスチナの新聞のインタビューに応じ、「アッバス議長が交渉の席につくなら、アメリカはいつでも応じる用意がある。」とし、それでも応じないなら、アッバス議長が応じる応じないに関わらず、まもなく公に発表すると語った。

また、アッバス議長の意見は25年間変わっておらず、なんの成果もあがってこなかったとし、和平を実現する気があるのかどうか疑問だと語った。

インタビューの記事は、一面トップで報じられ、パレスチナ人聴衆にアピールした形となった。

https://www.reuters.com/article/us-israel-palestinians-kushner/trump-adviser-kushner-criticizes-abbas-says-u-s-peace-plan-near-idUSKBN1JJ16D
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歴史的:ウイリアム英王子のイスラエル公式訪問 2018.6.30

 2018-06-30
イギリスのウイリアム王子が、ヨルダン訪問の後、26日から3日間、イスラエルを公式訪問した。イギリス王室メンバーがイスラエルを公式に訪問するのは史上初で、歴史的訪問となった。

イギリスは、これまでイスラエルに対してどちらかといえば冷たい態度を取り続けてきた。1947年のパレスチナ分割案には棄権票を投じ、イスラエルの独立を認めたのは1950年になってからである。

その後も紛争が続いているとして、イギリス王室はイスラエルへの訪問はしなかった。今回、次期国王であるウイリアム王子がイスラエルを公式訪問したということは、それなりに平和であることの象徴であると同時に、イスラエルの国としての格が国際社会の中で、公認定着したということも意味する。

ウイリアム王子の公式訪問は、アルゼンチンのサッカーチームが、BDS(イスラエル・ボイコット運動)の一環として、イスラエルでの試合をボイコットした直後であった。王子の公式訪問は世界のBDSムーブメントに大きなしっぺがえしになったともいえる。

イスラエルでは、初日、ネタニヤフ首相官邸、リブリン大統領官邸を訪問する他、ヤド・バシェム(ホロコースト記念館)を訪問。献花した他、ヒトラー政権下で、ユダヤ機関の子供救出作戦で、親と別れ、ドイツなどからイギリスに避難して生き残ったホロコースト生存者2人にも面会した。

ウイリアム王子からは曽祖母にあたるアリス妃は、ギリシャの王子と結婚した後、ナチスの占領を経験。生まれながらの聴覚障害者で、後には統合失調症でもあったが、ユダヤ人を匿い助けたことで、義なる異邦人として登録されている。

テルアビブでは、ビーチを歩いて市民たちとの交流の時もあった。今年ユールビジョンで優勝したネタ・バルジライさんにも会った。

3日目はエルサレムで、アリス王妃が葬られているオリーブ山のロシア正教の他、神殿の丘、嘆きの壁、聖墳墓教会と3宗教すべての聖地を訪問した。

その案内役はエルサレムのバルカット市長が務める予定であったが、イギリスはこれを辞退した。エルサレムをイスラエルの首都と公式に認めることにつながる可能性があったからである。

代わりに、イギリスは、ラマット・ガンにあるイギリス大使館での式典にバルカット市長を招いたが、バルカット市長は、エルサレムで会えないなら、どこででも会うべきでないとこれを辞退した。

<ラマラのアッバス議長訪問>

ウイリアム王子のイスラエル訪問は、イスラエル外交にとっては大きな前進だが、イギリスは、王子の訪問を政治的にならないよう、慎重であった。

バランスを崩さないよう、西岸地区ラマラでアッバス議長を訪問し、パレスチナ難民キャンプにも足を運んでいる。

アッバス議長は、ウイリアム王子に、パレスチナは、1967年以前の国境線で独立し、イスラエルと平和に共存することを望んでいると語り、独立したあかつきにはまた訪問していただきたいと述べている。

アッバス議長が、イギリスが最近UNRWAに支援金を送ったことに感謝すると、ウイリアム王子は、「私たちの”国”が、教育や支援活動で協力できて嬉しい」と語った。パレスチナを「国」と呼んだことは問題になりうるところであるが、今回、イスラエルはあえて、これをとりあげないことにした。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Abbas-to-Prince-William-Palestinians-are-serious-about-peace-560984

<イギリスの複雑な思惑>

日本の皇室と同様、イギリス王室の公式訪問を決めるのは王室自身ではなく、イギリス政府である。つまり、今のメイ政権が、ウイリアム王子をソフトな外交ツールとして遣わしたということである。

イギリスは、今EUからの離脱で、友好国を増やしたいのである。また、最先端のハイテク力を誇るイスラエルとの友好関係はイギリスにとっても重要である。

ネタニヤフ首相も認めているところだが、イスラエルのハイテク力が、今世界中の注目を集めており、軍事力以上に、イスラエル守る力になっているということである。

イスラエルは、好きではないが、手を結んでおくことは国益になると判断したイギリスの複雑な思惑が、ウイリアム王子訪問の背景にあるようである。

<石のひとりごと>

ヤド・バシェムを訪問したウイリアム王子の取材に行った。王子は、非常に背が高く、いわゆる人より首から上飛び出している状態。36歳なのに、はげ頭だが、王室らしく非常に上品で、顔立ちもとても美しい男性であった。

テルアビブでは、多くのとりまきがいたが、エルサレム、特にヤド・バシェムでは、王子を見に来る人も少なく、取材班も少なく、セキュリティもほぼなく、プレスカードの提示すら求められずという状況であった。

イスラエルに軍配が上がった形の訪問なので、来ているプレスもBBCとイスラエルメディアぐらいで、興味もいまいちであったか、純粋に、非政治的訪問だったので、テロリストもほとんど興味なしだったか。。。。若干、拍子抜けであった。
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ポーランドがホロコースト関連法を修正 2018.6.30

