FC2ブログ

嘆きの壁の石1つだけ落下 2018.7.24

 2018-07-25
ティシャベアブの翌日、嘆きの壁南側で、第二神殿時代からのロビンソンアーチに近い部分の石が、一つだけ突然取り出したかのように、地上に落下した。幸いだれもいなかったので、負傷者は出なかったが、石は100キロはあるとみられ、もし1日早かったら、大事故になるところであった。

たまたま撮影されていた映像をみると、その石だけがぽろっと落ちるように落ちている。この石はヘロデ時代からの石で、考古学者によると、石が侵食により落ちたのではないかとみられている。

嘆きの壁では、2004年にも、大きな石が、ヨム・キプールの日に祈っている人々の上に落ちたことがあった。この時も軽傷者だけですんだ。その後、2009年に、トルコ時代の壁部分は補強がなされたが、その下のヘロデ時代の石はそのままである。

問題は、嘆きの壁が神殿の丘の一部であるため、イスラエルにアクセスがないということ。前回の補修もヨルダンが実施したため、どの程度の補修かは不明。今、嘆きの壁全体が危険な状態にある可能性があるという。

https://www.timesofisrael.com/archaeologist-says-entire-western-wall-a-danger-zone/

<嘆きの壁ラビがへりくだり呼びかけ>

石がおちた現場は、嘆きの壁、女性セクションより南の下方で、改革派が男女ともに祈ったり、女性ラビが祈ったりする祈りの場である。ティシャベアブの日は、男女の礼拝者でいっぱいになっていた。事故がもし1日早かったら、大惨事になっていたところだった。

嘆きの壁のラビ・ラビノビッツは、この出来事を覚え、それぞれ、魂に耳を傾けるよう呼びかけている。*Soul searching:へるくだりか、悔い改めか、いわば神の前に出て聞くということであろうか。

https://www.timesofisrael.com/western-wall-rabbi-urges-soul-searching-after-massive-stone-crashes-down/

<石のひとりごと>

科学的な説明はあると思うが、この石が落ちる様子を見ると、なんとなく、ダニエル5章の突然現れた指を思い出した。特に関連はないのだが・・・。
カテゴリ :イスラエル国内ニュース トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

基本法で制定へ:イスラエルはユダヤ人の国 2018.7.20

 2018-07-20
19日、数年前から物議となっていた”Nation State Law”ー 基本法(日本の憲法に匹敵)にイスラエルはユダヤ人の国と明記する法案が、国会での審議3回目を通過し、基本法として制定されることが決まった。

これにより、イスラエルは、首都を統一されたエルサレムとするユダヤ人の国と基本法に明記されることになった。公用語はヘブライ語となり、アラビア語は公用語から格下げの公用語になる。さらに、ユダヤ人が居住する入植地が国に所属するとみなされる。

しかし、イスラエル総人口の20%、10人に2人はアラブ系市民である。この法案については、アラブ系市民は二級市民になるとして反発。ユダヤ系市民の間でも、イスラエルの民主主義に矛盾するのではないかとの意見も多く、論議になっていた。

イスラエルは、建国以来、ユダヤ人の国であると同時に、民主主義の国であるという2点を同等の位置付けで歩んできた。

イスラエルがユダヤ人の国であることは明白なので、それをあえて基本法に明記しないことで、民主主義を尊重し、アラブ系住民との衝突も避けてきたといえる。

今回の法案が出たとき、「あえて文字にして論争を引き起こす必要があるのか。」との意見もあった。アラブ系市民との友好関係を推進しているリブリン大統領は、文字にする必要はないとの立場をとっていた。

しかし、物議をかもしながらも法案は、国会審議を2回通過。昨日の最終論議は紛糾し、8時間に及んだが、結果的に賛成62、反対55で、可決されたのである。

今回の決定は基本法、日本でいうなら憲法を改正するということである。今後、これを基準に様々な法律が制定される。今後、実際にどのような影響が出てくるかは、時間とともに明らかになってくると思われる。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5312792,00.html

この基本法制定により、建国70年で、エルサレムを首都とするユダヤ人の国イスラエルの帰還が正式に完了したといえる。シオニズムにとって歴史的なできごとであると同時に、聖書のいう終末時代に向けたひとつのしるしでもあると思われる。

