ISISの動きとNATO首脳会議 2016.7.10

 2016-07-10
<ISISの逆襲>

イラクでは、先月末、イラク軍が、ISISが要所にしていたファルージャを奪回したと発表した。ISISは、夜の闇の中、大きな隊列を組んで脱出を試みたが、イラク軍とアメリカ軍が、この隊列を空爆。ISISは数百人の戦闘員を失うなど大打撃を受けたと伝えられている。

http://edition.cnn.com/2016/06/26/middleeast/falluja-liberated-isis/

イラク軍、アメリカ軍は、勢いに乗って、次にISISが主都と主張するラッカを目指すと言っている。しかし、この直後、イラクの主都バグダッドで自爆テロが発生し、それによる火災もあいまって300人近くが死亡した。

http://edition.cnn.com/2016/07/07/middleeast/iraq-baghdad-bomb-toll-rises/index.html

バグダッドでは、この後も自爆テロが続いている。

また、サウジアラビアでは、ラマダン中の4日、イスラムの聖地メディナを含め24時間以内に3件の自爆テロが発生した。

海外でも、イスタンブール空港(ISISの容疑)、アメリカ、またダッカでもテロが発生し、日本人7人も犠牲になったところである。

CIAのジョン・ブレナン長官は、中東でISISが領域を失いつつあるため、世界各国の分子にテロを行うように煽動しており、これからもテロが続く可能性があると警告している。 http://edition.cnn.com/2016/06/26/middleeast/falluja-liberated-isis/

なお、CNNによると、ISIS は、これまでに23カ国で126のテロを決行し、1753人を殺害しているとのこと。

http://edition.cnn.com/2015/12/17/world/mapping-isis-attacks-around-the-world/index.html

*ファルージャではまだ戦闘中

ファルージャをイラク軍が奪回したとはいえ、町中ではまだ残党との銃撃戦が続いている。また、ISISが、出て行く前に町中に(病院にも)爆弾を仕掛けているため、避難している住民が帰宅できるできる見通しはまだみえていない。

激しい戦闘を前に、新たに避難した住民ら8万人以上は、イラク政府の準備したテントにいるが、野宿している人もいるもよう。砂嵐も来る砂漠で野宿はかなり厳しい。

http://edition.cnn.com/2016/06/26/middleeast/falluja-liberated-isis/

<NATO首脳会議>

こうした情勢の中、ワルシャワでは、オバマ大統領や、EU離脱で論議を呼んでいるイギリスのキャメロン首相も出席してで、NATO首脳会議が行われた。

NATOはもともと、東西冷戦時代に、欧米がロシア勢力に対して結束した軍事勢力である。今回もメインは、ウクライナをはじめ、欧州との境界で勢力をじわじわと拡大しているロシア勢力への対策についてが論議された。

結果、2017年より、バルト3国(ラトビア、エストとニア、リトアニア)とポーランドに兵4000人を駐留させることを決めた。

この他、イギリスがEUを離脱する方向だが、NATOにまで影響して結束が乱れ、西側勢力の防衛にかげりがでないよう、継続したイギリスの貢献が確認された。アメリカはNATO内部メンバーではないが、同盟関係は不変とオバマ大統領が確認した。

この他、ISISに関して、具体的な対策も話し合われた。それによると、あらたに次の3点が行われることになった。

①AWACS(早期警戒管制機:大型レーダーを搭載し、状況分析を行い司令塔になる軍用機)を投入する。 ②イラク軍の訓練強化 ③各国防衛費を増額する。

http://www.bbc.com/news/world-europe-36755639

世界は、徐々に対立を深め、平和には向っていないようである。
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