 2018-06-30
数ヶ月前、「ポーランドの死の収容所(アウシュビッツなど)」という表現など、ホロコーストの責任がポーランドにもあるといった、または紛らわしい表現をした者には、3年を上限とする禁固刑に処すという法律が制定された件について。

イスラエル政府や、ホロコースト関連の専門家たちからは、「ホロコーストは明らかにナチスの責任ではあるし、多くのポーランド人がユダヤ人を助けたことは事実だが、ポーランドにまったく罪がないわけではない。この法案は、研究や言論の自由を奪うものだ。」として、懸念や批判が噴出していた。

アメリカも、この法案は、ポーランドとイスラエルの関係を悪化させるとして、イスラエルを支持して反対する立場を表明し、国際社会からもブーイングが出ていた。

実際、この法律によれば、今年のホロコースト記念日にポーランドで、「ポーランドは、ドイツの虐殺を可能にした」と演説したリブリン大統領も逮捕される可能性が出てくる。

この件について、27日、ポーランドが突然、この法律に修正を加えることを決定したというニュースが入ってきた。

禁固刑3年を上限にという罰則の部分が削除されるという。この法律の目標はたんにポーランドの威厳を守ることが目的であるとしている。

これを受けて、ネタニヤフ首相は、ポーランドの修正を歓迎すると発表している。

https://www.timesofisrael.com/poland-amends-controversial-holocaust-law-nixing-penalties/

<アメリカの圧力か>

アルーツ7が、ポーランド最大のメディアサイトOnetが伝えたところとして、報じたところによると、ポーランドのこの急展開の背後には、アメリカの圧力があったという。

トランプ政権は、この法律に修正を加えないなら、ポーランドのデュマ大統領とモラビエツキ首相のアメリカへの訪問は受け入れないと圧力をかけ、ワルシャワのアメリカ大使館も、修正しないなら、経済支援を保留にするといっていっていたもようである。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/248163

修正を受けて、アメリカも歓迎すると発表している。

イギリスからウイリアム王子が公式訪問し、かつポーランドがイスラエルの要請をくみとって問題の法案を軌道修正するなど、イスラエルはいつになく、国際社会で安定した地位を持ち始めているいう記事もある。

https://www.jpost.com/Israel-News/Navon-Israel-needs-to-recognize-its-power-and-leverage-561133
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イスラエル人アロンさんのバプテスマ 2018.6.30

 2018-06-30
<イスラエル人アロンさんのバプテスマ>

エルサレム・アッセンブリーでは、30日(土)礼拝の中で、イスラエル生まれ、イスラエル育ちのユダヤ人、アロンさん(20代青年)のバプテスマ(洗礼)式が行われた。

イスラエルのユダヤ人の場合、イエスを信じると公に宣言することで社会的な弊害が出てくることから、通常、礼拝の中でバプテスマを行うことはない。特に家族が救われていない場合、平日に、教会スタッフだけで、行う場合がほとんどである。

しかし、今回、アロンさんは、300人近い会衆の前で、自分が罪人であったこと、イエスの十字架の死でその罪が赦され、あがなわれたこと、信じたことで、悪い習慣から解放されたこと。よみがえられた主と共にこれから歩んでいきたいということを明確に証して、バプテスマを受けた。

アロンさんは、宗教的なユダヤ教徒の家に生まれたが、家族は崩壊していたという。幼くして全寮制の学校に入れられた後、よくない仲間に入り、ついには刑務所に入ることとなった。

出所後、南部へ働きに出た先で、イエスを信じていた女性と親しくなった。それがきっかけとなり、新約聖書を読みはじめ、自分で救いを確信したとのこと。バプテスマの日の今日も、その女性がアロンさんにつきそっていた。

アロンさんの風貌は、典型的なイスラエルの若者である。長い髪、小さい穴があちこちに空いている古びたTシャツに短パン。おそらく今も課題はまだまだ多いのであろう。メノー牧師は、ここまで根気強く個人的にアロンさんを導いてきた兄弟(アロンさんからは父親ほどの年齢)に感謝を述べていた。

メノー牧師はいつも「バプテスマはゴールではなく、入り口だ」と教える。特にイスラエルのユダヤ人の場合、信仰を守り抜くことは簡単なことではない。

アロンさん自身も「私の信仰が継続するよう祈ってください」と言っていたが、この青年の信仰がまもられるように。彼の家族の救いと回復のためにも祈っていただければと思う。

*バプテスマ(洗礼)とは?

神の前に自分の罪を言い表し、罪に満ちた古い自分はキリストともに死に、新しく生まれ変わったことを告白するため、全身水につかってあがってくるという儀式。儀式自体が人を救うのではなく、内外への告白として行う。

これは、旧約聖書、言い換えれば、ユダヤ人が、神の前に出る際、特にエルサレムの神殿に行く前に行っていた儀式で、もとはユダヤ教の儀式であり、キリスト教が生み出した儀式ではない。

<救いは一つ>

アロンさんと私自身は、まったく違う人生を歩んでいる。私は多くの教育を受け、本当に恵まれた人生を送ってきた。アロンさんは、家族からも愛されず、刑務所に入るという険しい道を歩んだ。教育もどの程度受けることができたのかは不明だ。

それでも今は、同じときに同じ主の前で、同じ賛美を歌っている。まったく同じ方法で救われている。主の前では、どの人も同じなのである。そのことに今朝はやたら感動だった。

エルサレムの教会には、本当に地球上のあらゆる人種、ありとあらゆる過去と今を背負っている人々が集って、一緒に同じ主の前に立って賛美する。将来の天での賛美を思わされた。

