ネタニヤフ首相のプレッシャー 2013.3.5

 2013-03-05
3月に入り、ネタニヤフ首相のプレッシャーが非常に重くなってきた。連立政権樹立の期限まで2週間を切っている。また3週間後には、オバマ大統領がイスラエルに来る。その準備もしなければならない。

<ネタニヤフ首相:AIPACに出席できず>

現在、アメリカでAIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会))が行われている。AIPACはアメリカ最大のユダヤ人による親イスラエル・ロビー団体(政府に圧力をかける団体)で、毎年、米大統領とイスラエル首相も参加するほど有力な大会。

通常、イスラエルの首相はこの大会で、アメリカに何をしてほしいのかを伝える。するとAIPACが、それに賛同し、アメリカ政府に圧力をかけるというしくみ。そのため、イスラエルにとって、AIPACは大変重要な大会である。

しかし今年、ネタニヤフ首相は、連立交渉がまだ終わっていないため、渡米することができなかった。ネタニヤフ首相は4日、衛星生中継で、エルサレムからAIPACにメッセージを送った。

その冒頭で、難航している”連立交渉”を楽しんでいると失笑しつつ伝え、「一つアドバイスさせていただくとすれば、イスラエル政府のシステムを採用しないように。」と語った。

なお、首相がAIPACに訴えたのはイラン問題、シリア問題で、現状に基づく対処が必要だとの見解を述べた。

1.連立交渉は今どのあたり・・?

連立政権には、支持率の高かった未来がある党(ラピード党首)とユダヤの家党(ベネット党首)が入り、この2党が拒否するユダヤ教正統派政党シャスは連立からはずれる流れになってきた。今は、この2党にどの大臣の椅子を割り振るかの交渉をしているもようである。

しかし、まだネタニヤフ首相が上記2党を切り捨てて、労働党とシャスをとる可能性が完全になくなったわけではなく、まだ不確定な空気がただよっている。

ネタニヤフ首相としては、この2党とシャスも含む幅広の内閣にしたいというのが本音。

2.オバマ大統領訪問への準備

オバマ大統領がイスラエルに来て話し合うことは①イラン問題②パレスチナ問題だと予想されている。特にパレスチナ問題では、西岸地区での建築を凍結せざるを得ないと見られており、国内世論をまとめあげる必要がある。

オバマ大統領の訪問にそなえ、歓迎式典、ツアー、治安、プレス、ホテル(キングデービッドホテルのフロアを貸し切り)などの準備がすすめられている。オバマ大統領の訪問にかかるイスラエル政府の出費は270-400万ドル(2,5~3.5億円)との予想。
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