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ロシア製S300対空ミサイルがシリアへ 2018.9.30

 2018-09-30
地中海に面するシリアの町ラタキアのシリア軍施設で、9月17日、イスラエル空軍機による攻撃が行われた際、これに反応したシリア軍の地対空ミサイルS200(ロシア製)で、ロシア軍輸送機が撃墜され、乗組員15人が死亡した件について。

イスラエルは、ノルギン空軍長官をモスクワへ派遣し、あらゆる調査結果を報告するとともに、イスラエル軍機は、ロシア軍機を盾にしたのではないと訴えた。しかし、ロシア軍はこれを完全無視する形で、イスラエルの攻撃通知はわずか1分前と遅く、輸送機は戦闘地域を避けられなかったとして、イスラエルに悪意があったとの見解を発表した。

続いて、ロシアは、ラタキアにS200よりさらに高度なS300地対空ミサイルの配備を開始したことを明らかにした。これにより、地中海側からシリアに向けたあらゆる攻撃を防ぐ効果があるとする。特定の第三国に備えるわけではないとしながらも、時期的にイスラエルを視野に入れていると考えるのが自然だろう。

S300が配備されると、上空からの攻撃は非常に困難になることから、イスラエルは、2013年以来、ロシアに、S300の配備を差し控えるよう働きかけ、ロシアもこれを受け入れてきたのであった。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5360417,00.html

イスラエルがシリアを攻撃するのは、イランからの武器がレバノンのヒズボラに搬送される状況が発生した時であり、こうした自衛目的の先制攻撃について、ロシアは黙認する約束になっている。しかし、今回のロシア軍輸送機の事故を受けて、風向きが若干変わったのかもしれない。

アルーツ7によると、S300の代金として、シリアが、ロシアに10億ドルを送金したとのこと。どこにそんな金があったのかと思わされる。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/252561

なお、シリアには、ロシア兵が操作するところのS300とS400がすでに配備されているらしく、これまで一度もイスラエル軍機に発砲したことはないという。

イスラエルは、昨年から、F35という最新鋭の戦闘機も導入しており、もし、今後S300を、(訓練が不足している)シリア兵が操作するのだとしたら、イスラエルはこれに十分対処できるとして、自衛の先制攻撃は今後も継続するとネタニヤフ首相は、強気の発言である。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Is-Israels-military-honeymoon-with-Russia-in-Syria-over-568195
カテゴリ :イスラエル外交・防衛 トラックバック(-) コメント(-)
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