西岸地区で対ガザ作戦の大規模暴動・2人死亡 2014.7.25

 2014-07-25
24日夜、ファタハ(アッバス議長の党)を中心とするパレスチナ人の群衆が、西岸地区のラマラからエルサレムへのカランディア検問所にむかって、ハマス支持・反イスラエル・ラリーを行った。カランディア以外でも、東エルサレムのシュアファット、旧市街ダマスカス門周辺でも同様のデモが行われた。参加人数は1万人規模と報告されている。

ラマラとエルサレムの間の検問所カランディアでは、パレスチナ人らがイスラエルの治安部隊に向かって、投石。火炎瓶を投げ、実弾で発砲。イスラエルの治安部隊も反撃している。この暴動でパレスチナ人2人が死亡(19才27才)。2人が重傷。39人が逮捕されている。

25日(金)はラマダン最後の金曜日。最も多くのイスラム教徒が神殿の丘に祈りに来る日である。治安部隊は、暴動の情報を得ているということで、50才以下のパレスチナ人の神殿の丘への入場を制限して警戒にあたっている。現在午後3時前だが、幸い、今のところ衝突のニュースはない。

ハマスは、西岸地区でのこうした動きを歓迎し、もっとイスラエルへの抵抗をするよう呼びかけている。ガザでは、「(停戦を受け入れて)尊厳を失うぐらいなら、死ぬ方を選ぶ。」という空気になっている。昨夜のニュースでは、このまま第三インティファーダにまで発展するのではないかとの懸念も出始めていた。

<日常にしのびよるイスラエル・パレスチナ問題>

ヘブライ大学でのガイドコースでは、入植地のユダヤ人と東エルサレムのアラブ人が机を並べて共に学んでいる。共に野外学習にも行く。政治の話さえしなければ、お互い楽しめる関係だ。しかし、ガザでの紛争がエスカレートしていくにつれ、アラブ人はどうしてもハマスよりとなり、ユダヤ人はイスラエル軍よりになりはじめている。

昨夜東エルサレム在住のアラブ人学生が一人(男子20才代前半)、学校と観光省の判断で、停学を命じられた。実物は見ていないのだが、Facebookにハマスのミサイルの写真を載せ、それを喜ぶかのような記載をしていたことが原因だという。もちろん、十分な釈明があれば復学を認めると学校側は言っている。

その後、クラス内部ではこれがよかったのかどうなのかで論議になった。民主主義的にいえば、言論は自由である。考え方が違うからといって停学はいきすぎと責められるかもしれない。ユダヤ人学生の中には学校側の処分に反対する者、逆に正しい判断だと主張する者、様々だった。

しかし、ハマスは、イスラエル市民を攻撃し、イスラエル軍と戦っている、いわばイスラエルの”敵”であるテロ組織である。戦争の真っ最中のこの時期に、そのハマス支持の意志を公言するアラブ人を、イスラエルの政府公認ガイドとして認められないという学校側の処置は、いわば当たり前だろう。

しかし、処分を受けた学生は、昨夜東エルサレムの家に帰ったとき、同胞パレスチナ人とイスラエル治安部隊が衝突する現場にでくわしたはずである。イスラエルとしては、当たり前と思われる事をすることで、また一人イスラエルを憎むものをつくってしまったかもしれない。

この数日前、記者はとても疲れていて、この学生が朝の挨拶をしてくれたのに気がつかなかった。彼は大分たってから「僕に反感をもっているのか。何か悪い事をしたか。」とわざわざ聞いて来た。

以前、ユダヤ人少年3人が誘拐されたとき、彼は「誰にもいうなよ。僕はこれはいいことだと思う。」と私に言った事がある。だから気にしていたのかもしれないが、屈強にみえるアラブ人がそんな細かいことを気にしているとは思っていいなかったので、驚いたところだった。

もちろん彼にはそんなことはないと謝ったが、ユダヤ人の中に入って学んでいるアラブ人の心境も複雑だったのだろう。彼は、のんびりやで、ひょうきん、おもしろいやつで皆に愛されていた。彼の心が守られて、なんとかして戻って来てくれればと思う。

本来なら仲良くできる人々の間に憎しみの石をぽいぽいと投げ入れる。サタンが今大笑いしてるようである。要!!霊的戦いである。
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【2014/07/26 10:59】 | # | [edit]












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