<石のひとりごと:平穏な日常に思う>

イスラエルでは、南北国境で緊張が高まっているが、南部北部の町々以外は、いたって平和にやっている。

気温は、エルサレムでは、最高気温27-33度。ガリラヤ湖は39度、死海は42度まで上昇する。毎日ぎらぎらの夏だが、まだ入り口で、これからもっと暑くなっていくだろう。

子供達は先週から今週にかけて、小中高と夏休みに突入し、カイタナとよばれる夏休み子供クラブのようなものにかよいはじめた。子供たちをつれて海外旅行に出かける家族も少なくない。エルサレムも観光客であふれかえっている。

テルアビブでは、28日、毎年恒例の「ホワイトナイト」と呼ばれる夜を徹してのストリート・パーティが行われた。エルサレムでも27日から、旧市街でのライトショーが始まり、家族連れで賑わっている。テロへの懸念などどこふく風である。

https://www.youtube.com/watch?v=4yslM4TQ2xo

経済も安定し、イスラエルは今、建国以来、おそらく最も平和を謳歌する時代を迎えているのではないだろうか。

しかし、南北国境をみれば、この平和が突如として崩れる可能性は疑う余地がない。聖書の次のことばが思いだされる。

・・・主の日が夜中の盗人のように来るということは、あなたがた自身がよく承知しているからです。人々が「平和だ。安全だ。」と言っているそのようなときに、突如として滅びが彼らに襲いかかります。

ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むようなもので、それをのがれることは決してできません。しかし、兄弟たち。あなたがたは暗やみの中にはいないのですから、その日が盗人のようにあなたがたを襲うことはありません。

あなたがたはみな、光の子ども、昼の子どもだからです。私たちは夜や暗やみのものではありません。ですから、ほかの人々のように眠っていないで、目をさまして、慎み深くしていましょう。(第一テサロニケ5:3-6)
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凧からロケット弾へ:緊迫するガザ・パレスチナ情勢 2018.6.20

 2018-06-20
ガザから危険な凧やバルーンがイスラエル南部に飛来し、被害を及ぼし続けている。この週末も、48時間で40カ所が火災の被害を受けた。このため、イスラエル軍は、月曜、ハマス拠点8カ所に空爆を行った。この際、ガザからロケット弾による反撃があった。続く日中には、凧やバルーンによる攻撃が続いた。

このため火曜夜、イスラエル軍はさらにガザのハマス関連11カ所への空爆を実施した。この翌水曜深夜以降、今度はガザから45発に及ぶロケット弾がイスラエル南部地域に撃ち込まれた。

アイアン・ドーム迎撃ミサイルシステムが、多くを撃墜し、人的被害はなかったが、いくつかはエシュコル地方に着弾。道路や、幼稚園近くにも着弾し飛散した金属破片で窓が割れ、建物にあとかたを残している。

この攻撃に対し、水曜夜間のうちにイスラエル軍もガザのハマスや地下トンネル施設など25カ所への空爆を行った。

イスラエル南部住民は、これまで凧による攻撃に対し、政府がなまぬるい対処しかしておらず、南部住民を見捨てたも同然だとの批判を出していた。このままガザとの戦争に発展していく可能性が懸念されている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5292044,00.html

<ハマスの新戦略か>

今回、ハマスは新しい戦略に出ているとの見方がある。

まずは凧による攻撃があるから、イスラエルが反撃として空爆するのだが、それに続くガザからのロケット攻撃は、イスラエルの攻撃に対する”反撃”に見えるのである。実際にはイスラエルの空爆が反撃なのだが。。

最初が凧攻撃であるのに対して、イスラエルの反撃は戦闘機なので、国際社会からの同情はハマスに集まると予想される。

そのためか、イスラエルの空爆は現在、ハマス関連施設だけで、実際に凧をあげている地点は狙わない方針をとっている。それをすると、若者たちが死傷する可能性があり、そうなると、本当に大きな戦争へと拡大し、国際社会の非難はイスラエルに集中することになる。

このようにイスラエルが大きな戦争を避けようとしていることを読んだハマスが、これを手玉にとり、イスラエルの空爆があってからロケット弾を発射して、いかにも”かわいそうな反撃”にみせかける新しいパターンを始めたと分析する記事もある。

イスラエル国内には、凧を飛ばせないよう、そのサイトを攻撃するべきだとの意見もあるが、非常に難しい状況であり、知恵が必要になっている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5292185,00.html

<ガザのハマスにイランの影?>

ガザのハマスの動きが、これまでよりアグレッシブになっている気配がある。ハマスは、これまでカタールを最大の支援国としていたが、そのカタールがサウジアラビアなど湾岸諸国から、村八分にされ、今は向いにいるイランと組むようになった。

ハマスは、2011年、シリア内戦の際に反政府勢力の側についたことでイランからは見捨てられたのだが、カタールの動きに合わせて、イランとの関係を回復。ハマス指導者の一人シンワルは、昨年、ハマス最大の支援者はイランであることを明らかにしている。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Renewed-Hamas-Iran-ties-make-risk-of-two-front-war-more-realistic-542362

こうした中、アメリカが大使館をエルサレムに移動させると発表したことを契機に、国境でのデモが発生するようになったわけだが、5月14日に米大使館の移動が完了し、ラマダンも終わると、ガザ市民たちの参加はなくなり、士気もおちているようだとの報告もあった。

今は、過激な者たちだけが、焼夷力のある凧やバルーン、コンドームまでバルーンにしたてて、イスラエル南部へ飛ばし続けている。

こうした流れからすると、もはやハマス自身の能力を超え、ましてやガザ市民の思いとは別の次元で、イランがハマスを動かして、イスラエルを攻撃させているのではないかと思われなくもない・・・。(石のひとりごと)

