中東情勢と世界への波紋 2016.9.20

 2016-09-20
<アメリカでテロ続発>

世界のリーダーとして、アメリカは、イスラエルとパレスチナはじめ、シリア内戦に終止符を打つよう、努力している。しかし、中東問題は、想像以上に難しく、逆に以前にもまして憎まれる結果になっている。

日本でも大きく報じられているが、アメリカでは17日、爆弾テロとみられる事件が続発した。*まだテロ事件とは断定されていない。

①17日朝、ニュージャージー州で、海兵隊隊員などを支援するチャリティイベント会場付近で、パイプ爆弾が爆発。負傷者はなかったが、イベントは中止。

②17日夕刻、ミネソタ州で治安部隊に扮装したケニア系の男がナイフで8人を負傷させ、その場で警官に射殺された。犯人は、何人かの負傷者らにイスラム教徒かどうかを確認してから犯行に及んでいたという。これについてはISISが犯行声明を出した。

③17日夕刻、ニューヨーク、マンハッタンで、圧力鍋改造型爆弾が爆発し、29人が負傷。同様の爆弾が付近でも発見されたが、無事除去された。

④20日、ニュージャージー州エリザベスでも爆発物発見。

こうした状況の中、ニューヨーク市は、③の容疑者と発表されていたアフマド・カン・ラハミ(28)を逮捕したと発表した。

ニューヨークでは、現在安倍首相も出席しての国連総会が行なわれている。いうまでもなく、ニューヨークは厳戒態勢。

<ドイツ右傾化への懸念:メルケル首相政党がベルリン市議会選で敗北>

19日、ドイツでは首都ベルリンの市議会選挙が行われた。結果、メルケル首相率いる中道右派キリスト教民主同盟は、17.6%とこれまでの最低を記録して、連立与党から脱落。

一方、右派政党MfD(ドイツのための選択肢党)が14%を獲得し、初の議会入りを決めた。

これに先立つ今月4日には、メルケル首相のお膝元、ドイツの旧東ドイツ領にあたるフォアポンメルン州で、州議会選挙が行われた。結果、こちらも右派のAfDが、メルケル首相率いる中道右派キリスト教民主同盟を抑えて勝利している。

ドイツでは、来年総選挙が行われることになっているが、11年間、高い支持を維持してきたメルケル首相の求心力が低下して、極右勢力が台頭するのではないかと懸念されている。

http://www.bbc.com/news/world-europe-37409451

メルケル首相の支持率が落ちたのは、100万人を超える難民を、十分な準備もないままに受け入れたことがあげられる。

難民問題における失策については、メルケル首相自身も認めており、「もし時間を戻せるなら、2015年夏(難民が押し寄せた事態)に備え、私自身もドイツ政府ももっとよい対処ができただろう。」と語っている。

http://www.nytimes.com/2016/09/20/world/europe/berlin-elections-merkel.html?_r=0

<ギリシャの難民キャンプ放火:4000人が避難>

ギリシャのレスボス島には、トルコから命がけでヨーロッパをめざしてきた難民がそのままキャンプに足止めとなっている。19日、難民同士の衝突があり、キャンプで大規模な火災となり、テントの30%が消失。4000人が避難するさわぎとなった。

レスボス島のキャンプには、定員3600人のキャンプに、5600人がいるという。火災の原因は調査中だが、この直前に難民どうしの衝突となっており、放火の可能性が高い。なんとも悲惨な話である。

http://www.bbc.com/news/world-europe-37413710

現在開催されている国連総会では、19日、特別に、現在6500万人とも言われる難民の対策についてが話し合われた。日本の安倍首相は、向こう3年間で、28億ドル(約2800億円)規模の支援を行うと約束している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160920-00050071-yom-pol
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