<パレスチナ人の反応>

パレスチナ自治政府は、「イスラエルの国家法は、パレスチナ人の土地、権利、アイデンティティ、言語に対する宣戦布告である。この法律は、イスラエルは、パレスチナ問題を平和的に解決しようとする2国家共存案を拒否すると世界に発信しているのだ。」と述べた。

ハマスも、イスラエルは人種差別を公式にしたと強く批判した。

https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Palestinians-slam-nation-state-law-as-racism-apartheid-562961

<EUとトルコの反発>

このイスラエルの動きに対する海外の反応は、批判的である。特に問題視されているのは、エルサレムを南北統一されたユダヤ人の国イスラエルの首都と明記している点。ユダヤ人が住む入植地を国の一部とみなす点などである。

EUのモルゲニ外務長官は、2国家分離案を妨害するものとしてこの国家法案に反対すると発表した。

トルコは、エルドアン大統領は、イスラエルは人種差別国家を作ろうとしていると批判し、国際社会に反対するよう呼びかけた。エルドアン大統領は、この法律はイスラエルのパレスチナアラブ人の権利を無視していると批判した。

https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5313189,00.html

*基本法に記載される項目:石堂による翻訳(正式にあらず)

本文:https://www.timesofisrael.com/final-text-of-jewish-nation-state-bill-set-to-become-law/

1)基本条項

①イスラエルの地は、歴史的なユダヤ人の祖国である。国家イスラエルは、その地に設立されたている。
②国家イスラエルは、ユダヤ人の祖国であり、その自然、文化、宗教、自己決定権が歴史的にも実践されてきた国である。
③国家イスラエルの決定権はユダヤ人に帰すものである。

2)国の象徴

①国家の名前は”イスラエル”
②国旗は、白地にふちに青のストライプ、中央にダビデの星
③国家の紋章は、7枝のメノラーとその両サイドにオリーブの葉、その下に”イスラエル”と記す
④国歌は”ハティクバ”
⑤象徴の詳細は法律で定める

3)国家の首都

統一されたエルサレムをイスラエルの首都とする

4)言語

①公式言語はヘブライ語
②アラビア語は国家において特別の地位を維持する。
公的機関でのアラビア語の使用については法律で定めることとする。
③この法律が適応される前のアラビア語の地位が害されることはない。

5)散らされた者の帰還

国家は、ユダヤ移民と散らされた者の帰還を受け入れる

6)ユダヤ人の連携

①国家は、ユダヤ人であることやその市民であるという事実のために、囚われるなどの困難にあるユダヤ人の安全保護のために働く
②国家は、ディアスポラにあるユダヤ人たちが、ユダヤ人の文化、歴史、宗教的遺産を維持できるよう働く

7)ユダヤ人入植地

国家はユダヤ人の入植活動を国家的な位置づけで判断し、入植と定着を奨励するものとする。

8)公式カレンダー

ヘブル式カレンダー(月暦)を公式カレンダーとし、並行してグレゴリー暦を公式カレンダーとして示諭する。

9)独立記念日と戦没者記念日

①独立記念日は、国の祭日とする。
②国の記念日は、戦没者記念日、ホロコースト記念日

10)安息日

安息日とイスラエルの例祭は、国家の休息日とする。ユダヤ人でない人々は、彼らの安息日や例祭を維持する権利を持つ
詳細は法律で定める。ユダヤ人以外もそれぞれの安息日や祝日を維持できる

11)改正

国会で別の基本法が適応されない限り、基本法の改正はないものとする。
カテゴリ :イスラエル国内ニュース トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

エイラット国際空港開港 2018.7.19

 2018-07-19
イスラエルでは南北国境が緊張しているが、戦争が始まるまでは、日常生活に変わりはない。南北国境地域以外は、いたって平和にやっている。

こうした中、16日、イスラエル最南端エイラットに国際空港が開港した。*実際に観光客が降り立つのは、来年3月の予定。

エイラットは、紅海に面し、スノーケリングなどもできるリゾート地である。しかし、エイラットに行くには、小さな空港があるにはあるが、一般的には、長時間バスに乗るしかなく、観光客も伸び悩みであった。