<西岸地区でハマス20人検挙>

ハマスの攻撃性の悪化は西岸地区でもみられる。イスラエル軍は、エルサレムやテルアビブでの爆破テロを企てていたハマス・グループを、ナブルスで検挙したと発表した。

検挙した爆弾は10キロ、15キロとかなり大きく、スマホによる遠隔操作で爆破できるものであったという。検挙されていなかったら、大惨事になるところであった。

西岸地区においてもハマスが、真剣にイスラエル攻撃を計画していることは明らかだと、シンベト(イスラエル諜報機関)は語っている。

こうしたハマスのテログループ(17人)は1月にも西岸地区で検挙されている。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Security-forces-foil-Hamas-cell-planning-significant-attacks-across-Israel-560186

<シリア情勢との関連>

イスラエルは、今、シリア、イランとの対峙を含む北部と、南部のガザ情勢と2つの局面に立たされている。この両方にイランが関係しており、どちらかで火の手が上がれば、両方に対処しなければならなくなるとみられている。

南部ガザ情勢が緊迫している今、北部シリア情勢もまた緊張が高まり始めている。

シリアでは、南西部、つまりはイスラエル近い地域にいる反政府勢力に対し、アサド政権軍とその背後にいるイランが協力して、大きな攻撃を計画していると伝えられている。

イスラエルの要請を受けて、ロシアが、シリアからの外国勢力をすべて追放する方向で働きかけるというような話もあったが、アサド大統領はロシアはそのようなことは考えていないと否定。ヒズボラもアサド大統領が望むならいつまでも駐留すると言っている。

徐々に北部国境に近づいてくるイランに対し、イスラエルは、密かにシリア領内への攻撃を続けるほか、できるだけの対処を行なっている。(前回のネタニヤフ首相のイラン包囲網を参照)

アメリカの情報によると、19日、イスラエルは、シリア領内にいるイラク軍(イラン支援による武装軍)を攻撃したもようである。これにより、イランから地中海への通路が妨害されたとのこと。

あまりニュースにはなっていないが、イスラエルは、その生き残りをかけて、シリア領内ですでにイランとその関係勢力に対し、十分、武力行使を行っているようである。

https://www.jpost.com/Middle-East/Iran-News/Cutting-off-Irans-road-to-the-sea-in-Syria-560304

*元イスラエル閣僚がイランのスパイ!?

イランとの関係が緊張をましてきたこの時に、元ラビン政権下で、エネルギー/インフラ相であったゴネン・セゲブが、イランのスパイ活動をしていたと疑いがあるとして拘束された。

調べによると、セゲブは、2012年にナイジェリアでイランとのコネクションを持ち始めた。イスラエルのエネルギー関係や治安情報をイランに流していたとみられているが、逆に、イランの情報を得ようとしていたと主張している。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5290624,00.html
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アッバス議長83歳 2018.6.20

 2018-06-20
アッバス議長は、83歳の高齢である。5月末、一時的に病院で手当てを受けている。気管支炎だったと伝えられている。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/246564

そのアッバス議長に対し、11日、ラマラでは、アッバス議長が、ガザへの給与支払いを差し止めていることに反対するデモが発生した。

アッバス議長がガザへの支払いを差し止めたのは、ハマスの力を弱体化させるためだが、ハマスはイランなどから資金を得ているため、実際に影響を受けているのは、一般のガザ市民だけである。

デモに参加したのは1500人ほどで、パレスチナ自治政府とアッバス議長に、ガザへの支払いを再開するよう、要求した。

ガザ市民の生活がますます困窮する中、UNRWAも、ガザへの支援を削減すると発表している。トランプ大統領がUNRWAへの送金を停止して以後、ヨーロッパなどが穴埋めを試みたが、やはり足りなかったとみえる。

https://www.i24news.tv/en/news/international/176877-180611-hundreds-rally-in-ramallah-demanding-abbas-lift-sanctions-on-gaza

そう遠く無い将来、西岸地区のパレスチナ自治政府は、次のリーダーになると思われるが、PLOにそれらしき人材はいない。

もしアッバス議長が倒れることがあれば、次にハマス、ひいてはイランが西岸地区にまで入り込んでくる可能性があるとして、イスラエル国内では、とりあえずは、アッバス議長を維持させる方がよいのではないかとの意見もある。

とはいえ、いずれは必ず来るアッバス議長の退陣。その後どうなるのかはまったく予想もつかず、混乱が予想されるというのが現状である。
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アメリカがUNHRC(国連人権理事会)から離脱 2018.6.20

 2018-06-20
20日、ニッキー・ヘイリー米国連代表は、アメリカはUNHRC(国連人権理事会)から離脱すると正式に発表した。

シリアや北朝鮮などで行なわれている非道なことはあまりとりあげないにもかかわらず、イスラエルに関する非難決議が驚くほど多く、正しく機能していないと指摘する。

ヘイリー代表は、昨年から組織のあり方を見直す必要があると訴えてきた。しかし、今にいたるまで、変化がみられないことから、アメリカは有言実行で、今回の離脱に至ったと言っている。

https://www.bbc.com/news/44537372

国連の機能不全は、UNHRCだけではない。これに先立ち、アメリカは、国連安保理で、今回のガザとの衝突について、パレスチナ人を擁護するクエートの決議案で採択が行われたが、アメリカが拒否権を発動し、何も決まらなかった。

次に、アメリカのニッキヘイリー代表は、安保理に、ガザの人々を先導しているハマスへの非難決議案を出した。しかし、これに賛成したのはアメリカ一国のみで、却下された。

結局のところ、現在の安保理のシステムでは、なにも動かないということである。

しかし、今アメリカは、自らメキシコからの難民問題で、幼児が両親から引き離されているとして、国際社会から大きな非難を受けている。この時期的に、国際社会の人権保護の基準を疑問視することに反発を招かないか懸念されるところである。
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アメリカの中東和平案始動か 2018.6.20

