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冷戦終結後30年:世界終末時計2分

 2019-12-07
 https://thebulletin.org/doomsday-clock/past-statements/

12月3日、1989年に、アメリカのブッシュ大統領とロシアのゴルバチョフ大統領が、冷戦終結を宣言し、ベルリンの壁が落ちてからも30年を迎えた。世界はまさに今新しい時代、これまでになく混乱した時代を迎えている。

この30年の間にアメリカの権威が失速して、ロシアと中国の台頭が、明らかとなり、米中の間に新しい冷戦が始まった。この冷戦は世界のグローバル化から、封じ込め作戦で、相手を弱体化することができないので、これまでよりもやっかいだという。

中東では、アメリカが、ユーフラテス川東のクルド人を見捨てて撤退したことで、いよいよイラン、イラク、レバノンとシーア派回廊がほぼつながり、北からロシア、イラン、トルコ、中国を含む大軍がイスラエルへ攻め上る可能性が見えてきた。

こうした中、今、イラン国内では、反政府デモが続き、すでに1000人が政府に殺されたとの報道もある。国内だけでなく、イランが関与してきたイラクや、イラン傀儡ヒズボラのいるレバノンでも、反政府、ならびにイランに対する暴力的デモが続いている。

この危機的状況から脱するため、イランが、近くイスラエルへ攻撃を開始するのではないかとの懸念が広がっている。実際、イランが、ミサイルをイラクに搬入させ、レバノンでは、ヒズボラの幹部が南部イスラエルとの国境に現れているといったニュースもある。

人間社会が混乱する中、地球の方でも異常気象が続き、アメリカやオーストラリアでは深刻な山火事が長く続いて甚大な被害を及ぼした。日本では逆に強い台風と豪雨による被害で深刻な被害が出た。

今月2日からスペインで開かれている地球温暖化対策のための国際会議COP(国連気候変動枠組み条約締約国会議)25では、もはや温暖化は止められないというような意見も出始めている。

こうした状況からか、日本では、NHKが連日、東京での直下型地震や、南海トラフ地震で大阪がそのような被害が発生するかといった予測番組が流して、国民に自主的に準備をするように促している。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191203/k10012199621000.html

アメリカの科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は、核兵器や起動変動の状況から、世界の終末までどれぐらいかという「世界終末時計」を、第二次世界大戦終戦後の1947年から発信している。世界に警告を発するためである。

それによると、1991年(湾岸戦争前)一時、17分前まで、時計が戻されたが、昨年、これまでで最も短い2分前となった。ことし1月も、2分前で据え置かれた。この2という数字から、もうすぐだが、今はまだという感じが伝わって来る。

永遠に終わらない天に希望を持つものとして、このクリスマス、各地教会で語られる福音が、一人でも多くの人々の心に届くように祈る。
カテゴリ :世界情勢 トラックバック(-) コメント(-)
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