国際空港ができたことで、特に、ヨーロッパなど近場からリゾートに来る旅行者を期待できるようになる。すでにドイツ系のルフトハンザが、乗り入れを決めている。

空港は、イスラエル発の宇宙飛行士としてスペースシャトルに乗り込み、帰還時の事故で死亡したイラン・ラモンさんと、その息子で、父親の死亡6年後に戦闘機事故で死亡したアサフさんの名前から、イランとアサフ・ラモン空港と名付けられた。

https://www.jpost.com/Israel-News/First-flight-lands-at-Ramon-Airport-as-Eilat-seeks-to-grab-more-tourists-562683
カテゴリ :イスラエル国内ニュース トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

イスラエルで続く小規模地震 2018.7.11

 2018-07-11
ガリラヤ地方では、先週水曜に地震があったが、それ以降も小さな地震が続いている。日曜夜にも小さな地震が4回、月曜にも同様の地震が観測された。

地震の規模はいずれもマグニチュード3−4程度(東日本大震災は9)で、一部壁が落ちるなどして、避難を余儀なくされたアパートもあったが、大きな被害はない。

https://www.timesofisrael.com/northern-israel-struck-by-earthquake-for-third-time-in-a-day/

イスラエルではほぼ100年ごとに大きな地震が来ると言われているが、次の大地震がそろそろくる時期。前回の大きな地震は1927年で犠牲者は500人。

イスラエルの建物は多くが石でできている。特に北部の多くのアパートは一階部分が、足だけで立っており、山の斜面に立ち並んでいる地域も多い。もし将来、大きな地震になれば、それらがいっせいに転がり落ちる様子は、容易に想像されるところである。

政府は1984年以降、耐震構造を含む設計基準を設けた。さらにここ数年は、年間6000万シェケル(約2億円)の予算で、補強などの措置を行なっている。

しかし、専門家たちによると、対策はまったく追いついておらず、このままでは、次回の大地震では8万戸が倒壊し、死者は1万人を超えると警告している。

https://www.jpost.com/Israel-News/Estimate-80000-buildings-in-danger-of-collapsing-in-face-of-earthquake-562054
カテゴリ :イスラエル国内ニュース トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

イスラエル人アロンさんのバプテスマ 2018.6.30

 2018-06-30
<イスラエル人アロンさんのバプテスマ>

エルサレム・アッセンブリーでは、30日(土)礼拝の中で、イスラエル生まれ、イスラエル育ちのユダヤ人、アロンさん(20代青年)のバプテスマ(洗礼)式が行われた。

イスラエルのユダヤ人の場合、イエスを信じると公に宣言することで社会的な弊害が出てくることから、通常、礼拝の中でバプテスマを行うことはない。特に家族が救われていない場合、平日に、教会スタッフだけで、行う場合がほとんどである。

しかし、今回、アロンさんは、300人近い会衆の前で、自分が罪人であったこと、イエスの十字架の死でその罪が赦され、あがなわれたこと、信じたことで、悪い習慣から解放されたこと。よみがえられた主と共にこれから歩んでいきたいということを明確に証して、バプテスマを受けた。

アロンさんは、宗教的なユダヤ教徒の家に生まれたが、家族は崩壊していたという。幼くして全寮制の学校に入れられた後、よくない仲間に入り、ついには刑務所に入ることとなった。

出所後、南部へ働きに出た先で、イエスを信じていた女性と親しくなった。それがきっかけとなり、新約聖書を読みはじめ、自分で救いを確信したとのこと。バプテスマの日の今日も、その女性がアロンさんにつきそっていた。

アロンさんの風貌は、典型的なイスラエルの若者である。長い髪、小さい穴があちこちに空いている古びたTシャツに短パン。おそらく今も課題はまだまだ多いのであろう。メノー牧師は、ここまで根気強く個人的にアロンさんを導いてきた兄弟(アロンさんからは父親ほどの年齢)に感謝を述べていた。

メノー牧師はいつも「バプテスマはゴールではなく、入り口だ」と教える。特にイスラエルのユダヤ人の場合、信仰を守り抜くことは簡単なことではない。

アロンさん自身も「私の信仰が継続するよう祈ってください」と言っていたが、この青年の信仰がまもられるように。彼の家族の救いと回復のためにも祈っていただければと思う。

*バプテスマ(洗礼)とは?