 2018-06-20
北朝鮮との対話開始に成功したトランプ大統領。いよいよパレスチナ問題への解決に動き始めるようである。

来週、トランプ政権の中東担当大統領上級顧問のクシュナー氏、米中東和平担当代表のグリーンブラット氏が、中東諸国とイスラエルを訪問する。

https://www.timesofisrael.com/us-peace-envoys-to-visit-israel-saudi-arabia-egypt-next-week-for-talks/

昨日、クシュナー氏とグリーンブラtット氏は、ヨルダンのアブダラ国王を訪問したと伝えられている。さらにこれに先立ち、ネタニヤフ首相がアンマンにおもむき、アブダラ国王と会談した。内容はまったく報じられていない。

https://www.timesofisrael.com/us-envoy-hails-netanyahu-meeting-with-jordan-king-on-peace-talks/

パレスチナ自治政府のアッバス議長は、アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と宣言して以来、アメリカを仲介者としては認めないと発表。いかなるアメリカの使節団との会談には拒否の姿勢を貫いている。

破天荒なトランプ大統領が、この状況下で、どんな中東和平案をもってくるのか、注目されるところである。

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イギリスのウイリアム王子イスラエル訪問 2018.6.20

 2018-06-20
イギリスのウイリアム王子(ケンブリッジ公爵)が、来週、イスラエルと西岸地区、ヨルダンを訪問する。一時、嘆きの壁への公式訪問の可能性も報じられたが、今の所、旧市街への観光はないもようである。

イギリス王室のイスラエル訪問は初めてでないが、歴史的と報じられている。

https://www.jpost.com/Israel-News/Five-must-know-facts-about-Prince-Williams-historic-visit-to-Israel-560408
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米朝会談:イスラエルの注目点 2018.6.12

 2018-06-12
まもなく、シンガポールにおけるトランプ大統領とキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の会談が行われる。イスラエルのメディアも、特派員をシンガポールに派遣し、トップニュースとして報じる構えである。

この件について、イスラエルが注目する点は、2点。

1)北朝鮮の核開発抑止できるか

まずトランプ大統領が本当に北朝鮮の核開発を、可能性も含めて止めさせることができるのかどうか。またそれが本当に実施されるのかどうかという点である。

もしこれが実現すれば、オバマ前米大統領がイランと交わした核開発抑止の不完全さを効果的に指摘することができ、アメリカが合意から離脱することに正当性が出てくる。つまりイスラエルの訴えも証明されるということである。

また、今回、北朝鮮の核抑止に成功できた場合、同様のシステムをイランにも適応する可能性も出てくる。

これに対抗するかのように、イランの外相スポークスマンは、「アメリカは合意を途中で放棄するから北朝鮮は気をつけたほうがよい」と語っている。

https://www.timesofisrael.com/iran-warns-kim-dont-trust-trump-he-quits-deals/

2)北朝鮮の弾道ミサイル開発・輸出を止められるか

次に弾道ミサイルなどの非核通常兵器の開発やその部品の輸出を止めさせることができるかどうか。北朝鮮の武器関連輸出の先には、イランとシリア、つまりはハマスやヒズボラが含まれている。

もしこれを止めさせることができれば、イスラエルの治安にとっては大きな成果になりうる。

<予想される結果は?>

トランプ大統領のことなので、予想などはできないのだが、北朝鮮は核開発停止について、時期をきめずに合意するのではとの見方がある。リビアのカダフィ大佐のように、すべてを投げ出した場合に身の危険が及ぶ可能性があるからである。

しかし、その代わりに、非核通常兵器の弾道ミサイル開発・輸出の抑止については、アメリカとの合意に達する可能性がある。

<笑うのはキム・ジョンウン?>

核兵器、通常兵器に関する合意がどうあれ、キム・ジョンウンは、アメリカの大統領と公式に会談する。これは、アメリカが、北朝鮮という国を公式に認めたということに他ならない。

これは、北朝鮮にとってはすでに大きな成果である。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5283284,00.html
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ネタニヤフ首相のイラン包囲網 2018.6.12

 2018-06-12
アメリカが2015年の核合意から離脱し、厳しい経済制裁を再開すると発表してから、イランの経済はすでに厳しい状況になりつつある。

これに乗じて、ネタニヤフ首相が、防衛、外交だけでなく、イラン市民に直接訴えるなどのイラン包囲網を、積極的に展開している。目的は、イランをシリアから撤退させるだけでなく、現在のイスラム政権を内部から打倒することのようである。

1)シリア領内のイラン基地攻撃

イスラエルがシリア領内にあるイランの軍事基地を破壊する作戦に出ていることはお伝えしている通り。

2)ロシアの協力でシリアのイラン軍撤退へ働きかけか

この機に乗じ、ネタニヤフ首相は、ロシアのプーチン大統領と緊密に連絡をとり、イスラエルのイラン軍関係基地への攻撃を黙認してもらうことに成功している。

また、シリア領内で、イランが勢力を伸ばしていることを快く思っていないロシアにとりいり、イランを含むシリア領内にいる外国勢力を、すべて撤退させる案が浮上している。

なお、これについて、シリアのアサド大統領は、そのような合意がイスラエルとロシアの間にあるという事実はないと否定している。

3)ヨーロッパ諸国に核合意からの離脱を訴え

さらにネタニヤフ首相は先週、ドイツ、フランス、イギリスを訪問。訪問先で、アメリカに続いて、イランとの核合意から離脱することを要請した。

ネタニヤフ首相は、BBCでのインタビューに応じ、アメリカが離脱した今、イランとの合意は終了したとの見方を明らかにしている。

https://www.youtube.com/watch?v=22QO6Jhcqz0

しかし、3国は基本的に、イランとの核合意は維持する方向である。   

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/247234

4)「イラン人に命を」:イラン市民へ水リサイクル技術を提供

10日、ネタニヤフ首相は、イラン市民に対し、イスラエルの水のリサイクル技術が多くのイラン人の命を救うとビデオメッセージで訴え、その技術に関するウェブサイトをペルシャ語で立ちあげたと呼びかけた。

