エルサレムのゲイパレード 2013.8.2

 2013-08-02
昨日1日、エルサレムでもゲイ・パレードが行われた。テルアビブのゲイパレードでは10万人が集まったが、エルサレムでは3000人程度だった。

参加してみて、はっきり言えることは、エルサレムのゲイパレードはテルアビブのそれとは全く違うということである。

テルアビブでは、実際にゲイの人々が半裸状態で、性的解放をアピールしていたが、エルサレムでは、もっと政治的で、社会運動に近く、知的、ファミリーイベントといったイメージだった。

エルサレムでは裸の人はほとんどなし。バレリーナの格好などちょっと恥ずかしい感じの男性が5-6人いたぐらいで、あとは、”普通の”同性カップルの他、赤ちゃん連れの若い家族から、高校生まで、おそらくゲイでない一般の人々もかなり混じっていたようである。

参加者の中には、エルサレム現地以外から来ていた人も少なくないようである。エルサレムのゲイを応援するということで、ベエルシェバからは、大型バス1台をチャーターして来ていた。また話しかけた若い家族連れは、なんとロケット攻撃にさらされるスデロットからだった。

<パレードの現場から>

パレードはエルサレム市内の公園から国会前ローズ・ガーデンまで、約1時間。バナーやプラカードを持って訴えながら歩いたが、訴えは以下の通り。

「変革と平等!」「ゲイだってこの町(エルサレム)に住みたい!」「ゲイの権利をもっと認めるべきだ。それこそ民主主義だ!」「ゲイの結婚を国会は認めるべきだ!」「ホモはのろいではない!(ホモときくと震え上がる社会通念に訴えている)」「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ(レビ19:18、マタイ19:19そのままのヘブル語)」など。

途中で急に、かなりくさい臭い(牛舎の糞の臭い)がしてきた。霊的なものか!と思いきや、パレードの沿道のアパートから悪臭の元が入った小さい袋を多数投げ落としてきたとのこと。犯人は、すぐに警察に逮捕されたという。

テルアビブと違ってその警備体制はかなりのものだった。沿道には5メートルおきに警官が立っているところもあった。パレードのしんがりには警官が20人ほどが歩いている。

その後ろにはパトカーが5~6台、救急車1台、ICU救急車、二人乗りのバイクの警官がときどき回ってきた。(警官で勤務中なのに写真やビデオ撮影している人も!)空にはヘリコプターも常時舞っていた。

<国会前集会>

国会前ローズガーデンでは、国会を背景に再度集会。国会からは、最大野党のヤキモビッチ党首が挨拶。エルサレムには女装の学校があるが、そこの指導者であるギルさんが司会進行を務めた。

女装というと、日本ではきわめて下品な感じになりやすいが、ギルさんはその道のプロ。服装、立ち方などもなよなよせず、セクシーではなくかわいい系の”きちんとした”女性になっている。

ギルさんは、沿道、治安を守ってくれた警察に感謝のことばをのべ、会衆に暑いので水を飲んでくださいと言い続けてていた。こういう姿勢もテルアビブとは違うところ。

国会を背景に女装したゲイたちが口パクでの歌と踊りを披露したが、テルアビブのように、サタン的な悪霊感というよりは、普通のお祭りの感じだった。ただその背景にある国会建物の一部屋に電気がついていたのが印象的だった。

国の指導者たちは苦しい決断を迫られている中、国民はその前で、ゲイのお祭りさわぎ・・・やはりモーセの時代も今もかわらないイスラエルの民だと思った。

<余談になるが・・おもしろイスラエル人話>

国会前からバスにのって帰る途中、前に座ったイスラエル人の若い女の子の来ていたTシャツに書いてあった文字がおもしろく、話しかけると、その一角でもりあがった。

写真を撮ってもいいかと聞くと、OKといって隣の若い男性と肩を組んでポーズ。男性もいやがらずにこにこしてポーズ。てっきり友達だと思ったが、後で聞くと、二人はたまたまバスで横に座っただけとか。

ゲイ集会に来ていたキオスク車のおじさん二人。1人はアラブ人でそのボスがヘブロンにいるユダヤ人(後で考えるとちょっとあやしい・・)。写真というと、ふたりで肩を組んでにっこり。

そこへアイスクリームを買いに来たのが、イスラエル国境警備員制服の二人。なんと流ちょうなアラビア語だ。おじさんによると、彼らはアラブ人(たぶんドルーズ)なんだとか。ところでチョココーン系のアイスクリーム。日本では100~150円だが、イスラエルでは400円ちかくする。

警備員たちは、「高い」と言い争っていたが、やがて二人とも購入して去っていった。アラブ人警備員が、イスラエル国会前でチョココーンをかじりながら立っている・・・これはイスラエルならではだろう。

キオスクのおじさんは「イスラエルにはなんでもあるんだよ~~。」と笑っていた。

シリアスな思いで帰ってきたテルアビブのゲイパレードと違って、けっこう楽しんでしまった一日だった。しかし、帰る途中、有名なクリスチャンのメッセンジャーに会った。ゲイパレードの話をすると「そんなところには行きたくもない。」との返答・・・。

確かに聖書はゲイは罪と書かれている。しかし、彼らとて救いは必要だ。彼らに福音を伝える人も必要だ。罪は罪だが、彼らもまた大切な主の息子、娘たちである。この人々の上に主の癒しと救いが与えられるように、とりなすとともに、この問題にどう取り組んでいくのか、準備はできているかと考えさせられた。
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