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イスラエル兵1人死亡:ガザへ大規模攻撃 2018.7.21

 2018-07-21
月曜、イスラエルは、いつまでも続く火炎凧・風船によるテロ行為に対し、ガザへの物流に加え、燃料も搬入を停止したが、ガザ地区国境では金曜午後、パレスチナ人とイスラエル軍の暴力的な衝突になった。この時、パレスチナ人射撃手により、イスラエル兵1人が死亡した。

加えて、エルサレム南東部のパレスチナ人地区ベイト・ジャラ近くで、ガザから飛来したとみられる火炎風船が発見された。

こうした事態を受けてイスラエル軍は、午後8時より、空軍機と戦車で、ガザ地区奥深くにまで至る広域への攻撃を開始。リーバーマン防衛相は、「ハマスは、我々に大規模な攻撃をせざるをえないようにしている。」と述べ、緊張が高まった。

テルアビブの防衛庁本部では、ネタニヤフ首相、リーバーマン防衛相、エイセンコット参謀総長らが入って、緊急の治安会議が行われた。

一方、ハマスのハニエ指導者も、イスラエルとの国境に現れ、「ガザの包囲が解かれるまでは、何人死のうがデモは続く。」と述べた。午後8時半、ガザからロケット弾が3発発射され、2発は迎撃ミサイルが撃墜。1発は空き地に着弾した。

周辺南部住民はシェルター近くにいるよう指示されている。しかし、今の所、先週末のような連続したロケット攻撃は報告されていない。

国境では、地下トンネルから、ハマスが領内へ入り込んでくる可能性にそなえ、特殊部隊が待機中。ガザ周辺、テルアビブ周辺に迎撃ミサイルが待機している。イスラエル軍報道官は、今後、ガザ内部へ地上部隊が入り、2005年の撤退以前の領地を奪回する可能性もあると語った。

しかしこの後、土曜深夜1時前に、エジプトと国連の仲介で、一応の停戦に両者が合意したと伝えられた。

その直後のイスラエル軍の発表によると、午前1時までに、ハマス本部を含む68箇所への攻撃でビル60棟を破壊したという。これにより、ハマス戦闘員少なくとも4人が死亡。120人以上が負傷した。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5313633,00.html

https://www.timesofisrael.com/idf-soldier-killed-by-fire-on-gaza-border-sparking-wide-scale-israeli-strikes/

<ハマス:アメリカの提案を一蹴>

この激しい衝突の前の木曜夜、アメリカは、ワシントンポストの記事を通して、イスラエルへの攻撃を全面的に停止し、イスラエル人の人質を返還するなら、アメリカは巨額を投じてガザの復興を行うと提案した。

クシュナー大統領顧問中東担当、グリーンブラット中東特使、フリードマン米駐イスラエル大使は、「国際社会は、ガザを支援すべきか、するべきでないのか困惑している。

巨額の支援にもかかわらず、ガザ地区ではいまだに失業率は49%で、貧困率は53%のままだ。これまでの支援が、すべて武器に変わってきたからだ。」とし、これまでの外交努力やアメリカ自身を含む国際支援が失敗に終わってきたと指摘した。

グリーンブラット氏は、ガザには美しいビーチがあり、観光地になりうる。それをハマスは下水のあふれる場所にしてしまった。ハマスが資金をテロに費やしてしまったために、今や下水を処理する資金さえない。」と述べた。

3人は、「70年を経て、イスラエルの存在は、中東諸国の間でも覆しえない事実である。ハマスもいいかげんにこれを認めるべきである。そうでない限り、解決はない。もし、ハマスがこれを認め、口だけでなく、実際に行動で示し、イスラエルに対する戦闘を停止するなら、アメリカは、新しい機会を提供する。」と提案した。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Trumps-mideast-peace-team-to-Hamas-Stop-terror-in-exchange-for-aid-563006

これに対しハマスは金曜夜になって、「アメリカはイスラエルの思いのままだ。」と言い、この申し出を一蹴した形である。

<ハマスは大規模戦争を望む?>

Yネットの軍事評論家ロン・ベン・イシャイ氏は、ハマスはイスラエルとの大規模な衝突を望んでいると分析する。イスラエルによる大規模な攻撃は、必ず国際社会のイスラエルへの批判となり、結果的に、国際社会はガザへ支援を送ることになるからである。

資金源が途絶えたハマスが、最後の手段に出たというところだろうか。しかし、すでにハマスは回復不能なまでに破壊されたようではあるが。。。いずれにしても、これまでのこのパターンにならないよう、この事態を効果的に乗り切るための知恵がイスラエルに必要となっている。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5313733,00.html
カテゴリ :パレスチナ関係 トラックバック(-) コメント(-)
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