ネタニヤフ首相がイランの気象関連組織の情報として語るところによると、イラン人口の96%が、干ばつによるなんらかの被害を受けている。

またイランの農業相によると、イランの5000万人が、環境による被害で移動を余儀なくされているという。ネタニヤフ首相は、これを現イラン政権の失策だと訴えている。

イラン政権は「イスラエルの死を」と叫ぶが、イスラエルは、「イランの人々に命を」と叫ぶと2分あまりのビデオメッセージをユーチューブで流した。

https://www.youtube.com/watch?v=1qZORdDEc3Q
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G7で孤立するアメリカ:SCOで結束するイラン・ロシア・中国 2018.6.12

 2018-06-12
エルサレムに米大使館を移動させるなど、強力なイスラエル保護の立場を明らかにしているトランプ大統領だが、先週開かれたG7では、相変わらずのジャイアンぶりで孤立していると報じられた。

トランプ大統領は、貿易不均衡を訴え、鉄鋼やアルミなどの対米輸出品に高額な関税をかけようとしてヒンシュクをかい、さらに、”世界を運営する”この首脳会談にはロシアもいるべきだと訴えて欧州諸国からのヒンシュクを買った。

ロシアは、2014年に、クリミア半島を併合した時にこのG8から締め出されて、以来、G7になったのであった。欧州諸国にとって、ロシアのこの動きは決して容認できないものなのである。

この上にトランプ大統領は、北朝鮮の大統領との会談のために、G7を早期に退出したのちに、  合意を撤回してまたヒンシュクをかった。

しかしながら、トランプ大統領の言うことには一理あり、本人も自分は正しいと自信を持っているので、G7首脳からの孤立など、みじんも気にしていない。

<イラン・ロシア・中国の結束>

G7が紛糾しているのと時を同じくして、中国が、9,10日とSCO(Shanghai Cooperation Organisation )上海協力機構首脳サミットを、中国で開催した。

この会議には、イランのロウハニ大統領とロシアのプーチン大統領の他、旧ソ連中央アジア諸国、インド、パキスタンが加盟している。イランは、まだ正式なSCOの加盟国ではないが、その準備がすすめられている。

今回、SCOでは、「イランとの核合意を遵守する」ことで合意した他、北朝鮮問題についても、中国とロシアによる平和へのロードマップを提示している。つまり、アメリカの動きに対抗しているということである。

https://www.i24news.tv/en/news/international/176754-180609-china-hosts-russia-iran-for-summit-as-us-tensions-rise

こうした中で、イスラエルはサバイバルのため、陣営を飛び越えてロシアに近づいているわけだが、ロシアがどこまで信用できるのかは不明というところであろう。無論、イスラエルはそれも見越してロシアに近づいているわけだが。。。

少々ガタが来ているがアメリカ+欧州+日本+イスラエル、(+サウジアラビア)に対し、中国+ロシア+イラン+北朝鮮、(+トルコ)という、イデオロギーの違いによる世界のチーム分けと、対立がますます明白になりつつある。

<意外なイスラエル支持表明:オーストリア>

オーストリアは、ヨーロッパの中でも最も右傾化が進んでいるといわれる国。セバスチャン・クルツ首相(31)は、元ナチが創設したといわれ、移民排斥に熱心な極右政党FPOを連立に入れることで政権を得た。

イスラエルは、オーストリアで反ユダヤ主義が再燃するのではないかと、懸念を表明している。

そのオーストリア政権は、先週、トルコから資金提供を受けている国内の政治的イスラム教グループのモスク17箇所を閉鎖。イマム最大60人とその家族を国外追放にすると発表した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00000034-jij_afp-int

この直後に、イスラエルを訪問したクルツ首相は、オーストリア出身のホロコースト生存者を伴ってエルサレム旧市街を訪問。首相として嘆きの壁も訪問した。ヨーロッパの首脳にしてはめずらしい行動で、イスラエルへの友好を表していると評価された。

ヤド・バシェムを訪問した際には、その中の失われた町の谷(広大なモニュメント)を訪問。ヤド・バシェムに、オーストリア政府のアーカイブへのアクセス権を認める文書に署名した。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/247247

ネタニヤフ首相によると、クルツ首相は、オーストリアがホロコーストの犠牲であるだけでなく、加害者であったことも認める発言をしているという。

クルツ首相は、これを認め、オーストリアは、歴史的にイスラエルに負っている責任があると述べた。また特にイスラエルのセキュリティを守る責任を負っていると語った。

ネタニヤフ首相は、これを高く評価し、クルツ首相は、イスラエルとオーストリアの関係強化を前進させたと感謝を述べた。

https://www.jpost.com/Israel-News/Kurz-vows-Vienna-to-support-Israel-security-needs-in-tough-neighborhood-559692

しかしながら、先の反ユダヤ主義カンファレンスでは、オーストリア在住のユダヤ人が、高まる反ユダヤ主義、特にFPOが露骨に反ユダヤ主義発言があると報告しており、イスラエル政府が、FPOを囲い込んでいる政府をあまり評価しすぎるとして懸念を表明していた。
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泥沼化するガザ国境情勢 2018.6.12

 2018-06-12
ガザとイスラエルとの国境では、3月末以来、ハマスによる「帰還への行進」とするデモが毎週金曜に行われ、今も金曜になると、イスラエル軍との衝突が続いている。

