日曜礼拝中の爆弾テロで25人死亡:エジプト・コプト教会 2016.12.12

 2016-12-12
最悪・・としかいいようがない。エジプトの首都カイロにあるコプト教会(キリスト教)聖堂で、11日日曜、朝10時、信者たちが、礼拝している最中の教会内で爆弾テロが発生した。死者は少なくとも25人。負傷者も多数いるもよう。

この教会では、男性セクションと女性セクションに分かれて礼拝していたが、爆弾は、女性セクションで炸裂した。教会の2階らしき上部の窓が全部吹き飛んでいる様子から、いかに大きな爆発であったかがうかがえる。

さっきまで共に礼拝していた人が、教会の中で死んでいる。中にいた人の証言では、首のなくなった女性の遺体や子供の遺体、ちぎれた肉片が壁や床に散乱していたという。当然、教会の長椅子もめちゃめちゃになっている。

BBCによると、犯人は、女性で、爆弾を置いて、外へ出たもよう。ムルシ前大統領を支援する比較的新しい過激派組織ハスムが犯行声明を出している。

現在のシーシ大統領は、ムルシ前大統領や、それに続くイスラム過激派組織、ムスリム同胞団などを厳しく弾圧している。これらの過激派組織は、弾圧される立場に追い込まれたのは、コプト教会の責任だと考えているという。

現場は、コプト教の本部ともいえる聖マルコ教会に隣接する礼拝堂で、テロリストがコプト教会をいかに敵視しているかがうかがえる。エジプトでは、コプト教徒が差別され、立場も厳しくなっている。

なお、エジプトでは、この事件に先立つ土曜、ピラミッドのあるギザでも爆破テロがあり、警察官6人が死亡している。

http://www.bbc.com/news/world-middle-east-38280627

*コプト教会

コプト教会は、エジプトを訪れた使徒マルコを記念して、紀元後50年(キリスト昇天から約20年後)に創設されたと考えられ、当時、エルサレムの外に立ち上げられたキリスト教会の中では世界最古の一つと考えられている。

使徒マルコはアレキサンドリアの教会の初代法王であったとも考えられている。その後、ローマ帝国やイスラム帝国の下で迫害を受け続け、今に至っている。神学や儀式は正教会(オーソドックス)に準じている。

エジプトでは、総人口の10-15%、8400万人がキリスト教徒で、そのほとんどがコプト正教(このほかにコプト・カトリックなどがいる)である。イスラエルを含むエジプト以外に国々にも100-200万人はいるとみられている。

*ナイジェリア:集会中に教会の屋根崩壊:60-100人死亡か

上記の事件とは関係ないが、ナイジェリアでは、土曜に新しいビショップの任命のために集まって集会をしていた教会(Reigners Bible Church)の屋根が崩壊し、下にいた信者60-100人(人数はメディアによって違う。最大はAP通信の160人)が死亡した。

こちらは、まだ工事中であったところ、イベントに合わせていい加減に工事を終わらせたことが原因とみられる事故だが、詳細は不明。この教会は、プロテスタント系。

http://www.churchomania.com/church/183870641795377/Reigners%20BIBLE%20Church%20INT'L
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