イスラム主義勢力の終わりなき殺戮 2013.9.30

 2013-09-30
<パキスタン:タリバン同士の争い>

先週日曜、パキスタンのペシャワールにあるキリスト教会で二つの自爆テロが発生し、85人が死亡したが、その後もペシャワールでは2件の爆弾テロ事件が発生している。

2回目の爆弾テロは27日(金)、政府関係者を乗せたバスが爆破され、17人が死亡。3回目になる昨日の爆弾テロは、混雑する市場にある警察署付近で発生し、少なくとも33人が死亡した。

犯行は、先の2回はパキスタン・タリバン。3回目も同じ組織の犯行との見方が強い。パキスタン・タリバンが急に、爆弾テロを繰り返すようになったのは、現在のパキスタンのシャリフ首相が、アフガニスタンのタリバンと和解しようとしているからであると分析されている。

複雑なところだが、同じタリバンでもパキスタンのタリバンと、アフガニスタンのタリバンは立場が違っており、対立しているということである。

アフガニスタンのタリバンは最近、若干、穏健ムードで、ドーハに事務所を出して、アメリカのケリー国務長官と会談したりして、和解を試みている。

ただし、この事務所、あたかもアフガニスタンを代表するかのような旗をあげ、アフガニスタンの正式なリーダーであるカルザイ大統領をさしおいて、アメリカと交渉したため、大きな問題となった。

しかし、パキスタンとしては、アフガニスタン・タリバンのこの穏健ムードにのって、これ以上、パキスタンにタリバンが流れ込んでテロを起こさないようにしたいというところだ。シャリフ首相は、先週、和解推進のため、アフガニスタン・タリバンの創始者の1人という大物を釈放している。

こうした動きに反発しているのがパキスタン・タリバンだ。この一派は、いっさい妥協せず、パキスタンを厳格なイスラム法に基づくイスラム主義国にしたいのである。だからキリスト教会を攻撃したのである。

なお、パキスタンは、基本的にイスラム国なので、過激派でないシャリフ首相もキリスト教徒の保護はしていない。

*オール・セインツ教会の犠牲者・その後

ペシャワールの病院は、まだ負傷者でいっぱいである。先週の教会での自爆テロは、50人の子どもたちが日曜学校で「よき羊飼い」という賛美をしている時だったという。子どもの死者は7人。7才で両親を失い、自分も大けがをした男の子がいる。

ある信者が小さな女の子に十字をきって祈ろうとしたところ(カトリックと思われる)「やめて。そんなことをしたら殺される。」と言っていたという。子どもたちの信仰、心のトラウマは計り知れない。

パキスタンでは、教会や、コミュニティ全部が放火されることもある。キリスト教徒が生きたまま焼き殺される事件も発生している。今後も政府の保護があるとは思えず、家から一歩も出られない人もいるという。

*大地震の救援活動も妨害か

その同じパキスタンでは、南西沿岸部ケッタで24日、M7.8の地震が発生。28日には、余震M6.8も発生し、死者は500人を上回ると推測されている。

被災地は、かなりの僻地で、非常に貧しいだけでなく無法地帯だった。パキスタン軍が救出にあたっているが、司令官の乗ったヘリがロケット弾攻撃されている。

まだ被災地に入ることも難しいという。救援物資も十分に届いていない。BBCによると、人々は素手でがれき(泥の家)の下敷きになった家族を掘り出そうとしているという。

日本でも報じられていると思うが、この地震で、パキスタン沖に小さな島が出現している。なお、パキスタンではこの現象は初めてではない。

<ナイジェリア:イスラム主義勢力が農業大学襲撃で50人死亡>

アフリカでは、イスラム主義勢力とそれを押さえようとするアフリカ連合軍が戦っている。これに対抗して、イスラム過激派らが、各地でテロを頻繁に行っているもようである。

ケニアのショッピングモールが襲撃された事件が記憶に新しいが、これは、ケニアがアフリカ連合軍に軍を派遣し、ソマリアでイスラム主義勢力と戦っているからである。犯行はソマリアのイスラム主義勢力だった。

ナイジェリアでは、昨日アフリカで活動しているイスラム主義過激派勢力ボコ・ハラムが、夜中に農業大学の寮を襲撃し、就寝中だった若い学生約50人を殺害した。

ボコ・ハラムは、パキスタン・タリバンと同様、現在のナイジェリア政府を追放し、ナイジェリアを厳格なイスラム法に基づくイスラム主義国にしたいのである。

ボコ・ハラムは、この目的の元、以前にも、小さな子どもたちの学校を襲撃している。

<石のひとりごと>

イスラム過激派のしていることは、まさに殺戮と破壊の繰り返し。そこに、愛、あわれみ、平和というものはいっさない。どこにそんなエネルギーがあるのかと思えるほどエンドレスに、悪の限りを尽くして破壊している。

まさにイスラムを利用しているサタンの働きのようである・・・・
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