これまでで最大の衝突はアメリカ大使館がエルサレムに移動した5月14日で、4万人が参加し、この日だけで60人以上が死亡し、これまでの死者は計100人を超えた。しかし、その後、デモへの参加者は減少している。

<下火?に終わったクッズ・デー(6/8)とその背景>

6月8日(金)は、5日火曜から延期されたクッズ・デーとも言われるナクサの日(六日戦争でパレスチナ人がエルサレムを失った日)で、ラマダン最終金曜であったことから、これまで以上の衝突が懸念された。

イスラエル軍は、ガザ市民に対し、ハマスに協力しないよう警告するビラをまき、ガザ突入を想定した軍事訓練を実施。当日は、ミサイル攻撃も想定して準備し、国境では、20メートルおきに射撃種を配置して、ガザの群衆が、イスラエル領内になだれこんでくるにに備えた。

ところが8日、デモに集結したのは、予想をはるかに下回る1万人程度だった。また、子供や女性の姿はなかったという。数人が国境を超えてこようとしたため、イスラエル軍の射撃手が足を狙ったが、タイヤを燃やすなどして発生した煙で視界が悪く、最終的に4人が死亡したと報じられている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5281945,00.html

このデモでは、ホロコーストを連想させるしま模様の囚人服を着て、デモに参加するとの前情報があった。しかし、さすがにそれは行われなかったのか、その報道はない。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Report-Gazans-to-dress-like-concentration-camp-prisoners-in-protest-559441

イスラエル軍によると、今回は、参加者に士気が感じられず、義務でやっている感じもあったという。しかし、それが、ハマスの弱体化を意味するわけではないと専門家らは語る。

先週、イスラエル領内へ続く海底トンネルが発見され、空爆で破壊された。いったいどこにそんなエネルギーと資金があるのやら・・・とその執念に驚かされる。

https://www.timesofisrael.com/idf-says-it-destroyed-hamas-undersea-tunnel-in-last-weeks-airstrikes/

ハマスの背後には、トルコ、カタールが資金源となっている。新しい情報によると、ヒズボラが、南レバノンにハマスとともにミサイル工場や訓練キャンプを設立させる動きもある。

https://www.timesofisrael.com/israel-says-hamas-working-with-hezbollah-to-train-thousands-in-lebanon/

なお、6/8(金)はラマダン最後の金曜であったが、エルサレムの神殿の丘での祈りも平和に終わった。

https://www.timesofisrael.com/ramadan-prayers-in-jerusalem-end-peacefully-amid-gaza-violence/

<凧による攻撃> https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5283556,00.html

以後、デモへの参加者は減っているが、先週からは、火や火炎瓶を装着した凧が600は飛来し、少なくとも200は落下して、イスラエル南部の畑4500エーカー(18キロ平方キロ)が消失。

一時はスデロットの町やその近郊のシャピーロ大学にも火災にみまわれる被害が出た。

凧は当初、足に火がついていたり、火炎瓶が付いていたりしていたが、最近のものは、落下した後、人が近づいてきた時に爆発する仕掛けがしてあるものもあるという。

イスラエルは、これに対し、凧専用のドローンを使って畑に落下前に上空で確保する作戦で対処している。

また、焼かれた畑の被害について、イスラエル政府は、パレスチナ自治政府に変わって徴収している貿易上の税金から差し引くと発表した。(被害額140万ドル(1億5000万円程度)

https://www.timesofisrael.com/17-fires-extinguished-near-gaza-after-incendiary-kite-attacks/

一方、イスラエル南部の市民たちは、「彼らは焼く。私たちは植える。」と称して、焼かれてもまた畑に植える作戦を打ち上げた。

また11日、スデロットでは、子供達に平和のメッセージをつけた凧あげ大会を行った。凧という本来、平和な子供たちの遊びの道具が、暴力の道具として使われたことへの対処という目的もあるという。

一方、ガザでは、毎年子供達が東日本大震災の被害者たちを励ますために凧あげ大会が行われてきた。ガザの子供たちは、今回、大人たちが、その凧によってイスラエルを攻撃したのを見てどう思っているのだろうかと思わされる。

<パレスチナ自治政府は国連総会へパレスチナ人の”保護”訴え>

ガザで100人以上が死亡したことを受けて、クウェートが国連安保理にイスラエル非難の採択を促したが、これはアメリカの拒否権発動で、実現しなかった。

続いてパレスチナ自治政府は、イスラエルが、悪意を持ってパレスチナ人を殺害しているとして、国連総会に、パレスチナ人の”保護”を訴えた。

https://www.timesofisrael.com/palestinians-turn-to-un-general-assembly-over-gaza-deaths/

しかし、今回の衝突は、ガザのハマスが、市民を駆り立て、暴力的に国境を越えてイスラエル領内へ入ろうとしたことが原因である。イスラエルは、市民にビラをまき、ハマスの指示に従って国境にこないようにと、十分に警告も行った。

このデモにおいて、死亡した1人、パレスチナ人看護師のラザン・アル・ナジャールさん(21)であった。国際社会はいっせいにイスラエルを非難したが、後にナザールさんが、発煙筒を投げていたこと、また人間の盾になることを覚悟していたことが明らかになった。

https://www.timesofisrael.com/idf-spokesperson-slain-gaza-medic-no-angel-of-mercy/

パレスチナ自治政府は、イスラエルからの”保護”を訴えているが、危険な敵対行為がなければ、攻撃されることもないのである。

*パレスチナ人によるテロで18歳少女重症

この記事を書いている最中に、イスラエル北部アフラ近郊のミグダル・ハエメックで、シュバ・マルカさん(18)がナイフで7回も刺されて重症となるテロが発生した。

テロリストは、西岸地区ジェニン在住のパレスチナ人ヌーラディン・シュナウィ。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/247294