神の前に自分の罪を言い表し、罪に満ちた古い自分はキリストともに死に、新しく生まれ変わったことを告白するため、全身水につかってあがってくるという儀式。儀式自体が人を救うのではなく、内外への告白として行う。

これは、旧約聖書、言い換えれば、ユダヤ人が、神の前に出る際、特にエルサレムの神殿に行く前に行っていた儀式で、もとはユダヤ教の儀式であり、キリスト教が生み出した儀式ではない。

<救いは一つ>

アロンさんと私自身は、まったく違う人生を歩んでいる。私は多くの教育を受け、本当に恵まれた人生を送ってきた。アロンさんは、家族からも愛されず、刑務所に入るという険しい道を歩んだ。教育もどの程度受けることができたのかは不明だ。

それでも今は、同じときに同じ主の前で、同じ賛美を歌っている。まったく同じ方法で救われている。主の前では、どの人も同じなのである。そのことに今朝はやたら感動だった。

エルサレムの教会には、本当に地球上のあらゆる人種、ありとあらゆる過去と今を背負っている人々が集って、一緒に同じ主の前に立って賛美する。将来の天での賛美を思わされた。

<石のひとりごと:平穏な日常に思う>

イスラエルでは、南北国境で緊張が高まっているが、南部北部の町々以外は、いたって平和にやっている。

気温は、エルサレムでは、最高気温27-33度。ガリラヤ湖は39度、死海は42度まで上昇する。毎日ぎらぎらの夏だが、まだ入り口で、これからもっと暑くなっていくだろう。

子供達は先週から今週にかけて、小中高と夏休みに突入し、カイタナとよばれる夏休み子供クラブのようなものにかよいはじめた。子供たちをつれて海外旅行に出かける家族も少なくない。エルサレムも観光客であふれかえっている。

テルアビブでは、28日、毎年恒例の「ホワイトナイト」と呼ばれる夜を徹してのストリート・パーティが行われた。エルサレムでも27日から、旧市街でのライトショーが始まり、家族連れで賑わっている。テロへの懸念などどこふく風である。

https://www.youtube.com/watch?v=4yslM4TQ2xo

経済も安定し、イスラエルは今、建国以来、おそらく最も平和を謳歌する時代を迎えているのではないだろうか。

しかし、南北国境をみれば、この平和が突如として崩れる可能性は疑う余地がない。聖書の次のことばが思いだされる。

・・・主の日が夜中の盗人のように来るということは、あなたがた自身がよく承知しているからです。人々が「平和だ。安全だ。」と言っているそのようなときに、突如として滅びが彼らに襲いかかります。

ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むようなもので、それをのがれることは決してできません。しかし、兄弟たち。あなたがたは暗やみの中にはいないのですから、その日が盗人のようにあなたがたを襲うことはありません。

あなたがたはみな、光の子ども、昼の子どもだからです。私たちは夜や暗やみのものではありません。ですから、ほかの人々のように眠っていないで、目をさまして、慎み深くしていましょう。(第一テサロニケ5:3-6)
カテゴリ :イスラエル国内ニュース トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

テルアビブのゲイパレード:参加者25万人で記録更新 2018.6.12

 2018-06-12
6/8(金)、ガザ国境で、イスラエル軍がこれまでにないほどのデモを警戒し、20mおきに狙撃手を配置していた頃、同じ地中海に面し、ガザから70km北のテルアビブでは、盛大にゲイパレードが行われた。

今年はパレードが始まって20周年ということもあり、参加者はこれまでで最大の25万人と報じられた。パレード後の盛大なビーチパーティ(このビーチはガザのビーチに続いている)では、ユーロビジョンで優勝したネタさんもパフォ^マンスを披露した。

https://www.timesofisrael.com/over-250000-revelers-flood-tel-aviv-for-gay-pride/

<石のひとりごと>

今年は行かなかったが、テルアビブのゲイパレードに行っていつも思わされるのは、出エジプト記の中で、偶像の周りで踊って乱れているイスラエル人である。

凧に火をつけて飛ばすパレスチナ人、緊張して構えるイスラエル兵の列、そこからわずか   キロ地点では、おのおのビールを片手に裸同然で歩く同性愛者とそれに同意するイスラエルの群衆・・・これが全く同日同時刻に起こっていたと思うと、なんとも気がへんになりそうである。

まったくもって、人間のこの狂気を、神は天からどうみおろしていただろうかと思う。
カテゴリ :イスラエル国内ニュース トラックバック(-) コメント(-)
タグ :
≪ 前ページへ ≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