右派・神殿の丘活動家・暗殺未遂 2014.10.30 

 2014-10-30
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4585927,00.html

昨夜、西エルサレムだが、東エルサレムとの境目付近、(先日、ジャパンウィークが行われた地域)で、右派のラビ・ ヤフダ・グリック(50)が、至近距離で胸部、腹部を撃たれ、重傷となっている。

治安部隊は、直ちに神殿の丘を閉鎖、兵力を増強して犯人逮捕に乗り出していたが、今朝9時前ごろ、現場付近、東エルサレムのアブ・トゥールで、主要な容疑者とされるイスラム聖戦テロリスト・ムタズ・ハジャジ(32)を射殺するに至った。逮捕を試みたが、反撃して来たため射殺するに至ったという。

<神殿の丘を巡る争い>

ラビ・グリックは宗教シオニストで、神殿の丘にユダヤ人も自由に入るべきだとする運動*を活発に行い、右派に数えられるラビ。旧市街で仲間たちと、デモ活動を行う他、神殿の丘にも時々上がって、パレスチナ人と衝突。警察や治安部隊のお世話になる事の多いラビだった。

今回の事件も、「イスラエルは、神殿の丘に帰れ」というのカンファレンス(LIBA Initiative for Jewish Freedom on the Temple Mount )で 、右派で知られるモシェ・フィグリン議員なども参加する中、ラビ・グリック自身が、「ユダヤ人は立ち上がるべきだ。」とするメッセージを熱く語った直後のことだった。

テレビでは、朝から断続的に、この件に関するニュースを流している。それによると、ラビ・グリックは、パレスチナ人からの脅迫を絶えず受けており、フェイスブックには、ラビ・グリックの写真とともに、「近々殺してやる。」といった投稿もなさていたという。

アルーツ7によると、事件後、場所は不明だが、東エルサレムのアラブ人たちが花火をあげ、「シオニストを撃った者にアラーが祝福するように」と通りでスイーツを配って祝賀していたという。http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/186792#.VFHliKW9DCs

一方、同じく今朝、「アラブ人に死を」とする大きな落書き(値札行為)が発見されており、今後、右派ユダヤ人とパレスチナ人の暴力の応酬の可能性も懸念される。

治安部隊は、主要容疑者射殺後の現在も、神殿の丘を閉鎖し、アラブ人、ユダヤ人双方、観光客の立ち入りも禁止している。実際、こうした状況の中にもかかわらず、朝8時には極右で知られるモシェ・フィグリン議員(リクード)が、神殿の丘に入ろうとして、治安部隊に阻止された。

*ユダヤ人は神殿の丘に入れない!?

神殿の丘の主権はイスラエルにあり、治安を守るのはイスラエルである。基本的にはユダヤ人も神殿の丘に自由に入ることは可能。しかし、神殿の丘の管理はヨルダンのイスラム教組織ワクフが担当しており、実際にはイスラム教の聖地という趣になっている。

そのため、ユダヤ人が入ると、アラブ人たちが、投石して衝突になることが多く、実際には、ユダヤ人は自由に入れるとは言えない状況。

しかし、逆にユダヤ教側も、神殿の丘に入ることに執着しているわけではない。ユダヤ教律法のハラハは、正式にはユダヤ人が神殿の丘に入ることを禁止している。まだ神殿が再建されていない今、不用意に入って、至聖所だった場所に足を踏み入れる可能性があるからである。

ラビ・グリックらは、これとは意見を異にするグループで、少数派といえるが、最近は、活動家が増える傾向にある。
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