<ガザの人道支援について>

現在、ガザの住民の電気は1日4時間。人々はろうそくで生活し、下水も崩壊している。人間が生活できない場所になると言われてからすでに久しい。

ガザの金曜デモが下火になりつつあることと、ガザの生活状況がまさに崩壊寸前になっていることから、イスラエル政府は、日曜、ガザへの人道支援についての議論を行なった。アメとムチのアメ効果を狙うというところである。

ネタニヤフ首相、イスラエル軍のエイセンコット参謀総長は、今、人道支援をすることが沈静化につながると期待しているが、リーバーマン国防相これに反対意見を出した。結局、話はまとまらなかった。

リーバーマン国防相は、ガザが今、以前より困窮を極めたのは、先週、パレスチナ自治政府が、ラマダン中にもかかわらず、4月分のガザへの給料支払いを差し止めたからであると指摘する。

またハマスが、人道支援するべき資金をすべてトンネルに費やしていることが原因であるとして、ガザに人道支援を行ったとて、ハマスの性質が変わるはずもなく、それがアメ効果になることはありえないと主張している。

https://www.haaretz.com/israel-news/.premium-lieberman-calls-gaza-aid-delusion-but-he-s-intentionally-misleading-1.6159231
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テルアビブのゲイパレード:参加者25万人で記録更新 2018.6.12

 2018-06-12
6/8(金)、ガザ国境で、イスラエル軍がこれまでにないほどのデモを警戒し、20mおきに狙撃手を配置していた頃、同じ地中海に面し、ガザから70km北のテルアビブでは、盛大にゲイパレードが行われた。

今年はパレードが始まって20周年ということもあり、参加者はこれまでで最大の25万人と報じられた。パレード後の盛大なビーチパーティ(このビーチはガザのビーチに続いている)では、ユーロビジョンで優勝したネタさんもパフォ^マンスを披露した。

https://www.timesofisrael.com/over-250000-revelers-flood-tel-aviv-for-gay-pride/

<石のひとりごと>

今年は行かなかったが、テルアビブのゲイパレードに行っていつも思わされるのは、出エジプト記の中で、偶像の周りで踊って乱れているイスラエル人である。

凧に火をつけて飛ばすパレスチナ人、緊張して構えるイスラエル兵の列、そこからわずか   キロ地点では、おのおのビールを片手に裸同然で歩く同性愛者とそれに同意するイスラエルの群衆・・・これが全く同日同時刻に起こっていたと思うと、なんとも気がへんになりそうである。

まったくもって、人間のこの狂気を、神は天からどうみおろしていただろうかと思う。
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グアテマラ火山噴火: イスラエル援助隊活躍中 2018.6.12

 2018-06-12
6月3日に噴火したグアテマラの火山。犠牲者はこれまでに75人だが、まだ200人が不明で、犠牲者数は増えるとみられている。

この火山噴火では、一つの村が消失するほどの被害が発生しており、多数の家族を一瞬で失った人が多数いるという。

エル・ドデオさん(25)は、妻と両親、弟夫妻とその子供たち全部を一度に失った。写真をみると呆然を通りこした表情で、これから彼が歩む道を思うと、祈る言葉もない。。。

https://www.bbc.com/news/world-latin-america-44379303

グアテマラは、5月、アメリカに続いて大使館をエルサレムへ移動した2つ目の国。モラレス大統領の要請に応じ、6月6日、火傷の専門家、呼吸器専門家、ERスタッフなどからなる医療部隊をグアテマラに派遣した。

派遣期間は10日間の予定。チームは現地医療スタッフに合流し、負傷者の治療にあたっている。ネパール地震の時と違い、噴火はまだ終わっておらず、救援隊が到着後に負傷する人がまだいるという。

https://www.jpost.com/HEALTH-SCIENCE/Israeli-team-rush-to-Guatemala-to-help-volcano-victims-559408

イスラエルの火傷専門の医師たちは、特殊な酵素を用いて、できるだけ手術なしに火傷を治療する技術を用いて、治療にあたっている。

<世界を祝福するイスラエルの技術:ネタニヤフ首相インタビューBBCより>

https://www.youtube.com/watch?v=22QO6Jhcqz0

イスラエルは世界の嫌われ者ではあるのだが、その先進技術が世界の祝福になっていることは否めない。

ネタニヤフ首相は、中東や世界の力関係が変化しつつある背景に、イランに対立する国がイスラエルに近づいていることとともに、世界がイスラエルの最新技術を求めて、イスラエルに近づいているとの考えを明らかにしている。

余談になるが、このインタビューでネタニヤフ首相をインタビューしているBBC記者は、かなり失礼である。しかし、ネタニヤフ首相は、まったく動じることなく、余裕の笑みを浮かべながら、余裕の様子で答えている。

その返答には、一貫性があり、自信に満ちている。国を導くという点においては、真剣であることが伝わって来る。

国内では汚職問題で深刻な状況にあるのだが、Yネットは、今選挙すれば、やはりネタニヤフ首相になるだろうとの見通しを語っている。
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GDPで日本を超えたイスラエル 2018.6.12

 2018-06-12
イスラエル経済は昨今、祝福されているのだが、ネタニヤフ首相は10日、一人当たりのGDP(国民総生産)が日本を超えたと党会議で明らかにした。

それによると、イスラエルの一人当たりのGDPは4万2120ドル、日本は4万850ドル。世界の平均は、1万1730ドルなので、イスラエルの経済は、祝福されているといえる。

しかし、失業率は3.7%で、日本の2.4%からはかなり高い。イスラエルの貧富の差は拡大する一方で、子沢山の超正統派とアラブ系市民の社会参画率を改善しなければ、国が破産するというのが現状である。

https://www.jpost.com/Israel-News/Netanyahu-touts-Israel-for-surpassing-Japan-in-GDP-per-capita-559701
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